四則演算を導入してみる
121m:22m=11:2
1/3:1/2=2:3
900円:900円=1:1
一般に△:□という比において、△を「前項」、□を「後項」という。
また、□を比の値という。
「2m:3m」、「200円:300円」、「300mℓ:450mℓ」
のどの比の値も2:3であるように、等しい比の関係があることと、それらの比の値が等しいことは同じである。すなわち、
a:b=c:d……(*)
と、
a/b=c/d
は同じことである。さらに上式から、
a×d=b×c
が導かれる。これは(*)において、外側同士の積と内側同士の積が等しいことを意味しているので、「外項の積は内項の積に等しい」という。