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【安価】帰ってきたうどん屋付和 五店舗目

 ▼ 1 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/08/29 22:40:47 ID:CZvce8eY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
前スレ:https://pokemonbbs.com/poke/read.cgi?no=808597

  _[うどん]__
`/\\\\\\\\
//┏\\\\\\\\
γ三ヽLリリリリリリリリリリリリ」
{ニうニ}|      | 建てるの遅れちゃったフワ ごめんフワ..
{ニどニ}|(・×・) | それにしても5スレ目フワか...
{ニんニ}|(っ=川o)  | ずいぶん長期の連載になったフワね...
ヽ三ノΓ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 最初の頃は一周年なんて行くと思ってなかったフワズルズルズル
`┗┛|       |
"""""""""""""""""""
 ▼ 861 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/12/29 22:16:46 ID:GVYk3X6E [1/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ーフワンテたちは監禁部屋を出て、暗い廊下を行く...

ー行く先は、ライチュウ夫人が待ち構える焼却炉...!!

リーリエ「これで、あとは決着をつけて呪いを解くだけですね...」

グレイシア「えぇ、そうね...」

城島「...しっかし、妙に気になるところがあるんだよなぁ...」

リーリエ「えっ? 城島さん...何の事ですか?」

城島「あの石像の中に囚われてた教育係の幽霊のことや ...なんか、一人足らんような気がするんやけど...」

リーリエ「えっ? えーと、確か...ミオージャさん、アシレーヌさん、サイゴウさん、オオクボさんで...4人ですよね?」

城島「そうやけど、オオクボの霊が...見えへんのや 教育係は4人おるのに霊は3人だけや」

グレイシア「...どういうこと? それって」

城島「そこが...ようわからんのやなぁ...一人はどこに行ってもうたんやろ」

ヤメチク・リー「そういえば...慌ててた時...ダゲキの像、部屋の角っこにあるの見たネ 目を離しても全然動かなかくて,,,結界に飲み込まれて消し飛んでたアル」

(;・×・)「動かなかった...ってことは... オオクボの霊は...その石像に取り憑いていなかった...ということフワろうか」

城島「...謎は残るけど...まぁ、んなこと考えててもしゃあないで ...とっとと焼却炉へ向かうで!」

リーリエ「あんまり気にしてもしょーがないです! えへ! さっさと...決着をつけちゃいましょう!!」

グレイシア「...えぇ、そうね(ちょっと気になるけど...)」
 ▼ 862 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/12/29 22:34:24 ID:GVYk3X6E [2/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ー廊下を進むと、辺りの気配が突如、ピリっとしてきた...

(;・×・)「これは...」

城島「あぁ、近づいとる...決戦の時が...」

リーリエ「見てください! きっと、あの鉄の扉の先が焼却炉です!」

ーフワンテたちの目の前に現れたのは重厚な大きな鉄の扉...

ヤメチク・リー「あの先ニ...」

(;・×・)「ライチュウ夫人が...」

グレイシア「...ここまできて怖じ気ついてるやつはいないわよね? ...行くわよ!」

(`・×・)「あぁ、怖じ気なんて...つかないフワ! 決着を...つけにいくフワよ!!」

ーゴゴゴォ...

ー大きな音を立て、鉄の扉は開いた...

ーついに、ライチュウ夫人との決戦の時だ...
 ▼ 863 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/12/29 22:43:03 ID:GVYk3X6E [3/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ー鉄の扉の先で待ち受けていたのは...

城島「うぉっ!? な、なんや...この...熱気...!!」

リーリエ「それに...この怪しい気配...と、とんでもないです...!!」

グレイシア「わ、私...霊感とか...そーいうのはねぇはずなのに... 何か、この部屋には...とんでもねぇのが何人かいるように感じるわ...」

(;・×・)「きっと...この部屋で...殺された子供たちの...霊フワ...!」

ー焼却炉のある部屋は...凄まじい熱気とピリピリとした空気...そして、怪しげな気配に包まれていた

(;・×・)「...!! あ、あれは!!」

ライチュウ夫人「ツイニ...来タカ...コノ...愚カ者...!! 愚カ者ォ!!」

ー妖気に包まれた部屋の中でも一番の邪悪に包まれた影...

ー今まで見てきた白い影よりも濃く、そして強いと感じられる...

ーライチュウ夫人張本人が部屋の中心に添えられた焼却炉の上に浮いていた

ーその表情は怒りと憎しみの権化とも呼べるものであった

ライチュウ夫人「出テ行ケ...出テ行ケッ! 愚カ者!!」

ーブゥオウッ!!

ー凄まじい熱風がライチュウ夫人の身体から放たれる!!

