日本列島には中央構造線とフォッサマグナという巨大なエネルギーを発する構造があるのが知られています。
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フォッサマグナとは
北アメリカプレートとユーラシアプレートの境界に位置する大地溝帯。新潟、長野、群馬、埼玉、東京、山梨、静岡の付近の地下深くにあります。日本人はあまり意識しませんが、このフォッサマグナに沿って、白根山、浅間山、富士山、箱根山といった大火山が南北に列を成し、越後山地と関東山地が隆起しているのです。
一方で中央構造線は九州から関東まで、日本列島を東西に貫く大断層で、一部は活断層だそうな。この中央構造線に沿って、四国の吉野川、和歌山の吉野川、長野の天竜川、関東の利根川など大きな川が流れていたりします。
フォッサマグナと中央構造線は、日本列島の起伏の富んだ地形に多大な影響を与えているというわけでした。
ウィキペディアの画像を見ると、中央構造線とフォッサマグナが交錯する地点があるようです。
ウィキペディアの画像。オレンジ色のところがフォッサマグナ。フォッサマグナの東縁が柏崎千葉構造線。一方で赤い線が中央構造線。青と赤の交わるポイントは埼玉県東部(我が家付近)。
上にある画像の、フォッサマグナの東縁を示す右側の青い線が「柏崎千葉構造線」です。そして赤いラインが中央構造線です。
この青線と赤線の2つの線が交わるポイントが、関東平野と長野県の2ヶ所にありますね。
西側は長野県の諏訪湖の付近。ここには諏方神社があり、周囲は明石、木曽、飛騨という日本アルプスの大山脈が取り巻いていることから、とてつもないエネルギーの吹き出す場と見ることができます。
もう一方の関東地方の線が交わる地点は、じつは埼玉県東部のさいたま市、春日部市付近に該当していました。東京も該当するかもしれません。
中央構造線とフォッサマグナが交錯する埼玉県東部及び東京は、地球のエネルギーが滞留し、人間に影響を与える「パワースポット」であると言えるようなのです。
「パワースポット」とはなにか?
地球上の各地にある、エネルギーの湧き出している場のことを、パワースポットと言うとか。
ではもし本当に、埼玉県東部がパワースポットであるならば、何らかの証拠が確実にあるんではないかと思われました。
そこでいろいろ捜索してみると、該当する要素がかなりありましたので以下に記載します。
(1)日本一広い関東平野
関東平野は日本最大の平野で、総面積は17,000平方km。埼玉県東部は、関東平野のちょうど真ん中あたりに位置しています。
関東平野が形成されたのは日本列島の地殻変動の結果で、中央構造線とフォッサマグナという巨大パワースポットが大きく関与していました。
(2)日本2位の長さを誇る利根川
国土交通省河川局資料によれば、利根川の長狭は322kmで、日本で2番めに長い。埼玉県北部から東部にかけて流れており、江戸時代以前には埼玉東部の古利根川を本流としていました。
ちなみに1位の信濃川(367km)も、フォッサマグナに位置しているのは偶然ではないと言えました。
(3)荒川の川幅は日本1位
荒川の(両岸の堤防間の距離)は御成橋(埼玉県鴻巣市・吉見町)付近で2,537mになり、日本最大である。ウィキペディア「荒川」より。
東京湾に注ぐ荒川放水路の川幅もたいへん広いんですが、荒川放水路は大正時代に掘削工事によって完成した人工河川で、23区内の荒川の本来の流れは隅田川でした。
(4)初詣の人出がとても多い氷川神社
初詣スポットの人出ランキング・ベスト10を見ると、以下のとおり。
1位 明治神宮(東京)316万人
2位 成田山新勝寺(千葉)305万人
3位 川崎大師平間寺(神奈川)302万人
4位 浅草寺(東京)283万人
5位 鶴岡八幡宮(神奈川)250万人
6位 住吉大社(大阪)236万人
7位 熱田神宮(愛知)230万人
8位 武蔵一宮氷川神社(埼玉)215万人
9位 太宰府天満宮(福岡)200万人
10位 生田神社(兵庫)152万人
氷川神社のある関東地方は縄文時代から縄文人が大変多かった土地でした。日本で見つかっている縄文時代の貝塚2,500ヶ所あまりのうち、四分の一が関東地方に集中しています。弥生時代の環濠集落遺跡も関東平野に集中していました。
関東の環濠集落遺跡の分布。市原市埋蔵文化財調査センターの画像
こうした古代から現代にかけての人口集中地に氷川神社は位置し、この地域を象徴するパワースポットといえます。
(5)埼玉県の人口の多さ
埼玉県の人口は705万人。これは東京都(1257万人)、大阪府(881万人)、神奈川県(879万人)、愛知県(725万人)に次いで全国5位となっています。人口は「ベーシックアトラス日本地図帳」より。
パワースポットなだけに人口が多いんだろうか。
埼玉県はかつて東京都と神奈川県の一部を合わせて「武蔵国」と言われました。武蔵国地域の人口(東京都+埼玉県)を見ても全国1位となる(1960万人余)。
東京都民は「埼玉県と一緒にするな」「ダ埼玉」などと、言いたい放題でひどいのですが、歴史的に埼玉と東京は、同じところから別れているのです。
ちなみに日本で最も高い構造物「東京スカイツリー」の高さは634mで、この数字は「武蔵(ムサシ=634)を意味しています。東京を含む首都圏が拡大し続けるのも、このフォッサマグナと中央構造線のパワーが影響しているとすれば?
