【オリキャラ】私はクトゥグアの神秘を持ってる生徒part5.5【⚓️&🎲】

……ここまでバレてたら、全部話しちゃいましょうか
本当、色々な生徒が心開いてたり、頼りにしてたり……不思議な人よね

……"先生"って役割がこういったものを生んでるのかしらね
"探索者"という役割が狂気に抗う可能性を生むかのように……ていうのは、穿った見方になってしまうのかしら？

プロフィール
名前:火神エンリ
所属:ゲヘナ学園救急医学部3年生
見た目:身長163㎝ 体型は胸絶壁、腹細い、尻小さめ

戦闘82　事務46　医療92　知性40　運動40　技術18　政治12　交渉14　創作21　倫理8　慈悲11　神秘66　クトゥルフ神話93　運転99　ナビゲート61　料理20　指揮42　薬学93　諜報(変装)90　隠密77

武器:火炎放射器
名前: Lacaille 9352(ラカーユ 9352)
見た目↓の黒い部分を赤く染めたイメージ

友好度
セナ 59
救急医学部モブ 76
ヒナ 53
アコ 22
イオリ 79
チナツ 61
風紀委員会モブ 13
フウカ 71
ジュリ 30
ハルナ 39
アカリ 11
イズミ 41
ジュンコ 30
マコト 24
イロハ 91
イブキ 43
サツキ 60
チアキ 61

好感度(左対象→エンリ　右エンリ→対象)
先生:78　39
シロコ:106　41
ノノミ:77　40
セリカ:77　37
アヤネ:21　3
ホシノ:90　30
アル:40　99
カヨコ:53　49
ムツキ:57　69
ハルカ:9　47
ヒフミ:36　75
アズサ:76　55
ハナコ:52　44
コハル:78　20

前スレ

【オリキャラ】私はクトゥグアの神秘を持ってる生徒part5【⚓️&🎲】｜あにまん掲示板折角の海なのに……まあ、愚痴っても仕方がないわよねそれじゃ、救急医学部として頑張りましょうか！bbs.animanch.com

Part4

【オリキャラ】私はクトゥグアの神秘を持ってる生徒part4【⚓️&🎲】｜あにまん掲示板……倒し切ってしまったわこんな予定じゃなかったのだけれどもbbs.animanch.com

Part3

私はクトゥグアの神秘を持ってる生徒part3【オリキャラ】【⚓&🎲】｜あにまん掲示板今の私に出来ることを私が楽しく居られる世界をbbs.animanch.com

Part2

私はクトゥグアの神秘を持ってる生徒part2【オリキャラ】【⚓&🎲】｜あにまん掲示板(ホスト規制されてる間に落ちてしまったのでたて直し)この状況……何か面白いことがありそうなのよねbbs.animanch.com

Part1

クトゥルフの神格を元ネタにした生徒を見てみたい【オリキャラ】【⚓&🎲】【クロス？】｜あにまん掲示板まだなんも決めてないけど()ステータスとかは神格決めてからその神格っぽい補正入れてダイス振りたいですこの神格モチーフのキャラ見てみたいとかありますか？あ、ニャルはできれば辞めたい、あのトリックスターの…bbs.animanch.com

前スレのあらすじ
ヒナ委員長のためにヘルメット団とスケバンを鎮圧することに、私はヘルメット団側を担当したわ
戦車やらドロイド軍団やらヘリコプターを持ち出されたけど……まあ、なんとかなったわ

色々あったけど両方とも鎮圧！……と思っていたのだけれど、そこに美食研究会が襲来
どうやら、海辺やお祭りなどで食べる焼きトウモロコシは、なぜあんなに美味しいのか？を実際に確かめるためだとのこと……どうせプラシーボ効果でしょ？

まあ、先生に指揮してもらってようやく勝てたのだけれど……
それで、その日の夜、先生が来て……まあ、色々悩んでること見抜かれてて……
それで、この機会に全部話すことにしたわ

「自分で言うのもなんだけど……結構あの状態強いのよ」
「まあ、あれ使ったの2回目だし、1回目は半分事故だったんだけどね……」
「とにかく、あの状態なら学校内で最強って呼ばれてる人達でも……殺せる自信があった」
「まあ、逆に言うと殺すしか出来ないのだけれどもね……威力調整出来ないから……」

というか、ベースが手加減とかの必要ない存在なのよね……
そもそも人間生かして何かするタイプの神格じゃないし……
そのせいで『生ける炎』を信仰している人たちは今居ないのよね、一応過去に存在してたけど軒並み何かしらやって全滅してるし……
クトゥグアに燃やされる、うっかりミスヤマンソ、そもそもほかの宗教団体に全滅させられるetc…

「でも、負けた」

「大して傷つけることも出来ずに、一方的に」

「……私はね、どうしても怖いの」

「連邦生徒会長が居なくなって、先生が来た」

「間違いなく、この世界で大きな動きが起ころうとしている……"シナリオ"が始まっている」

これは私にしかわからないから言わないけど、"知識"のせいで歪んでしまったけど、それでも確かに存在する人の部分が
──"探索者"の部分が、訴えかけている

「それで……もし、先生や、ヒナ委員長……誰かに頼れない時に脅威に会ってしまったら」

「その脅威に打ちのめされて、何もかも奪われて、壊されてしまったら……それが怖い」


ここで一息ついて、また言葉を紡ぐ
「……もしそうなった時、私は間違いなく人では無くなるのが嫌なの」
「私は人間でいれることが楽しいから、化け物……いや、化け物なんて言葉で片付けられない"何か"になるのが嫌なの」

「まあ、嫌だったとしても、全部失ったら"何か"に堕ちるのは止められないし、止める気もないのだけれど」
「全部、全部、全部全部全部、火と灰の世界に還して、この世界を壊し尽くす」

──笑みを浮かべる、狂ったような、絶望したかのような、冒涜的な何かを感じさせるような、嘲笑うかのような、愚弄するかのような
"あちら側"に片足を踏み入れてる存在としての笑みを浮かべる

「だって……私が人で在れる場所が無くなったのにさ、それでも人であり続ける必要なんて一切無いのだから」

そこまで話終えると、私はその笑みを引っ込め、いつも通りの表情に戻る
空気を変えるために少し明るい調子で言う
「ま、そんなわけで、私は強くなりたかったの」

「いつ如何なる状況で切れる札は、私自身だから」

「だからさ……この機会に私に任せて、私にやらせて、私を成長させて」

「考え過ぎとか、怯え過ぎに見えるかもだけど……私はまだ、人間で在りたいから」

暫くの間、沈黙が続く
それは先生が真剣に考えているからこそ生まれてるもので、気不味さは感じなかった

そして、先生が口を開く
"皆で強くなる、っていうのはダメなのかな？"
「……皆で？」

"エンリは今、一人で強くなろうとしてるけど"
"他の人と協力したりするからこそ得られる強さもあると思うんだ"
"今のエンリは一人でやることに拘ってるように見える"
"焦ってるのもあると思うけど、強くなりたい、っていうのが我儘だとも思ってるんじゃないのかな？"

「……実際我儘でしょ」
「勝手にキレて、勝手に挑んで、勝手に負けて、勝手に追い詰められてるんだから」
"私はそうは思わない"
"あの時、エンリが怒ったこと自体は間違ってないよ"
「……即答、かぁ」
"それに、風紀委員会の中にもヒナ頼りから抜け出そうとしている子も居るし"
"イオリやチナツがとても心配していたよ"
「……そっか、あの2人には謝らないといけないわね」
"2人とも謝罪は望んでないんじゃないかな"
「……それもそうね」
「一部の理由は流石にぼかさないとだけど……私が強くなりたいのをちゃんと伝えて、2人にも手伝ってもらうことにするわ」

ずっと私に付きまとっていた恐れや焦りがスッと消えて、穏やかな気持ちになっていた

「ありがとう、先生」

"大丈夫だよ、それよりも相談にのるのが遅くなってごめんね"

"昼間はずっと忙しかったから、時間取れなくて……"

「大丈夫よ、私だってずっと戦ってたし」

「そもそも、今回のメインはヒナ委員長を休ませることだもの」

「むしろ私なんかに構ってたら怒らないといけなかったわよ」

"私なんか、なんて言ったらいけないよ"

"エンリだって、私の大切な生徒だからね"

「…………」

嬉しいやら、気恥しいやらで、何を言えばいいのかわからなくなっていると、先生のスマホからモモトークの通知音がした

"ごめんね、ヒナに呼ばれたから行ってくる"

「行ってらっしゃい、昼間は忙しくて、あまり時間取れなかったでしょう？」

「今の時間だったら、流石にゆっくり出来るだろうし、埋め合わせしてきた方がいいと思うわよ」

"そうだね……私もそう思ってたところだったから"

「それじゃ、ヒナ委員長のこと、よろしくね」

「あの人、スペック高過ぎるせいで、自分だけで出来るからやってるのか、無理してやってるのか、分かりづらい節あるから……」

「あとは……そうね」

「今回相談乗ってくれたお礼、といっては何だけど……」

「もし先生が何かしらの危機に陥ったら、必ず助けに行くから」

「先生が教えてくれたやり方で、しっかりと強くなってね」

好感度

エンリ→先生

dice1d10=8 (8) +10

そして夜遅く、ヒナ委員長との散歩から帰ってきた先生によって招集がかけられた

イオリ「あ、エンリ先輩、体調はもう大丈夫なのか？」
チナツ「無理せず今日はもうお休みになった方がいいのでは……明日、私たちの方から内容を伝えることも出来ますし……」
「大丈夫よ、心配かけて悪かったわね」
「まあ、今日は変に空回りし過ぎてたから……明日もそうなりそうだったら、泊めてくれると助かるわ」
「ちゃんと、皆で頑張っていきたいからね」

イオリ「もちろん、にしても良かった。いつものエンリ先輩が戻ってきた感じするな」
チナツ「そうですね、何か憑き物が落ちたような感じがします」
「うっ……やっぱりそんなにわかりやすかったのね……」

これ以上追求されたらとうしよう……と思っていると、先生がやって来た
ナイスタイミングね、正直助かったわ……

"……といった感じの経緯なんだけど"
なるほど……明日の午前中の空き時間に泳ぎを教えて欲しい、ねぇ
まあ、確かにあの忙しさだと泳ぐ……どころか、遊んだりする時間すら無さそうなのよね……

アコ『……』
イオリ「えっと……アコちゃん？大丈夫？」
「なんかフリーズしてるわね」
私がそう言ったタイミングで急に再起動し、話し始める
アコ『……感激しました！あの委員長が、あの委員長がご自分の口で「泳ぎたい」だなんて……！』
アコ『つまり、ようやく委員長も夏休みを過ごす気になってくださったということ！』
イオリ「『スキル』とか言ってるし、ちょっと違う気もするけど……確かに、珍しいこともあるもんだな……」
アコ『先生も少しは役に立つのですね、見直しました！』
「言い方、てか先生は普段から役に立ってる方でしょ」
アコ『皆さんの努力の甲斐あって、今回の作戦は間違いなく良い形で進んでいます』
アコ『さあ、こうしてはいられません。これで明日の目標も決まりました！』
アコ『明日は委員長が何事もなく泳げるように！全身全霊を注ぎましょう！』
イオリ「……」チナツ「……」
私はどこか微妙な顔をして沈黙している後輩2人の手を掴んで、そのまま上げる
「おー！！」
イオリ「ちょ！？」
チナツ「せ、先輩！？」

アコ『絶対にトラブルを近づけてはなりません！たとえ皆さんが水底に沈んだとしても、委員長をお守りするのです！』
アコ『では明日も引き続き、命をかけてください！解散！！』
イオリ「……」チナツ「……」
「ふふっ、まあまあ、楽しくなってきたじゃない。それに……皆で頑張れば、きっとなんとかなるわよ」
イオリ「……まあ、それもそうか」
チナツ「……そうですね」

「それじゃ、改めて明日、頑張っていきましょうか！」

そして迎えた翌日
今は待機中の各所に対して、最終確認を行っているところね
アコ「オールグリーンですね、現場の方は？」
イオリ「コードネームS、現場に到着」
チナツ「コードネームH、同じく現場に到着しました」
「私も居るわよ。私以外の救急医学部員も準備を終えて待機中、何時でも動けるわ」
コードネーム？いや、私風紀委員会じゃないから別に要らないってなったわ
あとHがダブっちゃうし……

アコ「はい、通信も良好ですね。問題無さそうです。ではあらためて、作戦概要の確認です」
とはいっても内容は至ってシンプル
ヒナ委員長が自ら時間を作って海で泳ぎたい、と言ってくれた
つまり、ヒナ委員長自身も休暇を過ごす気になってくれた……ということにして、いや、実際にその解釈で何か問題が起きる訳じゃないから、別にいいのだけれども
そして、せっかくのヒナ委員長の夏休みを全力でサポートするために海辺の危険要素の排除、及び近づいてくる不穏分子を片っ端から処理することになったわ
まあ、物騒ではあるけど正直理にかなってるわね

……だってここゲヘナだもの、正直何が起こってもおかしくないのよ

「それから先生、肝に銘じてくだはい。今回一番大事な役割を担うのは、先生なのですから！」
"えっと……頑張ります……"
アコ「委員長に直接泳ぎ方を教えるのですよ！本当にその責務の重大さを分かっていますか！？」
アコ「どうして先生が！？なぜ私ではダメなのですか！？今すぐ訓練など放棄して、その手を導いて差し上げたい……！」
「そういう言動から滲み出る変態性が原因の一つだと思うわよ」
アコ「はあ！？委員長を真摯に想ってる私の発言のどこが変態だって言うんですか！？」

その服装

って言えたら良いのだけれども、面倒臭いことになるし言わないでおきましょうか
「アッハイ、ソウデスネ。ワタシガマチガッテマシタ」
アコ「わかればいいんですよ、わかれば……まあ、さっき言ったのが私の正直な気持ちであるのは事実ですが、これも委員長のため……委員長がそう望むのであれば、それを全力で支えるまで」
アコ「ですのでどうか、誠心誠意全力で行ってください！それから言っておきますが、間違いなど、絶対にあってはなりませんからね！？」

