Element 3D ver2.0発表機能とか覚え書き

先日のVideo Copilotセミナーならびにアフターパーティ行ってきました。

そこでE3Dv2.0の発表があったわけですが、その辺の覚え書きです。

実詳細や正式名称は危ういですが、雰囲気だけ伝われば。

  1. SSS(サブサーフェイス・スキャタリング)対応
  2. E3Dブラウザ上でのモデル組み編集機能追加
  3. エフェクト多重掛けによる実質のグループ無制限化
  4. レイトレースAO対応
  5. オブジェクトの変形機能追加
  6. 鏡面反射対応
  7. ドロップシャドウ対応

漏れがありそうですが、大きく分けて上記のようになります。

1項について、私自身は急に言われてもよく分からなかったのですが、所謂太陽などに手をかざした際に今までは光源の反対側はただ暗いだけだったところが、SSSの実装によって光源がオブジェクトを通して内部で反射し光っているような表現が可能になり、よりリアルな表現が可能になります。スーパーボールとか分かり易そうですね。

2,3項が非常に革命的でE3Dを頻度良く使う方は幾度となく経験したであろうグループ5制限による大きなネックが解消されます。

2項は少々分かりにくいですが、例えばロボットのパーツが「胴体」「右腕」「左腕」とあった場合、現在は1グループに胴体、2,3に腕という振り分け方でやっと配置が行えるような状況でしたが、これによってE3D上で胴体のモデル領域に右腕、左腕を追加してE3D上で配置、出力する事が可能になります。

他、背景に小物などを配置したい場合でも今まではその配置だけで数グループ使用する事はザラにあったわけですが、今後は1グループのみで実現可能になります。

3項は1レイヤーに対してE3Dを多重に掛け、統合機能を有効化する事で扱えるグループ数を増やす事が可能になります。1回重ね掛けするたびに5グループずつ増えるわけですね。

4項は現在のAOを更に強化し、表現力を高める事が可能になったと考えて良いと思います。大雑把に処理していたものを少し厳密にする事で表面の形状がより一層リアルに表現可能です。

5項、当然のように変形させていて非常に驚きました。ただ、実際厳密に全てのモデルにこの変形が適用出来るのか、という部分については発表を観る限り若干怪しく思っていて、元々用意されている球体や平面などのポリゴン数を設定し、それにマテリアルを適用、それを変形させるような手順に見えました。

パラメータについては当然外出しされており、この値を変更する事によって球体であれば握りつぶしたような凹凸面のある状態が表現出来ます。

6,7項、読んだままです。ついに実装されました。鏡面反射については当然オブジェクト同士の反射も可能になっており、値をいじる事で屈折も表現できるように見えました。シャドウについても拡散の具合を調整でき、今から重宝するのが目に見える機能です。

以上のようになります。又、これだけの機能を搭載していても見た限りレンダリング時間が急激に広がっているような印象は無く、非常にスムーズに動作していました。

今まで不便に思っていた箇所の殆どを解決し、その想像を大きく上回った今回のE3Dv2.0の発表には、思わず一つ一つの機能が発表される度に声が出てしまいました。

比較的早い段階でリリースを目指すとの事らしいので、非常に楽しみです。モデルパックも新しいものを作成中だそうです。

以下はアフターパーティにてBaKaAfterさんと今回の発表での懸念点や今後こんな機能が追加されれば…と話していた雑記になります。

  • エフェクトの重ね掛けを行った場合、レンダリング設定などはどの項目のものがそれぞれ適応されるのか(自エフェクト、最上位エフェクト、最下位エフェクト)
  • 説明上は実質無制限ではあるが、どの程度までが動作に支障無く実施出来るのか
  • 今回発表無かったけどマテリアルの合成モードちゃんと実装されるよね?
  • アップグレード費用いくらになるんだろう。1万くらい?(お互い5万までなら出しても良いという結論に)
  • トゥーンとかアウトラインとか欲しいね
  • 物理シュミレーションがv3.0くらいで搭載されて欲しいね
  • モデリング機能はv5.0くらいで欲しいね
  • オブジェクト・テクスチャ収集とか欲しいね。でもE3Dの実装問題上、かなり優先度低そう。
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