異世界迷宮へ行ったなら   作:三星織苑

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026 女神

 

 

 

 

 

ベイル亭五階

ダブルルーム五一七号室

 

 

 

 

 

 満足そうな笑みを浮かべていたロクサーヌだが、少しだけ不安の色をにじませた。

 

「ご主人様は、私が商館で聞いていた男の人とは全然違いました。五回もだなんて、すごすぎます。明日は私で満足していただけるか少し心配で……」

 

 もしかしたら俺は、ほんの少しだけ人より性欲が強いかもしれない。

 

 でも、ロクサーヌも悪いと思うの。

 こんなきれいな体を見せつけながら、乳首責め手コキをされたらどんな男だって連射してしまうだろう。

 きっと俺だけではないはずだ。たぶん……。

 

 

 

「ロクサーヌ。回数の問題じゃない。俺はロクサーヌと一つになること自体が楽しみだし、それが叶うならきっと幸せだと思う」

 

 俺の言葉を聞いたロクサーヌは少し驚いた表情を浮かべたあと、幸せそうに微笑む。

 

「そうですね。私も同じ気持ちです。明日はとても幸せでしょう」

 

 あまりにも嬉しい言葉にベッドから立ち上がり、思いっきり抱きしめて口づけを交わした。

 

 

 

 お互いに抱きしめ合っていた手を離す。

 

「それじゃあ、頭を洗おう」

「先にご主人様を洗わせていただきますね」

「ありがとう、頼むな」

 

 ベッドの側へイスを置き、あお向けになり準備をしているとロクサーヌが汚れていない方のたらいを持ってくる。

 

「ご主人様、少し頭を上げていただけますか」

 

 頭を上げるとロクサーヌはその下にたらいをセットした。

 そして、俺の頭を支えるとゆっくりと下ろし位置の微調整を行う。

 

 しっくりくる場所が見つかったのか、支えていた手を離すとお湯に浸かっている髪をゆっくりと梳きはじめた。

 ああ、ロクサーヌの優しい手つきがとても気持ちいい。

 

 しかし、それ以上に俺を釘付けにしているのは、目の前で揺れ動くこのふくらみだ。

 ロクサーヌの動きに合わせ、重量感を伴いながらゆっさゆっさと揺れ動いている。

 そのたわわに実った果実は健康的な美しさと煽情的な魅力を兼ね備え、俺の心を捉えて離さない。

 本当にきれいだ。このまま永遠にロクサーヌを見ていたい。

 

 

 

「あの、ご主人様……。そんなにじっと見られると恥ずかしいです……。それに、あの、また大きくなっていて……」

 

 すまんなぁ、本当にすまんなぁ。

 

「すまない。ロクサーヌを見ていたら、どうしてもこうなってしまう」

「あの、またお慰めしますか?」

「いや、大丈夫だ。先ほどしてもらって本当に満足しているのだ。これはそのうちおさまるから問題ない」

 

 本音のところは『是非お願いします』と言ってしまいたいが、このままではロクサーヌにエロガッパだと思われてしまう。

 もう、手遅れのような気がするが自制しておこう。

 

 

 

「ご主人様、水気を切りますので頭を上げていただけますか」

 

 促されるまま頭を上げると、ロクサーヌは片手で頭を支えながらもう片方の手で髪の毛を軽く握り、そのまま根元から毛先へ扱き水気を切っていく。

 

 

 

 水気を切ると、今度はタオルを髪にあてゆっくりと俺の体を起こしベッドに腰を下ろすよう導いた。

 そして、髪にあてていたタオルを持つとゴシゴシ擦るようなことはせず、包み込むように髪を覆い優しく水分を吸い取らせる。

 

 髪に負担がかからないように拭いてくれるなんて……。

 ロクサーヌ……。なんていい娘なんだ……。

 

 ロクサーヌの優しさに応えるためにも、今後も髪に気をつけて二十年後もフサフサであり続けるよう努力するぞ!