(;>×<)「フワァッ!!」

グレイシア「くっ...くぅ...す、すごい...熱...!!」

ライチュウ夫人「私ノ...幸セヲ...奪ウナッ!!」

城島「や、やけど... こ、こんなところで...くたばれるか!! ...さっき...死んだ、あいつのためにも...絶対に...お前を...成仏させて...みんな、幸せに...脱出してやるで!」

リーリエ「はい! そうですね...! 私も、同じ思いです!!」
 ▼ 864 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/12/29 23:11:44 ID:GVYk3X6E [4/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ライチュウ夫人「成仏...? フザケルナ...私ハ...幸セダ...満チ足リテ...イル!! オ前ラガ...来ルマデハ...ソウダッタ...!! 何故起コシタ! 何故ソットシテオカナカッタッ!!」

城島「今のお前が満ち足りている...? ふざけているのはお前のほうや!」

ライチュウ夫人「黙レ...! ワタシノ...娘ヲ...ウバウ者ハ...許サナイ...!! 愚カ者...!!」

城島「そんな風に30年前から、娘と仲良くしてくれた教育係を...嫉妬で殺してきたのか!? 愚かなのは...お前や!」

ヤメチク・リー「そうアル!! お前こそが...愚かネ!」

ライチュウ夫人「黙レ! 私ハ...幸セダッタ...タクサンノ子供タチニ囲マレテ...」

グレイシア「あなたの子供は...ボラックスは死んでいるわ! 死んだ娘の代わりに...罪のない子供や...私のような小さなポケモンを捕まえて、操り人形のようにした...そんな子供たちに...囲まれて幸せなの!?」

ライチュウ夫人「黙レ黙レッ! コノ、愚カ者メェェェェッ!!」

ーブゥオウッ!!

ー再び熱風が放たれる!!

リーリエ「キャァッ!! ...さ、さっきより...強い...風です... それに、ビリビリと...電気まで...!」

ヤメチク・リー「ここで、諦めたら...フラダリサンの思いダメになっちゃうネ! ...まだまだ、戦うヨ!」
 ▼ 865 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/12/29 23:26:35 ID:GVYk3X6E [5/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ライチュウ夫人「オ前達ニハワカルマイ! 私ノ...コノ...幸セガ! コノ幸セナ日々ガ! ソシテ、ソレヲ壊シタオ前達ノ...罪ノ重サガ!!」

(・×・)「幸せな日々...? 今のあなたは、幽霊やゾンビ...過去に死んだ者たちを使った人形劇で遊んでいるだけにすぎないフワ! それが...それが幸せな日々なのフワか!?」

ライチュウ夫人「グゥ...ッ!」

(`・×・)「これを見ろフワ!」

ーフワンテはイチロウの日記に挟まっていた30年前の写真を取り出した!

(`・×・)「これは、30年以上前のあなたが生きていたころの写真フワ... もう30年も前の話フワ! あなたは...もうこの時代のポケモンじゃないんだフワ!!」

ライチュウ夫人「グ...ギギィ...グッグゥゥゥゥゥッ!!」

ライチュウ夫人「イ、イチロウ...アナタハワタシヲ...愛シテ..」

リーリエ「イチロウさんも...苦しんでいやんです! それを...あなたは理解していたんですか!?」

ーリーリエは夫人にイチロウの日記を見せつけた!!

ライチュウ夫人「ガ、グァァァァァァァァッ!!」

ーライチュウ夫人は悶え苦しんでいる...!

城島「だいぶ...弱ってきとる...!」

リーリエ「現実を突きつけられて...苦しんでいるみたいです!!」

ヤメチク・リー「あともう一息ネ!」
 ▼ 866 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/12/29 23:27:54 ID:GVYk3X6E [6/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ライチュウ夫人「黙レ、黙レ、黙レ、黙レ黙レ黙レ黙レ黙レ黙レ黙レ黙レ黙レ黙レ黙レ黙レ黙レ黙レ黙レェッ!! 死ネ...死ネェ...ッ!!」

ーライチュウ夫人は身体を振るわせ、熱風でフワンテたちを攻撃する!!

ーしかし...

(`・×・)「そんな熱風...もう効かないフワ!!」

城島「僕らの前には...そんな攻撃...もう効かんで!!」

ライチュウ夫人「グ...ギィ...!!」

ーライチュウ夫人は怒りに震えている...

ーしかし、その怒りは何なのか、どうしていいのか...

ーもはや、夫人にはだんだんとわからなくなっていた

ーそして...

リーリエ「...! こ、これは...!」

 『あついよぉ...』

       『こわいよぉ...』

『だして...だして...!』
             『たすけて...』

  『おかあさん...おかあさん...!!』

ー部屋中に子供の声が響く...

