Q具体的にどんな風に悩んだのでしょうか?
―昔から低身長で肌も白く、太りにくい体でした。
周りは身長が大きくなったり、男らしい体つきになっていくなかで、自分は身長160センチぐらいで、自分の体には変化が全然ありませんでした。
その後、ラジオを聞く中で、4~5年前から性別に関する話題、「ジェンダー」「ユニセックス」「LGBTQ」などという言葉を聞いて、「自分は無理して男である必要ないんだ」と考える時期がありました。
髪を染めたり、マニキュアを塗ったり、化粧道具を買ったりもしました。
性別に関しては、女になりたいわけではないです。
ただ、自分が男性として生きるのは生きづらいし、それは今でも思います。
Q女湯に入ったことは覚えていますか?
―はい
Qそれは今抱えている悩みに関係ありますか?
―男性の体でありながら、女湯に入るのは考えられないし、非常識だと思っていたけど、悩んで悩んで…いま思い出すと、自分が女湯に普通に入ることができるのであれば、自分は女性として生きていってもいいんじゃないかという自己解決。
自分のちょっとしたもやもやを取りたいがゆえに入ってしまいました。
大衆浴場の赤い暖簾をくぐった男、脱衣所には女性客が2人ほどいたということですが、服を脱いで浴場へ。洗い場で体を洗い、その後、湯船に浸かっているときに、被害女性に声をかけたといいます。