「Sの赤ちゃんをつくってみてはどうだ」元野球部長の法政大学教授による女性部員へのセクハラ事案が発覚!
東京六大学の名門・法政大学で、現職の経営学部教授によるセクハラ事案が発覚した。この教授は六大学リーグで46回の優勝を誇る法大野球部で長く部長、副部長を務めていたが、事件はその名門野球部で起きていた──。 【写真】岐阜・セクハラ町長の号泣会見で「あの人は今」元兵庫県議・野々村竜太郎氏はSNSで結婚相手を物色中 5月24日、日本学生野球協会は以下の発表を行った。 「東京六大学の法大は元副部長が不適切行為により、2024年4月27日から10月26日まで6カ月の謹慎」 日刊ゲンダイがこの処分について法大に問い合わせた結果、総長室広報課が、経営学部教授の神谷健司氏が21年から22年にかけて、複数の女性マネジャーにセクハラ行為を行っていたことを認めたのだ。 東京六大学野球連盟に神谷氏のセクハラ問題が記された告発文書が提出されたのは23年11月のこと。同連盟による調査の結果、セクハラ認定された。 「神谷氏は21年、野球部の男性マネジャーに対し、『女性マネジャーのAさんは男遊びをしている。法大野球部を卒業したOBと関係を持っている。だらしないマネジャーだ』と言い放った。事実無根のウソにもかかわらず、他の野球部員に話が拡散。しかも神谷氏は自身が受け持つ経営学部のゼミでも同じように吹聴した。これを知ったAさんは部活動を継続できない状況になり、自身のSNSを削除。外部との人間関係を絶ち、鬱状態になった」(法大野球部OB) さらに神谷氏は、別の女性マネジャーのBさんにも、「彼氏はいるのですか?」「前の彼氏とはどうなったのですか?」「いないのであれば、(部員の)Sの赤ちゃんをつくってみてはどうだ? 一生安泰ではないか」などと、精神的に追い詰めたという。
恫喝パワハラの被害を訴えた加藤前監督
告発文書の提出を受け、神谷氏は法大に副部長職の辞任を申し入れ、大学側もハラスメントに相当する可能性が高いとしてこれを受理。法大は本紙の取材に、神谷氏の謹慎処分が解けた後も「野球部へ復帰することはありません」と回答したが、いまも教授職にとどまっている。 名門校の不祥事が明るみに出た一方、野球部におけるハラスメント行為は氷山の一角に過ぎないという。 「私は神谷氏に加え、現野球部長で理工学部教授の金光興二氏(68)からもパワハラを受けていました。その時々のやりとりはメモに記録しています」と、話すのは、前野球部監督の加藤重雄氏(68)だ。 法大OBで投手として通算9勝をマークした加藤氏は21年1月に監督に就任し、23年12月に退任した。その間の野球部長が神谷氏で、副部長は現野球部長で03年から13年3月まで同大の野球部監督を務めた金光氏だった。 加藤前監督は神谷氏と当時副部長だった金光氏による部員や自身へのパワハラ行為を180分間にわたって克明かつ切々と訴えた。 ◇ ◇ ◇ いったい何が起きていたのか。 ●関連記事【続きを読む】…では、加藤前監督が赤裸々に語った「恫喝パワハラ」の実態について詳しく報じている。