城島「これは...殺された...子供ポケモン達の...」

ライチュウ夫人「イ、嫌ダ...嫌ダァ...!! チ、違ウ...私ハ...私ハ...!! 私ハ...!!」

グレイシア「子供達の怨霊が...夫人の...中に入っていくわ...!!」

ライチュウ夫人「ギィ...ギィェ...嫌...ダ...!! 私ハ...私ハ...私ハァァァァァァァァァァァッ!!」

ーライチュウ夫人の身体の中に入った子供の怨霊は夫人の身体を徐々に膨張させる...!!

ーどんどん、どんどんと夫人の中に止めどなく怨霊は入りこむ...

ーやがて、夫人は醜く膨らんだ...巨大な異形の怪物に変わり果てた!!

ライチュウ夫人「ギィィエェェェェェェェェェッ!!」
 ▼ 867 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/12/29 23:28:38 ID:GVYk3X6E [7/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ライチュウ夫人「グゥ...アァッ!! アァァァァァァァァァッ!!」

ー夫人は苦しみ、悶えながら...その異様に膨らんだ腕を振り回す!!

ードゴォンッ!!

城島「おぉぉぉぉぉぉぉッ!? か、壁が...崩れた!? ゆ、幽霊なのに...なんてパワーや!」

ライチュウ夫人「タス...助ケ...テ...!! グァァァァァァァァッ!!」

ードスンッ!!

ー今度は...脚を振りかざす!!

リーリエ「キャァッ!!」

ー砕け散った床の破片がリーリエの肌を引き裂く!!

(;・×・)「だ、大丈夫フワか!?」

リーリエ「うっ...だ、大丈夫です... き、切り傷です...単なる... でも、心配してくれて 嬉しいです...!」

グレイシア「どうやら、今まで殺してきた子供達の怨念に...逆に操られているようね ...消えかけてはいるけど...生前の理性...そして、子供を殺してしまった罪の意識... それが、彼女の中に芽生えている」

城島「どうも、それに締め付けられておかしくなっちまったみたいやけど... そういうもんが出てきたっちゅうことは...あとは、もう少しや!」

ヤメチク・リー「あと、もう少しで...成仏させられるかもネ!」

(;・×・)「でも、攻撃が激しくなってきてるし...どうすれば...」

城島「そりゃあ、一つしか...ないやろ」

リーリエ「うどんを作って...その美味しさで...理性や、罪の意識...そして、優しい心を取り戻させて...成仏させるんです! それしか方法はないです!」

グレイシア「攻撃をかわしながらのうどん作り...つまり、デスマッチルールの練習だと思えば...楽なもんでしょ?」

(・×・)「あっ、なるほど... うどんを...食べさせる...フワか!」
 ▼ 868 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/12/29 23:35:00 ID:GVYk3X6E [8/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ライチュウ夫人「グギギィ...ギギィ...ググゥ...!!」

(`・×・)「夫人の攻撃が...大人しくなってきたフワ...! 今のうちにどんな風に作るかを...相談するフワ!!」

リーリエ「やっぱり...ここはみんなで調理しましょう!」

城島「そうやな! みんなで力を合わせ...最高のうどんを作って成仏させるんや!!」

グレイシア「これからのうどんバトルはみんなで力を合わせるのも大事かもしれないわ...今回はその練習よ! ...私も仲間になっちゃったしさ」

ヤメチク・リー「僕も...仲間じゃないけど一緒にいるカラー...頑張るネ!」

(`・×・)「それじゃあ、どんな風に作るフワか? 私は...出汁と麺...つまりメインをやりたいフワ」

(;・×・)(媚薬ジュースとよくわからないもの...どっちもろくでもねぇフワけど、どうにかなるフワかね?)

(;・×・)「...とりあえず、出汁は>>869麺は>>870な感じにしたいフワ」

城島「僕は...具材やな 塩漬けのニシンつまりシュールストレミングを>>871な感じにしたいで ...これで臭さが減ればいいんやけど」

星の夢「城島サン・・・ソレナラ>>872キノウガイイデスヨ ・・・オ望ミ通リニ作レマス 充電モバッチリデス」

リーリエ「私も具材をやります! ここで得たポケモンに変身できる力をさっそく使って、>>873に変身して...39800円の小型テレビ入りポテチを>>874にしておいしくしたいです!」

グレイシア「私は...調味料でもやるかしらね ベンザブロック銀...ってこんなもんで美味く料理できるかわかんねーけど...とりあえず>>875しときゃなんとかなるわよね?」

