いじめ受け骨折、学校は「証拠ない」と動かず絶望…「子ども救うには法律」高1で行政書士合格、弁護士目指す #令和の子
「同じ思いをした人を救うには法律しかない」専門家にアポ取り知見深める
自身の被害を振り返ったとき、「弁護士に相談していたらよかった」と考えることがある。「法律的な観点から捉え、適切な対応策を提案してくれたかもしれません」 今は、いじめ問題など教育問題に詳しいスクールロイヤーを務める弁護士や大学教授と交流し、いじめに関する知見を深めている。国会議員や市議会議員など政治家へもアポイントメントをとり意見交換をしている。すでに水戸市議会議員の7割に面会をした。 「僕と同じ思いをした人を救うためには法律しかない」と語り、5月には水戸市議会に「いじめの防止に関する条例の制定を求める陳情」を提出した。「現状の制度や法律を変えたいなら、政治にも目を向けるべきだと思うんです」
「スクールロイヤーになりたい」弱者に寄り添う法律家目指す
高校では政治部に入部し、政治家をゲストに呼んで意見交換を行うグループワークにも参加した。さらに、インターネット上のトラブルで悩んでいた友人に、法的な窓口に相談することを勧め、事なきを得たこともある。「日本は法治国家。何か困っていることがある人に、法律は身近なものなので、頼れるものだと思い出してほしい」 今後は高校在学中に司法試験予備試験に挑戦することや、卒業後の法学部進学を考えている。目指すのは、弱者に寄り添う法律家だ。「子どもの権利を守れるスクールロイヤーになり、いずれは政治家を目指したいです」 ※この記事は高校生新聞とYahoo!ニュースによる共同連携企画です。