自民・萩生田氏が東京都連会長辞任の意向表明 都議補選惨敗で引責

森岡航平 藤原慎一
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 自民党東京都議補選(7日投開票)での惨敗を受け、萩生田光一・前政調会長が16日、都連会長を引責辞任する方針を明らかにした。萩生田氏は、惨敗の要因とされる派閥による裏金問題の当事者で、党内でも都連会長の辞任を求める声が相次いでいた。

 萩生田氏は同日昼、党本部内で記者団の取材に応じ、「都連会長を引かせていただく。選挙結果を含めて責任を取らざるを得ない」と辞意を表明した。正式な辞任の時期については検討中で、後任を選定するまでは会長を続ける意向も示した。

 裏金問題をめぐり、萩生田氏は3千万円近い不記載があったことで「党の役職停止」の処分を受けたが、岸田文雄首相が「停止は党本部の役職のみ」として都連会長続投にお墨付きを与えた経緯がある。(森岡航平、藤原慎一)

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この記事を書いた人
森岡航平
政治部|与党担当

国内政治

藤原慎一
政治部|自民党担当

国内政治、安全保障、憲法、震災復興