ヤメチク・リー「じゃあ、僕...フラダリのみょうが担当するネ! ...これ、>>876すれば...きっとフラダリも浮かばれる...美味しいうどんの具になるネ!」

(`・×・)「みんな、方針は決まったフワか? じゃあ、さっそく...」

リーリエ「調理...開始です!」


今回のうどん

出汁 媚薬ジュース

麺 よくわからないもの 

調味料 ベンザブロック銀 

具材A 塩漬けのニシン 

具材B 39800円の小型テレビ入りポテチ

具材C みょうが


(今日はここまでです 今年最後の安価かもしれないので...いつもより大盤振る舞いです  あと、実は今回のホラー編はスウィートホームというホラーゲームのパロディだったのですが...後半からなんかもうわけがわからなくなってきました 安価と悪ノリのちからってすげー!)
 ▼ 869 ギアナ@しろいビードロ 18/12/29 23:47:32 ID:TzPIcTk2 NGネーム登録 NGID登録 報告
私はイケ
 ▼ 870 ガラティオス@やすらぎのすず 18/12/29 23:52:21 ID:8w4cx7/. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
うーん、決まった
 ▼ 871 ロトック@ふるびたかいず 18/12/29 23:58:40 ID:/n2.dVbw NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
くさや
 ▼ 872 タグロス@ももいろはなびら 18/12/30 00:06:53 ID:8riIdkFQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フワンテとリーリエがシュールストレミングを口にくわえながらキス
 ▼ 873 ムスター@わざマシンケース 18/12/30 00:08:30 ID:RHnEv/GU NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
名前欄
伝説・幻だったらトゲデマルに変更
873じゃなかったら安価下
 ▼ 874 ガヤミラミ@シャドーメール 18/12/30 00:09:44 ID:8qXoA0go NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
右手でテレビを天ぷらに料理しながら
左手でポテチを取り食べる
 ▼ 875 ニョニョ@むらさきはなびら 18/12/30 05:32:50 ID:pfHgOOzA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
粉々にする
 ▼ 876 ンシカイオーガ@ブーカのみ 18/12/30 08:01:46 ID:SlGgQcms NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
10万ボルトを浴びせれば
 ▼ 877 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/12/31 00:16:18 ID:EP.wE4Y. [1/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
(みんな...気でも狂ってるのか!? 今回も...実にカオスでした)


(;・×・)「...とりあえず、出汁は...」

(・×・)「私はイケ麺...うーん、決まった」

城島「...は?」

(;・×・)「い、いや...その、今のは口が勝手に...」

城島「...」

(;・×・)「ええっと...ごめんフワ、ちょっとふざけちゃっただけフワ...まぁ、とりあえずいい感じにしたいフワ」

城島「まぁ、ええわ さて、僕は...具材やな 塩漬けのニシンつまりシュールストレミングをくさやな感じにしたいで ...これで臭さが...少しはマシになるな」

星の夢「城島サン・・・ソレナラ紫色ノ風船ニ似タポケモントポケモンニ変身デキル能力ガアル金髪ノ女ノ子ガニシンヲ使ッタメチャクチャ臭イ食ベ物ヲクワエナガラキスヲスルトクワエテタモノガクサヤッポク美味シクナルキノウガアリマスヨ」

城島「それって...フワンテとリーリエのことやないか!! っつぅか、お前ってピンポイントな機能多すぎるなぁ...」

(///・×・)「わ、私とリーリエちゃんが...キス!?///」

リーリエ「へぇ、フワンテさんと私が...キスするだけで美味しくなるんですか...じゃあ、やりましょうか!」

(///゜×゜)「フ、フワ!? ほ、本気フワ!?」

リーリエ「はい、美味しくなるのなら...やります!」

グレイシア「おいおい... 本気で言ってるの? シュールストレミング咥えてキスとか正気じゃねぇわよ... あれの臭さわかってるの? ベンザブロック銀を調理しようとしてる私もアレだけどさ... ま、私とは粉々にでもすりゃなんとかなるでしょ」

リーリエ「そうですか...じゃあ、キスはやめましょうか...」

(・×・)「...フワ」

(;・×・)(ちょっと残念フワね...)
 ▼ 878 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/12/31 00:35:52 ID:EP.wE4Y. [2/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リーリエ「それじゃあ...私も具材をやります! ここで得たポケモンに変身できる力をさっそく使って、オムスターに変身して...39800円の小型テレビ入りポテチを右手でテレビを天ぷらに料理して、左手でポテチを取り食べます!えへ!」

城島「そっち調理するんかいな!! ...っつぅかオムスターならもっと色々と手を使えるやろ...」

リーリエ「あっ! そうでしたね...それじゃあ...色々と器用にこなしましょうか!」

ヤメチク・リー「じゃあ、僕...フラダリのみょうが担当するネ! ...これ、10まんボルトすれば...きっとフラダリも浮かばれる...美味しいうどんの具になるネ!」

グレイシア「10まんボルトって...どうすんのよ」

ヤメチク・リー「がんばるヨ!!」

グレイシア「あぁ...そう」

(;・×・)「誰1人として...まじめな安価が来てないフワね 結局、私たちにシリアス展開は無理...ということフワか...」

城島「...やな」

(`・×・)「...ってわけで...えぇっと、みんな、方針は決まったフワね? じゃあ、さっそく...」

リーリエ「調理...開始です!」
 ▼ 879 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/12/31 00:36:12 ID:EP.wE4Y. [3/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
(・×・)「えーと、まずは媚薬ジュースをあっためるフワ...コンロに...この鍋をかけて...っと」

ーフワンテはイチロウの圧力鍋に媚薬ジュースをいれてコンロにかける...

