トランプ前米大統領暗殺未遂 APカメラマンが捉えた瞬間
バトラー、ペンシルベニア州、7月14日 (AP) ― トランプ前米大統領が7月13日、米東部ペンシルベニア州のバトラーで開かれた選挙集会で銃撃され、右耳にけがをした。 トランプ氏の選挙対策本部によれば、前大統領は無事だという。 司法当局は、前大統領に対する暗殺未遂事件として捜査を開始した。 この銃撃で、容疑者と集会参加者の1人が死亡、集会参加者2人が重体と報じられている。 AP通信のピューリッツァー賞カメラマン、エバン・ブッチ氏は「トランプ番」として、これまでの選挙運動を通してトランプ前大統領を取材してきたが、暗殺事件発生の瞬間も現場でトランプ氏の一挙手一投足を撮影していた。 「（自分の）左の肩越しに、『パーン』という音が何度か聞こえた」とその瞬間を振り返るブッチ氏。 トランプ前大統領は右手で右耳の辺りを押さえ、顔に血が付着しているように見えた。 ステージに駆け上がった大統領警護隊に守られて演壇から降りる際にも、トランプ氏は何度も拳を突き上げ、その度に会場からは歓声が上がった。 「発砲音を聞いた瞬間、これは米国の歴史に残る瞬間であり、記録しなければならないと思った。この仕事をするのがジャーナリストとしての私たちの仕事なのです」とブッチ氏は語った。 （日本語翻訳・編集 アフロ）
