SNSでも大人気の料理家・管理栄養士、長谷川あかりさん。簡単でおいしく、体に優しい“ご自愛ごはん”のレシピを月2回ご紹介いたします。第10回のレシピは、春巻きは手間がかかる料理というイメージを覆す「千切りキャベツとクリームチーズの春巻き」です!
千切りキャベツとクリームチーズの春巻き
今回のレシピは、包丁いらずで気軽に作れる「千切りキャベツとクリームチーズの春巻き」。
「びっくりするほど少ない材料と工程で作れる、市販の千切りキャベツを使った春巻きです。クリームチーズのふんわりとしたコクと酸味が、春巻きの皮の中で蒸し焼きにされたキャベツの甘味をぐっと引き立て、後を引くおいしさ。キャベツたっぷりで軽く食べられるのに、しっかりボリュームもあって大満足の一品です」
材料&作り方はこちら!
材料(春巻きの皮5本分) 所要時間/約20分
春巻きの皮 5枚
豚バラ肉 スライス2~3枚
市販の千切りキャベツ 160g
クリームチーズ およそ 50g
塩 小さじ1/4
黒胡椒 適量
水溶き小麦粉(小麦粉大さじ1/2を同量の水で溶いておく)
植物油 適量
トッピング:レモン
①豚バラ肉を切る。千切りキャベツとクリームチーズは和えておく
豚バラ肉はキッチンバサミで2~3等分に切っておく。大きめのボウルに千切りキャベツを入れたら、クリームチーズを手で小さく崩しながら加える(写真左)。塩と黒胡椒を加えたら、キャベツがしんなりしてかさが減るまで菜箸でよく和える(写真右)。
②春巻きの皮に具材をのせて巻く
春巻きの皮に豚バラ肉をのせ、春巻きの皮の角が自分の正面にくるように置く。中心より手前に豚バラ肉を置いたら、キャベツとクリームチーズを1/5量のせる(写真左)、手前の角をキャベツに被せるようにして折りたたみ、右端を折り込む(写真右)。
続けて手前をもうひと折りしたら、左端も折り込む(写真左)。そのまま奥まで空気を抜くように巻いていく(写真右)。巻き終わりは水溶き小麦粉で止め、残りも同様に巻いていく。
③春巻きを揚げ焼きする
フライパンに底から1cm程度の油を入れて中火にかける。温まったら②を入れて少し火を弱め、キツネ色になるまで揚げ焼きにする。
④バットに取り出し、油を切る
バットに取り出し、油を切る。器に盛り付け、お好みでレモンを添える。
完成! 千切りキャベツとクリームチーズの春巻き
「シンプルな材料で作る春巻きが大好き。特に生野菜をそのまま包んだ春巻きは、皮の中で野菜が蒸し焼き状態になるから、素材のおいしさが際立って最高なのです。特にこの春巻きは友人にも夫にも好評で、必ずレシピを聞かれます。『こんなに少ない材料と工程でここまでおいしくなるなんて、料理って楽しい!』と感じてもらえたら嬉しいです」
献立:プラスワン副菜「ささみとクレソンのワサビ醤油和え」で栄養バランス&彩りアップ!
「春巻きだけでは足りないたんぱく質をプラスして、バランスの良い献立に。また、意外にも和風の味付けと相性がいいクレソンは栄養価がとても高く、積極的に食べてほしい春野菜の1つ。ほろ苦い味わいも、揚げ物のお口直しにぴったりです」
副菜:「ささみとクレソンのワサビ醤油和え」(2人分) 所要時間/約15分
①クレソン5~6本は芯の太い部分を取り除き、食べやすい大きさに切っておく。松の実10gはフライパンで乾煎りしておく。
②ささみ2本はフォークで数か所刺して耐熱容器に入れ、料理酒大さじ3を振りかけてふんわりラップをし、レンジ(600W)で3分30秒加熱する。
③ささみの粗熱がとれたら裂いてボウルに入れ、醤油小さじ2・わさび小さじ1/2と和える。クレソンと松の実、オリーブオイル小さじ1と塩少々を加え、さらに和えて完成。
次回もお楽しみに!
\長谷川さんのレシピ動画もYoutubeで紹介中!/
■長谷川さんは、BAILA CHANNELにも登場してレシピを披露してくれています!長谷川さんのトークも楽しく、野菜の下ごしらえのコツなどもよくわかって大人気。こちらからぜひチェックしてみてください。
『なんでもない日を幸せにする、シンプルで豊かなごはん』をテーマに、食べ疲れないのにちょっぴりおしゃれで自己肯定感の上がる“新しい家庭料理”のレシピを発信。2022年11月29日に、初のレシピ本『クタクタな心と体をおいしく満たす いたわりごはん』(KADOKAWA)を出版。