(;・×・)(この鍋...大丈夫なんだフワろうか... いい鍋...らしいフワけど)

(・×・)「ついでによくわからないものを麺にしようフワか... 結局コレ、なんだかわからなかったフワね...」コネコネ...

ーフワンテはよくわからないぶよぶよの黒い物体をこねる...

(・×・)(おっ、これ...麺に適してるフワね ...結構いいコシのあるうどんになりそうフワ)

ヤメチク・リー「アイヤーッ!!」

ーヤメチク・リーはみょうがをくくりつけたヌンチャクを頭の上で振り回す...!!

城島「...何やってるんや、あいつ...まぁ、僕もこのシュールストレミングを...くさやみたいにせんといかんわけやけど...どないすれば...」

星の夢「フワンテとリーリエを・・・キスサセレバスグデスヨ」

城島「させられるか!! ...まぁ、なんか方法探すで」

ライチュウ夫人「ウアァァァァァァァッ!!」ブゥンッ!!

ー夫人は腕を城島に向かって振り下ろす!!

城島「おぉっ!? あ、危ないで... なんか、みんな...色々バカやってて...今、戦いの途中やと...忘れとってたで... こりゃ早めに方法を見つけんと...」
 ▼ 880 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/12/31 00:40:23 ID:EP.wE4Y. [4/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リーリエ「うぅん...はぁっ!!」

ーリーリエは眼を閉じて...オムスターに変身した!

オムリーリエ「...オム!(変身完了です! えへ!!)」

グレイシア「オム...スター? なんか、違う気がするんだけど...なんというか、気持ち悪さというか...グロテスクさというか...そういうのがないのよね」

(;・×・)「それに、脚の数も足りないような...」

オムリーリエ「オム、オムオーム...スターオム、オムオム! オム!(昔、家の保護施設で見ただけで...あんまり見たことがないポケモンさんだったので、うろ覚えです!えへ!)

グレイシア「そんなんで...本当に大丈夫なのかしら? まぁ、ベンザブロック砕いて食材にしようとしている...私も大丈夫じゃないと思うけど」

ーゴリゴリ...

ーグレイシアは氷のすりこぎとすり鉢でベンザブロック銀を砕いている...

グレイシア「...んー でも、思ったよりいい香りかもね...薬だから、あんま使う気にはなれねぇけど」

オムリーリエ「オム、オムオーム オムム!(私の方も...準備万端です! リーさんのお鍋とパック入りの天ぷら油を...少し貸して貰って...テレビの天ぷらを作る準備ができました!)

(;・×・)「中華鍋と...油借りたのフワか...」

ヤメチク・リー「調理に必要だって言ってたから...貸してあげたヨ! ...うまく使ってネ!」

オムリーリエ「(ポテチを余った手で食べる準備もできているから...万全な状態です! えへ!)」パリパリ

ーリーリエはポテチをパリパリと食べている...

リーリエ(あっ、このポテチ...すごく美味しいですね...! 高級なお塩の味がします...さすが30000円以上するポテチ...テレビの値段だけじゃなくて、味もとてもいいです!)
 ▼ 881 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/12/31 00:40:40 ID:EP.wE4Y. [5/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ーそうして、ポテチの方にリーリエが気を取られていると...!

ライチュウ夫人「ググゥ...アァァァァッ!!」

ーバリバリィ!!

ー夫人は凄まじい電撃をリーリエにむけて放ってきた!!

(;・×・)「リーリエちゃん!!」

オムリーリエ「オム? オム!?(えっ? ...ってキャァッ!!」

ー子供達の恨みを込めた電撃はリーリエに迫る...

リーリエ「お...オム...(...か、間一髪で...回避しました...!)」

ーが、リーリエは間一髪で電撃を回避する...!

ーしかし!!

ヤメチク・リー「~♪」

ーなんと、次はノリノリで調理を続けるヤメチク・リーのもとに電撃が飛んでいった!!

城島「危ないでッ!!」

ヤメチク・リー「電撃が? あれは危なくないネ...むしろ、僕...それを望んでいたヨ!」

ーヤメチク・リーはヌンチャクを掲げ...そこに電撃をあてる!!