 

 そのための大切なルーティーンとして、拭き終わった髪のケアを行う。

 

手当て

 

 うん。確かにMPが抜けた。この行動はきっと重大な意味を持っていることだろう。絶対に無駄ではない。

 乾いたころにもう一発いっとこう。

 

 

 

「それじゃあ、次はロクサーヌの番だ。ベッドに仰向けになってくれるか」

「はい」

 

 仰向けになったロクサーヌの首筋とたらいの縁を合わせ髪がお湯に浸かるよう調整をした。

 

 ロクサーヌの髪に指を通し梳いていく。髪の毛が終わるとかわいらしいもっちりとした犬耳を優しく揉み洗う。

 

「ご主人様、とても気持ちがいいです」

 

 よかった。喜んでもらえているようだ。

 洗い終わると水気を切り、タオルで水分を吸い取っていき拭き終えたところでロクサーヌにも念じておく。

 

手当て

 

 うん。オッケーだな。

 

 

 

 

 

 髪を洗い終え、洗濯も済ませたところでロクサーヌに声をかけられた。

 

「ご主人様、買っていただいた寝間着を着たいと思うのですが」

「わかった、反対側を向いているから着終わったら声をかけてくれ」

 

 ロクサーヌとは逆方向に顔を向けベッドに腰かけると、クローゼットを開く音が聞こえキャミソールを身に着ける音が静かな部屋に響いている。

 

 あー、音だけでいろいろ想像してドキドキするー!

 

 

 

「ご主人様、着終わったので見ていただけますか?」

 

 振り向くと、そこにはエメラルドグリーンの海をそのまま身に纏ったような女神が降臨していた。

 ロクサーヌの美しさと優しい色合いがマッチし、現実離れした神秘的な雰囲気を漂わせている。

 それでありながら、キャミソールを押し上げている大きなふくらみとその頂にツンと浮き上がる麗しの果実が、俺の劣情を誘ってやまない。

 

 あまりの美しさに息も忘れて見とれてしまう。

 

 

 

「あの、ご主人様。いかがでしょうか?」

 

 少し恥ずかしそうにロクサーヌが問いかける。

 

「とてもよく似合っている。あまりの美しさに心を奪われてしまった」

「ふふ、ご主人様。お褒めいただきありがとうございます」

 

 しかし、緑と白をえらぶとはなぁ。

 元々着ていた服もそうだったが、もしかしたらロクサーヌの好きな色はグリーン系なのかもしれない。

 本当に、よく似合っている。

 

「ロクサーヌ、後ろの方も見せてもらえないか」

 

 回ってー!

 

「はい」

 

 その場でロクサーヌが回転すると、キャミソールの裾と尻尾がふわりと舞う。

 

 うおっ! 白いものが見えた!

 

 

 

「本当に美しい。ロクサーヌのためにあつらえたとしか思えないほどよく似合っている。まるで女神のようだ」

「ご主人様、それは褒めすぎです……」

 

 俺の言葉に頬を染め、恥ずかしがっている。

 

 何を言うんだ。完全に本心だぞ。ガチのマジできれいなんだもん。そりゃ言葉にしたくなるよ。

 

「まるでじゃないな、ロクサーヌは俺の女神そのものだ。お世辞じゃなく本心からの言葉だ」

「ご主人様……。ありがとうございます……」

 

 俺の本気が伝わったのか、ロクサーヌは照れながら笑みを浮かべ、尻尾がキャミソールを揺らしていた。

 

 

 

「それじゃあ、昼間に言っていたスキル結晶についての説明と、それとは別にロクサーヌに確認しておきたいことがある。他人に聞かれるわけにはいかないので昨日のような体勢で話をしよう」

「はい」

 

 ベッドに入り抱きしめると滑らかな絹の手触りが心地良い。

 そして、俺の胸には布を一枚隔てた向こう側から伝わる柔らかさと、コリコリと当たる感触。

 はぁー。なんて素晴らしい抱き心地だ。

 

 

 

 おっと、いつまでも浸ってないで話をしないとな。

 

「それでは、仲買人にたくさんのスキル結晶を発注した件についてなのだが」

「はい」

「ロクサーヌは、装備品にはスキルスロットというものがあるという説を知っているか?」

「いえ、初めて聞きました。どのような説なのですか?」

 

 まあ、原作でも知らなかったし、セリーの言ではドワーフでも知っている人は少ないということだったからな。

 

「装備品の中には、目では確認できないがスキルスロットというものがついている物があり、それがある物のみスキル結晶の融合が出来るという説だ」

「そうだったのですか。スキル結晶の融合にそんな秘密があったなんて……」

 

 いやいや、確かに本当のことだけどまったく疑うことなく信じるなんて素直すぎやしません?

