【無料公開中】おうちで中華 - 玉米香菇排骨湯(とうもろこしと椎茸と豚スペアリブのスープ)
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2023年9月6日発売のdancyu10月号はもう読まれましたか?「一生食べ続けたい「ひと皿」」という特集で、僕も載せてもらっているので、是非お手に取ってみてください。レシピだけでなく、料理紹介の文も書いてます!
で、今日の料理のテーマは、「勝手にdancyuコラボ」。誌面で愛を語った広東の煲湯(煮込みスープ)には星の数ほどバリエーションがあるので、ここでは今の時期にぴったりの煲湯をご紹介します。
玉米香菇排骨湯(とうもろこしと椎茸と豚スペアリブのスープ)です。
玉米香菇排骨湯/玉米香菇排骨汤
yùmǐ xiānggū páigǔ tāng
さて、ここからはいつもの口調で。最近、というかdancyuの取材をきっかけにして、僕の中で煲湯ブームが再燃している。延々と2時間も煮込むスープなので、それだけ聞くと気楽には作れないと思うかもしれないが、やることはコンロの上に放置することだけなので、在宅勤務との相性が最高なのだ。
仕事を始める前に材料の下ごしらえだけしておき、10時ごろに鍋をコンロに乗せれば、昼休みには極上のスープが楽しめるというわけだ。
今回のスープは、夏が旬のとうもろこしが大活躍。鮮やかな黄色が食欲をそそるだけでなく、その甘味と香りがスープに柔らかさを与える。
旨味担当としては、豚スペアリブだけでなく干し椎茸まで揃っているので、その味わいの豊かさは保証されている。全ての要素が溶け合い、身体に染み入る優しい味わいに。元気出るわー。
ひとしきりスープを味わったら、具も楽しむ。ちょいと醤油をつけた豚スペアリブは、相当な旨味をスープに与えた後とはいえ、まだまだ旨い。とうもろこしも、意外なほど瑞々しさを保っている。
「やっぱり煲湯はいいねえ」
「季節を問わず、それぞれに美味しい組み合わせがあるもんねえ」
広東生活を懐かしみ、ほっこりした連れと僕だった。
あ、「排骨なんて売ってないよ」と思った方、通販で簡単に買えますよ!
レシピはメンバーシップで公開しています。680円の基本プランでも100本以上のレシピや記事が読めますので、ご検討いただければ幸いです。
用料(材料)
・排骨(骨付き豚スペアリブ。ひと口大のもの)…500g
・とうもろこし…1~2本
・干し椎茸…4~5個
・生姜…2片
・水…1200ml(400ml+800ml)
・塩…適量(小さじ1~お好みで)
・生抽(広東醤油)…適宜
做法(手順)
1)干し椎茸を戻す
・干し椎茸を400mlの水に浸け、ひと晩かけて戻し、石づきを取る。
(戻し汁は取っておく)
2)排骨を下茹でする
・中華鍋にたっぷりの水(分量外)と排骨を入れ、強火にかける。
・沸騰したら中火にしてアクを取る。アクがおさまるまで数分煮る。
・排骨をざるに上げ、流水でアクや汚れを流す。
3)煮込む
・煮込み鍋に排骨・生姜・椎茸・その戻し汁と800mlの水を入れる。
・蓋をして強火にかけ、沸騰したら極弱火にし、90分煮込む。
4)とうもろこしを加える
・とうもろこしを適当な長さに切って、縦半分に割る。
・鍋に加えて、さらに30分煮込む。
5)仕上げる
・塩で味を調え、鍋を卓上に運ぶ。
・小皿に生抽を入れて、鍋に添える。
※広東ではスープはスープだけで味わい、旨味を出し切った具は別皿に盛り、生抽をつけて食べることが多い。
温馨提示(アドバイス)
特段コツはないけど、以下の通り。
・煮込み時間はお好みで
煮込み時間を長ければスープが濃厚になる一方、具の味は抜けていくので、バランスはお好みで。レシピ通りに煮込むと排骨の味はほぼ抜けるので、煮込み時間を短くして、スープと具の両方を楽しむのもあり。
・塩を強めにすると、味がまとまる
鍋と火力次第で2時間煮込んだ後の水量は変わるので、塩の強さは味見して決めよう。
尚、椎茸の戻し汁を使うのは僕の創作で、広東人は使わないと思う。ただ、栄養も旨味もたっぷりの戻し汁を捨てるに忍びないので(笑)、ここだけは自己流を貫いている。
大功告成(できあがり)!
さあ、幸せのひと口をどうぞ。
<2023年9月>
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