絶えない落選後の東京26区への鞍替え説
こうした選挙戦を通じて、告示時点で自民党の調査で「10ポイント差」だった調査結果は終盤には15ポイント差まで開いていた。さらにNHKの期日前調査では石丸氏にも負けているという数字が出ていたほどだった。
当初の10ポイントの差であれば、十分に逆転の可能性はあった。それが当日の出口調査では20ポイント前後の差に拡大し、石丸氏にも抜かれてしまった。それだけにこの結果は「惨敗」と言うことに異論はないだろう。
蓮舫氏は落選確実となった直後の記者会見でこう語った。
「やれるだけのことはやった。今後のことはまだ考えられない」
しかし、蓮舫氏に対しては来年までに行われる衆院選に東京26区から立候補するという噂が絶えない。もし、この「戦略なく惨敗した」都知事選が衆議院鞍替えのためのステップに過ぎなかったというわけにはいかないだろう。
蓮舫氏の次の挑戦が何になるのか、注目したい。