 

「ただし、そのスロットを誰も見ることが出来ないので、その説については否定する人の方が多い」

「検証した者はいないのですか?」

 

 ところがぎっちょん、そう簡単にはいかないのよなぁ。

 

「検証の方法がないのだ。例えばアイテムボックスに入れたとしても、融合できる装備品も、融合できない装備品も、同じところに入れることが出来てしまうので違いが判らない」

「確かに、同じ装備品なのにアイテムボックスにまとめて入れることが出来ない物があるなんて聞いたことがありません」

 

 別物として扱われるなら一発でわかってしまうことだろう。

 まあ、それが可能だった場合、俺の優位性が失われてしまうわけだが。

 

「それに、融合に失敗するとスキル結晶は失われ、装備品は素材に戻ってしまう。その素材を使って新たに装備品を作ることはできるが、新たにスロットがつく可能性があるため、証明にはならない」

「難しいのですね」

 

 ここまでの話を聞いて、ロクサーヌは考え込んでいるようだった。

 

「まあでも、これはスキルスロットを確認できない場合の話だな」

「え?」

 

 俺の言葉に驚きの表情を浮かべこちらを見る。

 

「昨日盗賊を捜索に行くときに説明したボーナススキルの鑑定だが、なにもこれは人にしか使えないわけじゃない」

「まさか……。ご主人様……」

 

 ふっふっふー。ナイスリアクション。

 そのまさかなのだよロクサーヌくん。

 真剣に話を聞いてもらい、反応を返してもらうとこんなにも嬉しいものなのだな。

 

 ……くそっ、あいつらめ。領収証を出すときは使用用途を裏書しろとか、年末調整書類を期限までに出せとか、年休を使うならちゃんと申請書を出せとか、出張復命書を出せとか、備品を買うなら稟議書を回せとか、毎回毎回同じことを言わせやがって。

総務を下に見てこっちの話をまともに聞きやしねぇ。

 

「そう、鑑定は装備品に対しても使える。より正確にいうならアイテムに対して使える、だな。装備品に鑑定をかけるとスキルスロットの有無がはっきりわかる」

「では、ご主人様が選んだ装備品にスキル結晶を融合すると絶対に成功するということですか?」

「そうなる」

「ご主人様、すごすぎます」

 

 ボーナスポイント関係のことを褒められると、つい俺の力じゃないとか謙遜しそうになってしまう。

 しかし、それを言うとロクサーヌを悲しませてしまうことがわかるためこらえる。

 

 

 

「昨日、木の盾を購入するとき先にいくつか取って、その中からロクサーヌに選んでもらっただろう? あれはスロットつきの中から選んで欲しくてそうしていたんだ」

「そういうことだったのですね」

 

 ロクサーヌは納得したように頷いた。

 

「今後も装備品を選ぶ際にはこれを行いたい」

「当然のことだと思います」

「ロクサーヌを驚かせてしまったが、スキル結晶の大量発注についてはこのような理由があったのだ。決して博打を打つつもりはない」

 

 その言葉を聞くと、ロクサーヌはハッとして顔をこわばらせる。

 

「ご主人様を疑うようなことを言ってしまい申し訳ありませんでした……」

「いや、普通ならどう考えてもおかしな行動なんだ、ロクサーヌは俺を心配してくれただけで何も悪くない。それに、俺は常識を知らないため間違いを犯すことが多いだろう。それを指摘してもらえると本当に助かる」

「はい。ご主人様、ありがとうございます」

 