ヤメチク・リー「あ、あばばばばばばばばっ!!」

グレイシア「だ、だから...言わんこっちゃないわ!!」

ーヤメチク・リーはすさまじい...10万Vもの電圧を身体に流された ...かのように見えた!!

ヤメチク・リー「...ふぅ、ヌンチャクが...避雷針になって...みょうがに流れ込んで... 焼きみょうがが作れたアル! これ、いい匂いアルネ...」

オムリーリエ「オム...オムオム!(こっちも...テレビの天ぷらが揚がりました! サックサクですよ!)」

城島「...や、やりたい放題すぎる ...っつぅか安価がカオスすぎる」
 ▼ 882 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/12/31 00:41:02 ID:EP.wE4Y. [6/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
(;・×・)「あっちが色々とカオスなことになってるフワけど... こっちの媚薬ジュースは...どうフワかね? 結構暖まるまで...時間がかかりそうフワけど...」

ーそうフワンテが呟いた瞬間...!

圧力鍋「ピピーッ!! オ湯ガワキマシタ!!」

ーまるで鈴のような声が圧力鍋から聞こえてきた!!

(;゜×゜)「フワ!? か、からくりが仕込まれていたのは...知ってたフワけど...まさか、こんな仕掛けもあったなんてフワ... でも、これなら茹で時間とか沸騰時間もわかりやすくて...いいかもしれないフワ...!」

城島「まいったなぁ...これを、どうくさやにするか... とりあえず、缶詰をあけて...」

ー城島はシュールストレミングの缶を開ける...

城島「うおっ!? く、臭い! 臭すぎるでッ! な、なんや...この臭い...げほっ!げほっ!! ...うぅ」

星の夢「ウゥーン・・・コレハ臭イ 臭スギル・・・ヤッパリフワンテトリーリエヲキスサセル必要ガ・・・」

城島「そんなんできるか!! うぅ、なんとかせんと...」

ーその時だった

ライチュウ夫人「ウググ...グァァァァァァァァッ!!」

ー夫人が腕を横に振り回した!!

ー振り回した先にいたのは...

(;゜×゜)「フワァ!? に、逃げられな...っ フワァァァァァァァッ!!」

ーフワンテだ! フワンテは大きく吹き飛ばされる!!
 ▼ 883 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/12/31 00:41:36 ID:EP.wE4Y. [7/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ードグォーンッ!!

ー吹き飛ばされたフワンテの向かう先には...

城島「うぉぉぉぉッ!? ぶ、ぶつかるで!!」

ーシュールストレミングを持っている城島!!

ー城島はフワンテの飛来に慌ててシュールストレミングを投げ捨てて、とっさに攻撃をかわしてしまった!!

ーそして、投げ捨てたシュールストレミングは...フワンテの口の中にクリーンヒット!!

(;゜×゜)「むごっ!? むぐむぐ...むごごごぉ!?(な、なんか口の中が...急に...臭いフワ!! だ、誰か...助けてフワ!!)」

ーそれでもフワンテは止まれずに...更に吹き飛ぶ! その先には...!

オムリーリエ「~♪」

ーポテチを美味しそうに食べるリーリエ!!

(;゜×゜)「むぐぐぐぐぐぐぅッ!!(このままだと、ぶつかるフワァァァァァァァァァァァッ)」

ーフワンテの必死な叫びも空しく...

オムリーリエ「オムッ? オムオムゥ!?(えっ? ちょっ...!?)」

ーズキュゥゥゥン!!

(///゜×゜)「...///」

オムリーリエ「...!」

ーリーリエとフワンテは...まるでシュールストレミングをくわえたまま...キスをしたかのような体勢になってしまった!

星の夢「・・・紫色ノ風船ニ似タポケモントポケモンニ変身デキル能力ガアル金髪ノ女ノ子ガニシンヲ使ッタメチャクチャ臭イ食ベ物ヲクワエナガラキスヲシタノヲ確認 キノウヲシヨウシマス・・・」

ーピカーッ!!

ー星の夢の機能によって... シュールストレミングが輝きだし...

城島「こ、これは...!」

星の夢「クサヤ・コンバート ・・・カンリョウデス」

ーなんと、シュールストレミングはくさやになった
 ▼ 884 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/12/31 00:42:44 ID:EP.wE4Y. [8/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リーリエ「ゴホッ! ゴホッゴホッ...しょ、ショックで...元の姿に戻っちゃいました...うぅ...臭いです...シュールストレミングって...こんなに臭いんですか...」

(;・×・)「そう...フワね...うぅ、とんでもない香りフワ...」

(・×・)(でも、これ越しとはいえ...リーリエちゃんとキスできたのは...嬉しいフワね)

グレイシア「だから、言ったでしょ? あれを舐めちゃいけねぇって」

城島「な、なんや...これ...なんやこれ!! も、もう...わけがわからへん! なんや!! この状態!! ...ホラー回の最後が...年の最後の更新が...こんなんでえぇのか!?」

リーリエ「そ、それが...そのカオスが...このスレってもんです! えへ!...ゴホッゴホッ!!」

城島「も、もう...わけがわからん...」

(;・×・)「今年も最後まで...メタフワか...リーリエちゃん」

ーしかし、そのカオスな状態が...

