頭の声は他人の声。腹の声は自分の声。頭の声に従うと不安になる。腹の声に従うと何もなくても別に大丈夫になる。親が「金がない」と暗い顔で言うと、こどもは金を嫌悪するようになる。親が「金がないけど陽気な姿」を示すと、こどもは金がないことを問題と思わなくなる。問題は、それを目にした時に暗くなるから問題になる。全部気分。全部気のせい。何が起きても後光の差した大仏様が「全部気のせいだよ」と言っているイメージで日々を過ごすと運気が上がる。奇跡が起こる。真面目に生きるとあの世行き。深刻に考えるほど体も心も硬くなる。

結婚も恋愛も趣味のコミュニティも仕事も、最初は「一足す一は二や三になる」希望的観測ではじまる。だが、実際にやってみると「自分が一よりも小さくなってしまった」と落ち込む人が増えている昨今。自分が小さくなるなら別れればいい、抜けてしまえばいいと思うのだが、しっかりとエネルギーを吸われているため「一人では生きていけない」という不安に負ける。別れると復活。約束をキャンセルすると復活。一足す一が十にも百にもなる関係はヘルシー。そうなれないなら即刻離別。真面目に生きるとあの世行き。嫌いの克服より好きの謳歌。他人の言葉より自分の経験。他人の言葉を優先して「ちゃんとしなくちゃ」などと思って自分に鞭を打ち、本当は肉を食べた方が体も心もすこぶる健康なのにマクロビにはまってガンになる。

新潟在住の女性Ｋ様が「頭の声が止まらない。自虐の声が止まらない」と言った。自己肯定感はお尻から。お尻を育てる。お尻ファースト。お尻は顔。お尻パックした残りの水分を顔に。お尻が綺麗だと心も綺麗。お尻は日本人の心。サンバのリズムで尻パック。俺たちはラテン。自分が一番読みたいものは、ひとに期待せず、自分で書く。他人に書かせると悲劇になる。真面目に生きるとあの世行き。自分が元気になれるもの、自分が陽気になれるものを書く。生きづらさの奥には楽しみたいがある。楽しみたいの奥に生きづらさはない。敗北主義的な悲壮感に酔って、落ち込みながら生きるのはやめる。

ちゃんとしなきゃは自己否定。そう思うほど不幸になる。何を見ても「自分はダメだ。生きていけない」となって生命力が削られる。肉を食いたいなら肉を食う。人肌に触れたいなら人肌に触れる。真面目に生きるとあの世行き。体が感じる喜びを無視して貞操観念を守ると貧相になる。動物に逃げない。動物は女性ホルモンの分泌を促さない。本当は楽しみたい。本当は人間の友達が欲しい。本当は「みんなと何かをやることはこんなに楽しいことだったのか」と思いたい。一足す一は十にも百にもなる。魂はそれを知っている。知っているから求めている。真面目に生きるとあの世行き。人に合わせるのではなく「俺を待っている人がいる」と思ってそのままの姿で生き始めると、仲間に出会う。

可哀想ビジネスに関わらない。楽しむ方向に舵を取る。誰かを救おうとしない。余計なお世話は殺人と同じ。完璧な人間はいないと言うのは嘘。俺を見ろ。どこに欠点があると言うのだ。こんなに素晴らしいじゃないか。それくらいの心意気で生きる。抵抗すると苦しくなる。抵抗しない。答えをくれる人を求めない。救いではなく楽しさを求める。楽しみながら救われる。俺といる方が絶対面白い。お前に俺の魅力が分かるかな。それくらいの心意気で生きる。真面目に生きるとあの世行き。俺も最高。お前も最高。最高な俺たちの、最高な夏がやって来る。それくらいの心意気で生きると、本当にそうなる。神はユーモアを愛する。神は決して固苦しい存在ではない。ユーモアを作ったのは神だ。今の私の所持金は四円。四円しかないと思うのか。四円もあると思うのか。そんな思考に意味はない。俺の所持金は四円。うむ。よろしい。