88歳の20億トレーダー藤本茂「2024年は強気でいい」「株は人間が売り買いするもの。理屈だけでは動かんのや」
88歳にして一日のほとんどを株取引に費やすデイトレーダーの藤本茂氏。昭和、平成、令和と約70年にわたり株式市場を見続け、その資産を20億円超まで伸ばした藤本氏は「日本の株式市場はまだまだ強い」と見る。藤本氏ならではの株式市場の見方と、日経平均株価が最高値を更新した日に藤本氏が売買していた銘柄を紹介する。みんかぶプレミアム特集「円安狂騒曲」第3回。
「まだしばらくは高値が続く」「株は理屈だけでは動かんのや」
2023年から上昇基調にある日経平均株価。そんな中で、2023年前半には資産16億円ほどだった88歳のデイトレーダー藤本茂氏の資産も、2024年に入り20億円を超えた。ただしそれでも藤本氏は、「朝2時に起きて1日中ずっと株をやってるんやから、その働きを考えるとまだまだ割には合わん。あと1桁はほしいところや」とうそぶく。 7月11日、日経平均株価は3日連続で最高値を更新し、終値ベースで史上初めて4万2000円を突破して4万2224円の値を付けた。その翌日は前日比1033円34銭安と今年最大の下げ幅となったが、それでも4万円を優に超えている。 藤本氏は今後の株式市場について、「まだまだ強気でいいというのが僕の見立てやね」と話す。 「みんな『米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げに踏み切る可能性があるから』『円安で海外投資家が日本株を買いやすくなっているから』などと後出しでなんだかんだ理由を付ける。でも本当の意味で投資家心理がわかってない。市場はやっと冬眠から目が覚めたところで、投資家はそれをずっと待ってたんや。(保有株の株価が下落し、回復してきたことで売却する)『やれやれの売り』は多少あっても、まだしばらくは高値が続くで。短期的には高値圏にあるかもしれへんけど、7割くらいの確率でまだ上に行くと見ている。株は人間が売り買いするもの。理屈だけでは動かんのや」
藤本茂
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