"わ、分かった……"
イオリ「アコちゃん……」
「そういところ、本当によくないと思うわ」

保守がてら

>>20

一応、マコトとアリウスの繋がりは気づいてます

もっとも

・繋がりに関しては不法侵入で入手した情報

・下手に広まるとエデン前に全面戦争案件なので補習授業部と先生にしか伝えてない

・ミカからアリウスへの支援が途切れた+マコトから支援したら流石にヒナ委員長の情報網に引っかかる、そのためアリウスになにか大規模な事を起こす力は無いと見られてる

これらの理由でノータッチです、そもそも政治的に関わってない救急医学部でここまで立ち回っちゃったのが異常()

大昔に表舞台から消えちゃった学園が戦力を、ましてや全部ひっくり返せるようなマップ兵器なんて"普通は"持ってるはずありませんからね！

イオリ「海辺は特に異常はなし」

チナツ「周辺一帯も問題ありません。それではお願いします、先生」

"ラジャー！"

イオリ「ま、大丈夫でしょ。これ以上問題も起きっこないだろうし……」

チナツ「イオリ。昨日もそうでしたが、変なことは言わない方が……」

「昨日あれだけ見事なフラグ建築をされたらねぇ……」

イオリ「まあ確かに、二度あることは三度あるっていうけど。流石にもう──」

その瞬間、ある意味空気を完璧に読んでるタイミングで……サイレンが聞こえ始めた

イオリ「え゛……」

チナツ「……はあ」

「言わんこっちゃない……」

知ってた、ゲヘナだもの、諦めるしかないわよね……

dice1d100=22 (22) (知性40、成功するとあることに気づける)

「……！まさか、これは……！？いえ、どうして！？」
……碌でもないことが起こってるのは確定として
一つ気になったことがあるのよね

「そういえば先生、ヒナ委員長とはどこで待ち合わせをしてるの？」
"確か海辺で……あ……"
なるほど、ちなみに私たちが今いるのも海辺ね
「……危なかったわね、気付かなかったらこれまでの努力全部無駄になるところだったわ」
「ほぼほぼドンパチするの確定でしょうし……ヒナ委員長に対して誤魔化したり、足止めするのをお願いするわ」
"わかった、エンリたちも気をつけてね"
「もちろん、本当に不味そうだったら……二人に頼るかもだけど……」

ものすごーく嫌な予感するのよねぇ……どうにかなるような案件だといいのだけれども……

(成功したため、ヒナに色々バレるのを一旦先送りに出来ました)

えーっとぉ？
びしょびしょヘルメット団とスケバンの破茶滅茶が手を組んで？
美食研究会が再エントリーしてきて？
温泉開発部までやってきた？

ふむ……まあ、ヒナ委員長が居ないって情報流したのは美食研究会、それもアカリでしょうね
ついでに温泉開発部の部長さんのことだし、この情報掴んだうえで送り込んでるんでしょうね

……あのさぁ、マジで何やっちゃってくれてんの？
あんたたち普段から好き勝手してるんだから恨みとかないでしょ？？
ここまで袋叩きにしようとしてくることある？？？

アコ「……」
アコ「…………」
風紀委員A「アコ行政官、どうしましょう……！」
風紀委員B「行政官、ご指示を！」

アコ「……うっ」
風紀委員A「う？」

アコ「うわあぁぁんっ！！こんなの、こんなのどうしろって言うんですかぁっ！？」
あ、壊れた
いや、まあ、今回はしょうがないわね……気持ちはわかるわ……

アコ「あちらを立てればこちらが立たず！こんなに一斉に来られてどうしろと！？」
イオリ「あ、アコちゃん、一旦落ち着いて……」
アコ「これが落ち着いていられますか！！」
チナツ「とにかく、何か方法を……」
アコ「方法も何も、あんなのどう解決しろって言うんですか！？」
アコ「『ゲヘナで一番静かな海岸』とは何だったんですか！？今一番ホットな場所ではないですか！！」

「……それで、諦めるの？」
アコ「っ！？……そんなわけ……」
「はいはい、一旦落ち着きましょうか。焦ってたら出る案も出ないわよ」
アコ「なら、あなたは何か案を出せるんですか！？」

「それを皆で考えよう、って話よ。状況整理から始めましょうか」
「まず、この状況って一対多じゃないわよ。一対一対一対一みたいな感じ」
てか、正直対立型ハンドアウトを持ってる人達の共通の敵が私たちってだけなのよ
つまり……
「相手全体が連携とって来るわけでもないし、その勢力同士で争ってるから実際の脅威度はそれなりに下がってるんじゃないかしら？」
現に美食と温泉はドンパチやってる訳だし

「私的にはヘルメット団とスケバンに関してもリーダーを先に落として指揮系統混乱させればまた争い始めると思うわよ」
そもそも、全面戦争するのに私たちが邪魔だから手を組んでるだけだもの
この機会に相手側の戦力削ろうとする動きもあるだろうから、それを煽ればあっという間に同士討ち始めるでしょうね

アコ「……ちゃんと考えていたんですね」
「まあね、そこで無責任に言い放つだけなんて何様よ」
「とは言っても具体的な作戦内容は私じゃ思いつかないのだけれど……何か思いついた？」
アコ「ええ、現在の状態は鉄床戦術。なら打開するための戦略は籠城ではなく、連携が取れてないという弱点をつくための電撃戦！」
アコ「そもそも、こっちに寄せてしまうとヒナ委員長が気づいてしまう可能性も上がりますからね！さっさと叩き出してヒナ委員長に最高の夏休みをお届けしましょう！」

「調子戻ってきたじゃない、その意気よ」
チナツ「方針が定まったのはいいですけど……」
イオリ「本当に私たちだけでやるのか……？」
アコ「先程も言いましたが、相手は決して連携が取れているわけではありません。なので一点を電撃戦で突き崩すのはそう難しくないですし、そここらはいくらでもやりようがあります！」
「まあ、せっかくここまで委員長の助けを借りずに頑張ったんだもの。最後までやり遂げたいわね」

「あ、ちなみに相手側に大混乱引き起こす方法に心当たりあるわよ。ちょっと派手になるかもしれないけど」
アコ「聞かせて貰えますか？」
「ほら、前に私が──」

私が話し終わると、思い出したのか全員が微妙な顔になっていた

アコ「あぁ……そういえばそんなことありましたね……」

イオリ「私も現場に居たけど……死ぬかと思った……」

チナツ「後始末のためにかなりの量の書類書かされましたね……」

「あ、あの時は事故だから仕方ないじゃない！私だってビックリしたわよ！！」

「とにかく、狙ってやるからには今回は周りに気を使うし、そもそも既に破壊されてるから被害もそんなに出ない」

「何より大混戦状態だからこそ大きな被害が見込めるし、相手の攻撃手段も減らせる。かなりいいんしゃないかしら？」

アコ「いい案なのは同意しますね。それに失敗してもあなたを囮にすればまあまあの効果は出るでしょうし」

「……まあ、失敗したら責任取って囮やるわよ」

アコ「では作戦を実行します！全ては委員長の夏休みのために！」

さて、始めましょうか！

dice1d100=63 (63) (変装90)

dice1d100=94 (94) (隠密77)

温泉開発部員A「よーし、次はこっちだー！建物を撤去しろー！」
温泉開発部員B「温泉開発だぁ！！……って、あれ？ちょっと君、多分ここの担当じゃないよね？」
温泉開発部員B「見覚えないし……なんでここに居るの？」

温泉開発部員？「っ！？……いや、爆薬持ってこいって言われてさ、取りに来たんだよ」
温泉開発部員？「自分が担当してるところが計算違ったみたいでさ、足りなくなりそうなんだよ」
温泉開発部員B「ああ、そういうことか。呼び止めて悪かったね」

温泉開発部員？「…………」
そしてそのまま爆薬の保管場所に移動していく
温泉開発部員？「ふぅ……話しかけられた時はヒヤッとしたけど、何とかなるものね」
周りに人が居ないのを確認して、変装を解く
「さて、周囲はもう開発済みね……まあ、これ以上破壊しても文句は言われないって点ではありがたいけど」

さて、実は昔、色々あって温泉開発部と戦闘になった際に周りをよく見てなくてね……うっかり爆発物に引火させてしまったことがあったのよ
そして運が悪いことに前線が上がっていたせいで火薬の保管場所が近くにあって……そこもドカン
イオリ含む風紀委員も、温泉開発部も、纏めて爆破、ついでに市街地だったせいでまだ無事だった建物の一部も倒壊
……あの時の書類や反省文は本当に大変だったわね

まあ、今回は意図的にやるのだけれども、ついでに私は火とか熱には強いから大丈夫、って作戦ね
それじゃ……火付けて、出来るだけ離れて、瓦礫に隠れて、耳塞いで……

ドカアァァァァァァァァァァァァァン！！！！

(実はうっかり爆発物引火やらかししたことがあるのはPart2のスレで出てたりします)

エンリへのダメージ計算

dice1d100=66 (66) (神秘66)

成功するとダメージ-20、1/2で-30

爆発の威力

dice2d40=11 21 (32) -20(瓦礫と火と熱への耐性による補正)

温泉開発部員A「うわぁ！！な、何が起こったんだ！？」

温泉開発部員B「はあ！？爆発！？……さっき行ったアイツ、何やって……」

今のうちに高台に登って……よし、ここなら一通り状況を確認出来るわね

ふむ、温泉開発部はだいぶ混乱してるし、そこそこ被害出てるわね

この爆発のお陰でスケバンとヘルメット団の連合も動揺してるみたい

美食研究会は……そもそも人数少ないからもう立て直してるわね

まあ、これは予想通りだから別に良いのだけれど

……よし、風紀委員会が動き始めたわね

私もこっそり合流したいわね……流石にここから正面突破はキツいし……

取り敢えず移動しましょうか

dice1d100=5 (5) (隠密77)

よしよし、誰にもバレてないわね……
さっさと合流するためにここを抜けないと……あら？

メグ「え！持ってきた爆薬が爆破されて全部ダメになったぁ！？」
メグ「うーん……手持ちの分だけじゃ温泉開発厳しくなっちゃうなぁ……」
メグ「まあいいや、取り敢えず重機だけ使って開発続行で！」

……全くバレてないわね
こっち向いてないわね
さっきの掛け声で周りに人居なくなったわね

……こっそり近づいて……救急医学部直伝、衝撃だけで(多分)相手を傷つけずに気絶させる一撃！

ドカアァァン！
バタッ

「……いいお土産になりそうね」
(クリティカル効果でメグ撃破です)

ヘルメット団A「クソっ、怯むな！風紀委員長抜きの風紀委員会なら大したことない！」
スケバンA「取り敢えず撃て！どうせ兵力はこっちが上！とにかく数で押すんだっ！！」

「お待たせっ！今のところどう？あとお土産」
アコ「今のところ戦況は優勢、ですが指揮系統が安定する前に畳み掛けないと危険なので前線に参加して下さい！」
アコ「あと、捕まえてきたのはお手柄ですが、爆発が派手過ぎです！委員長が気づいたらどうするんですか！？」

「その時になったら考えましょう！」
アコ「それだとダメなんですよ！！」

「まあいいか、取り敢えず前線で暴れてくるわね」
アコ「良くはないですが……イオリと合流してサポートメインでお願いします」

アコ「委員長に気づかれる前にさっさと終わらせますよ！！」

「イオリ、お待たせ！サポートするわ！」

イオリ「エンリ先輩！ちゃんと無事だったんだ！」

「まあ、火や熱には強いからね、問題無いわ」

イオリ「それじゃ……覚悟しろ、規則違反者共め！」

dice1d100=24 (24) (戦闘82)

dice1d100=1 (1) (医療92)

成功で戦闘力+15、1/2で+25

スケバンとヘルメット団の戦闘力

dice1d100=27 (27)

風紀委員会の戦闘力

dice1d100=18 (18) +30(電撃戦補正)

一方で……

ヒナ委員長の疑念

dice1d100=71 (71)

先生の言いくるめ

dice1d80=7 (7)

(ヒナ委員長の疑念が先生の言いくるめを大きく上回ってしまうと……)

(ここで1クリかぁ……ww)

dice1d4=1 (1)

1.医療成長 dice1d10=5 (5)

2.的確な手当で全員絶好調、そのまま美食研究会即鎮圧！

(ダイス無し確定勝利、尚ヒナにバレることは変わらない)

3.何かが何かなってヒナを誤魔化せた

4. dice1d3=3 (3) + >>53 (プラスになる内容でお願いします)

……よし、普段よりもかなり手際よく手当出来たわ
会心の出来ね、なんかコツも掴んで成長した気もするわ

アコ「ヘルメット団とスケバンの鎮圧、お疲れ様です！」
アコ「温泉開発部側にはチナツを向かわせてます。火神さんのお陰で統率も乱れてますし、直に鎮圧出来るでしょう」

ヒナ「なるほど、相手側の包囲網を電撃戦で崩して鎮圧」
ヒナ「相手側の連携の甘さをしっかりとついたいい作戦ね、私でもそうしたわ」

アコ「おお……！さすがは委員長、その通りです！」
アコ「では、イオリたちはそのまま美食研究会の方に向かって下さい！」

余りにも自然と会話に入ってこられたけれど……あれ？
ここに居たらいけない人の声が聞こえたような……
そして、アコやイオリもそれに気づいたのか、茹だるような熱気の中にいるはずなのに、何故か寒気がし始める
アコ「全ては委員長の……」
イオリ「……」
「……」
ヒナ「……」
アコ「委員長の、なつやすみ、の……」

アコ「ええぇぇぇっ！？」
"ごめん！誤魔化しきれなかった！"
「先生のばかぁぁ！！」
理不尽かもしれないけど叫ばずにはいられない
せっかくここまでバレなかったのに……いや、かなりドンパチはしたけど……
終わった……

ヒナ「……アコ？」
アコ「あ、は、はい……」
ヒナ「訓練がどうしてこんなことになってるのか、その話はまた後で」
ヒナ「あとは美食研究会だけなのでしょう？さっさと終わらせましょう」
ヒナ「全員、戦闘準備」

この後のことは……まあ、語るまでもないわね
美食研究会がヒナ委員長に勝てる訳もなく……そのまま無事に鎮圧
この騒動は幕を閉じることになったわ

あ、ちなみに逃げようとしていた美食研究会は、しっかりと車で轢いて仕留めたわ

ヒナ「……ふぅ」
ヒナ「じゃあ、ホテルに戻ろう」
ヒナ「あ、それから……戻ったらすぐに、反省会を行う。全員参加するように」
イオリ「はぁ……」
チナツ「はい……」
「わかったわ……」
ヒナ「特にアコ、覚悟しておきなさい」
アコ「うっ……はい……」

