大型トラックと軽乗用車の事故 80代の女性死亡

 24日午前、川口市の市道交差点で、大型トラックと軽乗用車が衝突する事故があり、軽乗用車に乗っていた85歳の女性が死亡しました。

 24日午前9時ごろ、川口市上青木西の信号機のある市道交差点で、大型トラックと軽乗用車が出合い頭に衝突する事故が起きました。

 この事故で軽乗用車の後部座席に乗っていた川口市川口の無職 崎野和子さん(85)が病院に運ばれましたが、頭を強く打つなどして、およそ3時間後に死亡が確認されました。

 また、軽乗用車を運転していた50代の女性が、首などに軽いケガをしました。警察は、トラックを運転していた東京都八王子市の配送業 小俣浩容疑者(49)を過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕しました。

 警察によりますと、軽乗用車のドライブレコーダーの映像などから、トラックを運転していた小俣容疑者の信号無視が事故の原因と言うことです。

 警察の調べに対し小俣容疑者は、「交差点で事故を起こし相手にけがをさせたことは間違いありません」と容疑を認めているものの「信号の色は覚えていない」と供述しているということです。

県自治体DXセミナー2024

 県内の自治体職員がAIの活用方法を学ぶセミナーがさいたま市で開かれました。

 セミナーは、県情報サービス産業協会が主催し、ことしで11回目を迎えます。

 24日は、県や市、町の職員およそ30人が参加し、AIの活用方法や自治体のDX推進について学びました。

 はじめに、企業での生成AIの活用例として、従業員が「3年目の有給休暇の付与日数は?」と質問して、社内文書をアップロードするだけで適切な回答を返すことが出来るシステムなどを説明しました。

 このあと、行政や企業の業務・システム改革などに関する調査に携わる狩野英司さんが講師として、『自治体におけるAIの新たな可能性』をテーマに、デジタル技術の利点として職員の能力強化を挙げ、生成AIを利用するため、職員向けの教育や研修の必要性を呼びかけました。

県内複数箇所で突風か

 県内は、24日昼前から天気が急変し、さいたま市で最大瞬間風速22.3メートルを記録するなど、7月としては観測史上最大となりました。

 また東京電力によりますと、県内では午後1時ごろおよそ4万2000軒が停電しました。

 午後1時すぎ、さいたま市にあるロイヤルパインズホテル浦和では、エレベーターやエスカレーターが一時停止しました。

 また、鳩山町で午前11時51分に最大瞬間風速20.1メートル、さいたま市で午後0時16分に22.3メートルと、いずれも7月の観測史上最大となりました。

 消防によりますと、JR川口駅近くの建物で看板が落下し、近くを歩いていた60代の男性の頭に当たり、けがをしました。

 このほか、毛呂山町では、高校のグラウンドで木が倒れ、男子生徒が頭にけがをしました。

 また、さいたま市でも強風にあおられるなどして4人がけがをしたほか、各地で倒木が相次ぎました。

 JR東日本によりますと、東北新幹線上野ー大宮間の下り線の線路内に網戸が落ちていた影響で、一時、運転を見合わせました。

白岡に世界最大級のイチゴ栽培施設建設

 白岡市で耕作放棄地を活用した世界最大級のイチゴ栽培施設を整備することになり、藤井栄一郎市長と事業関係者が、さいたま市で記者会見を開きました。

 事業に取り組むのは山梨県の農業法人「サラダボウル」と東急不動産です。

 市などによりますと、東北自動車道の久喜白岡ジャンクション近くの篠津地区には耕作放棄地が広がっていて、30年以上にわたり不法投棄などの問題を抱えていました。

 サラダボウルは26.8ヘクタールの耕作放棄地を買い取り、このうち20ヘクタールでイチゴをハウス栽培する施設などを整備する予定です。

 施設にはAIなどの最先端技術を導入し、まずは今年度中に1.7ヘクタールに施設を建設します。

 その後、イチゴ狩りを体験できる観光農園や直売所、レストランなども併設する予定です。

 市によりますと、施設の建設に伴い300人以上の雇用創出や地域産業の活性化が期待できるということです。

郵便局強盗致傷 中国人留学生が起訴内容認める

 去年2月、川口市の郵便局に刃物を持って押し入り、局員2人を切りつけて現金を奪ったなどとして、強盗致傷などの罪に問われている中国人留学生の男の裁判が24日、さいたま地裁で始まり、男は起訴内容を認めました。

 強盗致傷などの罪に問われているのは、東京都荒川区の中国人・留学生、陳秀平被告(28)です。

 起訴状などによりますと、陳被告は去年2月、川口並木郵便局に刃物を持って押し入り、局員2人を切りつけて現金6万円を奪った罪などに問われています。

 24日の初公判で、陳被告は起訴内容について「間違いありません」と認めました。

 このあと行われた冒頭陳述で、検察側は「ビットコインにつぎ込んだ金を埋め合わせるために強盗に及んだ」と指摘しました。

 一方、弁護側は「高度な計画性や積極的な攻撃はない。陳被告には、更生する意思と環境がある」と主張しました。

 判決は7月31日に言い渡されます。