紅こうじサプリメントとの関連が疑われる健康被害が起きた小林製薬の小林一雅会長(84)と小林章浩社長(53)が辞任する方針を固めたことが22日、分かった。23日にも開く取締役会で決める見通し。後任の社長には山根聡専務(64)を充てることで調整している。被害把握から公表まで約2カ月かかった対応に批判が出ており、創業家出身の経営トップ2人が責任を取る形で、一線から身を引くことになった。
小林製薬の対応については外部の委員で構成する「事実検証委員会」が調査しており、公表遅れによる幹部の経営責任を認定するかどうかが注目されていた。22日で発覚から4カ月となった。
この記事は有料記事です。
残り475文字(全文755文字)