そしてホテルに戻り……
アコ「す、すみませんでした、委員長！ただ、その……何とか事態を大きくしないように、解決しようとしていたと言いますか……！」
アコ「それなりに大きくなってたけど……？」
「それは美食が『ヒナ委員長は不在』って情報流したからだと思うわ……」
ヒナ「なんでそんな話が出てきたのかしら？」
「えっ…とぉ……」
アコ「あと、委員長にバレないように解決すれば万事OKかなと……」
ヒナ「そもそも、どうしてバレないようにしようとしたのか全然理解できない」

なんかこう……グッサグサ刺さるわね……
まともにヒナ委員長の顔を見れないわ

ヒナ「こういうのは、私に言ってくれればすぐに解決したはず……違う？」
「…………」
少し、ムスッとしてしまう
言葉にするのが難しいけれど……モヤっとした気分になる

アコ「それは、その……そうしたら……」
ヒナ「ん？」
アコ「そんなことしたら、また委員長は頑張ってお仕事をされちゃうじゃないですかぁ！」
ヒナ「……え？」
アコ「私はただ、委員長にお休みをとって欲しかっただけでしたのに……！うわぁぁぁん！」
ヒナ「ちょ、ちょっと待って……何の話？お休み？」
イオリ「えっと、委員長。アコちゃんが言うには、その……」
チナツ「委員長のストレスがすごいことになっているから、と……」
「私たちが来たのも正当性を更に追加して、断られにくくするためよ。この機会に連携を深めるのは実際にいいアイデアだったし」

ヒナ「ストレス？私が？……どうして？」
……本当に、この人は
自分に対して無頓着過ぎやしないかしら……

アコ「この前、私が淹れたコーヒーを委員長が『美味しい』って……ヒナ委員長、そんなこと滅多に仰らないのに……」
ヒナ「コーヒー……ってあの、シャーレとと共同作戦のことを話してた時の……？」
ヒナ「えっと……アコ、それは誤解」
アコ「……？」
……え？

ヒナ「あの時、私が美味しいって言ったのはストレスのせいじゃなくて、その、逆に気分が悪くなかったからと言うか……」
"海辺で食べるトウモロコシって美味しいよね、みたいな？"
ヒナ「せ、先生はちょっと静かにしてて……！」
……え？

ヒナ「その、何て言うか、えっと……」
ヒナ「こ、細かいことは気にしないで！とにかく、私のことを気遣っての行動だったのは分かったけれど……他にもやり方があったでしょう」
……え？
いや、気にするわよ？
つまり、先生に会える嬉しいワーイ(意訳)でテンション上がった結果の発言だったの？
……そういえば、今回の合宿中イオリも満更じゃない反応をよくしてたし、チナツも先生関連の話題になると楽しそうにしてるわね
天雨さんもあそこまで言えちゃうのって信頼の裏返しとも取れるわよね……

……私、色んな意味で呆れていいかしら？

私が内心呆れてる間も、話自体は真面目に進んでいく
アコ「はい、すみません……」
ヒナ「まあでも……この一泊二日、結構ゆっくり出来たのは確かだし……うん、色々と悪くなかった」
ヒナ「……でもこれはそれ、これはこれ」
ヒナ「それに私はやっぱり、何もせずにじっとしてるより、仕事をしてる方が落ち着くってことも分かったし……」
"完全にワーカーホリック……"
「間違いないわね……」
ヒナ「……何か言った、二人とも？」
"何でも無いです……"

……先生は引き下がったみたいだけど、私はそのつもり無いわよ
そのまま無言で立ち上がり、ヒナ委員長に近寄って……ヒナ委員長の頬を引っ張りながら言う
「あ　の　ね　ぇ」
ヒナ「ふぇ！？」
イオリ、チナツ、アコ「「「！！？？？」」」

「普通だったらあなたほど働いてたらぶっ倒れてるのよ！ドクターストップ案件なのよ！！」
「出来ちゃうからやるじゃないの！もっと休みなさい！！仕事押し付けなさい！！」
「あの狸議長と違って普段真面目なヒナ委員長にはその権利ぐらいあるわよ！！皆ちゃんとあなたのこと慕ってて、心配してるのよ！！」
「そ　も　そ　も　！」
「仕事してる方が落ち着く、って言い訳のしようがないレベルのワーカーホリックなのよ！重症患者なのよ！」
「もういい決めたわ、やむを得ない理由がない時にオーバーワークしてたらうちの部室に叩き込んで強制的に休ませます！！」

ヒナ「え……いや……」
「返事ははいか、イエスか、わかっただから！！」
ヒナ「わ、わかった……」

一先ず言いたいことを言い切ったので席に戻る
仕切り直しね

ヒナ「と、とにかく、どうやら今回の夏の合宿訓練はめちゃくちゃになったみたいだし……」
ヒナ「このまま帰ったら万魔殿のやつらに、どれだけ嫌味を言われるか分からない」
本当にアイツら暇人よね……風紀委員会が何かの弾みで崩壊したらゲヘナの治安がマッハで終わるって言うのに……
ヒナ「……うん、仕方ない。決めた」

ヒナ「今からあらためて、夏の合宿訓練を始める」
……わぁ
イオリ「えっと、委員長、訓練はある程度っていうか、もうボロボロっていうか……」
ヒナ「現時点をもって、海への出入りは禁止。元々私が準備してたスケジュールの通りに、これから36時間の地獄の訓練を始める」
？？？？？？？？？？？？？？？？？？

イオリ、チナツ、アコ「「「……」」」
ヒナ「自由時間は一切なし、このくらいの長さだから当然徹夜。この二日間みんな夏を満喫したみたいだし、少しくらい辛くても耐えられるはず」
？？？？？？？？？？？？？？？？？？

ヒナ「これなら万魔殿のタヌキ共も、文句は言えないでしょう」
「むしろ一周回ってドン引きされるか、同情されるわよ」

ヒナ「救急医学部は……そうね……」
ヒナ「私たちほど厳しくいくつもりはないけど、ある程度付き合って貰おうかしら？流石に海への出入りは禁止にするけど」
え、ちょっと待って、困るわ
少人数の活動強化って名目で、半分が訓練してる間残り半分は遊ぶつもりだったから……結果的に全部潰れちゃったけど……
とにかく、巻き込む訳には……と葛藤していると
ヒナ「もしくはあなただけ参加の代わりに私たちと同じメニューをこなす、でも良いわよ」
「じゃあそっちで」
アコ「えっ！？」
イオリ「即答！？」
「まあ、せっかくの機会だし」
ある意味これも"みんなで"強くなるに該当するでしょうし、迷う必要が無いわね

あ、でも……
「まあ、やるのはいいのだけれども……ちょっと待っててちょうだい」
そう言って救急医学部のグループで通話を始める
まあ、私は良いのだけれど……他のみんなが流石に可哀想だし……手を打ちましょうか
私の予想通りなら……
「もしもし、そっちの様子はどうかしら？」
『少し前に手当終わって今撤収準備始めてるところ〜』
『先輩、今回酷い目に遭ったのでなんか奢ってください』
『あ、風紀委員会の中には重症の子は居ませんでしたよ』
『どちらかと言うとスケバンとかヘルメット団とかが……自業自得とはいえ、風紀委員長の恐ろしさを再度思い知ったわ……』
好き勝手やいのやいの話し始める、相変わらず元気ね〜
まあ、仕事中だったり、セナの前だと割とキッチリしてるけど、私がそういうの苦手なのもあって皆私に対しては緩かったり雑だったりするのよね
「あ、私は風紀委員会と一緒に残ることになったわ」
『え？一人だけ遊ぶんですか？』
『うわ、狡い』『先輩サイテー』

「違うわよ、これから風紀委員会と一緒に36時間の地獄の訓練スタートよ。なお遊ぶの禁止徹夜前提ね」
そして向こう側がシーン……と静かになった

『バカじゃねーの？』『なんて？？？』
『先輩とうとう頭イカれたんですか？』
『風紀委員会の子が疲労困憊で死にかねないので却下しろ、今すぐに』
『ドクターストップ案件、洒落にならん』
『今すぐその案出したヤツの頭をかち割ってやれ』
『一人でトリニティの校舎突っ込む方がマシ』
『ジョークにしてはセンス無いですよ』
『頭マコトかよ』『マコトって誰だっけ？』
『イブキちゃんの保護者枠でしょ』『あっ、思い出した。でもなんでその人出てきた？』
『提案したやつの正気を疑う』

うわ、思ったより凄い勢い
まあ、うん……風紀委員会全体をよく見て、体調とか疲労具合とか把握してるからね……
無謀だって趣旨の言葉は聞けると思ったわ……まあ、想定してた10倍は過激だったけど……
その後簡単に指示を出し、電話を切る
そして皆に、ヒナ委員長に向き直り
「まあ、うちの部員たちがあそこまで言うくらいには疲れきってるみたいだし……休憩入れてあげた方がいいと思うわ」
ヒナ「……そ、そうね」
まあ、あそこまで言われれば流石に考え変えるわよね……てかヒナ委員長結構引いてるわね、当たり前だけど

「あ、でも私は今からでもいいわよ」
チナツ「ちょ、ちょっと待って下さい！エンリ先輩昨日疲れてダウンしてたのに大丈夫なんですか！？」
イオリ「そうだよ！無茶しない方がいいって！」
「あー、昨日のは……」
ここで昨日まで変に焦って空回りしてたことやら、先生との話やらが脳裏を過ぎる……改めて思い返すと、恥ずかし過ぎる……！
その恥ずかしさを振り払うために勢いよく続ける
「だ、大丈夫だから！問題無いわよ、ええ、問題無いわ！」

ヒナ「……わかったわ。やる気があるみたいだし、私も全力で応える」
「ありがとう、よろしくお願いするわ」

正直なことを言うと、一瞬だけ早まったかな？と思ったけれど……思い出すのは今回の合宿でも何回か負けたり、追い込まれたこと

そして、トリニティでアイツに負けたこと

……ああ、あの出来事はきっと呪いであり続けるのでしょうね
かの偉大にして冒涜的な邪神の一柱、その力を扱うものとしての自負はへし折られた
自身より強大な存在に、一種の狂気を持って立ち向かう探索者としての意思は紛い物だと思い知らされた
所詮、私は邪神のなり損ないで、人間モドキの何かだった

一度起こってしまったことは決して消えなくて、抱えて生きていくしかなくて……
それでも、次に繋げることは出来るのだから

むしろ、いい機会だった
私の力は大したことが無いのを知れた、ハリボテの虚仮威しであることを知れた
なら、そうであることを前提で組み立てればいい
なら、少しでも『生ける炎』に近づけるようにすればいい

やりたいことが、欲することが、目指すものが、定まった
なら、そこに至るために進み続ければいい

これから先、何があっても
私の居場所は絶対に奪わせない

ヒナ委員長のなつやすみっ！、終了

成長判定

dice1d100=79 (79) (戦闘82)

dice1d100=74 (74) (医療97)

dice1d100=8 (8) (知性40)

dice1d100=35 (35) (神秘66)

dice1d100=92 (92) (運転99)

dice1d100=23 (23) (薬学93)

dice1d100=9 (9) (変装90)

dice1d100=11 (11) (隠密77)

dice1d100=80 (80)

10以下で……？

ヒナ委員長とのマンツーマン指導からの地獄の36時間訓練の成果

成長判定ダイスを5回振り、失敗数×1d4の成長

dice5d100=2 100 31 81 63 (277) (戦闘82)

dice5d100=73 6 98 87 92 (356) (運動40)

dice5d100=80 19 72 75 52 (298) (医療97)

戦闘成長

dice1d4=3 (3)

運動成長

dice4d4=1 2 1 4 (8)

本編とは関係ないKPによる語り風の導入

これから始まるシナリオは、疑心、憎悪、虚構、無力感、絶望、それらの膨大な悪意に塗れています
しかし、それがどうしたと言うのでしょう？

あなたは"探索者"です
八方塞がりで詰んでいたとしても、より良い終わりを求めて足掻く、諦めの悪い人間です
人が決して適うはずもない、冒涜的で狂気に彩られた宇宙的恐怖に立ち向かう愚者です
そんな"探索者"がたかが人の悪意程度で膝を折る道理など無いでしょう？

話を変えまして、ダイスの影響が無いとは言いませんが、結末というのは選択の積み重ねによって決まります
ですから、どうか後悔のない選択を

シナリオ『エデン条約』
始めていきたいと思います、よろしくお願いします

>>69

最後に『選択』の重要さをやんわりと念押ししてくる所がキヴォトスの優良KPらしさが有るなぁ

とうとうこの日がやってきた
エデン条約締結当日、私はトリニティ自治区との境界線からそう遠くない交差点で待機していた
そろそろ、ここに設置されてる大型スクリーンで中継が流れ始めるでしょうね

「…………」
セナ「気難しい顔してますね、何か懸念点でもあるのですか？」
「いや……根拠は無いわ。ただ、少しだけ嫌な予感がするだけ」
セナ「なるほど、そうでしたか」
「基本的には大丈夫……だと思うけど……」

一緒に待機してるセナにまで心配されるなんてね……もう少し気楽にいければ良いのだけれど……
……まあ、確かにうだうだ悩んでても変わらないのも事実よね
……あ、そろそろ中継が始まるわね

シノン「今この動画をご覧の皆さん、こんにちは！」
シノン「クロノススクール報道部のアイドルレポーター、川流シノンです！」
シノン「本日はついに締結される、ゲヘナ学園とトリニティ総合学園の『エデン条約』の調印式。その現場に来ております」
シノン「私は今、『通功の古聖堂』の前にいるのですが……」

うーん、隠す気ないレベルでバチバチしてるわね、これは酷い
シノン「すでに現場は熱がこもっており、互いに譲らまいと張り詰めた空気になっておひます！」
シノン「誰かが一歩間違えればこの場が大惨事になりそうなほどの雰囲気です！感じられますでしょうかこの空気感！」
凄いわね、クロノススクールって結構その場のノリとかであることないこと言い始めること多いのに、今回は何一つ間違ったことを言ってないわ