ライチュウ夫人「ウ...ドン...アノトキモ...コンナフウニ...ハチャメチャニ...ミンナ...リョウリ...シテタ...ワタシノムスメ...モ...コンナ...フウニ...!!」

ー奇跡的にも、夫人の心に...何かを思い出させた!!


(今日はここまでです 年内で屋敷編をいい所まで終わらせるため、色々とめちゃくちゃかつ、駆け足という 初期の頃を思い出す文章になりました...すみません)
 ▼ 885 ーダイル@ポケモンずかん 18/12/31 07:07:38 ID:.k3o7H8. NGネーム登録 NGID登録 報告
楽しみまっているよ 大晦日特別店
 ▼ 886 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/12/31 12:14:26 ID:oSe6hDfg [1/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
(今日は年末特別編! ですが、後腐れなく2019年を迎えるために...その前にちょっとだけ本編を更新します!)


(;・×・)「夫人が...弱っている?」

城島「かつての日々とそれを自分の手で失った罪悪感を思い出し...苦しんどるみたいや...!」

リーリエ「今のうちにうどんに最後の仕上げを行いましょう!」

グレイシア「えぇ! 急いで作りましょ!」

ーフワンテたちは今まで作った媚薬ジューススープ、よくわからないもの製の麺、元シュールストレミングのくさや、テレビの天ぷら、粉々になったベンザブロックを組み合わせ...

ー見た目も、作った工程も酷い... しかし、込められた絆や思い...

ーフラダリや、かつてここで死んでいった者たちへの...鎮魂の意を込めたうどんが完成した!

(・×・)「こ、これで...できあがりフワ!」

リーリエ「あとは、食べさせるだけ...!」
 ▼ 887 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/12/31 12:17:15 ID:oSe6hDfg [2/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
ライチュウ夫人「ヤメ...ロ...ヤメロヤメロヤメロヤメロォ!! タス...ケ...テ...ウゥゥゥゥゥッ!!」

ー夫人は腕を振り回し、めちゃくちゃに攻撃する!!

城島「ぐぅっ!? こ、子供達の怨霊が...夫人の身体を...暴走させとるのか!?」

リーリエ「このままだと...近づけません!」

グレイシア「それどころか、殺されるわ!!」

ライチュウ夫人「ウグルルルルルルァァァァァァァァッ!!」

ー夫人は腕を振り下ろす!!

(;>×<)「フワァァァァァァッ !」

ー...ピタッ

城島「...? 夫人の動きが...止まった?」

グレイシア「今がうどんを食べさせるチャンスよ! 急いで夫人にうどんを...」

リーリエ「ってうどんが...ありません!! ど、どこかに吹き飛んだんじゃ...」

城島「よく見たらボラックスの遺体もないで!!」

ヤメチク・リー「それじゃあ...どうするネ! ピンチアルよ!!」

?????『おかあ...さん...』

グレイシア「ッ !? その...声は!」
 ▼ 888 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/12/31 12:18:02 ID:oSe6hDfg [3/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
ライチュウ夫人「アァァ...アァァァァァァ...あぁぁぁ...」

ー夫人の表情がだんだんと穏やかになっていく...

ボラックスの霊『おかあさん、あたいだよ ボラックス...おかあさんの...ほんとうのこども...』

(・×・)「ボラックス...ちゃん」

ライチュウ夫人「どう...して...どうして...あなたが...ここに...」

ボラックスの霊『...あたいはね、おかあさんをたすけるために...ここにこのひとたちをつれてきたんだ おかあさんをたすけられるだけのこころのちからと...りょうりのうでをもったこのひとたちを』

ライチュウ夫人「うぅ、うぅぅぅぅぅぅ...」

ボラックスの霊『このうどんをたべてほしいな ...みためはひどいけどあのひとたちがあたいたちをすくうためにつくった...さいこうのうどんなんだ』

グレイシア「私たちが作った...」

リーリエ「うどん...」

ー夫人はボラックスの手からうどんを受け取り...音を立てて啜った

ライチュウ夫人「う...うどん...お、おいしい...わ...」ポロポロ

ー夫人は涙を流している...

