第568回「自民党政経塾の記事が産経新聞に」

 深谷隆司の言いたい放題第568回
 「自民党政経塾の記事が産経新聞に」

 今朝(11月4日)何気なく産経新聞を読んでいたら、5面のタイトルに「政経塾 自民開校ラッシュ」、サブタイトルに「老舗松下政経塾は減少」とあって、私が塾長を務めるTOKYO自民党政経塾の記事が写真入りで出ていた。
 平成18年に始まって、すでに9年目を迎えているが、毎年春の塾生募集では定員100人に対して、会社員ら150~200人が応募していることなど詳細に書かれている。
 思えば、その頃、自民党都連の石原伸晃会長や内田茂幹事長に頼まれて、すでに開いていた深谷政経塾をそのまま切り替えたのであった。だから当時の塾長代行小田全宏君も、相変わらず私の片腕になって論陣を張っている。
 毎回私が精力的に熱弁をふるっているが、人を育てる仕事は、私にとっても楽しい刺激になっている。
 政治専門コースには常時、党所属の大臣や専門的立場の政治家が講義を受け持って、大いに魅力的な話をしてくれる。
 「女性閣僚2人の辞任劇で動揺が広がる10月下旬、集まった約100人の塾生を前に、塾長を務める深谷隆司元通産相が講演したが、約1時間のほとんどは辞任劇に関することだった。身体検査が足りなかった、政治とカネの問題はきちんと対応しなければいけないと安倍晋三首相に注文も。
 一方で、政権運営が停滞してならない。首相はここを乗り越えて欲しい。真価が問われるとも強調した」と私が話したことが書かれている。
 既にこの塾から計1046人が卒業し約100人が国や地方の議員などとして活躍していることも丁寧に紹介されている。
 岡田浩明氏と記者名が書かれていたが、確かに熱心に何度か塾に顔をだしていたが、今回特別に取材されたわけではない。
 事前に何の連絡も無く、黙って正確に書いてくれたことが嬉しかった。
 今夜も塾だ。若者たちの中に、又張り切って入って行こうと思っている。

 前回も書いたが、私が毎月7日に文京区小田家で催してきた「深谷隆司トークショー」、今月7日7時からが今年の最終回となる。(テーマは「夢の掴み方~努力の仕方、スピーチのコツ、人生設計~」残席はごく僅かだが、最終回につき前日まで申し込み可能。ショータイム、食事、飲み放題付13000円)会場は小田全宏自宅。丸ノ内線茗荷谷駅より徒歩5分。連絡先03-3941-8677(小田家)。乞うご連絡。

 3日文化の日には、私が名誉会長をつとめる「全日本アームレスリング全国選手権大会」が墨田区総合体育館で開催され、私も出席、檄を飛ばした。
 開会は10時半だったが、この日は私にとって大層忙しかった。というのは、前日箱根に孫たちと一泊旅行だったからだ。大会に間に合わす為に早朝7時に箱根を出発、私の運転で吹っ飛んで帰って来たのだ(制限速度は厳守)。
 余談だが、前夜、夕食の為にわが山小屋からプリンスホテルに向かう時は大変だった。経験したことも無い濃霧で、文字通り一寸先も見えなかったのだ。
 孫たちが「危ない」と悲鳴を上げる。家内が「そっちじゃないでしょ」と怒鳴る。危なく崖に落ちそうな場面もあって何度も引き返そうかと思ったが、ホテルでなだ万の渡辺支配人や料理長、泉水支配人等が待っている。義理堅い?私は必死に運転を続け、なんとかたどり着いたのであった。さあ一杯と行きたいところだったが、6日までは禁酒中、もっともおかげで料理はしっかり味わうことが出来、楽しい夜となった。

 アームレスリングは言うまでも無く腕相撲だが、誰でも出来るというものの、選手権ともなると、日ごろの鍛錬や技術的に相当な経験が必要で、全国から集まった選手たちはまさに強者揃いであった。
 なかに岐阜から来た15歳の女子中学生が圧倒的に強く、NHKやテレビ朝日のカメラが追いかけていた。こうした大会でもスターが誕生するから面白い。
 37年前に連盟は創設され、大会は32年目を迎えた。継続は力と言うが、遠藤光男会長はじめ関係者の努力には頭が下がる思いがする。
 政界を引退して数々あった会長や顧問など名誉職を次々と辞退したが、彼らの姿を見ると、若い人を育てる意味でも、もう少し頑張らねばなるまいと思った。