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Conversation

トランプ大統領狙撃事件は衝撃的だった。もうこの事件で当確だから「大統領」と書く。では根本的な問題として、なぜ暗殺まで試みて争うのか? 犯人は民主党に献金していたことが明らかになった。そこで今日は「アメリカは2つある」ことを解説する。アメリカ合衆国とアメリカ連合国じゃ! この話は高校の世界史教科書にも載っているが、 アメリカ合衆国(USA)が共和党であり、 アメリカ連合国(CSA)が民主党であることまではあまり知られていない。 そこで歴史を説明する。 アメリカが建国されたあと、黒人奴隷に基本的人権があるかないかで揉めた。 これは「黒人が可哀想」という側面も、有名な『アンクルトムの小屋』(黒人奴隷トムの不幸を描く)からわかるように否定できないのだが、  実際にはアメリカ北部の主産業である工業と、アメリカ南部の主産業である農業(綿花など)の対立が深刻だった。 人件費がかからない黒人奴隷労働で生産された安価な農産物が、北部の産業発展に邪魔だった。 安いから輸出品になる。 それを貿易相手国が買うと、北部の工業製品を買う分が無くなるとかな。 リンカーン大統領も黒人性奴隷が大好きで沢山子どもを産ませているぞ。 もちろん奥さんがいる状態で。 しかし、アメリカ連邦最高裁は、1857年にドレッド対スコット事件で 黒人奴隷に基本的人権はないという憲法判断をした。 こうして 「奴隷(無賃金)を使いたい人たち」と 「黒人奴隷は倫理的にアウトだし経済的にも悪影響」 と考える人々の対立が深まった。 なんだが現在と似ているよな。 「移民(低賃金)を使いたい人たち」と「移民労働者は倫理的にアウトだし経済的にも悪影響」と考える人々の対立が 民主党と共和党の対立なわけじゃな。 そこで19世紀のアメリカは、「最高裁まで黒人奴隷を肯定するなら銃弾で解決するぜ!」となり いわゆる南北戦争が始まった。 これ、南北戦争というのは日本人で、実際は「シビルウォー」という。内戦じゃな。 こうして、大日本帝国とドイツ第三帝国が殺したアメリカ人の数よりも遥かに多いアメリカ人が同じくアメリカ人に殺されて 戦争にはリンカーン率いる共和党が勝ったわけじゃ。 じゃあ、アメリカ連合国はどうなった? アメリカ合衆国(UAS)が勝ち、アメリカ連合国(CSA)は解体された。 しかし、政府が解体されたとしても、 その政府を支持していた沢山の人々の心は解体出来なかった。 現在の民主党は1828年1月8日からあるが、南北戦争のときは分裂していた。 そして、戦争が終わると、奴隷労働を奪われ没落した農民と、 没落して都市部に流れ低賃金労働者をしていた人々を取り込み、 支持基盤としていった。 民主党は、20世紀初頭かけてアメリカに移民してきた着の身着のままの移民たちに声をかけて党勢を拡大し、 ついには「アメリカ合衆国」の中で大統領をだすに至った。 しかし、その思想は昔と同じで、奴隷(的な人々)を必要とし、 政策は夢想的で現実味がなく、そのくせに強烈な人種差別思想をもつ。 1920年に国際連盟が発足したとき、大日本帝国が人種差別撤廃を主張した。 しかし、大反対して国際連盟(発足前に)を脱退したのが民主党のウィルソン大統領だった。 もちろん、広島と長崎に原爆を落としたトルーマン大統領も民主党じゃ。 江戸幕府に砲艦をちらつかせたフィルモア大統領も、共和党のリンカーン大統領とめちゃくちゃ対立していた。 アメリカは2つある。USAとCSAじゃ。 これを見極めねば正しく外交は出来ない。 日本人は共和党と民主党の争いを「平和な選挙」とか思っているが、 あれは戦争で決着をつけようと思ったら大量に人が死んで大変だから、かわりに選挙で決着をつけるわけじゃな。 でも、選挙で共和党が勝ちそうになると、票ではなく銃弾を使う奴がでてきたわけじゃ。 「そっちがその気ならやってやる」とトランプ支持者が思うのは、歴史的に当然と言える。 もし、トランプ大統領にあの銃弾が当たっていたら内戦になり、日米安保は機能不全になっていたから危なかった。 以上から、二つのアメリカを知って欲しくて書いた。来年からは平和になるぞ! 民主党は兵器が売れる戦争が大好きだからな。 みんなの意見を聞かせてな! ところで私が書いた『われ、正気か!』という本は、日本とアメリカの関係性と歴史的背景をわかりやすく、地元の言葉、広島弁で解説した。日米安保の適用範囲とか気になるよな! 写真は、あのトランプ大統領流血ガッツポーズの写真と同じレンズで撮ったわたし! 読んで深く知り一緒に日本を守ろうな! amzn.asia/d/0F6WSxq 電子版も各社ある! 地元図書館や学校にリクエストして応援してな! 文章が気に入ったらフォローしてな!
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