米マイクロソフトの基本ソフトウェア(OS)「ウィンドウズ」を搭載したパソコンで19日午後から、画面が青くなる障害が発生している。原因はわからないが、海外メディアによると、米国では主要航空会社のすべての航空便が発着できない事態が発生した。

 パソコンの障害は、画面に「問題が発生したため、再起動する必要があります」といった表示が出て、操作ができなくなる。海外メディアによると、豪州でも同じような障害が起きており、米国のサイバーセキュリティー会社のシステムに原因がある可能性が高いと報じられている。

 マイクロソフトの日本法人は19日夕時点で、障害の規模や原因について「確認中」だとしている。

 関連は不明だが、世界の空港でシステム障害が発生している。米CNNは、アメリカン、ユナイテッド、デルタといった主要航空会社の航空便が現地時間19日未明から運航できず、地上待機していると報じた。再開がいつになるかは不明だという。

 日本でも影響が出ている。日本航空は予約管理システムに不具合が生じ、ウェブ上での国際線の航空券の予約ができなくなった。格安航空会社(LCC)のジェットスター・ジャパンでも、複数の国内線が欠航した。

 BBCなど、欧州のメディアによると、多数の空港でオンラインのチェックインができなくなり、手動の確認作業に切り替えた。運航に大幅な遅れが出ている。

 生活にも影響が出ている。

 大阪市のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」では、午後2時頃からパーク内のレストランや土産物店のレジのシステムに障害が発生し、全店舗の営業を一時的に休止した。

 JR西日本では午後2時20分過ぎ、列車の走行位置を示すウェブサービスのシステムに障害が生じた。午後7時現在、一部の列車の位置が表示できない状態になっている。運行には影響がないという。

 ロイター通信によると、豪州では大手金融機関のコモンウェルス銀行で、一部の顧客が送金できなくなった。現地ではスーパーのレジが使えなくなるといった障害も起きているという。

 英ニュース放送局のスカイニュースは、19日朝の生放送を一時中断した。英国の国営医療サービス「NHS」でも、一部の医療機関で予約を停止したほか、薬局で処方薬が受け取れないなどの影響が出ている。