読書会

 哲学コースでは学部生や大学院生が主体的に勉強会を開催しています。開催案内は随時公開されていますので、以下の詳細をご覧ください。

 33号館501号室(哲学コース室)が空いている場合、勉強会の場所として使用可能です。希望者は使用願のフォームを記入し、助手までご提出ください。

2024年度

ヘーゲル『精神現象学』読書会

場所:33号館501号室(哲学コース室)
日時:2024年8月3日~9月28日、毎週土曜日13:10-14:50


プラトン『ポリティア』読書会

場所:33号館501号室(哲学コース室)
日時:2024年7月29日~年9月30日、毎週月曜日13:10-14:50


非古典論理の勉強会

目標: 現代論理学およびその哲学的諸問題について基本的な理解を得ることを目標とする。この勉強会ではとりわけ非古典論理の展開に焦点を当てる。諸体系が定式化された動機や背景を把握したうえで、個々の定義について正確に理解し、重要な定理(メタ定理)の証明をひとつひとつ丁寧に追うなど、時間をかけて着実に理解することを重視する。

場所: 33号館501号室(哲学コース室)
日時: 夏休み中の平日に毎週実施(曜日と時間は随時決める)

使用テキスト: Priest, G. (2008) An Introduction to Non-Classical Logic.

なお、この本で扱われている内容は多岐にわたるが、それらすべてを限られた時間だけで扱うことはできないため、特にどのトピックに重点を置くかに関しては参加者の関心や希望に応じて決める。(様相論理、直観主義論理、多値論理、関連性論理など)

備考: おもに非古典論理を扱いますが、まずは古典命題論理や一階述語論理の基本的な事柄の確認から始めるため、事前知識は特に必要ありません。 参加希望の方は、饗庭大地(daichi.aiba(at)asagi.waseda.jp)までご連絡ください。


フェミニズム哲学読書会

フェミニズム哲学についての基本的な理解を得る、または深めるために、フェミニズム哲学の代表的な論文を読む読書会を行います。

◎日程: 毎週木曜日6限(18:55〜20:35)
 ※遅い時間のため、参加者の希望次第で変更する可能性があります。
◎初回予定日: 5月9日(木)6限 18:55〜20:35
◎場所: W space (詳細は主催者まで)
◎テキスト: 木下頌子・渡辺一暁・飯塚理恵・小草泰編訳『分析フェミニズム哲学基本論文集』2022年, 慶應大学出版会
 ※毎週一本収録論文(全8本)を読み進める予定です。
 ※全論文読書後、希望があれば、参加者の読みたいテキストや、候補として考えているテキストを新しく読む形での継続も視野に入れています。

フェミニズム哲学をあまり知らない方や専門とされている方、学部生や大学院生など、色々な方に参加していただけたらと思います。

ご興味ある方は、逢坂暁乃のメールアドレス(so.xw-w(at)fuji.waseda.jp)まで、ご連絡ください。


言語哲学の読書会

目標:現代の言語哲学について、基本的な事柄を知ると同時に、重要文献の原典読解を通じて専門的な議論に関する理解を深めることを目標とする。
会場:33号館501号室(哲学コース室)
曜日:毎週水曜日
時限:4限(15:05-16:45)
使用テキスト: 言語哲学の古典的な文献、およびそれに影響を受けた重要な文献を扱う。扱うテクストは参加者と相談してその都度決める。事前にレジュメ担当者がレジュメを作成し、読書会の中では参加者で検討を行う。

参考として昨年度(2023年度)に扱った文献をいくつか挙げる:
[1] Quine, W. V. O. (1951). Two Dogmas of Empiricism. Philosophical Review, 60(1), 20–43.
[2] Wettstein, H. (1986). Has Semantics Rested on a Mistake? The Journal of Philosophy, 83(4), 185–209.
[3] Field, H. (1994). Deflationist Views of Meaning and Content. Mind, 103(411), 249–285.
[4] Yli-Vakkuri, J. (2018). Semantic externalism without thought experiments. Analysis, 78(1), 81–89.
[5] Evans, G. & Altham, J. E. J. (1973). The Causal Theory of Names. Proceedings of the Aristotelian Society, Supplementary Volumes, 47, 187–225.

参加希望の方は、饗庭大地(daichi.aiba(at)asagi.waseda.jp)までお願いいたします。


セラーズ読書会

目標:セラーズのテクストを読解することを通じて、彼の「所与の神話」批判をはじめとする議論を理解するとともに、現代の分析哲学に与えた影響について学ぶ。
会場:33号館501号室(哲学コース室)
曜日:毎週火曜日
時限:3限(13:10~14:50)
使用テキスト:
原典 [1] およびその邦訳 [2] を用いる。
[1] Sellars, W. (1997). Empiricism and the philosophy of mind. Harvard UP.
[2] 浜野研三訳 (2006)『経験論と心の哲学』岩波書店.

参加希望の方は、饗庭大地(daichi.aiba(at)asagi.waseda.jp)までお願いいたします。