電磁波とは?
電磁波は電場と磁場の伝達を伝搬する「波」で、波と粒子の両方の性質があります。多くの信号のうち電磁波は情報を伝達できる特徴があるため、テクノロジー犯罪の犯行手段(居所の特定や追跡、音声・画像・思考あるいは痛みや不快感など各種情報の伝達)に使用されている疑いがあります。
周波数が低いほど直進性が低く情報の伝達容量が小さく、周波数が高いほど直進性が高く情報の伝達容量が大きくなります。
超長波(VLF:Very Low Frequency)
超長波は10~100kmの非常に長い波長を持ち、障害物を超えることができます。長派(LF:Low Frequency)
長派の波長は、1~10kmで、非常に遠くまで伝わることができます。1930年ごろまで電信用として利用されていましたが大規模なアンテナと送信設備が必要なのと、短波通信の発展により通信用にはあまりもちいられなくなっています。長波の一部はヨーロッパやアフリカ等でラジオ放送に使われているほか、日本では船舶や航空機の航行用ビーコン、及び電波時計などに時間と周波数標準を知らせるための標準周波数局に利用されています。中波(MF:Medium Frequency)
中波の波長は、100~1000mで、役100kmの高度に形成される電離層のE層に反射して伝わることができます。電波の伝わり方が安定していて遠距離まで届くことから、主にAMラジオ放送用として利用されています。送信機や送信アンテナは大規模なものが必要ですが、受信機は簡単なもので済む利点があります。短波(HF:High Frequency)
短波の波長は、10~100mで、約200~400㎞の高度に形成される電離層のF層に反射して、地表との反射を繰り返しながら地球の裏側まで伝わっていくことができます。長距離の通信が簡単に行えることから、現在でも遠洋船舶通信、国際線航空機用の通信、国際放送及びアマチュア無線に広く利用され、今後も需要が続く見込みです。超短波(VHF:Very High Frequency)
超短波の波長は、1~10mで、直進性があり、電離層で反射しにくい性質もあります。山や建物の陰にもある程度回り込んで伝わることができます。短波に比べて多くの情報を伝えることが出来るため、FMラジオ放送用や多種多様な業務用移動通信に幅広く利用されています。極超短波(UHF:Ultra High Frequency)
極超短波の波長は、10㎝~1mで、超短波に比べて直進性がさらに強くなりますが、多少の山や建物の陰に回り込んで伝わることができます。伝送できる情報量は大きく、小型のアンテナと送受信設備で通信できることから、携帯電話や業務用無線をはじめとした多種多様な移動通信しすてむを中印に、地上デジタルTV、空港監視レーダーや電子タグ、電子レンジなどに幅広く利用されています。
極超短波(UHF:Ultra High Frequency)
極超短波の波長は、10㎝~1mで、超短波に比べて直進性がさらに強くなりますが、多少の山や建物の陰に回り込んで伝わることができます。伝送できる情報量は大きく、小型のアンテナと送受信設備で通信できることから、携帯電話や業務用無線をはじめとした多種多様な移動通信しすてむを中印に、地上デジタルTV、空港監視レーダーや電子タグ、電子レンジなどに幅広く利用されています。マイクロ波(SHF:Super High Frequendy)
センチ波とも言われる。設備上は扱いやすい。マイクロ波の波長は、1~10㎝で直進性が強い性質を持つため、特定の方向に向けて発射するのに適しています。
伝送できる情報量が非常に大きいことからw、主に放送の送信所間を結ぶ固定の中継回線、衛星通信、衛星放送や無線LANに利用されています。この他、レーダーもマイクロ波の直進性を活用した利用システムのひとつで、気象レーダーや船舶用レーダーなどに利用されています。ミリ波(EHF:Extra High Frequency)
ミリ波の波長は、1mm~10mmと非常に短く、マイクロ波と同様に強い直進性があり非常に大きな情報量を伝送することができますが、悪天候時には雨や霧による影響を強く受けてあまり遠くへつたわることができません。
このため、比較的短距離の無線通信や画像伝送システム、簡易無線、自動車衝突防止レーダーなどに利用されている他、電波望遠鏡による天文観測が行われいます。なお、低い周波数帯と比較してあまり利用がすすんでいないことから、大容量・長距離の伝送を可能とする技術や無線装置の小型化・低価格化等、利用促進に向けた技術の研究開発が行われているところです。サブリミナル波
サブリミナル波の波長は、0.1㎜~1㎜で、光に近い性質を持った電波です。現在の技術では巨大無線設備が必要で、また素上記による吸収が大きいという性質があるため、通信用としてほとんど利用されていませんが、一方では、ミリ波と同様に電波望遠鏡による天文観察が行われています。この周波数帯についても、無線通信技術の発達による今後の利用拡大が期待されています。光
光は波長が380 - 760 nmの「赤外線」「可視光線」「紫外線」などをいいます。放射線
X線、ガンマ線など物質を通り抜けることがができ、物質の性質や状態を変えられたりします。レントゲンや、植物の発芽などに利用されています。少量の放射線では人間の体に影響はありませんが、大量にあびてしまうと細胞を傷つけてしまい「がん」になることがあります。