「何をしたらよいかわからない」若者に伝えたい最初の一歩の歩み出し方
「何をしたらよいのかわからない」
という悩みを抱える若者にたくさん会いました(リモートですが)
「がくしゃか」という、学生と社会人をつなぐコミュニティ-のイベントに参加し、学生さんの悩み相談に乗る機会があったのです。
そこで聞いた悩みの最大公約数、それが冒頭の「やりたいことがない、何をしたらよいのかわからない」というもの。
若いころやりたいことなさすぎて公務員になった上、そこから20年かけてやりたいことを見つけて起業した僕にうってつけの質問!!
僕の答えは
「雑誌をバンバン読みなはれ、自分の好きなジャンルから領域を広げていくといいですよ」
同様のお悩みを抱える方も多かろうと思い、こちらにその概要を書き残しておきます。
やりたいことなんてなくて当たり前
そもそも学生のうちに知ることができることなんてめちゃ限定されてる。
なので、やりたいことなんてなくて見つかってなくて当たり前。
それなのに「すでにやりたいことある」って場合、(幸運な例外を除いて)大概が思い込みか幻想。
若いうちに思っている「やりたいこと」なんて、世界が広がれば容易に覆る(場合が多い)ものです。
だから、そういう悩みを持つ方がまず心掛けるべきなのは「世界を広げること」だと思います。
「それ具体的にどうやるねん?」って思いますよね?
了解!!
この時、悩める若者たちにお伝えしたアドバイスを以下にまとめときます。
興味がもてる領域の拡げ方
僕は就職した後、以下のようなことをやるようになって明らかに世界が広がりましたし、独立起業できたのもこのおかげだと思っています。
それは…
「図書館や書店に行って片っ端から雑誌を読むこと。」
最初は自分の興味のある領域の雑誌を読み、次にその隣接領域ーファッションが好きならインテリア、建築などーにジャンルを広げていきます。
すると、自分が好きなインテリアはこういうテイストかとか、好きな建築はこういうのか、とか、その世界・業界のこととともに自分の内面も深く探索することができるようになります。
こんな感じで自分の興味領域を広げていくと、ある時から自分が興味を持てる範囲が広がっていることに気づくでしょう(僕はそうでした)。
増えた引き出しがつくる「リアルな想像力」
こうなると、それまで全然興味がなかった領域の雑誌でも楽しめるようになります(この力を「面白がり力」と呼んでます)。
僕の場合、「月刊販売員」とか「月刊住職」とかそういう業界紙も攻めるようになりました。
読んでいると「へー、この業界にはこんな課題があるのか」とか「あー、なるほど。こういう視点で取り組まれてるんだな」とか楽しめるようになります。
これを続けていくと自分の「引き出し」がどんどん増えます。引き出しが増えていくと、直接知らない業界のことであっても、「あの業界でこういう感じだったから、おそらくこうだろう」という推測が成り立つようになります。
言い換えると「リアルな想像力」が身に着くようになります。
「想像力」というと荒唐無稽な空想を思いつく…みたいに思われるかもしれませんがそうではなく、相手の立場に立ってものを考えたり、行動に対する結果の予測精度を上げる力。
初めて会う人と仲良くなる助けにも、未知の事態に直面したときに対応する知恵にもなる、それが「リアルな想像力」です。
僕は、若いうちにこれを鍛えたおかげで、初めて会う人とも仲良くなるのが得意ですし、今の会社のメンバーもほとんどこの延長で仲間になってもらいました。
若いうちやるべきこと3箇条まとめ
まとめると、若いうちに優先順位をあげて取り組むべきことは
☑いろんなことに興味を持てる力(面白がり力)を増やす
☑リアルな想像力の源泉である「引き出し」を増やす
☑自分の興味の範囲を増やす中で自分の内面も知っていく
という3点。
もちろん、若いうちからやりたいことが決まっている人は別ですが、やりたいことがわからない人であれば、いずれどこかで必ず役に立つと思いますし、人生もより楽しめるようになると思います。
※今はコロナ感染の影響で、図書館や書店での長時間滞在もしにくいと思います。そもそも書店での書籍閲覧はブックカフェとかでやるべきです。本稿で書いたアドバイスを実践される場合、そうした社会通念に沿う形で行ってくださいね。
あと、もしまだ読まれていない方がおられたらこちらの記事もぜひお読みください。
自分の中に「新しい経験の蓄積を作っていく」ためにどんな態度が大事なのかを書いています。
公務員を退職、起業してから5年。
皆様のご支援でここまでやってくることができていますし、お読みいただいた皆様にも本当に感謝しかないです。(ありがとうございます!!)
ところで…僕が起こしたフィラメントという会社ではTwitterをやっておりますが、一向にフォロワー増えない問題に直面しております。
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