人工妊娠中絶率4年連続ワースト1位「じゃあ何が原因なんだろう」男子高校生が人工妊娠中絶と緊急避妊薬“アフターピル”テーマにポスター作成
2人は、学校で生徒95人を対象に、アフターピルの認知度に関してアンケートを実施。その結果、アフターピルについて知っている人はおよそ45%でした。 ただ、「知っている」と答えた人でも、「性行為前に服用する」「一週間以内であれば効果がある」など誤った知識を持っている人が多いことがわかりました。 (日南高校2年 阿部龍斗さん) 「知っている人の中でも間違った認識をしている人が多いというのを知って、このポスターを通して、実際、『アフターピルって何だろう?』というのを興味をもって調べてもらって、人工中絶率が減っていけばいいなっていう思いで2人で作りました」 ■全国からおよそ2万点の作品が集まったコンクール (日南高校2年 河野来美さん) 「夏休み中にもかかわらず(学校に)来て、パソコンに向かってカチカチ打っていたので、すごいなって思っていた」 (日南高校2年 瓜倉美羅さん) 「知らない人が多いというのをちゃんと着目しているのがすごいなと思ったし、色合いも見やすくて、文字もちゃんとやっていて、すごいなと思った」 全国からおよそ2万点の作品が集まった今回のコンクール。 2人はこうしたグラフをパソコンで作るのは初めてでしたが、たくさんのこだわりを詰め込みました。 (日南高校2年 阿部龍斗さん) 「ここを点線にして宮崎を一番強調させようというのと、見てほしいところをカッコにしたり、グラフの見出しを強調して、あとは全体的に色を近いのにして見やすくしようとしてこうなりました」 (2人を指導・日南高校 池田輝彦先生) 「(グラフ作成は)2週間で基礎的なところをしていくと考えたんですが、そこについては、家に持ち帰ってでも自分たちでやったりとか、すごく一生懸命取り組んでくれた」 ■存在を知り、認知度を上げ、正しい情報を知り、人工中絶率が下がれば 去年11月、厚生労働省は一部薬局で「アフターピル」を医師の処方箋なしで試験販売する調査研究を開始。