石丸フィーバーを仕掛けた「伝説の選挙プランナー」が明かす「強すぎる大麻愛」
大麻草の写真があしらわれた怪しげなチラシの発行元
〈一日1滴~2滴で活力がよみがえります〉 〈みるみる元気になり心身が充実〉 大麻草の写真が大きく印刷されたチラシには、「カンナビエナジーF」なる怪しげなオイルの効能が謳われている。 【当落一覧】次の総選挙で「落選する議員」の全実名はこちら! 発行元を見ると、「藤川選挙戦略研究所」とある。所長を務めるのは藤川晋之助氏(70歳)。永田町で知らぬ者はいない伝説の選挙プランナーだ。 23歳で議員秘書として政界へ入り、参謀役を務めた選挙は144回。さきの都知事選では、前安芸高田市長の石丸伸二候補の選対事務局長を務め、2位の大番狂わせを起こして話題となった。
選挙期間中も摂取していた
いったいどのような人物なのか。そもそも「カンナビエナジーF」とは何なのか。本誌記者が直撃すると、快く応じた。 ―なぜ石丸氏の選対事務局長に? 「最初、本人から打診があったけど、体が細いし胸板もないし、迫力がないから断るつもりでした。ところが翌日、ドトールコーヒー創業者の鳥羽(博道)名誉会長から電話がきて、『一生のお願いがある。彼を頼む』と。それで引き受けたんです」 ―結果は2位だった。 「それでも大成功ですよ。石丸さんは一躍時の人で、今後は気軽にラブホテルも行けないでしょう。もう41歳なのに女っ気もない。寂しくないのかね」 ―ところでネット販売している「カンナビエナジーF」とは何なのか? 「よくぞ聞いてくれました。大麻由来成分CBDを高濃度配合した特製オイルです。もちろん合法。私は6年前に心筋梗塞で倒れてから、体調が優れなかったんだけど、友人に勧められてCBDを飲んだら、たちまち元気になった。この感動を皆さんにお伝えしたいと販売しているんです。今回の選挙中も一日3時間くらいしか眠れなかったけど、このオイルで乗り切った。『CBDで選挙に勝とう!』なんて(笑)」 そう言って記者にオイルを手渡したのだった。石丸氏の躍進はCBDのおかげ? そもそも石丸氏とは何者なのか。関連記事『「都知事選で2位」の石丸伸二氏が出馬した「本当の理由」…安芸高田市長時代に残していた「4つのフェイク」』では、石丸氏の地元での実績について、詳報しています。 「週刊現代」2024年7月20・27日合併号より
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