「サポートカー」限定運転免許導入から2年 県内で取得者なし

高齢ドライバーの事故を防ごうと、安全機能を備えた「サポートカー」に限定した運転免許が導入されてから2年が過ぎましたが、大分県内では23日までにこの免許を取得した人が1人もいないことが警察への取材でわかりました。
警察は「運転に不安がある人はサポートカーの免許取得を検討してほしい」としています。

全国で高齢ドライバーの事故が後を絶たないことを受けておととし5月から、自動ブレーキやアクセルペダルの踏み間違い防止装置などの安全機能を備えた「サポートカー」に限定した運転免許が導入されました。

導入から2年が過ぎましたが、県内では23日までにこの免許を取得した人が1人もいないことが警察への取材でわかりました。

警察によりますと、県内ではことしに入って23日までに交通事故で16人が亡くなっていて、このうち9人が65歳以上の高齢ドライバーが関係する事故だったということです。

「サポートカー」の免許は免許更新の際に切り替えることも可能で、警察は「身体機能の低下などで運転に不安がある人は家族と相談したうえで、免許を自主返納するかサポートカーの免許取得を検討してほしい」としています。

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