米国、ドイツ歴訪を終え、帰国した岸田首相(14日午前、羽田空港)=共同
岸田文雄首相は14日、米国のトランプ前大統領が演説中に銃撃されたことについて「民主主義に挑戦する暴力には毅然と立ち向かわなければならない」と訴えた。「トランプ前大統領の一刻も早い回復をお祈りしている」と記した。
自らのSNSに日本語と英語で投稿した。首相も2023年4月に訪れた選挙演説会場で爆発物が投げ込まれたことがある。
与野党の幹部もSNSを通じて反応した。自民党の茂木敏充幹事長は米国で指摘される政治的分断に触れ「いかなる事情があっても暴力に訴えることは決して許されない」と強調した。自身のX(旧ツイッター)にコメントした。
立憲民主党の泉健太代表は「もし狙撃であれば重大な事態。どうか無事でありますように」と発信した。国民民主党の玉木雄一郎代表は「暴力による選挙妨害、言論封殺は断じて許されない」と銃撃を非難した。
日本維新の会の馬場伸幸代表は米大統領選に関し「暴力に屈することなく、民主主義の理念のもとに実施されることを祈念する」と言及した。
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