◇◇「あなたはそれ、どうやって責任取るの?」
「これから10年、20年が経ち、成長した被害者(娘)が、その時に振り返ったら、父親と性交渉をして妊娠したという、性被害に気付く訳でしょう」
「それは消えない記憶となる訳でしょう。結婚や妊娠を考えた時に、足かせになるかもしれない。あなたはそれ、どうやって責任を取るの?」
問い掛けはあくまで冷静な口調で行われたものの、どこか語勢を強めたようにも感じられた。
被告の父親が応じる。
「被害者の、そういった精神的、肉体的苦痛に、一生、親として、思い返せないようにしたい。寄り添って、親として、精一杯してあげたい」
◇◇「成長に伴って、被害の内容を理解することになる」
質問に続いて行われた論告求刑。
検察官は、未熟で思慮分別が不十分な被害者(娘)につけこんだ犯行は極めて悪質と非難。
家庭内という閉鎖的な環境内で、避妊具を付けず性交渉した結果、当時13歳だった実の娘を妊娠させ、さらに妊娠中期に中絶させたことは身体に大きな負担を強いるものだったと指摘。
「今後、成長に伴って、被害の内容を理解していくことになる」




















