本土と東京の美しい島を結ぶ東海汽船株式会社(本社・東京都港区)が15日、1889年(明22)創業から130年を迎える。

同社は「繋ぐ」というコンセプトで来年6月に大型客船3代目「さるびあ丸」、7月に高速ジェット船「セブンアイランド結(ゆい)」の2隻を就航させる。3代目「さるびあ丸」は2代目の代替船として、東京から大島、利島、新島、式根島、神津島航路と夏の東京湾納涼船として運航する。スーパーエコシップで、バリアフリー対応だ。

「セブンアイランド結」はセブンアイランド虹の代替船で、25年ぶりに建造される。「早い」「揺れない」「快適」な船で、ジェット船初のバリアフリー対応である。東京・熱海から大島、利島、新島、式根島、神津島航路を運航する。

2隻の船体のカラーリングは美術家の野老朝雄(ところ・あさお)氏がデザイン。描かれたロゴは船に不可欠なロープの結び目を表現しており、130周年のロゴマークにも使用されている。「セブンアイランド結」は船の速さを表す単位のKNOT(ノット)という言葉に「結ぶ」という意味もあり、命名。

2隻の新造船は新しいけれど、どこか懐かしく温かい、そんな船旅の思い出をお届けする。

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