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暇空に対する名誉棄損裁判、判決に関する角田弁護士による解説です。 この判決の大きな特徴は事実をきっちり認定しながらそれに対する慰謝料額が破格に低い。名誉棄損ではこのくらいの金額と言うことはあるが、本件では事柄の特殊性を裁判官が理解できなかったのだろう。 なぜColaboがこういう活動をしなければならないのか。社会のどこにどういう問題があるのかを裁判官はほとんど理解できていない。 そういう社会の構造があるなかでColaboが必死になって支援活動をやってきた。それが暇空等により妨害されることにより、Colaboのスタッフはもちろん、少女たちにどのような被害がどのような被害を被ったかがほとんど考慮されていない。 裁判官はこの社会のジェンダー不平等の構造をほとんど知らないのだろう。そのことがColaboをこれだけ苦しめている。シェルター平等について、知識としてもないし、聞いたこともないのではないか。今までの法学教育は人権という一般的なことを教えても、ジェンダーということはどういうことなのかを教えることはなかった。そういう情報にほとんど接していない人が裁判官をやっているので、Colaboが向き合っている社会構造について裁判官の理解が足りなかったのではないか。 本件では被害を認定しながら、慰謝料を220万円とし、裁判官が被害の本質を裁判官が理解できていなかった。それを理解するだけの知識がなかったのだと思う。 ジェンダー平等については、自分が興味をもって積極的に理解しようとしていかないと、取り込めない知識だと思うので、これから法曹界でジェンダー平等教育をどのように進めていくのか、そしてその結果が判決の内容にきっちり反映されることを目指していかなければならないと思う。 女性の裁判官ならいいかというとそういうことではなく、社会的にどのような存在であるかと深く関係している。東京地裁のような権威ある場所で裁判長になるということは、女性であってもただの女ではだめ、フェミニスト出はもっとダメと言うことだと思う。男性がつくったヒエラルキーの中に入って行って、そこで評価を得られなければ女性が上に立てない現状がある。 そういう日本の遅れは今回の判決の慰謝料額にはっきり示されているので、これからの課題だと思う。
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のりこえねっと
@norikoenet
【のりこえねっと TV】 2024年7月18日 16:30〜 配信 『被告暇空茜・原告Colabo 裁判 判決報告会』 #暇空敗訴 youtube.com/live/VW4B8XWdi
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