長野の上位100社、売上高5兆6820億円 23年度
帝国データバンク長野支店(長野市)がまとめた長野県内企業の売上高上位100社の2023年度の売上高総額は5兆6820億円だった。3年連続で過去最高となったが、前年度からの伸びは0.5%で成長は鈍化した。100社のうち増収は73社と22年度よりも13社減った。
23年4月期〜24年3月期の決算の内容から長野県に本社がある企業の単独売上高を抜き出し集計した。首位はセイコーエプソンの8577億円、2位は軸受けなどを手掛ける機械部品大手のミネベアミツミ(7944億円)、3位は食品卸のマルイチ産商(2030億円)だった。
売上高の伸び率ランキングでは建設系企業が目立つ。1位は積水ハウス建設上信越(長野県千曲市)、3位はビジネスホテルチェーンのルートインジャパン(東京・品川)の店舗開発・施工管理を担うルートイン開発(同県上田市)だ。2位のVAIO(同県安曇野市)は法人向けを中心にパソコン出荷台数を伸ばした。