埼玉県の名の由来は埼玉県東部にあった埼玉郡にある。1871年(明治4年)の廃藩置県により、埼玉県東部が埼玉県と呼ばれるようになりました。
(6)大宮駅の乗降客数と新幹線の「分水嶺」
駅別乗降客数ランキング(2008年)によれば、大宮駅の乗降客数は全国13位となっています。これは東京・大阪といった大都市を除けば全国上位。大宮駅は東北新幹線、上越新幹線、JR、私鉄などのホームが集積するターミナル駅)。
全国で新幹線の路線が2つに分かれている分水嶺も、埼玉県東部(北足立郡伊奈町)だけなのは特徴的。
(7)日本一長い道路が交錯する地点
埼玉県から東北地方へと伸びている、東日本の大動脈「東北自動車道」は、全長679kmで日本一長い高速道路。
東京都の日本橋から埼玉県東部を通過し、東北地方をつらぬき青森県青森市へ至る「国道4号線」は、全長742kmで日本一長い国道。
この2つの最長の道路を結びつけるのは、埼玉県東部の国道16号線(埼玉県さいたま市岩槻区~春日部市)。国道16号保土ヶ谷区間は日本一の交通量だとか。
また、国道16号線は、都心環状線として機能する国道としては、最も大きい国道だと言えます。
以上は「交通に関する日本一の一覧」を参考にしました。
ちなみに、江戸時代の五街道も、フォッサマグナと中央構造線の交わる場所に集中していることに気がつく。地球のエネルギーの集中が、人間の活動に影響を与えたからに他ならないんではないだろうか。
(8)首都圏外郭放水路
首都圏外郭放水路は埼玉県春日部市の東部につくられた、世界最大の地下放水路。1992年からシールド工法により工事が進められ、完成したのは2006年。この地域は昔から大雨による水害の多発した地域だったので、溢れた河川の水を江戸川に放出し、洪水を防ぐ目的で作られた。
全長6.3kmで、幾つもの巨大な立坑が掘られ、神殿と呼ばれる調圧水槽がなにやらパワースポットめいている。
(9)この街と皇居の間に秘められた謎
埼玉県春日部市と、東京の皇居とは、何らかの関係があるのではないかとの仮説はこちら。
以上のように埼玉県東部は、自然にできたもの、人工的に作られたもの、この2つの要素で、特に壮大な面積や規模で全国上位に君臨するものが多いと言えました。
大昔に地殻の変動によって関東平野、利根川、江戸川、関東の火山帯が作られ。その後縄文時代に人々が集まり、氷川神社が作られ。年月を経ても人口の多さは変わらず。交通など拠点性が顕著に現れ。他の都市には見られない、皇居との奇妙な符合が見られ。
中央構造線とフォッサマグナに沿って、日本の政令指定都市などの大都市が集中していることも、知らず知らずに地球のエネルギーを人間が受けているからとかんがえるとしっくり来ます。
こうして埼玉県東部地域・及び東京に集まっている、巨大で力強い構造を生み出す原動力とは、一体何なのだろうと考えてみると、自然と「フォッサマグナと中央構造線が生み出す地球のエネルギー」であるとの仮説につながっていったのですが、どうなのだろう。
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