八王子スーパー射殺15年目前/「罪償って」母校で追悼

2010/07/24 17:54

 

 被害者の1人、矢吹恵さんが通っていた桜美林高校で、冥福を祈る関係者=24日午後、東京都町田市

 被害者の1人、矢吹恵さんが通っていた桜美林高校で、冥福を祈る関係者=24日午後、東京都町田市

 東京都八王子市のスーパーで3人が射殺された事件が30日で発生から15年になるのを前に、被害者の1人、矢吹恵さん=当時(17)=が通っていた桜美林高校(町田市)で24日、追悼礼拝が行われた。

 校舎の会議室に置かれた笑顔の矢吹さんの写真を前に、当時の同級生や恩師、小中学校時代のピアノ教師ら25人ほどが参加。賛美歌が流れる中、黙とうをささげた。

 同級生の鷹野めぐみさん(32)は「あっという間の15年。スクールバスを降りてから校舎までの道のりは変わらないのでいろいろと思い出す」と振り返り、容疑者に対しては「当初は憎しみが強かったが、今はとにかく自首して罪を償ってほしい」と話した。

 事件は1995年7月30日、スーパー「ナンペイ大和田店」の2階事務所で、アルバイトの矢吹さんら3人が頭や顔を撃たれ殺害された。

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