弥助研究の権威が英語版Wikipediaで自分の未発表論文を引用して学説発表をしていた件、その内容に主張と紐づかない引用や純粋な創作が含まれていた件、ついでに小説の宣伝や自分自身の記事を作成していた件まとめ
『つなぐ世界史』第2巻に、なぜ私がロックリー氏の小論を収めたかの疑問について。ロックリー氏の「本能寺の変」後の「弥助」に関する推論に同意していないのは、すでに出回っているとおり。編集者として、本人に確認しながら作業し、双方譲歩して出来上がったのが、この章。
2024-07-16 17:35:37イエズス会は奴隷に反対していると歴史修正した(論点複雑です)
今度はこういうのが広まってるの?弥助の待遇がそれほど酷いものじゃなかったと説明する文脈で、イエズス会は奴隷制度に反対していた→罪悪感から逃れるため黒人を悪いようには扱わなかったというロジックだった気がする。黒人奴隷が流行った云々はよくわからん。x.com/Grummz/status/…
2024-07-16 14:02:19"Historian" Thomas Lockley that was cited by so many "official" sources on Yasuke, makes a WILD CLAIM that blames the Japanese for slavery in his book. The Japanese are furious. They also claim that he omitted sections of his book in his Japanese version. At this point, as he goes into hiding, his position as a professor at Nihon University should be revoked. Wikipedia, Encyclopedia Britannica should immediately delete him as an authoritative source. #AssassinsCreedShadows @Ubisoft
2024-07-15 14:00:23あと『大航海時代の日本人奴隷』に、連行した朝鮮人を日本人がポルトガル船経由で海外に奴隷として売った話があるので、日本人が清廉潔白だったわけでもない。
2024-07-16 14:02:20弥助問題に関して、気になる風潮が出てきているので注意喚起も兼ねて当時のイエズス会と教皇庁の方針、商人及びそれと結託した連中の動向を整理しておきますね。 1 イエズス会と教皇庁が奴隷に反対していたのは本当。 2 1は、商人には現地人を奴隷化するものがおり、それに対抗するためのもの。
2024-07-18 6:20:353 当時のイエズス会・教皇庁及びスペイン・ポルトガルには、1の方針をアジアや南アメリカなどに遠隔地で徹底させられるほどの実力はない。 4 3のために、商人や商人と結託した不良修道士は現地人を奴隷化し、エンコミエンダ制のもと征服地を委託された征服者は現地人から収奪を繰り返し虐殺も行った
2024-07-18 7:01:36「権威の象徴として黒人奴隷を使うことが流行した」という話は盛っているかと
@Squallfang 「流行した」とまで言えるかわかりませんが、家中に採り入れた、あるいは契約関係があったと史料で分かるのは、加藤清正、亀井茲矩、平戸の松浦氏などでしょうか。
2024-07-18 9:46:39この「権威の象徴として~流行が始まった」という記述は弥助上げ目的の「いつものやつ」という印象ですね。私も2例しか知りませんでした。踊るカフルを見て秀吉が大爆笑した話も「使った」ことにカウントされるのかな?
2024-07-18 11:29:22藤田みどり氏の指摘する通り、当時の日本人が黒人を見て差別感情を持ったか否かは「分からない」のですが、キリスト教的価値観に触れた遣欧使節団の千々石ミゲルが「カフルは無能、粗野で教養も無く野蛮な民族」と黒人を蔑視していたことは、デ・サンデの『天正遣欧使節見聞対話録』に残っています。
2024-07-18 18:16:44しかし、これは実際に少年がそう語っていたわけではなく、ヴァリニャーノの創作という説が有力です。建前で「イエズス会は奴隷反対」と言っていますが、そういう目で黒人を見ていたという話です。 「(宣教師は)サーカスの出し物と同等と見ていることがわかる」(ロックリー『信長と弥助』より)
2024-07-18 18:16:44何でそんなお人形遊びをしているかというと「キリスト教の偉大さを日本人の口から語らせて、日本での布教に役立たせようとしたから」とされています。
2024-07-18 14:35:29イエズス会が奴隷貿易に反対していたっていうの 部分的には真実だけど、全体としては都合の良い詐欺師みたいな論法やめろとしか
2024-07-17 14:53:43中世の日本の奴隷について研究する人に保守的な学者が多いのは、キリスト教が正義であるという海外からの押し付けの歴史ではなく、日本の歴史を語りたいというのがあると考えられる。日本に奴隷はいないに、いいねをつけた4万人は、まさにこういった努力を踏みにじっており、本当に腹立たしく思います
2024-07-18 17:42:39飯田一史「長年、(中世の日本の)日本人の奴隷取引に関する研究が行われず、無視されてきた背景は?」 岡美穂子・東京大学大学院准教授「キリシタンは「殉教させられた、かわいそうで悲惨な存在」「キリスト教の歴史の中でも燦然と輝くもの」という殉教史観が根強くあるんですね」(続)
2024-07-18 17:46:22岡美穂子・東京大学大学院准教授「今もその世界観を強く守ろうとしている研究者はいます。そこに属さない私は、おそらくイエズス会のブラックリストに入っていると思いますけども。実際あるシンポジウムに私が登壇したら、キリスト教系メディアの人たちが聴講席の最前列にいて、ずっと睨まれていた」続
2024-07-18 17:48:43岡美穂子・東京大学大学院准教授「イエズス会の中に日本を征服しようと思っている人たちがいた」という史料をじゃんじゃん紹介した高瀬弘一郎先生(慶應義塾大学名誉教授)も、相当パージされていましたから(略)マークされているので、そのうちイエズス会の史料館に入れてくれなくなるかもしれない」続
2024-07-18 17:50:39岡美穂子・東京大学大学院准教授「今も信徒さんがいるから負の歴史を書かれたくないという気持ちもわかるのですが、史料に書かれていることを客観的に分析するのが歴史研究のプロの仕事ですし、歴史研究は特定の誰かのものではないですから」(「大航海時代の日本人奴隷」著者が踏み込んだキリシタン史)
2024-07-18 17:53:03私もこの認識です
日本・海外のアカデミアとも「弥助」が研究対象になると思っていなかったから、アマチュアの方が一生懸命何かされていても、視界の隅に捉えていたかどうかというレベル。彼を今のようにまつり上げたのは、メディアですから。本人はその中で色々と勘違いしていったのかな。でも「人権」は守られるべき。
2024-07-18 8:16:59
一部界隈で「ロックリー氏がアカデミックな論文を削除して参考文献を自分の本にすり替えた」という話になっていますが間違いです。誰も弥助の研究をしていなかったので、論文引っ提げて登場したロックリー氏が弥助研究のオーソリティーになれたのです。
「何年もかけて別アカで英語版Wikipediaの弥助の項目を改ざんし、それを自身の著書で引用していた」というツイートが100万回以上表示されていますがこれもフェイクです。
「ロックリーの妄想が教科書にも採用されてしまった!」とか読んでもいないのに憂いてる人が大量にタイムラインに流れてきましたが。杞憂ですので安心してください。