名郷直樹

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名郷直樹
@nnago
60代の医者です。へき地医療に取り組んだ後、研修医教育を中心に活動し、2011年6月に西国分寺でクリニックを開業、2021年末をもって院長を退き、のんびり暮らしてます。40年ぶりにアマチュア無線を再開、2級取りましたが、やってることは初級です
東京 国分寺市youtube.com/channel/UCO3o7…Joined May 2010

名郷直樹’s posts

軽いかぜで医療機関を受診するという行動は、これを機会にやめるといいと思います。何もしなくても、風邪が治るということを身をもって経験しましょう。患者が減ると困る開業医があえてこう言っているのです
カレーを食べた人がそのあと死んでもそのせいとは思わないが、ワクチンの後に死ぬとワクチンのせいと思う。これは因果についてのデータとしては同等だが、どうしても後者に因果を見てしまう。これをバイアスと呼ぶ
クラスタ班の功績は大きいが、不十分な検査体制、不十分な医療体制の中、最初の相談窓口として奮闘した保健所の功績も同様に大きいと思う。保健所の皆さんありがとう。
風邪薬のCM。「早めの〇〇」とか、「絶対休めないあなたへ」とか、ウソついてましたと正直に表明して、直ちに中止してほしい。「その場の症状を軽くする薬です」と。早く治るわけでもなく、重症化を防ぐわけでもない
学校を始める際に、このまま学校に行かなくて済む道も残したほうが良いと思う。オンラインと自宅での学習だけで卒業できる道が正式にできると救われる生徒がたくさんいると思う
ワイドショーは、検査とか治療とかいう前に、保健所の頑張りをきちんと取り上げてほしい。もちろん普通のニュースでも。検査を阻んだ悪者にさえなっている。とんでもないことだ。保健所がなかったら、日本はどうなっていたか、そういう議論が必要だと思う
私は以前、鳥集さんに「人間力のある医師」として文芸春秋にで紹介されたことを恥じる。人間力は重要かもしれないがサイエンスを馬鹿にし過ぎだ。私が鳥集さんが勧めるような医師でないことを、この本を批判することで示したいと思う。この本にサイエンスはない
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鳥集徹
@torutoridamari
拙著新刊がAmazonで総合80位となりました。 ご予約いただいた皆様、誠にありがとうございます🙏薬やワクチンで後悔しないために、知っておいていただきたいことをまとめました。 あと3日で発売です。ご購入よろしくお願い致します🙇‍♂️amazon.co.jp/%E5%8C%BB%E8%8
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今のところ、インフルエンザ流行→検査陽性→タミフル、かぜ→抗生物質みたいなでたらめな医療のほうが一般には支持され、支持されているからこそ長々と続いているという事実を突きつけられ、愕然とする
インフルエンザの流行期に迅速キット陰性患者は半分以上、にもかかわらず、あちこちで検査がバンバン行われている。こうした診療が当たり前である限り、今回のコロナの検査で、全数検査、特に軽症者に対してはやめたほうがといってもむつかしい。しかし言い続けるほかない
新型コロナに対する医療の肝は、早期発見、早期治療にあるのではなく、ハイリスク患者の同定と重症化のサインを見逃さないことにある。これは本当にむつかしい
コロナ患者が1%で、この半年でカレー食べた人が50%なら、死亡者の絶対数で比較すれば、カレーを食べるとコロナより死ぬみたいなデータが簡単に出ます
30%以上に咳がなく、半分以上が37.5未満の発熱か平熱。ちょっと衝撃
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Dr. KID
@Dr_KID_
NEJMから、新型コロナウイルス感染症(COVID-2019)の特徴を述べた論文がでていますね。 近々、読んでみようと思います。 Clinical Characteristics of Coronavirus Disease 2019 in China nejm.org/doi/full/10.10
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感度特異度が理解できていない人に検査をさせるのは危険だ。医者でも理解できていない人がいるのは困ったことだが、それが現実。検査をする医師に、この検査の感度は、特異度は、陽性的中率は、陰性的中率は、とたずねてみるといい。怒りを買うだけかもしれないが
