皆さんはカッコのない計算問題はスラスラ解けるのではないでしょうか。
しかし、カッコがあると少し戸惑ってしまう方も多いのではないでしょうか。
今回の問題を通してカッコのある計算問題をバッチリ思い出して、難しく捉えないようにしましょう。
実は、カッコがある計算は意外と簡単なのですぐにできるようになりますよ。
問題
次の計算をしなさい。
1+(8−3)×4÷2
カッコがあるのとないのとでは、計算結果は大きく変わってきますよ。
解説
この問題の答えは「11」です。
カッコのある計算について重点的に復習していきましょう。キーワードは「計算順序」です。
足し算、引き算、掛け算、割り算が混じった問題では、掛け算・割り算→足し算・引き算の順に計算するというルールでしたね。
では、カッコがある計算の計算順序はどうだったでしょうか。
カッコのある計算の計算順序
1.カッコの中を計算する。
2.掛け算・割り算→足し算・引き算の順に計算する。
この方法で正しく計算してみましょう。
1+(8−3)×4÷2 ←カッコの中の8-3を先に計算します。
=1+5×4÷2 ←掛け算・割り算を左から順番に計算します。
=1+20÷2
=1+10 ←最後に足し算をします。
=11
これで正しい答えの11を導くことができました。
ちなみに、カッコがない計算との答えを比べてみると
1+8−3×4÷2
=9−12÷2
=9−6
=3
となるので、計算結果が変わることが分かりますね。
まとめ
カッコがあったらまずカッコの中を計算する、ということさえ覚えておけば簡単に計算できると思います。
気楽に数学を楽しんでいきましょう。
※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):うおうお
数学の教員免許を活かし、個別指導・集団指導の学習塾で主に数学の講師として小学生から高校生までを指導。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。日々、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深掘りし楽しく伝えている。
監修:株式会社かえでプロダクション(公式HP)
「編集技術で過去と未来をつなぐ」小学生・中学生・高校生の学習用教材を執筆・編集・校正する編集専門のプロダクション。英語・算数/数学・国語・理科・社会の主要5科目のテキストやドリル、テストや模試、デジタル系の教材など幅広く制作。教材からできる教育を目指し、教育業界を支える会社。会社独自の福利厚生が充実しており、社員が働きやすい環境を整え、新しい働き方で第三者機関から認定を受けている。
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