その後、余計なこと言い過ぎだと注意され、画面が切り替わった
……いや、飛んでくる言葉が拳に変わる前にって何よ

シノン「ものすごい威圧感ですね！ここが調印式の会場である、古聖堂の様子です！」
シノン「『どうしてこの場所が選ばれたのか』ということにつきましては、どうやら或る筋の情報によりますと『ゲヘナの首脳部からの提案』とのことです！これは意外！」
「え、あの狸が？」
本当にビックリして思わず声に出てしまったわ

シノン「ここがかつて、トリニティの『第一回公会議』が開催された歴史的な場所だからでしょうか？」
シノン「いえいえ、そうではないようです。どうやらその理由は……『これほど大きなイベントなのだから、大きくて権威のある場所が良い』とのこと」
シノン「要するに、『デカい場所の方がカッコ良いだろうが！』とのことです！なるほど、分かりやすいですね！」
えぇ……まあ、らしいと言えばらしいけど……

シノン「少々話は変わりますが、先ほど申し上げた『第一回公会議』、そしてそこで定められた戒律は、当時の『ユスティナ聖徒会』という強力な集団が守り続けたと言われています」
シノン「果たしてそれが関連してるのでしょうか、本日はトリニティの『シスターフッド』もこの調印式に参加していることが確認されています」
そういえばシスフの前身的組織がユスティナ聖徒会だったわね、万魔殿のところに忍び込んで調べたのがかなり昔に感じるわ……

シノン「さあ、トリニティ総合学園に吹き荒れる政治の嵐の行方は果たして……はい？難しい話は良い？視聴率とアクセス数が落ちる？」
シノン「政治もやってられませんが、デスクからの圧力もやってられませんね！しかし、私たちには言論の自由が──」
自動音声『現在回線の影響などにより、映像が乱れております。少々お待ちください』
えぇ……

シノン「……エデン条約が締結されるとその後、両学園の首脳部は古聖堂にて『エデン条約機構(ETO)』の創設に同意することになります！」
シノン「そうするとトリニティとゲヘナ……長年敵同士だったこの二つの学園は、お互いの間で行われる紛争について、共に解決するという義務を負うことになります！」
シノン「この古聖堂で締結されるということもあり、神聖な戒律の守護に従い、その義務を誠実に果たすことが期待されるのではないでしょうか！」
シノン「ややこしいですね、簡単に言いましょう！これまでいがみ合ってきたことでも有名なこのキヴォトスの二つの巨大な学園が、ついに平和のため手を取り合おうとしているのです！」
……まあ、素直にお互い手を組めるかというとまた別問題なのだけれどもね！！
絶対、ぜぇったいに揉める！100%揉める！！

シノン「さあそんな大事なタイミングで、我らが連邦生徒会はなにをしているのでしょうか？」
……確かに、あの人たち何してたんだろ？
トリニティで色々起こってたのに何もしてないって……いや、シャーレは一応連邦生徒会所属組織だけど、なんか違うって言うか……
シノン「昨日行われた、連邦生徒会による緊急記者会見の様子をご覧ください！」

「……は？」
ちょっと待って、一部の絵面酷くないかしら？
もう嫌な予感しかしないんだけど

この時の連邦生徒会の会見は本当に酷い
絶対に書面での声明発表だけしてた方がマシだったよ

(この先のエンリの反応考えてたらミカ戦並にお口が悪くなる可能性が出てました……)

振り忘れてたヒナ夏での好感度、友好度上昇

ヒナ dice1d10=8 (8) +5

アコ dice1d10=1 (1) +5

イオリ dice1d10=4 (4) +5

チナツdice1d10=10 (10) +5

(左対象→エンリ　右エンリ→対象)

先生 dice2d20=13 1 (14) +5

リン「……以上で会見を終えます」
少しの沈黙のあと質疑応答が始まる
記者の生徒A「ちょっと待ってください行政官
！それはつまり、連邦生徒会長の行方はまだ分かっていないということですか？」
リン「要するにそうです」
記者の生徒A「要約しなくてもそうでは！？」
……うわ、オモロ。お笑いとか漫才の類じゃん

記者の生徒B「連邦生徒会の能力について、世間の評価は厳しくなっています。この点についてはいかがでしょうか？」
モモカ「まあ仕方ないんじゃん？」
アユム「モモカちゃん……！」
は？
リン「不確定な情報につきましては、現段階でのコメントは差し控えていただきます」
いや、不確定も何もさ、評価とは相対的なものである以上"そう思われた時点でダメ"なのよ
てか、実際にここ最近何かしたって聞かないし……まさかだとは思うけどさ『シャーレは連邦生徒会直属だからシャーレの功績=連邦生徒会の功績』とかいう寝言言い出さないわよね？

あとさ、この場で必要なのは形式だけだとしても謝罪、『そのような不安を抱かせてしまい申し訳ありませんでした、以後精進致します』じゃないの？
ポーズだけだとしても、そのポーズこそが重要かつ必要だと思うのは私だけ？
なんか書類仕事みたいに定型文淡々と垂れ流しておけばいいや、みたいなのが透けて見えるのだけれど

記者の生徒C「それぞれの自治区で起きているジェントリフィケーションへの対応策はどうなっていますか？」
ジェントルマンフィリ……何？
ササッと手元のスマホで調べたところ『都市の居住地域を再開発して高級化すること』みたいね

記者の生徒D「『SRT特殊学園』の閉鎖が決定したこと、それと以前のサンクトゥムタワーでの騒動は何か関係があるのですか？タワーの一部が焼失したとの情報もありますが？」

「……え？」
嘘でしょ……ここ最近ずっと忙しくてニュースとか見てなかったから知らなかった……
閉鎖……しちゃうんだ……"彼女"達、大丈夫かな？
ふと思い出すのは、私に──『邪神のなり損ない』に立ち向かってきた彼女たちの姿
意識が朧気だったにも関わらず鮮明に覚えてた、強い信念を、『正義』を感じさせる目
『正義』なんてあやふやなものを抱えようとする、どこか『探索者』を感じさせる想いの強さ

……色々落ち着いたら探してみよう、なんならゲヘナに来て欲しいな

記者の生徒E「トリニティとゲヘナの『エデン条約』につきましては、どのようにお考えですか？」
……さあ、あなたたちは何をしてくれるの？
あなたたちの連邦生徒会長が発案した『エデン条約』に対して、あなたたちは何をしてくれるの？

リン「各学園の自治区で起きた事件につきまして、基本的にはそれぞれの学園に対応を委ねています。連邦生徒会の無闇な介入はかえって無責任かと考えます」
モモカ「まあ、介入する時間も人手も無いし」
アユム「モモカちゃん……っ！」
は？……使えないわね
そもそもこれって、連邦生徒会による仲裁前提でしょ
そうじゃないとそもそも無理なのよ、仲裁役消えたのにここまで来れたのが奇跡よ
……長年の確執、舐めすぎじゃないかしら？

リン「それでは、この辺りで終了とさせていただきます」
…………

プツリと画面が一度消え、クロノスのレポーターが再び映る
シノン「はい！つまりは『あんまり興味無い』ということですね！」
シノン「さすがは連邦生徒会！その大らかさは天をも突き抜けるようです！」
シノン「それでは次に、このエデン条約に参加する各学園の主要人物につきまして──」

はぁ、つまんな
都合の悪いこと丸々スルーして終わり？
バカにするのもいい加減にして欲しいのだけれど
こっちがどれだけ大変な思いしたと思ってんの？
ああ、ごめんごめん、あなた達からしたらどうでもいいもんね
ついでに『私たち頼りにしてた連邦生徒会長が居なくなっちゃってたいへーん！探さなきゃいけなくて忙しいよ〜』って主張でしょ……ふざけないで

そもそも、こっちだって盛大に失踪の煽りをくらって大変だったのだけれど
部室は一杯、それにも関わらず運ばれてくる怪我人たち
不良に風紀委員に一般市民に……私たちの理念として、誰であろうと保護した患者は回復するまで保護するの、だからこそ地獄だったわ
挙句の果てになんとか時間と人員を捻出して、チナツを向かわせたら暇人呼ばわり？
本当にいい加減にして欲しかったわ

それに……ねぇ……呑気に菓子食って仕方ないだの無理だの言ってるやつは論外として、そいつに対してストッパーのフリしかしてないやつ、呑気に欠伸してるやつ、早く終わらないかなって言わんばかりに時計見てるやつ、怪我してるけど呼ばれたから仕方なく来ましたって感じのやつ──これは、まあ、この人自体は悪くない、かな？
……なんなの？本当になんなの？
下手くそなアピールして、何がしたいの？
私たちは無能です、って喧伝して、苛立たせて、なに？
それにさ……現状って、先生という一個人に全部任せてるのよ
あと、当番に行ったことがあるからわかる……先生の仕事には少なからず連邦生徒会から回ってきているものもあったのよ

ゲヘナもトリニティも先生も……直接見てないから断言は出来ないけど、多分SRTも
みんなそれぞれ頑張っていた
きっとやれることをやろうとしていた
それぞれ苦悩を抱えながら、困難にぶつかりながら、それでも必死に頑張っていたのに

どこか裏切られたように感じた
馬鹿にされたように感じた
取るに足らない些末な事として片付けれたように感じた

……ふざけるな、ふざけるな、ふざけるな！ふざけるな！！ふざけるな！！ふざけるなぁ！！！

セナ「エンリ、怖い顔してますよ。落ち着いてください」
「……ごめん、ちょっとイライラし過ぎたわ」
深呼吸をして、心を落ち着かせる
そうだ、ここで怒ったところで何か変わるわけじゃない
一度起きたことは変えられないし、過去に文句をつけることなんて誰でも出来る
何より、それをしたところで現状に変化を起こすことも出来なければ、何かを生み出すことも出来ないのだから

「はあ……子供みたいなみっともない癇癪起こしてしまうなんて……本当にダメね、私」

連邦生徒会は何と言うか全員優秀なのだろうけど何というかそれぞれ特効薬みたいな感じなのがなー…。
「連邦生徒会長」という処方箋によって各職員が適切な処置が出来ていたんだろうけど、DUの処方すらままならない状況だしな～

それはそれとしてモモカはしゃんとしなさい。

そして時間が経つにつれて、着々と準備が整っていく様がニュース越しでもわかった
両学園の主要人物が、次々と集まっていく

あれ？そういえば万魔殿は飛行船で向かってるみたいだけど、なんかあったような……
えっと……確か飛行船って贈られる予定のもので、その相手って確か……

ドカアアァァァァァン！！！
その時、調印式会場で鳴り響くはずのない音がスクリーン越しに聞こえ、映像が乱れる

そして、映像が戻ると同時に、アナウンサーの焦った声が聞こえてくる
アナウンサー「緊急事態です！古聖堂が、正体不明の爆発によって炎に包まれ……！」
アナウンサー「これは一体……せっ、尖塔が崩れています！」

私とセナはアイコンタクトせずとも、同時に車へ飛び乗った

飛び乗ると同時に鍵を差し込み、エンジンをかける

そのまま流れるようにアクセルを全開にして走り始める

セナが救急医学部に対して、テキパキとメッセージや通信で指示を出し始め、私は運転しながら通信と電話の準備をし始める

「イオリ！チナツ！返事出来るなら返事して！……ちっ、流石にまだ、ダメみたいね」

なら次は電話……彼女はまだ無事なはず、繋がるといいのだけれど……

「……イロハ、出てくれるかしら」

dice1d3=3 (3)

1.……流石にマナーモードか何かしてるわよね、出なかったわ

2.繋がった……！

3.2+あれ？向こうの声が聞こえる……？

イロハ「マコト先輩、一体何を……？」
マコト「これで邪魔者はすべて消える。ティーパーティーも、あの目障りだったヒナも！」
……これは……スピーカーモード？
結構エンジン音とかうるさそうなのに向こうに聞こえてなさそうなのは、直前に音量弄ってくれたのかしら？
まあ、こっちのマイクもオフにして……よし、録音開始

マコト「分かるかイロハ、これぞ一石二鳥ってやつだよ」
マコト「何を隠そうこのマコト様は、トリニティを恨んでいるアリウスと前々から結託していたのさ！」
それは……知ってたけど、慢心しちゃったわね
アリウスの境遇的に支援がなければ事が起こせないと思ってたけど、違ったみたい
だけど……アリウスは一体どこから支援を受けたのかしら……

マコト「ティーパーティーの内紛も、クーデターも、私は最初から知っていた。全ては今日の計画のために！」
イロハ「クーデター……？」
そこまでちゃんと共有していたのね……

イロハ「いつの間にそんなことを……つまり先輩は、最初からエデン条約を結ぶ気は無かったと？」
マコト「ああ、そんなことこれっぽっちも興味無いね！私の関心はずっと、邪魔者どもを片付けることだけ！」
…………

マコト「いつまで経っても姿を現さないティーパーティーの奴らをおびき出すため、あくまでそのために条約へ同意する振りをしていたのさ」
マコト「そのついでにヒナまで片付いた、こんなラッキーなことはない！キキキッ！」
こいつ本当に……
今のゲヘナが誰によって成り立ってると思ってるのよ！！
それに、こんなテロ紛いなことで侵略しても周辺の学校が認めるわけないじゃない！！
一応、本当に一応、連邦生徒会発案の条約なのよ
それをぶち壊して正当性なんかある訳ないじゃない！！

マコト「そのために、アリウスは多大なサポートをしてくれた。この飛行船だって私たちの友好の証としての贈り物……敵の敵は味方ということだよ、キキキキッ！！」
っ！そうか、うわ、最悪、私のバカ！！
飛行船が贈られてた時点でアリウスとの繋がりがまだ生きてる、って判断できたじゃない！
……落ち着け、落ち着け私
過去は変えられない、いくらIFを思い描こうが事態の解決には何の役にも立たない
大事なのはこれからどうするか
最悪の結末を避け、より良い未来を掴むために必要なものを考えることなのだから