コロナの感染かどうかを知るのは重要ではありません。悪化傾向にあるかどうか、肺炎があるかどうか、重症かどうかが重要です
コロナ診療の混乱の基盤には、検査やり放題、処方し放題、経過をみるだけでいい人にも早期受診早期治療を、と進めてきたこれまでの診療があって、そういう診療を患者側も当然と思ってきた。そんなのは駄目だとこの際きちんと議論が始まるといいと思う
臨床試験でプラセボ群になる人はかわいそうという意見がありますがそうではありません。プラセボ群ははずれではありません。もしはずれだわかっているとその臨床試験は行うべきではない。どちらがあたりでどちらがはずれかわからないから臨床試験をするのです
臨床試験の基本中の基本すら理解していない人が理事長になってる感染症学会、化学療法学会。
コロナ検査は、医療崩壊とは関係なく、むやみにやらないほうがいい。事前確率と検査特性を考慮して、その後の診療、対策に影響するかどうかを考えて行う、という診療の基本は変わらない。まずそこんところちゃんと勉強してくれ
検査をしてもコロナの不安はなくなりません。陽性に出るのは実際の感染者のうち半数です。陰性はコロナでないことの保証にならないのです。軽症者が感染源になったり、医療現場を疲弊させることがないようにするのが重要です
出かけるのも、働くのも、もともと嫌いだった人にとって、コロナは助けになっている面がある。ペストのコタールは結構普通の人なんじゃないかな
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長尾医師のイベルメクチンについては、もはや議論の余地はないように思われる。日本の臨床試験でも効果が示されていない。海外でも同様の結果である。これらの臨床試験結果にどう反論するのか意見を聞きたい
岩田先生の発言とやり方について、内容は正しいが、やり方が間違っていると。そうかもしれない。しかし、世の中を変えていくのは、案外下手なやり方だったりする
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前書きに心筋炎の記述があるが、これは比較対照のないデータを使って、比較の際には感染時の心筋炎とワクチン時の心筋炎をそれぞれ別のデータベースからの数字で検討している。これは少なくとも同じデータベースからのデータで比較すべきだし、そういう研究がある。そういう研究を自分で探してください
検査感度が低いので検査しても区別がつきません。疑わしきは自宅待機です。大部分はかぜで終わります。検査必要論こそ医療機関での流行を船の中と同様広げてしまうのです
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書肆ふろすてぃ(古本屋/JN4IFD)
@Alice_fst
うわ、「そもそも検査しないと他と鑑別困難」なやつだ。古いコロナもあるしマイコプラズマもあるし。 新型コロナと鑑別する必要が無い(統計も特別な対策も不要)と判断するのならそれでも問題は無いけど。 流石に検査不要論はヤバすぎる。 x.com/nnago/status/1…
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メディアは医療に絶望し、医療はメディアに絶望している。そこでこそ対話の可能性を探りたい
検査を希望する人は、陽性なら隔離、陰性なら大丈夫、みたいなことを期待するかもしれませんが、陰性でも人に移す危険はありますし、陽性でも移さない方法はあります。そこに共通した対策は検査ではなく一般的な感染予防です。その方法は検査をしてもしなくても同じです
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インフルエンザワクチンについては医者がほとんど接種していないというが、多くのデータは医療従事者の接種率は一般より高いことを示している。
ちょっと血圧が高い、ちょっとコレステロールが高い、ちょっと血糖が高いけど、それだけという人の大きな不安に長年付き合ってきたけれど、大部分の人は健康で長生きできます、そういっても不安がなくならない。多くの人がほうっておくと大変なんて言うから。そういうことの害について考えてほしい
エビデンスの階層化による序列付けの問題の一つは、専門医の意見が最下層にあるところ。エビデンス全体を知っているのは専門家で、その専門家の意見こそ重要。それが役に立たないとしたら、その人は専門家ではない
