渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

1988年のバイク事情

2024年07月19日 | open

1988年のバイク事情
(あの無謀君の放送です)


1988年。今から36年前の空前
のバイクブームの時代。
全国では若者からバイクを取
り上げる違法な社会運動が猛
威を振るっていた。
今世紀に入り、その教育機関
が推進する3ない運動は最高裁
で違憲判決が出た。
それにより文科省は国民の早
期交通教育に力を入れる必要
性を通達する方向にシフトし
た。
だが、現在もなお、憲法違反
を続ける高校も多い。
現在の私の出身校などもそう
だ。私の時代までは免許取得
もバイクに乗るのも禁止され
てはいなかった。バイク通学
のみが禁止。
私の卒業後には、地方から押
し寄せた3ない運動の波に飲
まれ、学校当局が強圧的に3
ない運動を推進し始めた。

それは、教育放棄なのだ。
そして、生徒たち自身も、国
で保障された権利をきちんと
学校側に主張するような人間
もいなくなった。
否、そうした人間は育たなく
なった。
今や、ただの大学受験予備校
と我が母校は化している。
それは、もはや教育の場では
ない。受験テクだけを磨く
歪んだ「教育」機関だ。
ちなみに国内有数の進学校で
ある開成高校では一切二輪
3ない運動には関与していな
い。
それは、きちんとした社会
見識を学校側の教育者たち
が保持している事を示して
いる。
この差は天と地ほどの差が
ある。
そうした学校からこそ人材
は育つ。

運輸大臣時代の石原慎太郎氏
が極めてまともな所見を述べ
ている。
それだけでも貴重な記録映像

だ。
未来を創るべき現代の若者た

ちは何を見つめ、どこに向か
おうとしているのか。

現実として具体例を挙げると、

1980年代のような峠でのロー
リング行為は激減したが、
逆に出鱈目でおぼつかない危
険な乗り方と大嘘載りが著し
く蔓延している。
それは、準公的機関による大
嘘の危険乗車法の「指導」に
負う面が多い。
また、それらが嘘であると
見抜いて、自覚的に自主的に
真の安全を引き寄せようとす
る努力も現代の若者はやらな
い。
結果、事故は一向に減少しな
い。
1980年代は実力以上の無謀
運転による事故が多発した
が、現代は端的に指摘する
と、運転そのものが下手くそ
過ぎる事による事故が多発し
ている。年齢差なく。
免許を持っているのにUターン
ができない、立ちごけする、
そういう事が「当たり前」に
現代実相はなっている。
ニッポン異常事態だ。
だが、そうした誤った乗り方
で事故を頻発させる人々は、
自省したり、自己検証して
同じ間違いをしないように
する努力は一切やらない。
ニッポン異常事態の異常人た
ちにこの国は占領されてしま
った。
この国に未来は本当にあるの
か。

そうした世代が現在企業や
社会で中年の中堅層を占める
ようになった。
結果、日本経済および社会
通念、社会規範、細部にまで
おける人間力、それらは悉く
著しい低下現象を露呈し始め
ている。
それでも自分らの襟元を正そ
うとはしない。
本当にこのままで日本に未来
はあるのか。

 












 


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