年間100公演以上のツアーも…

浅田真央さんは、引退後に行った「浅田真央サンクスツアー」は18年5月から21年4月までのべ3年かけて全国50か所202公演、その後の「BEYOND」は1年で全国25か所103公演。オーディションで選んだスケーターたちと専属チームを組み、日本全国を回る、前代未聞といえるアイスショーのツアーを座長として敢行してきた。

「過去を超えて進化する」という思いがこめられたタイトルの浅田真央さんがプロデュースした公演「BEYOND」 写真/浅田真央公式インスタグラムより
 

荒川「その回数はもちろん、全国をツアーで回るアイスショーを持てるというのは、特別なことだと思いますし、スケーターとしてうらやましい限りです。しかも座長として、すばらしいショーをひっぱり、真央ちゃん自身の進化がとまらない。この間の『エバラス』に伺った時も、本当にびっくりしました。素晴らしいスケーターで、プロになってさらに進化していると知っていても、想像を超える進化と魅力に引き込まれて。今回『フレンズ』で真央ちゃんに声をかけたはいいけど、一緒にすべって大丈夫だろうかと……」

撮影/森清

真央「いやいやいや」

高橋「その気持ちわかります。本当に真央はすごいんですよ。エネルギッシュで。『エバラス』もすごい刺激だったけど、僕は現役復帰してアメリカ行ったりしていたので、真央のショーを直接見られなかった時期が長かったんですね、だから、『BEYOND』に行った時、すごい引き出し増えたなって驚いたんです。表現の幅がものすごく広がって、びっくりしたうえ、いったい、真央は何分すべるんだ?ってぐらい、出番が多いことにまた驚いて(笑)。ずっとエネルギッシュに滑っている姿が本当すごくて。僕は真央を戦友だと思っていると同時に、ライバルだと思っているので、真央はこんなショーを作っているのか、と非常に刺激になります」