渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

バッテリー・インストック化計画 その7 ~パーツ準備とストック合わせ~ (2017.9.23記事再掲)

2024年07月23日 | open


すんなり入るパーツ到着。

ジャカジャーン!
電流火花が体を走る!



メカニカルで非常にカッコいい
パーツなのだが、これはカット
オフシステムと
いって、管理等
で扱いが難しいリチウムポリマ
ーの適性電圧を知らせて、
自然
に電源をカットするシステムな
のです。

リポバッテリーの場合、電圧が
下がって来たのに、ニッカドや
ニッケル水素の
ようにそのまま
使い続けて機関部が動かなくな
るまで使用すると、バッテリー

そのものが死亡してしまうので
す。

そのため、リポバッテリーには
過放電と過充電は厳禁で、過充
電の場合には
発火する可能性も
あります。


そしてこのカットオフシステム
の良いところは、15Aのヒュー
ズが装着されて
いること。これ
ならば「ヒューズでPON!」君
は要りません。しかも、バッテ
リー・
インストック用のバッフ
ァー・チューブにドンピシャで
格納できる(ノーマルは不可)。

これは素晴らしい。あとこの部
位で残る問題は配線取回しと
バッテリーの大きさ
合わせのみ
です。



リポバッテリーで電動ガンを
使う時の安全対策の必需品、
カットオフシステムを
私は強
く推奨します。



さて、前回書きませんでした
が、実はバッファー・チュー
ブのみバッテリー・
インスト
ック用の薄物パイプ・格納ス
ペース巨大物のパーツを選ん
だの
ですが、旧式の東京マル
イXM177Eストックを流用装
着するには困った
問題が発生
します。


バッファー・チューブのこの
穴にストックの部品がはまっ
てストック
の伸縮を固定する
のですが・・・



旧式XMでいうと、この緑丸で
囲った部分のパーツがレバー
と連結されていて、
外レバー
を上げたり下げたりすること
で、この部品がチューブの穴
に嵌って
固定されるという仕
組みなんですね。



ところがですよ。
この新たに入手した新式チュ
ーブのこの固定穴が8.3ミリ
であるところ、
旧式の東京
マルイ製XM177E2のはめ込み
部品の外径は9.4ミリもあり

やがっていらっしゃいます
のでございます。

これはですね・・・、真円に
近い形状を保ちながら手作業
でヤスリがけして
削って行き
ます。現物合わせではなく、
きちんとノギスでコンマ単位
まで
計測しながらの作業です
ので、「現合(げんごう)」
ではありません。最初
から穴
の内径にドンピシャと嵌る寸
法を目指して削って行く。

これがですね、結構時間がか
かりました。

ここでも、横浜の刀剣仲間の
友人がプレゼントしてくれた
北岡ヤスリが
大活躍で、外周
をどんどん削ってくれるので
すが、とにかくパーツが小さい

ので、ヤスリを砥石のように
置いてパーツをこする作業し
かできず、手に
マメができた、
という(笑

でもって、終盤近くには、細
工ヤスリで8.3をちょい切る円
筒形に仕上げ
ました。かなり
真円に近い感じで。ミニ家庭
旋盤とかあったら楽なのです
けどね。

いくらアルミ製とはいえ、1.1
ミリを削り落として丸く加工
するというのは、
パッパと
5~6分で出来る作業ではあり
ません。

また、ルーターも、私の持っ
ているルーターでは表面研磨
のようなことに
なってしまい、
あまりうまくいきませんでした。

手作業ヤスリが一番ザクーッ
と削れます。


でもって、今はカッチリキッ
カリジャストフィットでプリ
ティー・グッドよ!



なんかですねぇ、マルイの次
世代伝統ガンのM4(私も持っ
てますが)は
このチューブの
構造がまるで違っていて、複
雑な部品点数になっている

のですよ。構成部品が。
きっとそのほうが生産効率が
良いからなのでしょう。

それと、下の図で「M4×43」
とあるストック固定ピンはネジ
と一体型に
変更されています。
これの径がたぶん、旧型XMで
は9.4だったのが8.3に変更され
ているの
だろうなぁ。
ただ、幸いにして。小さい物
を大きくすることはできませ
んが、大きい物を
小さくする
のは研削により成形加工が可
能です。

今回のは逆だったならば、ま
た新たに適合パーツを購入し
なければなら
なかった。ラッ
キーでした。

この度の「バッテリー・イン
ストック化計画」は、出来る
限り手持ちのストック
(在庫)
部品でストックを新たに作る
というダジャレ計画ですので、
必要最低
限の部材部品以外は
新たに購入はしない算段なの
です。



