渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

『ハッブル宇宙望遠鏡』(2020)

2021年09月26日 | open
 




 
2020年BBC製作。
これはかなり感動した。
 
「540km上空の軌道を周回、90分
で地球を1周するハッブル宇宙望遠
鏡。大気や気候による影響を受けな
いため、高い精度での天体観測を長
年行ってきた。しかし、その功績の
裏には多くの困難と、宇宙飛行士た
ちによる命懸けのミッションがあっ
た」

(2022年12月16日までU-NEXTで
配信)
 
2021年12月25日、ハッブルよりも
さらに高性能のジェイムズ・ウェッ
ブ宇宙望遠鏡が打ち上げられた。
運用期間は5年間。
ハッブルで観測できたのは126億年
昔の光だが、今後新たな発見が期待
される。宇宙開始の時の光を捉える
事ができるかもしれない。つまり、
それは宇宙始まりの時の光を人類が
観測する事になる。
ハッブルで確認できたのは126億年
光年の赤い天体だ。まだ銀河が形成
される前の段階の最初の爆発から
20億年後という若い段階の宇宙。
仮にウェッブで不能だったとしても、
人類はごく近い将来、現在見えて
いる所から20億年先=
宇宙の
まりを目視で捉える事
だろう。
 
ハッブルが捉えた126億光年先の
光。星と星がぶつかる銀河形成の
前の段階の状態。
遠い星程古い時間の光となる。
この光の周囲に銀河等は見られ
ない。
 
現在は136億光年の先まで見えて
いる。宇宙の果て=開始時を見る
まであと少しだ。
遠い星を見る事は、今現在で百数
十億年の昔を見る事なのである。
今見えている星々は今は無いかも
しれない。
それは人類には分からない。
過去は見えても現在と未来は見え
ないからだ。
我々の太陽でさえ、タイムリーな
今の光は見る事ができない。
太陽も月の灯りも、過去の光を
見る事しか地球上ではできない。
また、地球周回軌道においてもだ。
そして、光と電波の速度は同じだ
が、それがなぜそうなのかは人間
には解明できない。
宇宙創生がなぜ起きたのかが解明
できないように。
 
2017年ハッブルで撮影


2022年ウェッブで撮影


 

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