 よかった。ロクサーヌの顔にかわいい笑顔が戻った。

 俺はこの世界の常識が全然ないんだ。おかしな行動を取ったときに指摘してもらえないと大変なことになるからな。

 

 

 

「それから、今の話とは関係ないのだがロクサーヌに相談したいことがある」

「はい、なんでしょう?」

「昨日話したギルド神殿での固定で装備品が出る件だ。長年そのジョブについている人ほど装備品が出やすく、良い品が出る確率も高くなる。おそらくこれは、レベルが高いためボーナスポイントが貯まっていることで起こる現象だと思われる」

「ご主人様の話を聞いた後だとそうとしか思えませんね」

 

 まず間違いないだろうな。

 

「そこでだ、今から説明することを聞いて、実行可能かどうかロクサーヌに判断してもらいたい」

「わかりました」

 

 ロクサーヌが頷いたのを確認し説明を始める。

 

 

 

「まず、お金に困っている人や、ジョブにこだわりがない人に契約を持ち掛ける。契約内容はジョブの固定を行うと数万ナールの報酬を支払い、もし装備品が出現したら俺たちの物になるというものだ。金額については相談だな」

「はい」

 

 ロクサーヌの様子をうかがうと、特にここまでは引っかかるところはないようだ。

 でも、少しだけ顔が曇ったか? 懸念点がある?

 

「しかし、契約した相手のレベルが低いと装備品が出ず無駄金を使うことになってしまう。そこでだ、契約した者をパーティーメンバーに入れ経験の共有を図る。普通のパーティーに比べると、ロクサーヌのおかげで魔物を素早く見つけることができ、魔法やデュランダルのおかげで魔物の殲滅速度が早い。しかもこれらには、まだまだ伸びしろがあり今後どんどん強力になっていく」

「え?」

 

 魔法関係では、魔道士や遊び人を併用した連続魔法や、勇者のパーティー効果、ひもろぎのスタッフや知力のパラメータに極振りなど。

 

 デュランダルについては、MP吸収を頼りにオーバーホエルミングやオーバードライブを常時使用したうえで、攻撃時に毎回ラッシュやスラッシュを叩き込むことも可能だろう。

 

 そして、いずれ加入するであろうミリアの暗殺者と俺の博徒での石化攻撃のコンボ。

 

 なにより、基本でありながらもっとも強力な常人の最大四百倍の経験値効率によるレベルアップ。

 

 

 

「ボーナススキルで獲得経験値二十倍というものがある。今は無理だが、迷宮の上層で戦うことができるようになったら、これを使い数日で一気にレベルを引き上げることが可能だ」

「そんなことができるのですか?」

「あくまでも、上層で安定した戦いができるようになってからの話だが、おそらく数日で迷宮に入らない人の数十年分の経験を得られることだろう」

「ご主人様……。すごすぎます……」

 

 計画を説明したところで問いかける。

 

「ロクサーヌは今説明したことについてどう思う? 実行可能だろうか?」

 

 ロクサーヌは少し考えてから答えた。

 

「提示する金額次第でしょうが、おそらく実行可能だと思います……」

 

 答えたロクサーヌの顔は完全に曇ってしまっている。

 なんだ? 一体どうしたというんだ?

 

 

 

 ……あっ。ロクサーヌは税金が払えなかったせいで奴隷落ちしてしまっている。それを思い出したのか。

 

 思わずロクサーヌを抱きしめている手に力が入ってしまう。

 

「ご主人様……」

「すまない。奴隷になったのには事情があるよな。ロクサーヌの気持ちも考えず、こんな話をして本当にすまなかった」

「大丈夫です、ご主人様」

 

 そう言うとロクサーヌは俺の顔に手を当てゆっくりと撫でさする。

 

 

 

「私は成人する前に両親を亡くし、そのあとは叔母の家に世話になっていました」

「ロクサーヌ、いいんだ。辛いなら話さなくてもいい」

 

 税金の支払いに困り親戚に売られたロクサーヌにあんな話をしてしまった。

 本当に俺は考えなしの馬鹿野郎だ。

 

 少しでも慰めになればと、抱きしめていた手を背中に当てゆっくりと撫でる。

 