頑張らない人が普通に生活できる世を目指したい。コロナ禍こそ。頑張る人は素晴らしい。でも頑張らない人も普通だと思う。ダメと言わないで。お願いします。
これは権威に弱い国民性の問題というより、権威側の非専門分野に関する思い上がりというしかないと思う。本庶先生は自身が臨床試験の素人だという自覚がない
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岩永直子 『言葉はいのちを救えるか?』『今日もレストランの灯りに』発売中
@nonbeepanda
新型コロナではノーベル賞受賞者の発言が非常に重んじられたけれど、それは検証されていいのではないかと思う。権威に弱い国民性の問題。 x.com/haba_survivor/…
コロナも臨床診断で、という話があるようだが、インフルエンザの時に検査なしにインフルエンザですというのがいかにめんどくさいことを引き起こしたかを考えると、現場はそれはそれで大変だ。結構怒鳴られたり怒られたり、本当大変
とにかく何か症状があれば検査して陽性ならアビガン投与しておけば死ぬ人はなくなるなんてのは今のところ妄想に過ぎない。そもそもコロナの診療は、診療全体のほんの一部に過ぎない。陰性の時こそきちんと治療のある病気を見逃さないことが重要。そういうこともわかってほしい
軽症者の中から誰が重症化するかを見分けるのは困難。重症化が始まるところがスタート。そのとき重症者を100人のなかからみつけるより10人から見分ける方が少しは容易。軽症者が大勢来院すると重症者の発見が難しくなる面がある。臨床医はこういうところで苦労している
抗菌薬出さない、かぜ薬出さないという説明をすると、そういう信念でやっておられるんですねとか言われる。これは信念ではなく、勉強結果で診療を変えているのでこういうことになる。抗菌薬やかぜ薬出すほうがどんな研究結果が出ようがそういう信念でやっているんですけどね
降圧薬を飲むか飲まないか、スタチンを飲むか飲まないか、血糖降下薬を飲むか飲まないか、いずれも質の高いエビデンスがあるが、全部どっちでもいいと思う
あえて言っておきたい。栄養も重要ではないし、筋力も重要ではない。大事なのは生活、人生。衰えることも、失っていくことも、それはそれで大事
ワクチンい圧倒的な効果がある以上、副作用死をゼロにするというような解決はあり得ない。副作用に対して手厚く対応するのが重要。中止すればいいというのは、ワクチンによって予防できる死亡を放置することになる。そこでみんな悩んでいるのに
家にいなさい ウイルスに負けない体は持てません 退屈に付き合う余裕を持ちなさい どこまでも動かぬからだと いつまでも寝ている力と 誰にも触れないような 孤独の日々を送りなさい 家にいなさい 家にいなさい そして心から退屈を楽しもう
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家族とうまくいかず、友達もなく、教師も助けにならず、勉強だけがお友達。そこで勉強がうまくいかなかったら、ただ一人の友達を失うようなものだ
政治家も官僚も大学も学会も専門医機構も製薬会社も、どれもこれもみんなやりたい放題。体制側が反社会という恐ろしい時代。どうすればいいのだ
検査陰性は病気がないことを保証しないという話が、医療従事者にもなかなか通用しない。電話の声がついついでかくなる。
インフルエンザの流行期にバンバン検査している人は、検査について全くの素人である可能性が高い。コロナの全数検査を主張する人も同様
予後が変わらないのであれば、がんは遅く見つかったほうがいい面があるのです。これがわからないと、みんな早期発見早期治療病から抜けられない
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早期発見早期治療を行うためには強いエビデンスを必要とするが、「ハイリスク患者の同定と重症化のサインを見逃さないこと」が重要というのは、それについてのエビデンスが不足するからこそ、それが重要で困難になっている。そういうことすらわからない臨床医もいる
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あなたが医学論文を評価するレベルはとても公共で発信できるレベルではありません。発言を控えるべきです。私を非難して、医学論文などほとんど読まない長尾医師などを非難しないことがそれを如実に表しています
