Qそれからどんな行動を?
―最初に肩を両手で触れたと思います。

その後、首を右手でつかむように触って、耳から首筋にかけて、両手親指でリンパを流すようにマッサージしました。

その後、腰をマッサージしました。すると、女性の体がびくっとなったので、ここは触れてはだめだと思いました。

女性は「あまり他人に触られるの慣れていなくて」と言いました。
その後、腰はやめて、肩と首をマッサージしました。

Q被害者のももを触ったことは?
―ないです。

Q鼠径部を触ったことは?
―ないです。

Qわいせつ目的ではなかった?
―性的な目で相手を見たつもりもなく、触ったのも同意を得たと思ったので、自分の性欲のためにマッサージしたわけではないです。


続いて、検察側が質問を行いました。

【検察側による質問】

Qあなたが明確に性別について違和感を覚えたのはいつですか?
―違和感を感じて悩んだのは、令和4年ごろです。

Q今回の犯行まで、女性として生きたいと行なったことはありますか?
―母親の化粧道具を借りたり、マニキュアやリップを買ったりしました。

女になりたいわけでなく、自分のコンプレックスであるヒゲや肌荒れ、肌をきれいにしたくてです。