「サンデーモーニング」(TBS系)が21日放送され、MCを務めるフリーアナウンサーの膳場貴子氏は前週、トランプ前米大統領の暗殺未遂事件で「プラスのアピールにもなりかねない」と発言したことに謝罪や釈明はなかった。

 番組冒頭、膳場アナは「今週も世界が注目したアメリカの大統領選挙のニュースからです」と先週に引き続き、トランプ氏の銃撃事件を受けての今後の展望を扱ったが、番組アナやコメンテーターとのやりとりに終始した。

 14日放送のサンモニでは銃撃事件直後で、トランプ氏のケガの状況や背景が判然としない中で、膳場アナは「(トランプ氏の)すごくプラスのアピールにもなりかねないという感じがしますね」と発言し、ネット上は「殺されかかった状況で、人の心がないのか」「不適切発言」と炎上した。

 膳場アナは自身のフェイスブックで「今日の私は自分のいちばんダメなところが出てしまいました」「ひとの痛みに共感できる人になりたい」などと反省していたが、翌日には削除され、この日の番組内でも言及はなかった。

 結果的にトランプ氏のケガは軽傷で済み、現在の情勢は大統領選で、有利の状況になっていることで、不問に付す形となったようだ。