計算式は長ければ長いほど、複雑に見えるものです。
今回は、同じ数字がずらっと並んでいる問題に挑戦してみましょう。
数字の間に挟まれている計算記号はそれぞれ違いますが、間違わずに正しい答えを出せるでしょうか?
問題
次の問題を解いてください。
4×4−4÷4+4
解答
正解は、「19」です。
この問題、4ばかりでどこからどう計算するのか混乱しませんでしたか?
次の「ポイント」で正しい計算の手順を確認してみましょう。
ポイント
この問題のポイントは、計算の優先順位です。
計算の優先順位は以下のようになっています。
1.カッコの中
2.掛け算、割り算
3.足し算、引き算
もし同じ優先順位の計算がある場合は、左から計算していきます。
改めて、今回の問題を見てみましょう。
4×4−4÷4+4
カッコがついているところはないので、最初に掛け算、割り算の部分を計算します。
4×4=16
4÷4=1
あとは残りの引き算と足し算を行います。
それでは、計算過程をまとめて見てみましょう。
4×4−4÷4+4
=16−1+4
=15+4
=19
答えの19までたどり着きましたね。
まとめ
今回は、4だらけの計算問題に挑戦しました。
同じ数字が繰り返し登場するとついつい数字に目がいってしまいがちですが、問題を解くには計算記号に注目する必要があります。
四則演算の優先順位は、どんな問題を解くにしても重要なルールです。
ルールを覚えたら、他の問題にも挑戦してみてくださいね。
※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。
監修:株式会社カルチャー・プロ(公式HP / インスタグラム)
「誠実なモノづくり」を信条とし、高い専門性を有する編集者が幼児から大人向けまで幅広い年代に向けての学習教材を制作する編集プロダクション。家庭や学校、塾などで日々使われている教材だけでなく各種テストや教養系の一般書などを制作。社会や教育を取り囲む環境の変化に対応するため、新しい技術にも着目し、教育業界の未来も模索しながら、下支えしている会社。社内はフラットに意見が言い合える雰囲気で、パートナー、クライアントからの信頼も厚い。
四則演算の問題にもう一問挑戦!