八王子3人射殺から26年 「諦めてはいけない」当時高校生だった被害者の同級生が追悼礼拝

2021年7月31日 18時57分
 東京都八王子市のスーパーで女性3人が射殺された強盗殺人事件は7月30日に未解決のまま発生26年となった。被害者の一人矢吹恵さん=当時(17)=が通っていた町田市の私立桜美林高校では31日、追悼礼拝で同級生らが祈りをささげた。
未解決のまま26年を迎えた事件への思いを語る鷹野めぐみさん=東京都町田市の桜美林高校で

未解決のまま26年を迎えた事件への思いを語る鷹野めぐみさん=東京都町田市の桜美林高校で

 礼拝が開かれたホールの机には、制服姿でほほ笑む矢吹さんの写真とヒマワリなどの花束が置かれた。同級生や当時の教師ら13人が、賛美歌が流れる中で黙とうした。
 中学、高校時代の同級生だった大田区の会社員鷹野めぐみさん(43)は「明るいごく普通の女子高生だった。なぜあの子だったのか」と涙ながらに友をしのび、「このまま解決しなかったらという焦りや怖さがあるが、諦めてはいけない」と語った。
 事件は1995年7月30日夜、スーパー「ナンペイ大和田店」の二階事務所で、アルバイトの矢吹さんら女性3人が頭や顔を撃たれて死亡した。情報提供は、八王子署捜査本部=電042(621)0110=へ。(奥村圭吾)

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