第719回「多事多端」

 深谷隆司の言いたい放題第719回

 「多事多端」


とにかく慌ただしい毎日である。その中心は都議選挙がらみだ。

小池旋風とやらで自民党は厳しいと言われて来たが、このところ確実にその勢いに陰りが見られる。なにしろ、豊洲市場問題にしても五輪関係でも、パフォーマンスばかりで一向に具体的な答えが出せない。莫大な損失が出ているのに平気で、まるで都民のお金をポケットマネーと考えているのかとあきれるほどだ。

その上、今週の週刊新潮には、都民ファーストの会代表で小池知事の最側近野田数特別秘書が、アントニオ猪木参議院議員から公金横領で訴えられているスキャンダルが報道された。今週の週刊文春には小池知事側近、都民ファーストの会幹事長音喜多駿都議のOL強姦疑惑や奥さんが探偵を雇ったなどのスキャンダル記事が出ている。にわかづくりの都民ファーストの会に人材は居ないのだ。

保坂親子のように息子を出したいために、長年世話になった自民党を離党した人が都民ファーストの会公認なのだからレベルが分かる。賢明な有権者はしっかり見極めてくれて、このところ世論調査で数字が一気に下降線を辿り始めている。健全な都政作りのために、一層油断なく、謙虚に、着実な準備を進めて勝利を得たいと思っている。


15日、中曽根康弘先生の白寿の会に招かれた。99歳、いまだ愛国心は衰えず、堂々の挨拶には涙がこぼれた。6時からの温故知新塾では、早速中曽根人物論を展開した。

16日、大阪の友人松本さんを杏林大学病院に入院させた。心臓に問題があり、近く手術を行うようだが、全快を祈りたい。

17日、娘小田恵理の義理の両親を見舞いに孫安希与たちと彦根まで一泊旅行、90歳を越えているがなんとか長寿であって欲しいと激励した。ホテルから見る彦根城は美しく、歴史を紐解き往時を偲んだ。

帰宅した18日、大相撲観戦、夜はビューホテルで横綱白鵬らと痛飲、彼等は勝負の世界で必死に研鑽努力している。しかし、飲む時は常に明るく前向きだ。そんな姿に改めて感銘した。私は二所ノ関部屋後援会長だから、場所では、このところ連敗の松鳳山に大きな野次を飛ばした。その甲斐あって勝利だった。

19日は早大雄弁会の同期とパレスホテルで昼食会。傘寿を超えた年齢だから、仲間の半分は他界し、この日の出席者は9人と寂しい。案内状には「元気な深谷と森を囲んで」とあったが、森喜朗東京オリンピック・パラリンピック組織委員会会長も出席、談論に花が咲いた。彼は幻冬舎から「遺書・東京五輪への覚悟」という本を出版したが、肺がんを克服した話や、五輪に命をかけていることなど、彼の生き様が伝わってきて胸が熱くなった。マスコミや小池知事からの心無い批判を浴びているが「君知るや、この熱き思いを・・・」であった。

6時からは、いずみひろし君のための台東区各種団体選対会議が開かれた。なかや文孝君の場合もそうだが、中小企業や体育会系など様々な団体の支援は大事だ。この夜も代表が集まり熱心に協議してくれた。頼もしいかぎりだ。

今日20日、長崎に向かう。私が支えてきた後輩小林克敏県会議員のご子息の結婚式に出るためだ。


とにかく元気一杯です。