PCRの保険適応撤回すべき。体調不良者の自宅待機の呼びかけこそ重要。専門家委員会は声を上げてほしい。報告の内容が反映されていない
これまでろくに考えもせず検査をしてきた医者の罪は大きい。その付けは我々医者が払うしかない
インフルエンザ流行期の検査陰性の半分以上はインフルエンザです。検査陰性の人をインフルエンザでないとして出勤、出席させるより、検査をせずに全員休むといううのがおすすめです。
もはやインフルエンザの検査をすべきかどうか、抗インフルエンザ薬を使うかどうか決めるのは世の中、患者の方であって、それに従わない医者が糾弾されるような場面が多々ある。逆に検査し放題、薬出し放題の医者は野放し。患者にも喜ばれたりする。一体どうなっていくのだ
今の政府を支持する人が、いくらきちんと感染対策をとっていようとも、とてもまともな人たちと思えない
効果があるかどうかはっきりしない薬を、臨床試験を経ずにドンドン投与することの非倫理性について、きちんと指摘しないといけない。プラセボかわいそうというのは無知であるだけでなく、非倫理的でもある
これは代用のアウトカム。効果は確認できていない。臨床試験の記事を書く人が最低限の知識もない。
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産経ニュース
@Sankei_news
塩野義のコロナ飲み薬、抗ウイルス効果を確認 sankei.com/article/202201 服用により、ウイルスの感染力を抑えられる効果を臨床試験(治験)で確認したと発表した。飲み薬を飲んだ患者が感染力のあるウイルスを持つ割合は、服用3日目の段階で、偽薬を飲んだ人に比べて6~8割減少していた。
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無症状の人を検査で見つけるのは検査感度から考えて困難ですし、検査結果が陰性でも接触者は隔離すべきです。無症状者が多く、偽陰性が多いからこそ、検査ではなく、全員に大した一般的な感染予防のほうがあるかに重要なのです
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久原 穏@「働き方改革の嘘 誰が得をして、誰が苦しむのか」
@3a878658cf61476
はい、感染予防の普及は何より大事ですね。不幸にも感染者はすでに発生し、無症状者が無自覚に溢れているのですから、見つけて隔離しない事には抑え込めません。デメリットを補って余りあるのが検査だと思います。 x.com/nnago/status/1…
認知症がそもそも病気かどうか、そこから考えないと。幸せに生きてる認知症の人がたくさんいる。それは本人の病気の問題というより、周囲との関係の問題。薬の力で何とかしてという周囲の動きは関係を悪くする。病気なのは周囲の人たち
論文をたくさん読むようになって明らかになったのは、自分の直感やさらには経験に基づいたものであっても、そうした考えがいかに幼稚なものであるかということでした。とにかく間違えるようにできている。
ワクチンに反対するということのうちには優生学的なものが含まれているということはもう少し議論されてもいいと思う。弱者、ハイリスク者が重症化して淘汰されて感染が収まればいいのだというふうに。ワクチンはそうした人を守る。
職場、学校、幼稚園、保育園などで「インフルエンザの検査をしてきなさい」はパワハラです。
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同じようにカレーを食べた後に死ぬ人を全部拾い上げれば、インフルエンザワクチン後に死ぬ人を全部拾い上げるということをしなければ、前者で死亡が100倍というデータもすぐ出せます。
製薬メーカーが頑張り過ぎて、無理やり臨床試験をして、統計学的に効果があるという。症状が問題となる認知症で千人単位で、見た目にはわからないレベルのスコアの点数の変化で比較しないと効果が分からない。そんな状況で臨床試験が行われる異常さ
かぜの原因特定は不要。肺炎の診断治療が重要で、そのうちの一つにコロナが加わったという状況。まずは治療のある肺炎の診断が先決だが、入院が必要な肺炎はもともとが重症な病気。5%が亡くなる。cmec.jp/article/846
EBMの実践とは、個別の患者に当てはまるかどうかはっきりしない他者のエビデンスを参照し、エビデンス以外の要素を考慮しなければ決められない中で、患者と相談しながら、具体的な医療を提供するということなのです