前回記事が長くなりましたので、こちらに続けます。
plusさんは、新人だから、また、議論を振り出しにもどしました。
>
「その結果、切断直後の組織では、腸上皮の細胞以外で顕著な細胞分裂は観察されませんでした。全能性幹細胞が再生に関与する動物では、全身で活発な細胞分裂が常に観察されます。そのため、この結果から、ギボシムシの再生は常在性の全能性幹細胞に依存する可能性は低いと考えられます。」
とここに「常在性」ときちんと明記がありますな。「常在性の全能性幹細胞に依存する可能性は低い」ですよ。
>「これらの結果から、損傷を受けてから新たに生じる細胞が再生に重要であると考えらます。再生時に出現する細胞が多様な細胞タイプに分化できるか探るため、そのような性質をもつ多能性幹細胞の出現に必要なリプログラミング因子の発現の有無を検証しました。」
「これらの結果は、ギボシムシの再生ではリプログラミングによる多能性幹細胞の新生とその再分化が生じることを支持しています。」
plusさんは、科学の議論は、限定条件下で語られることを学びつつあるようです。
plus自身で書いたデタラメについても反省しているでしょう。
前回記事の再掲
plusさんは思い付きのデタラメを書いています。
>
それは脊椎動物門が半索動物から分岐するより前から存在するネットワークが哺乳類にも機能もそのままに保存されている可能性が高いということなんですねえ。plusさん>単純な生物から複雑な生物に変わってもこのメカニズムが変化していない可能性が有るということがこの研究の主旨なのですねえ。こうしたデタラメを書いて、学とみ子から注意をされた結果、plusさんはブラッシュアップされたにも関わらず、相変わらず、口汚く憎まれ口を言って、学とみ子をののしるわね。大した人だと思います。
まあ、学とみ子のアドバイスを受けて、plusさんは考えを変えて行ったという証拠にはなったでしょう。
学者を含むのに、ため息ブログの彼らはまだまだ、論文の主旨を理解する力がありません。
この論文の主旨は、
”多能性幹細胞の産生に必要なリプログラミング因子には共通性があるが、その後の再生の仕組みは違う”というものです。
幹細胞が増殖するわけではないのです。
つまり、この論文では、半索動物以後、その前の原始細胞とは再生のしくみが違うということを示したものですが、plusさんも、ため息さんもそこを読めていませんでした。
彼らは自動訳は使いこなしても、実験の内容がわからないみたいです。
ため息さんは、進化の順序をも知らないみたいでした。
彼らは、半索動物以後と、その前の動物の違いについての論文であることがわかりません。
同じなのは、リプログラミング遺伝子の共通性だけで、その後の幹細胞のあり方が違うのです。
現に、広島大学では、「幹細胞」なる語の使用をしていません。
多能性幹細胞は多能性を残したまま増殖することを念頭に入れておく必要があります。
高等生物は、体内に限定機能の幹細胞は維持されていても、増殖も限定されています。
今回も、幹細胞の増殖は無いと言っています。
こうした条件付けの話を、ため息ブログは理解できず、「再生の仕組みは同じ」なんて書いてしまいます。
この論文は、損傷後の再生は、「同じ」ではなく、「違う」ということを示すために書かれたものです。
plusさん、
>
「損傷を受けてから新たに生じる細胞」は「多能性幹細胞の新生」と明記されているんですなあ。一方、
沖縄科学技術大学院大学の説明は以下です。
>これらの結果は、ギボシムシの再生ではリプログラミングによる多能性幹細胞の新生とその再分化が生じることを支持しています。
>プログラミングを通した多能性幹細胞の獲得
沖縄科学技術大学院大学も、広島大学同様に、多能性幹細胞の増殖を否定しています。
ですから、上記にある沖縄科学技術大学院大学の説明は、「リプログラミングによる多能性幹細胞の新生」は、
「多能性幹細胞の新生を起こさせるためのリプログラミング因子の共通性」というように、読者は理解すべきであると思います。
そのように読まないと、plusさんの誤解のように、「高等細胞でも、多能性幹細胞の新生と増殖によって再生が起きる」と、全く逆の結論の論文になってしまいますからね。
学とみ子的には、高等細胞で、「多能性幹細胞の新生」と書くのは、まだ、問題が多いとおもいますね。
損傷など自然の環境下で、「多能性幹細胞の新生」が起きる事は証明されていないでしょう。
plusさんも、限定条件をしっかり踏まえて、論文を読もうね。
ハイ、学とみ子の親切なアドバイスは、ここまでです。お疲れ様でした。
ため息さん、えっと言うようなコメントです。
(iPS細胞の)なんてデタラメ挿入語句を勝手に入れないで欲しいです。iPS細胞は、全くの別物です。何で、ここで登場させるんですかね?
ため息さん、
>「ギボシムシの再生過程でのリプログラミングによる多能性幹細胞の新生」は「(iPS細胞の)リプログラミング因子共通性」だと言うのです。めちゃくちゃですね。
生体内には、限局的機能だが多能性幹細胞があるのは、ずっと以前から分かっていますが、今回はそれとの関係の実験結果は、無いのです。
ため息さんは、不用意に、iPS細胞とか言い出してしまい、plusさんが一生懸命にため息発言をフォローしているのが見えないのでしょうか?
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