……それはそれとして、後でしっかりと"お話"する必要はありそうね

マコト「さあ、アリウスに連絡を。本格的にトリニティの壊滅戦を始めようじゃないか」

マコト「ヒナにナギサ、私の邪魔者はもう誰もいない！」

マコト「今こそトリニティを、キヴォトスの地図から消し去る時だ！」

イロハ「マコト先輩……そのアリウスが下手したらトリニティ以上に憎んでいるのが、私たちゲヘナなんですよ。どうして私たちと手を組むと思ったんですか？」

マコト「……何ぃっ！？」

はい、バカ乙

よくよく考えてみればアリウスだって元々はトリニティ側だったんだし、嫌ってて当然よねぇ

敵の敵は味方理論はね、『敵の敵』が第三者の場合のみの話なの

今回は『敵の敵』である前にそもそも『敵』だから……まあ、間違いなく利用されてるわよね

イブキ「ねえねえ、このたくさん置いてある箱って何？『取り扱い注意』『可燃性』って書いてあるけど……」

イロハ「まあ、つまりは……またマコト先輩が騙された、と」

「え、ちょっと！イロハ！！」

思わず声に出てしまう、マイクをオフにしていたので急いでオンにしようと操作し始めた時

イロハが先程までと違い、少し声を潜めながら話し始める

イロハ「さて、このタイミングで電話掛けてくるってことは……動き始めてくれてるんですよね」

イロハ「という訳でエンリ先輩、あとは頼みました。私は救急医学部の部室でサボることにします」

「……わかったわ。あと私が常備してるお菓子、イブキちゃんと一緒に食べててもいいわよ」

「あと、私が言うのもなんだけど、こんな事していいの？状況がわかったからありがたいのだけど……」

イロハ「良くはありませんけど……イブキをこんなことに巻き込んだ意趣返し、ってことで」

そこでブツリと電話が途切れる

ふと空を見上げると万魔殿が乗っていた飛行船が炎に包まれながら墜落していくところだった

あの感じだと落下地点は……

dice1d100=57 (57) (ナビゲート61)

「……セナ、あの感じだと多分この湖に落ちると思う」
セナ「さすがは議長、いつも通り運が良いですね」
「本当……無駄に悪運が強いのよね……」
まあ、湖に落ちるのならイロハたちも死にはしないでしょう

万魔殿の面々の救助は他の部員に任せるとして……私達は取り敢えず古聖堂に向かうべきよね
みんな……特に、私たちに比べると脆い先生が無事だといいのだけれど……

引き続き車を走らせながら、現地にいる風紀委員会の通信が聞こえないかとガチャガチャいじっていた
セナ「エンリ、少し落ち着きましょう」
「わかってはいるけど……あと、いじりながらの運転だと事故る可能性あるけど……それでも……」
背景はわかった、でも現地の情報が不明なのは変わってないのだ
向こうがどうなっているかも、早く把握しないと……

ザッ…ザザッ……
「よし来た！」
運転しながらずっと、操作しているとようやく通信が拾えたわ
急いで正確にチャンネルを合わせて……マイクもつけて……

アコ「予備部隊は準備終わり次第動いてください！」
アコ「トリニティを蹴散らして、委員長を一刻も早く見つけるんです！」
「何バカなこと言ってるの！？そんなことしている場合じゃないのよ！！」

アコ「火神さん！？なんで……」
「ニュースで何か起こってるのだけわかったけど、詳細わからないから情報が欲しくてね。現地の誰かと連絡取りたかったのよ」
「あと主犯はアリウスよ！詳細は……今は言えないけど、信じて欲しい。周辺を調べれば白コートにガスマスクしてる武装集団が居るはず！」

アコ「仮にそれが正しかったとして、トリニティとアリウスが組んでいる可能性はあるんじゃないですか？現に組んでた訳ですし」
「向こうのトップの襲撃とかまでしてたから絶対にないわ。そもそも組んでたやつは牢屋に叩き込まれて何も出来ないもの」
「あと今はトリニティと争ってる場合じゃないの！取り敢えず体制立て直して、これからどうするかを考えないと」

アコ「ではなぜヒナ委員長が居ないんですか！？きっとトリニティのやつらが……」
「だから落ち着きなさいって！こういう時こそ冷静にならないでどうするのよ！」
「ヒナ委員長は……多分、先生の保護するために動いているんじゃないかしら？私だって真っ先に考えたのがそれだし……」

「とにかく、ヒナ委員長が居ない時こそあなたが冷静にならないでどうするのよ！信頼されてるのだからしっかりしなさい！！」

アコ「……はあ」
アコ「まあ、直接トリニティに行って色々としてたあなたが言うのでしたらそうなんでしょうけど……向こうはこちらと戦闘する気みたいですよ？」
「は？……え、何が確認できたの？」
アコ「ティーパーティー傘下の砲撃部隊が再編を始めています、その様子からして対象は間違いなくこちらのようですね」
「うへぇ、あれかぁ……見た事あるからわかるけど、ちょっと洒落にならないわねぇ……」

ただ、桐藤ナギサが真っ先にこちらを疑うとも考えづらいのよね……疑心暗鬼はあの一件で大分払拭されてるはずだし、となると
「まあ、いい感じにあしらって撤退するしか無いんじゃないかしら？」
「トップの指示も特に無いのに、勝手に暴走して、敵見誤ってるような、頭の中まで軽くてスッカスカの茶葉で出来上がってるやつなんか相手にしてらんないわよ」
「それに、やられたらやられたでこのことネタにして相手側から何かゆすりましょう」
アコ「相変わらず性格悪いですね、てか今私のこともバカにしませんでしたか？」
「いや、あなたに対しては特になんとも。私って身内には甘いのよ」
「例え同じやらかしでも身内なら特に何もしないけど、そうじゃないなら死ぬほどこき下ろす、それが私よ！」

アコ「本当に性格最悪ですね！」
「褒めても何も出ないわよ！」
アコ「これのどこが褒めてることになるんですか！！」

「それで、落ち着いた？」
アコ「ええ……他の人が焦ってるのを見ると逆に落ち着く、というのを身をもって実感しました」
「うぐっ……やっぱり私ってわかりやすいの？」
アコ「すぐに口調が荒れますし、畳み掛けるような言い方になるので、割と」
アコ「……まあ、私の方も大分冷静さを失っていたのは事実ですが」
「ここで冷静になれたのなら問題無いでしょ、このまま暴走してたらちょっと洒落にならなかったけど」

アコ「ええ、その通りです。そもそも、トリニティ程度がヒナ委員長をどうこう出来るはずがないのですから杞憂でしたね」
「まあ、雑兵がどうこう出来る人では無いのは事実よね」
「……あ、そういえば私って向こうの剣先委員長と同格って言われてる人と実際に戦ったのだけれど……」

「ヒナ委員長の方が強かったわね」
いや、実力差そこそこあったから比較難しくて、本当はわからないのだけれど……今ぐらいは言い切っちゃってもいいでしょう

アコ「ええ、ええ、そうでしょう！そもそも委員長に何かあった時はキヴォトスが滅びてる時でしょうし」
「いや、言い過ぎ……言い過ぎ？……じゃないかも……」
それだけ普段の無双してる印象が強過ぎる……！

もちろん、私達は本当に心の底から大丈夫だなんて思えてる訳では無い
まだ不安も、焦りも、少なからず残っている
そんなことはお互いにわかってる
それでも、不安や焦りは視野を狭めて、取り返しのつかないことを引き起こしてしまうかもしれないから
今はきっと、軽口を叩いて、不安を払拭して、少し調子に乗るくらいがちょうどいいのよ

「それで、周辺状況はどうなの？」

アコ「今調べさせているところです、そろそろ報告が来るはず……」

アコ「っと、話してたら来まし……これは、一体？」

「ん？アリウス以外にも何かあったの？」

アコ「取り敢えず情報送りますね」

えっと……ん？うわ、凄い格好

ピッチリとしたハイレグレオタード状の服にシスターさんが付けてるベール、そして顔はガスマスク……何これ、いや本当に何？

アコ「……シスターフッドが関係しているのでしょうか？」

「うーん……聖園ミカを独房に叩き込む時に協力してくれたし、裏切りはないと思うけど」

「全くの無関係とも考えづらいわよね……まあ、ガスマスクしてるしアリウスの関係者でもあるのかしら？」

アコ「調査に向かった人達からの報告によると撃破すると消えたそうですが……」

「ふむ……まあ、確かなのは相手の欠点のひとつであろう人数不足は多少なりとも改善されてるのでしょうね」

この感じだと少しでも人手が欲しいわね

dice1d5=1 (1)

1.2.3.祈りは届かず

4.イオリ「いたた……あの爆発はなんなんだ？」

5.4+チナツ「うっ……一体何が起こったのでしょうか？」

まあ、今ある手札で対処する方法を考えるのが無難よね
無いものねだりしたって何か変わるわけじゃないもの

セナ「エンリ、ここに向かってください」
そう言って見せられた地図にはピンが一つ刺さっていた
でも特筆するようなものがここにあったっけ……？
「え？……いや、いいけど、これは？」
セナ「ヒナ委員長から送られてきました。ここで合流して先生を保護して、とのことです」
「え！？委員長から！？」
アコ「委員長の場所がわかったんですか！？なら今すぐ向かわないと！」
「いや……これ思ったよりも不味い？わざわざ私たちに頼むってことは委員長一人では厳しいってことでしょ……」
「あとこの感じだと情報漏洩を防ぎたいって感じでしょうから、動く人数は最低限にした方がいいと思う」
アコ「うっ……まあ、機動力の面から見ても向いてないのは確かですね……」
まあ、大人数で足並み揃える必要がある以上、動きはかなり遅くなるわよね……
「それにしても……アリウスにバレないようにしたかったのか、焦っていたのかわからないけど、報連相はして欲しかったわね」
伝言とかも残さずに行くのはちょっと……危うく風紀委員会が暴走するところだったし……
やっぱりあの人はすぐに抱え込んじゃう、って印象が拭えないのよね……

アコ「まあ、一先ず委員長の無事が確認出来たので良しとしましょう。私たちは引き続き撤退準備を進めます」
アコ「それでは、委員長と……ついでに先生のこと、頼みましたよ」
いや、委員長の言い分からして先生メインなのだけど……まあ、ツッコまなくていいか
「任せてちょうだい、最善を尽くすわ」

それに……

『もし先生が何かしらの危機に陥ったら、必ず助けに行くから』
『先生が教えてくれたやり方で、しっかりと強くなってね』

先生と約束したから、ね
約束は果たされるためにあるのだから

さあ、私の"シナリオ"を始めましょう

ルール

①道路の状況をダイスで決定します

dice1d4=1 (1)

1.2.障害無し

3.高速ターンが必要(運転-10)

4.スピン・ターンが必要(運転-25)

②ハザード(障害)を決定します

dice1d6=3 (3)

1.2.3.特になし

4.進路上に瓦礫が、破壊しないと！(戦闘85で判定)

5.なんか変な格好したシスターが！(運転99で判定)

6.迂回路を素早く見つけないと！(ナビゲート61で判定)

③運転判定とハザードの判定を行います

dice1d100=23 (23) (運転99)

dice1d100=16 (16) (ハザード判定)

両方成功したら進行度を1進めます

どちらか失敗した場合トラブル表を振ります

進行度が dice1d3=2 (2) +4になると合流地点に到着します

ロスが少なければ少ないほど、次の"重要なシーン"でボーナスを与えます

進行度1/6

ふぅ、ここら辺は特筆すべきような障害が無くて助かったわ
今のところは順調、だけどアクセル全開だから事故には気をつけないとね……

……あと、アリウス兵やガスマスクシスターがちらほら見えるわね
今のところは妨害されそうにないけど、されたらかなり厄介になりそうね

……急ぐことと、焦ることは別物
一つ一つの動作を、冷静に、確実に、でも可能な限り素早く

①道路の状況 dice1d4=4 (4)

1.2.障害無し

3.高速ターンが必要(運転-10)

4.スピン・ターンが必要(運転-25)

②ハザード(障害) dice1d6=6 (6)

1.2.3.特になし

4.進路上に瓦礫が、破壊しないと！(戦闘85で判定)

5.なんか変な格好したシスターが！(運転99で判定)

6.迂回路を素早く見つけないと！(ナビゲート61で判定)

③運転判定、ハザードの判定

dice1d100=99 (99) (運転99)

dice1d100=47 (47) (ハザード判定)

トラブル表

dice1d6=3 (3)

1.尻振り(次の運転技能が-10%)

2.尻振り(次の運転技能が-15%)

3.4.横すべり(次の運転技能が-20%)

5.ひどい尻振り(次の運転技能が-30%)

6.道路の状況の悪化(道路の状況ダイスから障害無しをひとつ減らす)

進行度1/6　ロス:1

「くっ！これは迂回するしか無さそうね」
進んでいくと目の前には建物が倒壊してしまったせいで塞がれてしまっている道路
サイズが小さければ手持ちのGLで破壊出来るのだけど……流石に厳しいわね
急いで迂回路を探すために、地図を見て考える

「……目的地はここだから……よし、思いついたわ！」
「少し戻るわ、しっかり掴まってちょうだい！」
新しく見つけたルートに進むべく、横すべり状態で急旋回しようとする
しかし
「あっ」
セナ「くっ！」

どれだけ冷静になることを心がけても、そう簡単に焦りを無くすことは出来なくて
本来ならすぐに安定するはずの車体が、まだ横すべりしたままだった

①道路の状況 dice1d4=2 (2)

1.2.障害無し

3.高速ターンが必要(運転-10)

4.スピン・ターンが必要(運転-25)

②ハザード(障害) dice1d6=1 (1)

1.2.3.特になし

4.進路上に瓦礫が、破壊しないと！(戦闘85)

5.なんか変な格好したシスターが！(運転99)

6.迂回路を素早く見つけないと！(ナビゲート61)

③運転判定、ハザードの判定

dice1d100=48 (48) (運転99)

dice1d100=50 (50) (ハザード判定)

進行度2/6　ロス:1

「こん……のぉ！！」

必死にハンドルを操作して、なんとか車体を安定させることに成功したわ

特に難しい操作を必要とする出来事が無かったのも幸いね

「セナ、大丈夫？」

セナ「ええ、問題無いです」

「なら良かった。引き続き向かいましょうか」

そして、私は再びアクセルを踏み込んだ

>>120

(はい、CoCのチェイス参考にしましたw)

(正直、余り使われないのでバレたの意外です)

①道路の状況 dice1d4=1 (1)

1.2.障害無し

3.高速ターンが必要(運転-10)

4.スピン・ターンが必要(運転-25)

②ハザード(障害)

(前線に近づいているためユスティナ聖徒会との遭遇率が上昇します)

dice1d6=5 (5)