 

 

「いえ、ご主人様には私のことを知っていただきたいのです。聞いていただけますか?」

「もちろんだ」

 

 返事をするとロクサーヌは話を続ける。

 

「しばらく世話になっていたのですが、叔母の家族は優しく接してくれて私のことも家族のように扱ってくれました」

 

 そうだったのか。優しくしてもらっていたのか。

 あのバラダム家の女さえいなければ幸せに過ごせていたのかもしれない。

 

「ですが、あるときからどんどん家計が苦しくなっていったのです。叔母も叔父もいとこたちもお金を稼ぐために必死で働いていました。私も家にお金を入れるため探索者パーティーに入れてもらい稼ごうとしたのですが……」

 

 駄目だったんだな。

 ロクサーヌの家に金がいかないように手を回したと言っていたんだ。どうしようもなかったのだろう。

 

「そして、遂に今年は家族全員分の税金を用意することができなかったのです……」

 

 そのときのことを思い出したのだろう。ロクサーヌの顔には悲しみが浮かんでいる。

 

「叔父は家族ではなく他人だった私を奴隷として売ることに決め、さらに性奴隷になることを了承させられてしまいました。私は何て酷いことをするのだと、一生恨むと心に誓ったのです。叔母やいとこからは謝罪をされましたが、それに対して私は捨て鉢な態度を取ってしまいました」

 

 家族だと思っていたのに性奴隷として売られたんだ、そりゃショックだっただろうなぁ。

 

 だが、原作の描写からすると叔父の行動はロクサーヌを守るためのものだったと思われる。

 おそらくその前からロクサーヌを渡すようにバラダム家から打診があったはずだ。

 しかしそれに応じず、奴隷にするときにも狼人族に売らないよう条件を付けている。

 そんな条件を付けなければ売却額は遥かに高くなったはずなのにだ。

 あの女からロクサーヌを救いつつ、家族を守るにはこの方法しかなかったのだろう。

 

 ……原作のことについて話をするときに、このことについても話をしてみよう。

 

 少しでも気持ちが落ち着いてくれるよう、ロクサーヌの背中をトントンと優しくたたく。

 

「商館に入り奴隷について色々なことを学びました。奴隷には食事を満足に与えず、常に裸足で過ごさせ服も一着しか準備しない。床で寝かせ毛布も用意せず、ベッドに上げるときは乱暴に性処理として使うときだけ。そういう主人がいると聞き、私は自分の将来が恐ろしくなりました」

 

 まだ十六の女の子だ。本当に怖かっただろうな。

 

「ですが、ご主人様に購入していただいてからは、本当に幸せなことばかりでまるで夢の中にいるみたいです。昨日も言いましたが、美味しい食事にきれいな服。そして、今日は高級な服にこんな素敵な寝間着まで。明日から暮らす家には部屋と家具まで用意していただいています」

 

 よかった。ロクサーヌを購入出来て本当に良かった。

 これからもずっと幸せであり続けてもらえるよう努力しよう。

 

「ご主人様。私は明日かわいがっていただけるのが待ち遠しいです。私をちゃんとご主人様のものにしてくださいね」

「ロクサーヌ、話してくれてありがとう。そして、明日は俺のことについて話すので聞いてもらいたい」

「はい、ご主人様」

「じゃあ、そろそろ寝るか」

「はい」

 

 おっと、寝る前に手当てをいっとこう。

 俺とロクサーヌの頭皮と髪の毛に手当てを念じる。

 

 よし、これでオッケーだ。

 

 

 

 カンテラの火を吹き消すと、抱きしめ合いながら舌を絡めた。

 

 

 

 

 

田川 歩 男 18歳

探索者 Lv21 英雄 Lv18 魔法使い Lv21 戦士 Lv18 僧侶 Lv15

 

BP振分 残BP:0

キャラクター再設定:1

フィフスジョブ:15

鑑定:1

必要経験値十分の一:31

詠唱省略:3

ワープ:1

ジョブ設定:1

MP回復速度二十倍:63

知力上昇:3

 

所持金:388,392ナール

 

春の3日目


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