あと、電線コードはメカボッ
クス本体をばらして新たに引
き直さないと
ならないことは
確定なのですが、私が今住む
広島県三原市内の店舗を4軒
廻りましたが、適合するコード
を取り扱っている店舗はあり
ませんで
した。

しかたないからネット通販に
頼ることになりますが、実は
電動ガンの
コード選びはかな
りの重要な事項となるので、
十分な吟味が必要に
なると判
断しています。

ネットは玉石混淆とはよくい
ったもので、電動ガンのチュ
ーンにしても、
ショップの人
のブログやサイト記事でも、
かなりいい加減なものもある

ので、それを見極める確かな
見識が読み手に問われます。

物理的な事象を「感覚」で判
断するような「いじり手」は
駄目です。

数値ではなく感覚で判断する
のは、使い勝手のシーンだけ
です。あと、
ポジションのセ
ットアップとか。

内部機構のチューニングは、
職人的な感覚に頼る部分もあ
るにはあり
ますが、実測数値
というものを大切にしないと
確実さに欠けます。

たとえば電気通電の抵抗値や
弾速の検出は、絶対に科学的
にやらない
とならない。感覚
的なものが入り込む余地はあ
りません。

電線の選択についてもそうで
す。合理的な理由がないとな
らない。

たとえば、マルイの電線は、
能力ぎりぎりのところをあえて
使っている
という設計上の思想
をどこまで深く理解できている
かいないかで、社外
チューナー
の能力も左右されてきます。

結構お客様の電動ガンを手掛
けている人でもそういう感覚
頼りのみで、
かなりあやふや
な技量で商売としてカスタム
を請け負ったりしている人も

多いので、文章からどこまで
確かな情報かを読み手が見抜
く必要がある。

先日紹介した電線の記事の方
などは、非常に確かなものが
ひしひしと
伝わるし読み取れ
ます。

逆に、町のショップでも、深
くエアソフトガンを理解して
いて、凄腕を見せる
店員もい
たりします。私が知る人で突
き抜けた凄腕はヒデムカズヤ
(現
デニムカズヤ)の金子氏
でした。カスタムチューナー
であり、ガン雑誌ライターで
もあり、国内トップ店の店長
でもあった人。
彼に池袋W店への入社を誘わ
れたけど、
すでにバイトして
いた法律事務所に職員として
就職が決まってたので
断って
ごめん。私のいじりの技術と
銃に関する知識と人当たりを
国内トップ店舗兼チューニン
グショップであるW点に欲し
かったとの事でした。1980年
代中期のもう30年以上前のこ
とだけど。

彼はトイガンに関する全域の
洞察が深かったわぁ。
今でも
UZIの国内トップオーソリティー
としてその見識の高さを垣間
見る
ことができる。
そして、マルイに入社後に
東京マルイのUZIを設計した
のは多分、彼。


さて、インストックバッテリ
ーは、現在のところ私が判断
するに最小の
大きさにて最大
の要領を持つ物に決定予定。
長さ82ミリ、厚み12.5ミリ。
それで1400mAという数年前で
は想像を絶するバッテリーです。

人類の知恵と技術の進化は凄い。
感動します。

近い未来には、ボタン程度の
バッテリーで2000mAのよう
な物が
登場するのだろうなぁ。

ここ四半世紀で一番人々に身
近になったのは携帯電話でしょ
うね。

これは1970年に大阪万博で見
た時には「お~!すげ~!」
と思い
ましたが、実用化まで
には10数年を要していました。

でもって、1990年代以降は、
やはりパソコンとインターネ
ットの普及
と発達が物凄い。

そして、電動ガンです。
多分ですが、あと100年とか
はフツ~に電動ガンは存在し
続けるの
ではなかろうか。
だってもう地球上に登場して
から2017年現在で26年経つん
ですよ。丸四半世紀を
すでに
経過しているんです。電動エ
アコッキングガンは。

実銃に近い構造で単純内部構
造のガスブローバックガンと
は違って、
電動ガンというも
のは、まるっきり内部機構が
それまで地球上に存在
しなか
った新しい構造体で、登場時
から考え抜かれて完成された
でした。すばらしい人類の
知恵が詰まっています。

電動ガンは奥が深い。
たぶんですが、かなり後世ま
で電動エアコッキングガンは
存在し続ける
ように思えます。
ビバ!エアソフトガン!

ということで、よろしく。




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