1.2.特になし

3.進路上に瓦礫が、破壊しないと！(戦闘85)

4.5.なんか変な格好したシスターが！(運転99)

6.迂回路を素早く見つけないと！(ナビゲート61)

③運転判定、ハザードの判定

dice1d100=86 (86) (運転99)

dice1d100=20 (20) (ハザード判定)

進行度3/6　ロス:1

元々整備されている街並みなのか、特に運転技術を必要とする箇所も無く順調に進んでいた
だが、いつまでも無事に進めるわけがなく……

セナ「エンリ！」
「わかってるわ！捕まって！」
そう一声かけて、すぐにハンドルを切る
そして少し前まで車があった場所に突き刺さる弾丸

「ま、見た感じ人数増えてそうだったものね！」
そのまま右へ左へとハンドルを切り、銃撃を上手く躱しながら進んでいく
そして進路の先に陣取っていたガスマスクシスターは纏めて轢いていく

「……あら？消滅した？」
セナ「どうやら普通の人間とはまた違った性質を持っているようですね」
「そうみたいね」
なんか、倒すと消滅するってゴ=ミを連想させるわね
……しかし、ガスマスクシスターを見かける頻度が増えている
こうなると、やっぱりヒナ委員長と先生は追われてる、って考える方が自然になるわよね……

①道路の状況 dice1d4=4 (4)

1.2.障害無し

3.高速ターンが必要(運転-10)

4.スピン・ターンが必要(運転-25)

②ハザード(障害) dice1d6=2 (2)

1.2.特になし

3.進路上に瓦礫が、破壊しないと！(戦闘85)

4.5.なんか変な格好したシスターが！(運転99)

6.迂回路を素早く見つけないと！(ナビゲート61)

③運転判定、ハザードの判定

dice1d100=89 (89) (運転99)

dice1d100=65 (65) (ハザード判定)

トラブル表

dice1d6=5 (5)

1.尻振り(次の運転技能が-10%)

2.尻振り(次の運転技能が-15%)

3.4.横すべり(次の運転技能が-20%)

5.ひどい尻振り(次の運転技能が-30%)

6.道路の状況の悪化(道路の状況ダイスから障害無しをひとつ減らす)

「うっ、ぐうっ！！」
セナ「くっ、大丈夫ですか！？」
「ごめん、またミスった！」

急な切り返しが必要なポイントが出てきたから、スピン・ターンを敢行したのだけれど、今度は車体が酷い尻振りを始めてしまった
もっと落ち着いてゆっくりターン……いや、それは無いわね
急がないといけないのだから、ギリギリを攻めるべきなのは変わらない
私がやるべきは、それを次こそ確実に成功させること……！

進行度6/3　ロス:2

(記載し忘れてたので)

①道路の状況 dice1d4=1 (1)

1.2.障害無し

3.高速ターンが必要(運転-10)

4.スピン・ターンが必要(運転-25)

②ハザード(障害) dice1d6=3 (3)

1.2.特になし

3.進路上に瓦礫が、破壊しないと！(戦闘85)

4.5.なんか変な格好したシスターが！(運転99)

6.迂回路を素早く見つけないと！(ナビゲート61)

③運転判定、ハザードの判定

dice1d100=13 (13) (運転99)

dice1d100=80 (80) (ハザード判定)

(進行度のところ左右逆だった……)
進行度4/6　ロス:2

「こん、のぉ！」
ハンドルを必死に操作し、尻振りを押さえ込もうとする
かなり酷く尻振りしてしまったせいでそう簡単には治まらない
そして、ようやく車体が安定する兆しが見えてきたと思ったら

「あーもうっ！面倒臭いわね！」
セナ「瓦礫っ！？急いで迂回を」
「この程度なら必要ないわ！」
片手はハンドルをしっかりと握ったまま、もう片方の手で救急用突入キットを鞄から引き抜く
そのまま車窓から半分身を乗り出し、引き金を引く

ポン、という少し間抜けな音が響いた数瞬後、ドカアァァンという爆発音と共に瓦礫が飛び散り、車が通るスペースが出来る
まだ尻振りしていたため、破壊しきれてない瓦礫に車体を擦ってしまう
ガリガリ、という耳障りな音が鳴るが、それをも利用して私は車体を強引に安定させた

セナ「相変わらずのテクニックですね、流石です」
「まあね。よし、このままいくわよ！」

①道路の状況 dice1d4=2 (2)

1.2.障害無し

3.高速ターンが必要(運転-10)

4.スピン・ターンが必要(運転-25)

②ハザード(障害) dice1d6=1 (1)

1.2.特になし

3.進路上に瓦礫が、破壊しないと！(戦闘85)

4.5.なんか変な格好したシスターが！(運転99)

6.迂回路を素早く見つけないと！(ナビゲート61)

③運転判定、ハザードの判定

dice1d100=22 (22) (運転99)

dice1d100=17 (17) (ハザード判定)

進行度5/6　ロス:2

「よし、大当たりっ！」
「平坦な道はノンストレスで飛ばせるから最高ね！」

邪魔するものや、特殊な技術を必要としなければ私は早々ミスしない
目的地まであと少し、このままラストスパートよ！

①道路の状況 dice1d4=3 (3)

1.2.障害無し

3.高速ターンが必要(運転-10)

4.スピン・ターンが必要(運転-25)

②ハザード(障害) dice1d6=3 (3)

1.2.特になし

3.進路上に瓦礫が、破壊しないと！(戦闘85)

4.5.なんか変な格好したシスターが！(運転99)

6.迂回路を素早く見つけないと！(ナビゲート61)

③運転判定、ハザードの判定

dice1d100=100 (100) (運転99)

dice1d100=85 (85) (ハザード判定)

(これはダイスの女神ニャル様説が補強されましたね、ふざけるな)

取り敢えずトラブル表

dice1d6=3 (3)

1.尻振り(次の運転技能が-10%)

2.尻振り(次の運転技能が-15%)

3.4.横すべり(次の運転技能が-20%)

5.ひどい尻振り(次の運転技能が-30%)

6.道路の状況の悪化(道路の状況ダイスから障害無しをひとつ減らす)

進行度5/6　ロス:4(ファンブル効果)

「次は……ここを左折、速度は落とさなくてもいいわね！」
思いっきりハンドルを切りながら進行方向を確認すると、また瓦礫で塞がれていた
「チッ、でもこの程度なら！」
私はさっきと同じように救急用突入キットを構え、引き金を引く

しかし、瓦礫に気を取られていたのが悪かったのだろう
運命というのは気まぐれで、ふとした時に牙を剥くものだということを忘れていたのだ

ガコンッ！という音共に車が大きく揺れる
道路のひび割れに車輪が挟まったのか、瓦礫を踏んでしまったのかはわからない
幸いにして瓦礫の破壊自体は成功していたので、安定していない車体を滑り込ませ、強引に先に進もうとする

「……！！」
車体が激しく揺れ、身体を強かに打ち付ける
今声を出したら舌を噛んでしまうかもしれないから、必死に歯を食いしばり、声を出すのを我慢する
先程よりも大きい、ガリガリという車と瓦礫が擦れる不快な音が鳴り響く

そして瓦礫のポイントは抜けたが不運は続く
瓦礫のポイントを抜けると、私はすぐに車体を安定させようとする
しかし、車体が跳ねてしまい、再び不安定に、そして横すべりを始めてしまう
今度は破壊しきれてない瓦礫を踏んでしまったのかしら？

状況は最悪で、正直愚痴や罵倒の一つでも言いたいけど……その時間が勿体ない
とにかく、今は急いで車体を安定させて、合流ポイントに向かわないと……！！

①道路の状況 dice1d4=1 (1)

1.2.障害無し

3.高速ターンが必要(運転-10)

4.スピン・ターンが必要(運転-25)

②ハザード(障害) dice1d6=3 (3)

1.2.特になし

3.進路上に瓦礫が、破壊しないと！(戦闘85)

4.5.なんか変な格好したシスターが！(運転99)

6.迂回路を素早く見つけないと！(ナビゲート61)

③運転判定、ハザードの判定

dice1d100=39 (39) (運転99)

dice1d100=50 (50) (ハザード判定)

進行度6/6　ロス：4

「直線……なら、お願い、これ終わったらちゃんと整備してあげるから、安定して……！」
困ったときの神頼みならぬ、もの頼み……まあ、こういうのって意外と効果あるからやるのだけれど
探索者の中には神様仏様ダイスの女神様なんて口走る人もいるみたいだし
それに、なんだかんだ今回の車両は爆破されたりせずに長持ちしてるから、愛着湧いてきてるし……

セナ「エンリ、また瓦礫です！」
「っと、危ない、ハンドル操作に気を取られすぎてたわ」
「でも、安定し始めた今なら！」
車に乗りながらの狙撃は夏の特別訓練でキッチリ仕込まれてるのよ！
ヒナ委員長から「エンリは車に乗ってることが多いし、訓練しておくに越したことはないわ」って言われたのよね
何百回やり直しさせられたっけ……ちょっと頭が痛くなるくらいやらされたような……
っといけない、今は集中しないと……横すべりに合わせて……今！

「よし、上手くいったわ！」
セナ「やりましたね、合流ポイントまではあと少しです！」
「了解、飛ばすわよ！」

先生も、ヒナ委員長も、どうか無事でいて……！

指定されたポイントが見えてくる
そこに居たのは、ユスティナ聖徒会、地に倒れ伏しているヒナ委員長、アリウスの生徒らしき四人組、そして……そのうちの一人に銃口を向けられている先生

アクセルを思いっきり踏み込む
まずい、ダメだ、ヤバい、時間が足りない、届かない、あと少し、ほんの少し、数秒あればいい、でもその少しの時間が足りない、間に合わ──

ヒナ「ああぁあぁぁぁっ！！！」
風紀委員長としての意地だろうか、いつの間にか立ち上がり、先生と銃口の間に割って入っていた
ヒナ「セナっ！エンリっ！こっち！！」
その行動で稼げた時間は僅かだったが、その僅かな時間さえあれば、私たちが割って入るには十分だった

セナ、エンリ「「先生！手を！」」
セナが先生の手をしっかりと掴んだのをサイドミラー越しに確認する
あとは車内に引きずり込んで、そのまま撤退するだけ……私は安堵のため息をつこうとした瞬間、凍りつく

サイドミラーに映っていたのは先生とセナだけじゃなかった
そこに映っていたのは、私たちを逃がさないとばかりに睨んで、銃口を向けてくる一人のアリウス生の姿だった

どうすr──考えるな！時間がない！手を動かせ！ハンドルを切れ！！賽を振れ！！！

「やらせないっ！！！」

判定を行います

今回のロールに限り、クリティカル判定を5+(5-ロス)に変更します

また技能値に20×(5-ロス)分のボーナスをつけます

ただし、100が出た場合は致命的失敗となります

技能値の1/5以下(端数切り捨て)で変化が起きます、またクリティカルが出た場合更に変化します

今回の技能値は119であるため、23で技能値1/5となり、またクリティカルは6以下で判定します

重要なシーンとなります、ダイスをどうぞ

dice1d100=22 (22)

>>142

(あっ、書き忘れてた。運転での判定です)

(ま、まあ話の流れ的にわかるだろうからセーフセーフ(震え声))

銃声を遮るかのように、タイヤと地面が擦れる音が響き渡る
咄嗟にハンドルを切ってしまったので、振り落としてしまわないか少し心配だったが、無事に回収出来たみたい
状態はよくわからないけど、今はこの場を離れることが先決！
ヒナ委員長のことは気がかりだけど……今は先生を保護しないと……！

「セナ、先生は！？」
セナ「今診てるところです」

言われた瞬間、血の気が引く
もし銃弾が当たってないのなら診る必要なんてない、逆に言えば当たってしまっているということだ
そして先生はキヴォトス外の存在、銃弾一発が命取りになってしまう

心臓がバクバクとうるさいぐらいに鳴っている、呼吸が少し浅くなる
私は、間に合わなかった……？
上手く、いかなかった……？

セナ「よく聞いてください先生、あなたは銃で撃たれました」

セナ「奇跡的に急所も、太い血管が通ってる箇所も避けていました。適切な処置を施せば問題無いでしょう」
セナ「恐らく、エンリが急にハンドルを切ったお陰で、狙いが逸れたのでしょう」

深く息を吐き出す
良かった……本当に良かった……

セナ「それでは、これより応急処置に入ります。痛かったら悲鳴を上げてください」
「言い方もう少し……いや、別に問題無いわね」

「それじゃ、私たちに任せてちょうだい。絶対に先生を生かしてみせるから」
セナ「ええ、死なせはしません。私たちは救急医学部ですから」

バックミラー越しにセナがテキパキと応急処置を施していくのが見える
先生はどうやら痛みで気絶してしまったみたいね、ピクリとも動かないわ

「……さて、これからどうする？ゲヘナに戻る？」
セナ「そうですね……一応、戻る時間はあると思いますが、早くに本格的な治療を施すに越したことはないかと」
「まあ、確かにここからゲヘナまで少し遠いわね……先生は外から来た人だから、私たちに比べたら貧弱だし……」
「それじゃ、どうするの？」

セナ「トリニティに向かいましょう、先生にはそこで本格的な治療を受けてもらいます」

さて、取り敢えず最寄りの門である第5ゲートまで来たのだけど……

「うわぁ……かなり混乱してるわね」
あちこちでドタバタガヤガヤ……なんか戦闘準備してる子まで居るわね、これ本当に大丈夫なのかしら？
補習授業部の子たちに現状聞いておいた方が良かったかも……

セナ「エンリ、どうしたんですか？」
おっといけない、少しぼーっとしてしまってたわね
「なんでもないわ、少し考え事してただけ」
「それじゃ、急ぎましょうか」

どうか、何も問題が起きませんように……！

トリニティの生徒A「ど、どうしてゲヘナの車両がここに……！？」

トリニティの生徒B「救急車？冗談じゃない、今の状況分かってるの！？」

そう言ってドンドンと、車を殴り始める

エンリの苛立ち dice1d100=31 (31)

……はあ、知ってた

まあ、混乱するのも少しはわかるけど、救急車両ぐらい通して欲しいものね

トリニティの生徒C「もう良いです、運転席から引っ張り出してでも思い知らせてやりましょう！！」

……本っ当に面倒臭いわね

エンリの苛立ち dice1d100=40 (40)

「セナ、最悪の場合、あとは任せるわ」

私はするりと運転席から降り、そのまま車体を殴りつけようと振りかぶっていた手を掴む

そのまま怒りを抑えるように、マニュアル通りに、務めて冷静に、事務的に告げる

「負傷者を輸送中です、道を開けてください。緊急事態です」

エンリの苛立ち dice1d100=67 (67)

苛立ちの合計が

200を越えると……？

250を越えると……？

段々苛立ちが募っていくが、それと反比例するかのように頭の中が冷静になっていく

トリニティの生徒A「ど、どうして、ゲヘナの負傷者なんかのために……！！」
これ、素直にシャーレの先生を搬送してるって伝えたらどうにかなるかしら……？
……いや、自分で考えておいてなんだけど、無理ね
そもそもそれでどうにかなる雰囲気じゃないし、疑ってかかられて、万が一発砲されたら洒落にならないわ

相手を掴んでいる手に力が篭っていく、ギリギリと音がなり始める
トリニティの生徒B「は、離しなさい！」
「……何度も言わせないで欲しいのですが」

「速やかな処置が必要な患者がいます、道を開けてください」

……何人かは怯えて下がってくれたけど、大多数が敵対的なのは変わらないわね
やりたくないのだけれどもねぇ、強行突破
はあ、こんなことになるのなら大人しくゲヘナで治療すれば良かったわ……

？？？「「やめてくださいっ！！」」
考え事をしているところに声が響き渡る
そちらの方を見てみると二人のトリニティの生徒が居た
トリニティの生徒A「救護騎士団……？」
なるほど、彼女たちは救護騎士団に所属してるのね
これなら何とかなりそうかしら？

ハナエ「どうして負傷者が乗ってると分かってて、救急車を攻撃しようとするんですか！そんなこと、この救護騎士団が許しません！！」
セリナ「負傷者を攻撃するなら、その前に私たちがお相手します。本当に、何てことを……ミネ団長がここにいらっしゃったら、きっとこの状況を悲しんだはずです」
トリニティの生徒A「み、ミネ団長……」

トリニティの生徒B「それってあの『ミネが壊して騎士団が治す』のミネでしょ！？筋金入りの問題児じゃん！冗談も大概にしなよ！」
……あれ？何かもの凄く嫌な予感がするのだけれど？

幕間

こちらのスレでエンリちゃん描いてもらいました！

あー好き、とても良い、好き(語彙力)

【実質2スレ目】あにまんブルアカの概念先生、オリ生徒のイラスト描くスレ｜あにまん掲示板長らくお待たせしました。こちらの勝手な都合で一度スレを落としてしまい申し訳ありません！一旦リクエスト消化のために募集は停止頂いてもらっていますある程度の枚数投下できたらもう一度再募集をかけます。元スレ…bbs.animanch.com

セリナ「い、いえ、団長は問題児ではなく、ちょっとだけ時代錯誤と言いますか……」
トリニティの生徒C「どっちでも良いけど、あの人は狂ってる！！」
えぇ……そこまで言われてるの……？
ハナエ「先輩、どうして逆効果になってるんでしょう……？」
セリナ「し、知ってはいましたが……団長って、ここまで評判悪かったんですね……」
ハナエ「『傷を治すより傷の原因を取り除くべき』ってよく言ってますもんね、あれのせいなのでしょうか……」

うーん、それどちらかと言うとゲヘナ向きのスタイルじゃないのかしら？
まあ、それならトリニティだと狂人呼ばわりされても仕方ないのかもしれないわね……

ハナエ「あっ、ちょっと、ど、退いてください！言うこと聞かないと、注射を打っちゃいますよ！？」

……はあ、これはダメね

救護騎士団以外道を開ける気が皆無だわ

もう少し理性的に対応してもらいたかったのだけれども……

さて、どうしようかしら？

もう色々と面倒臭いし、取り繕わなくてもいい気がしてきたわね

dice1d5=5 (5)

1.2.3.「すみません、閃光弾投擲します！」

4.「……この騒ぎは一体なんなんですか？」

5.「……はあ、実験も兼ねてやっちゃいましょうか。理性壊れても自業自得、ってことで」

Ia! Ia! Cthugha!

目を覆っていたとしても見ざるを得ない神の片鱗を感じよ

自らが信ずる不変の法則が矮小であり、理解の及ばぬ大きな現実に支配されてることを知れ

この世界について綴りし者は数多くいるが、概ねその見解は共通しているのだ

真の宇宙とは、不合理な出来事、不浄な怒り、終わることのないあがき、そして冷酷な無秩序の宇宙である

さあ、"生徒"というベールのすき間から、全てのものの中心に在りし黒く血塗られた真実、それを構成する一端である超自然の炎を見よ

⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎チェック 1/1d10(本来の1/2、端数切捨て)

(⬛︎⬛︎度を60と仮定、人数が多いため10等分にして判定、1つのダイスが失敗=1割の人間が失敗として計算します)

dice10d100=94 20 22 9 95 76 73 62 76 39 (566)

dice6d10=6 9 2 1 2 5 (25)

……ぶっつけ本番だけど、多分上手くいったかしら？

まあ、『生ける炎』って神格にしては精神の拒絶反応控えめだし、大丈夫でしょう

存在としてはただ大きくて燃えてるだけ、ってのは悔しいけど事実だし……

「……な、なに？なんなの今の？」
「炎？いや、何で私は、そんなことを連想したの？」
「わからない……わからないけど……不愉快なのはわかった」
ふむ、まあ大半は耐えれてるわね、当たり前だけど
ああ、でも……"気づいてしまった"人も居るみたいね
ふふっ……本当に、本当に、可哀想

「あ、やだ、嫌だ……嫌ああぁぁぁ！！」
　　　　　　2番
パニック状態になり逃げ出す者

「あ、あ、あ……あぁ……」
　　　　　　　　　5番
その場で釘付けになる程の恐怖症に陥った者

「な、なんでこんな所に炎が！？に、逃げないと！！」
　　　　　7番
幻覚あるいは妄想に陥る者

「あ……」バタリ
　　　1番
そして気絶する者

「え、な、何これ？」
「ね、ねぇ、どうしちゃったの？」
「……錯乱状態の方を連れて引きましょう、これ以上騒ぎが大きくなったら付き合ってられません」

ふう、逆上されたら大変だったけど、大人しく引いてくれてよかったわ
ま、発狂までいってない人でも、本能的に受け入れ難い"何か"は感じたでしょうからね

ハナエ「えっと……何とか落ち着いた……のでしょうか？」
「……一先ず大丈夫そうね」
セナ「ご協力感謝します、救護騎士団の方々」
「そうね、私からもお礼を言うわ、ありがとう」
セリナ「あ、はい！エンブレムを見るに、ゲヘナの『救急医学部』の方……ですよね？どうしてトリニティに……？」
ハナエ「中に、トリニティの患者さんが？」

私は静かに首を振り、その横でセナが答える
セナ「シャーレの先生です」
セリナ「……はいっ！？」
ハナエ「せ、先生が！？」
この反応を見るに二人とも先生のこと知ってるみたいね、それなら話が早いわ
セナ「はい、銃に撃たれてしまいまして」
「幸いなことに出血も控えめだったから、比較的猶予はあるけど……なるべく早く治療を施したいの」

セリナ、ハナエ「「ええっ！？」」

その後は救護騎士団と協力して治療を施して、容態を安定させることに成功したわ

「これで一安心ね」
セナ「そうですね。では、私たちは現場指揮に戻りましょうか」
「あー、その事なんだけど……」

「私、トリニティに残ろうかな、って。幸いなことに変装が得意だから紛れ込めるし」

幕間兼一応の補足
"重要なシーン"でクリったら無傷救出でした
ただ、その場合は簡易プロットがぶっ壊れてました()
結構重要なイベント諸々飛んじゃうんで……

「私は先生を守る人が必要だと思う。いつ目覚めるかもわからないし、その間余りにも無防備過ぎるから」

「……救護騎士団の人たちを信用してない訳じゃない、むしろ素早く対応してくれたから、とても感謝してる」

「彼女達の協力が無かったら、ここまでスムーズにはいかなかったでしょうね」

「でも、私は今の"トリニティ"を到底信用する事なんて出来ない、出来るわけが無い」

「スパイだとか、攻め込んできたとか、そう考えて警戒するのはわかる……でも、間違いなくそれ以上の何かがあった」

「普通、自警団──治安維持組織が来たら安心すると思うの。例え私たちを庇っていたとしても、いざという時は取り押さえてくれる存在だし」

「でも……実際には、敵視して、狂人として扱った」

「正直、気味が悪い……なんか、思い通りにならないものを片っ端から排斥しているみたいな……こんな状況にも関わらず、我欲を優先しているかのような……」

あの集団の中に、ティーパーティーの制服を着た生徒も居たし、どうしても邪推してしまう

……まあ、あの服装見ると、どうしてもアレを思い出しちゃって不愉快になる、ってのもあるんだろうけど

>>172

正直何も考えてなかったです

多分、即詰みにはならないけど結構苦しい状態に陥らせることになってたと思います

ならファンブル入れるなよ、っていうのはごもっともなんですけどね……

ただ、重要なシーン自動成功と、100ファンを許しちゃうのはクトゥルフ勢としての矜恃が許せなかったんだ()

「それでさ……もし、何かことを起こす。現状だとゲヘナに攻め入る、ってのが最有力になるのかしら？」
「それを実行するにあたって、障害となりうる存在は誰になるか、っていうのを考えると……」

「"シャーレの先生"になるのよね」

「もちろん、組織のトップに属してる人は基本的に……いや、一名例外が居るけど、止めようとするはず」
「でも、現状の騒ぎを見る限りストッパーが機能してない。恐らく大半が古聖堂にいたからダウンしてるんでしょうね」
「そうなると最大の障害はシャーレの先生になるはず」
「そしてあの人の性格だとか、複数の学校に関わっていることから、止めようとするのは容易に察しがつくでしょうし、権限としても強い」
「もちろん、真正面から殺そうとするなんてそんなバカなことする人はいるはずが無いけど……」

「"偶然"この近くで戦闘が起きて」

「"不幸にも"流れ弾が先生に当たってしまった」

「……今の混乱ぶりを見るに、そういった"事故"が起きる可能性を、私は除外出来ない、考慮せざるを得ない」

セナ「考え過ぎだとは思いますが……」
「そう？人間、いざとなればこれくらいやると思うのだけれど」

人殺しが禁忌だという認識はあるけどさ……それは別に私が知ってる"人間"の方でも別に良いことじゃないのよ
追い詰められれば、悪意に身を任せれば、欲望に忠実になれば……人間は何だってやる、何だってやれる
越えてはいけない一線を自らに課すことが出来るのも人間なら、それを容易く越えることが出来るのも人間なのだから

所詮、人間なんて愚かな種族なのよ……私も含めて、ね
どうせ間違える、同じ間違えを繰り返す、致命的な間違いをする
……今のこの状況だって、私の持ってる情報なら、防げる可能性はあったのだから

セナ「……ですが、この状況を見るに常に先生の側に居ることが出来る人員は必要なのは事実でしょうね」
セナ「そろそろ死体の搬送も本格的になるでしょうから、救護騎士団も動員されるでしょうし」
「そうね……あと、今のタイミングの死体呼びはちょっと洒落にならないわよ」
私は慣れてるからすぐにわかるのだけれどもね
セナ「それでは、現場に戻ります。迎えは必要ですか？」
「そうね……ゲヘナ自治区に着くタイミングで連絡するから、そしたら来てくれるかしら？」

セナ「わかりました。先生をお願いします」
「任されたわ、セナも気をつけてね」

幕間
……？？？
ネタバレ気にしないからかるーくここで更新されたストーリーの内容覗いてたんですけど……
ワンチャンうちの子かなりヤバいことしてた疑惑出てきたんですけど
ちゃんとストーリー読んで情報整理してきます……

その後、私の方では特に問題が起きることは無かった

そして、先生が起きることも

救護騎士団の部室は埋まりつつあり、このままだと溢れてしまうでしょうね

治療に使えるような場所か他にもあればいいのだけれど……

ふと、空を見上げると、先程よりも雲が分厚くなっており、時刻も相まってどんどん暗くなっていた

「……雨、降りそうね」

「とても不吉だわ……」

dice1d2=2 (2)

1.このまま待機しましょうか

2.万全を期すために仮眠しようかしら

最新シナリオの流れからして、エンリをどうしても1人で戦わなきゃいけない状態に持っていった上で「2度と負けたくないでしょう？」みたいな感じでアレの接触を受けそうな気がしないでもないこの世界線。
知性成功で“探索者”の部分が「…もしや？」ってなる方向もあるかもだけど

……なんか、集中し過ぎて疲れたわ

今日ずっとイライラしてる気もするし……軽く寝て気分リセットした方がいいわね

椅子に座ったままなら、何か起きた時にすぐに目覚めるでしょうし

そして、目を瞑り、意識を暗闇に落としていく……

「……ここ、どこ？」

"エンリ？"

？？？「おや、今日はお客様が多いようだね」

今先生たちが見てるのは dice1d3=3 (3)

1.ハナコの場面

2.ヒフミの場面

3.アズサの場面

幕間

最新シナリオで判明したエンリの諸々

・色彩とかの力を借りてないし、深い絶望や苦しみに陥ったわけでもなく、ただ単にブチ切れただけでテクスチャを自力で少し剥がした

・『キヴォトス』に『CoC』のルールを一時的に挿入した(SAN値チェック)

　なんならこの時も軽くテクスチャ剥がしてた

・偽足振り回してたのがキヴォトス的にそこまでおかしくない可能性浮上

あと改めて見直してたら『約束』も強制力ある程度存在するみたいですね、エンリさん無意識下で先生助けるための運命力的なのを得ようとしてたの？()

>>179

まあ、はい、"探索者"として完璧にキマれば弾きます

彼らはそういう生き物です(数多のイカれ探索者を見ながら)

しかし、なんか妙にヤツと噛み合わせられそうなんですよね

3章の展開次第ではこのスレでも取り扱いたいところ……

実は地下ピにカウンター出来る要素、というか"テクスチャ"がエンリ及びクトゥルフ神話に多かったりします()

「えっと……あー、なるほど？」
なんか……感覚でわかる気がするわ
「ここは夢の世界なのね、多分先生の近くで寝たから混線したのかしら？」
まあ、もともと"宇宙的恐怖"関連の事象の内、いくつかは"夢"とかなり関わり深いし
ドリームランドの存在とか、神格が夢経由での干渉をよく行ったりとかが挙げられるわね

そして、あそこにいる金髪で狐耳生やした生徒が……ティーパーティーの制服、この特異な夢、あとトリニティについて改めて調べた時に見た覚えがあるから……
なるほど、彼女が百合園セイアさんね

「……色々と話したいことはあるけれど」
私は中空に視線を向け、テラスの柵に腰掛ける
「何か重要なことが始まりそうだし、これを見るのが先になりそうね」

そして始まったのは、アズサさんと先生を襲撃して来た四人組との戦闘だった

ふむふむ、アズサさん中々強いのね
あの四人も弱くないのに上手く立ち回ってる

あら？でもリーダーには負けちゃったみたいね……これはかなり不味そう
……うわぁ、虚しい、虚しい言いながら引き金引いてるわね
いたぶるのは私そんなに好きじゃないわ、殺るなら一撃大火力がマナーよ
もっとも、ここの人たちじゃそれは難しいのだけれど
でも……話を逸らしたり、強引に切ったり……まあ、何かしら抱えてるものはありそうね
どうでもいいけど、どうせ敵だしボコるしかないわよねぇ

機転を利かして逃げたのはいいけど……大分厳しそうね
心が折れかかってる……下手したら折れてる？
彼女にとって、それほど重く、許されない罪なのね

……そっかぁ
この世界って、そんなに人を殺すことが重いのね

まあ、実際に見ても……人を殺すことへの忌避感は微塵も湧かないけど
殺してしまったことで元の場所に戻れない、という気持ちがわからないけど
敵……例えそれが親友、恩人、家族だったとしても、殺した後に日常へ戻ることに抵抗が無いから
私が知ってる"物語"では、良くあることだから


やっぱり私は化け物で

だからこそ、最悪……殺す役目は私が請け負わないと、ね

セイア「……」
セイア「これが全ての、無意味な足掻きの終着点……」
セイア「私はアズサに警告をしていた。何度も何度も、このような結末になるだろうということを」
セイア「それでもアズサは、希望を抱いてしまった。淡い希望を」
セイア「……だから言っただろう？」
セイア「これが物語の結末。何もかもが虚しく、全てが破局へと至るエンディング。ここから先を見たところで、無意味な苦痛が連なっていくだけだ」
セイア「これはつまるところ各位が追い詰められ、結局誰かが誰かを殺める物語。誰かが、人殺しにならざるを得ない話」
セイア「不快で、不愉快で、忌まわしく、眉を顰めたくなるお話だ」
セイア「悲しくて、苦しくて、憂鬱になるような。それでいて、ただ後味だけが苦いお話……そうは思わないかい」

「ただの人間ごときが勝手に決めないでくれるかしら？」
そのまま私は話し始める
どこまでも軽い雰囲気で、あっけらかんと、日常を語るかのように、少し微笑みながら
「えっとねぇ……まあ、色々と言いたいことはあるんだけれど……そうね、結論から言いましょうか」
「こういうのって結論をズバッ、と言ってからの方がやりやすいし、私って結構話脱線しちゃうのよね……」

「最初から何もかも諦めてるのならさっさと死.ねばいいのに」
「ほら、『死は救済』って、聞いたことないかしら？」
「私、結構真面目にその言葉が当てはまるパターン多いと思ってるのよ」
「今の話聞いているとさ、絶望してるんでしょ？諦めてるんでしょ？もう目を閉じたいんでしょ？楽になりたいんでしょ？」

そして満面の笑みで告げる
「だったら死.ねば楽になれるわよ、良かったね！」

「そもそも諦めが早いというか……いや、未来予知出来るからこその絶望ってのも、まあ、あるとは思うわよ？」
「でも、あなたは何かした？ずっとスヤスヤ寝てたって聞いてるのだけど」

「私はね、例え心折られたとしても、踏みにじられたとしても、何もかも壊されたとしても、泥水を啜ることになったとしても、狂わされたとしても、足蹴りにされたとしても、絶望に晒されたとしても、叩きのめされたとしても、四肢が欠損したとしても、際限なき苦痛に苛まれたとしても、残酷な真実に直面しようとも、常識が打ち砕かれたとしても、異常な恐怖の意味を知ったとしても、大事なものが奪われようとも、死に直面したとしても、何もかもが最悪で"正解"がない選択肢を押し付けられたとしても」

「手元に大切なものが残るのなら、ほんの少しでも守れる可能性があるのなら、愛すべき日常に戻る為ならば、人は抗える」
「抗えないってことは、あなたにとって人生は、日常は、大切な人は、世界は、所詮その程度なんでしょ？」
心底憐れむように、慰めるように、慈しむように告げる
「だったら生きてる方が辛いでしょ？なら死んだ方がいいと思うの」

「あ、あと人を殺してしまった時点でバッドエンドみたいなこと言ってるけど」
「必要とあらば、殺してもバッドエンドにならない例外である私がするから大丈夫よ」
"エンリ！！"
「あ、いや、ちゃんとギリギリまで我慢するわよ。先生とも約束したし」
「ただ、正直今のままだとやらなきゃいけない可能性が高そうなのも事実なのよね……」

「だから、誰も殺さなくて済む方法を考えるのは先生に任せるわ。先生は諦めてない……というか、諦めることが出来ないタイプの人でしょうし」
「全く……先生って本当に"教師"という役割に狂ってるわよね……私が見るに、その狂気を抱え続けてる間はどうにかなる、って思えるわ」
その"狂気"から"正気"に覚めてしまったら……"教師"の役割に限界を感じてしまったら
流石に心折れるでしょうし、不味いけど……この感じからして早々ならないでしょうね

「それじゃ、私はそろそろ起きるわね」
「あ、でも先生はもう少しゆっくりとした方がいいと思うわ。傷も浅くないんだから、必要以上の無理はしないこと」
「本当は無理しないで、って言いたいところだけど……先生は言って止まるような人じゃないし……」

「私は何もかも全部失って、奪われて、壊されて、狂わされるまでは決して諦めない」
「ありとあらゆる手段を使って、絶対に日常へ戻る。途中で諦めるくらいなら死んでやる」
「これが私の"選択"よ」

視界が白く染っていく、意識が浮上していく

パチリ、と目を開ける

外はかなり暗くなってて、雨がザーザーと降っていた

軽く伸びをした後、体をほぐしていく

さて、軽く先生の診察をして……ふむ、大きな問題は無さそうね

そのままナースコールを鳴らして、引き継ぎをしてこの部屋から出ていく

やっぱり変装は便利ね、余計な問題が起きなくて済む

……まあ、あんだけ煽れば少しはやる気出してくれるでしょ

怒りは冷静さを失わせて、間違った方向に進みやすくなってしまう

けど、動けない人間に対して、最初の一歩を踏み出させる起爆剤としては一番いい感情なのよね

それでもうじうじしてるようなら、私が言ったことがそのまま当てはまってる、ってことだし

事実を言っただけの私は何も悪くない、ってことになるわね

さて、取り敢えず現状把握ね

こういうのに長けてそうなトリニティの知り合いは……

「あ、もしもし、今大丈夫かしら？」

「先生の方も安定してそうだし、私に出来ることがないかな？って思って連絡したのだけれど」

「取り敢えず、今トリニティがどうなってるか教えてくれないかしら、ハナコさん」

ちなみにセイアはエンリの発言に対して

dice1d100=47 (47)

(1に近いほどもやもやしてる、100に近いほど「随分と好き勝手に言ってくれたじゃないか」)

「正義実現委員会の委員長と副委員長、シスターフッドのトップが重症。そしてティーパーティーホストの桐藤さんが未だ見つからず……」
ここまでの情報なら純粋に治療に回った方がいいと思ったのよ、でもね……

「トップ軒並み機能不全な上に、正実が大聖堂に侵入しようとしてシスフと衝突した！？……って、あーそうか、そういうことね」
「あの変な格好したシスターで勘違いしたのね……」
「そして……ゲヘナに対して宣戦布告かぁ……ねぇ、どこのどいつがそんなアホなことしようとしたの？」
なにこの……なに？
ここまで派手に身内で争えるものなの？
なんかゲヘナの方も無事か不安になるレベルの荒れっぷりなのだけれど？

ハナコ「どこの分派かは不明ですが、一番可能性が高いのは……っ！まさか！」
「え？何かわかったの？」
ハナコ「なるほど、そういう事でしたか……宣戦布告は校則上、ホスト無しでは宣言出来ないはずなのになぜ、とは思っていましたが……」
ハナコ「しかし、今の彼女なら問題無い？……そうだとしても、対策はしておくべきですね」
ハナコ「エンリさん、変装はしてますよね？それなら監獄に向かって貰えますか？」
「えっと……変装してるし、向かうのも別にいいけど、どういうこと？」
急に校則とか出てきて少し混乱してるのだけど……まあ、普通はなんか偉い人の許可ないと出せなそうな宣戦布告を勝手に出そうとしてるのは理解出来たわ……

ハナコ「恐らくミカさんを解放して、校則に則った宣戦布告を行うつもりです！」
「……あ！そういうことね！」
「今すぐ向かうわ！あと万が一出されてもゲヘナ側からは攻めないように対策しておく！」
あのバカタヌキごと、万魔殿上層部は軒並みダウンしてるから、これを受け取るのは風紀委員会
そして風紀委員会ならヒナ委員長とアコ行政官に直接話を通せれば大丈夫なはず！

「はあ！？ヒナ委員長がいなくなった！？」
アコ「はい、今捜索しているところなのですが……あの怪我でいったいどちらへ……」
「一瞬しか見れなかったけど……あの怪我なら絶対に安静にしてないといけないのに……！」
なんで委員長は勝手に動いたのよ……！
「取り敢えず、その件に関してはそっちに任せるわ。捜索の方手伝えたら良かったのだけど……」

「あ、それで今回連絡した理由なんだけど……頭の中をオートミールと紅茶で満たしている大馬鹿者共がゲヘナに宣戦布告とかいうアルティメット愚かムーブをかまそうとしてるのよね」
「こっちでも止めるために動いてるみたいだけど、万が一うっかり出ちゃった場合、こっちからは攻めないで貰えると助かるわ」
「流石に先生が起きたらキャンセルするでしょうし……」
アコ「……その話し方だと一部勢力が暴走しているように聞こえますが……そっちは今どんな感じなんですか？」
「ふっふっふ……聞いて驚きなさい」
さあ、こっちの惨状を話しましょうか！

アコ「は？え、いや、は？」
「いやぁ、本当に凄いよね。このタイミングでここまで内ゲバしてるのよ、本当に凄いよね」
「あ、無いとは思うけど、そっちはそんなことなってないわよね？」
アコ「当たり前じゃないですか、普通なりませんよ……いや、万魔殿が機能していたらまだわかりませんでしたが」
アコ「そもそも、問題起こしそうな人達は予め捕縛してるか、念入りに釘をさしてから調印式を迎えてますから」
「そうじゃないとヒナ委員長が調印式に行ってる間ずっと暴れ回るでしょうからねぇ……」
夏合宿の時に戦った不良共の言動で私でも本当によくわかったわ、アイツらヒナ委員長居ないとすぐ調子のって暴れ出す！

アコ「取り敢えず、トリニティが大混乱に陥っているのは把握しました。いざという時の対応は任せてください」
「頼んだわよ……私の方でも、出来ることはするから」
「それじゃ、一旦切るわ。また後で」

さて、監獄が見えてきたわね
……私の居場所は、私が守る

埋めネタ①
エンリが言及した『"先生"という役への狂気』、その狂気から覚めてしまったのが対策委員会編Part4で一度折れてしまったら先生になります
どこまでも"先生"として、生徒に手を差し伸べ、自らを削り、理想の結末へと走り続ける
……普通なら諦めて、保身に走ったり、妥協してもおかしくない状況でも、理想へ手を伸ばし続ける

それが"先生"としての、"大人"としての役目だから
だからやらなければいけないし、出来なければならない
……こうして見ると、最高に狂ってると思いませんか？

だから、自身の限界を、背負えない責任を、救えない現実を知って、"正気"に戻った
狂気で誤魔化すことが出来なくなった
……まあ、ユメ先輩との対話で再び"狂った"ので相変わらず只者じゃないのは事実ですけどね！なんなんあの人？

ちなみにスレ主がこういった見方をしたのは、ある人が提唱した永久的狂気に対する考えが影響してます
人は定められているルール、自らの信念、常識、それらを普遍的で当たり前に存在するものと思い込むことで、"狂う"ことで自らを守っています
しかし、それらは時として揺さぶられる
ましてや探索者であるならば……根本から破壊されることも珍しくはありません
自らを守る"正気度"という"狂気"、これが全て剥がれた時、人は"正気"になります
認めたくないもの、理解できないもの、自らの根幹を揺るがすもの、目をそらさなくてはいけないもの
それらが"正気"になることで嫌でも目に入ってしまう、認識してしまう
その時こそ、人は壊れてしまう

スレ主の語彙が足りなくて少し分かりづらいかもしれませんが、エンリの先生に対する見方の一つは大体こんな感じというのが少しでも伝われば嬉しいです

埋めネタ②
理想のエンディングを目指す姿勢の違い
先生は全てを拾おうとします、一切の妥協をしません
敵対しても生徒である限り救おうとします
例えどれだけ厳しくても、難しくても"トゥルーハッピーエンド"のみを目指すというのが先生です

エンリも"トゥルーハッピーエンド"に辿り着けるのなら目指します
しかし、基本的にはまず絶対に達成しなければいけない条件を決めて(今回の場合は"自らの居場所を守る")それを達成するためには何が必要かを考えます
余裕があれば拾えるものは拾おうとしますが、逆に言えば厳しいと感じたら絶対に守らなければならない点以外を切り捨てていきます
敵を救うなんて本当に余裕が無い限り考えませんし、基本的に撃退前提ですし、くどいようですが殺すことも択に入れてます
ただし、切り捨てるといってもエンリ自身の身を削ってどうにかなるのならそれを選択します(ただし命に関しては余程のことが無いと捨てない)
エンリは基本的に"全員生還、後遺症無しのエンディング"を目指します、次点で自身のみが後遺症を背負うエンディングになります