ボラックスの霊『...でしょ? むかし、おかあさんがかぜをひいたときにきょーいくがかりのみんなと...うどんをつくってあげたことがあるんだ できたのはめちゃくちゃな見た目のうどんだったけど...おかあさんはすごくよろこんでくれたんだ!』

城島「その時の記憶が...」

(;・×・)「そのうどんで...蘇っているということフワ?」

ライチュウ夫人「幸せ...だった...あの時は...」

ボラックスの霊『でもね、そのしあわせを...おかあさんはじぶんのてでうばっちゃった きょーいくがかりやしつじやメイドのみんなをころして...あたいをとじこめたり、あたいがしんだあともいろんなこどもをころしたりした...』
 ▼ 889 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/12/31 12:20:24 ID:oSe6hDfg [4/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
ボラックスの霊『あたい、つらかったんだ こんなすがたになっちゃったし...それに、とじこめられてじゆうもなかった...これを、みて...』

ーボラックスは自らの遺体を夫人に見せる...

ライチュウ夫人「こ、これが...あなた...私の...せいで...」

ボラックスの霊『あれはきっと...ただのじこだよ でも、それからのおかあさんは...おかしくなっちゃった あたいへのあいのあまり...いろんなひとをころしたりしちゃった そして、さいごには...おかあさんじしんがおかあさんをころしちゃった』

ボラックスの霊『だから、あたいとおかあさん...それにみんなはもう、このよのものじゃないの いつまでもここにとどまってちゃ...いけないの だから、おかあさん...いっしょに、いこう? ...おかあさんがころした...あのこたちといっしょに...』

ライチュウ夫人「え...えぇ... この子達も...私とあなたのような...幸せな家庭があったことを...思い出した...わ... 私の罪は...もう...消せない...だけれども...償うことは...できるわ...きっと...」

ー憤怒に震えていた夫人の顔は、今 安らかな表情となっていた

ーそして、その身体からは怨霊たちが抜けていき...

ー夫人は、在りし日の美しい姿となった

城島「あれが...本当の...姿」

ー安らかな顔で布で包まれたボラックスの遺体を抱きかかえるその姿は、まさに聖母であった

ーそして、夫人とボラックスを取り巻く子供達の霊と共に夫人たちの霊は消えかけていく...
 ▼ 890 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/12/31 12:20:52 ID:oSe6hDfg [5/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
ボラックスの霊『ありがとう、みんな...あたい、みんなとあそべて...たのしかった!』

グレイシア「ボラックス...あなた...」

城島「最初に会った時は単なる悪戯小僧やと思ったけど...色々とお前にもあったんやなぁ...じゃあな、あっちでも...元気でなぁ」

リーリエ「最初に会った時は、こんな感じだとは...思わなかったですね」

(;・×・)「ボラックスちゃん...」

ーゴゴゴ...

ー部屋が大きく振動する...!

ヤメチク・リー「な、何コレ!!じ、地震アルか!?」

星の夢「違イマス・・・コレは・・夫人が成仏シカカッテイルセイデ・・屋敷の呪イがナクナッテ屋敷が崩レ去ロウトシテイルのデス!」

城島「な、やんやて!?」

ボラックスの霊『はやくにげて! おかあさんののろいがとけたら...やしきがくずれちゃう! まえにおしえたデデンネのおしりからそとにでられるから、そこからいそいでにげて!」

(;・×・)「わ、わかったフワ!」

ライチュウ夫人「あなたたちまで...私の呪いに巻き込まれてはいけない...逃げて...」

グレイシア「ボラックス...あなたと生きているうちに会いたかったわね ...じゃあね 幽霊相手にこういうのもアレだけど...元気でな!」

ーフワンテたちは焼却炉の部屋から逃げ出す!
 ▼ 891 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/12/31 12:26:30 ID:oSe6hDfg [6/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
ーゴゴゴゴゴ...

ー屋敷の揺れが強くなる...!

ーフワンテたちは屋敷の中を走り回っていた!!

城島「ゆ、揺れが強くなってきとる...このままやとみんな生き埋めや!!」

リーリエ「はやくデデンネのお口を探さないと...ってあぁっ!!」

グレイシア「えっ!? なに!? 何があったの!?」

リーリエ「見つけました!デデンネの口です! あれの口から入って...おしりから出れば...この屋敷を脱出できます!」

城島「おぉ! マジか!! なら、とっとと外に出ようや!!」

(;・×・)「ボラックスちゃんにもらった鍵はあるフワか!? 急いで脱出するフワ!」

ーフワンテたちは扉をあけて、デデンネの口の中に入る...
 ▼ 892 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/12/31 12:27:33 ID:oSe6hDfg [7/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
ーーーーーーーーーーーーーーーーー

ー一方その頃、崩れゆく屋敷の中

???「私は...不滅だ...私...不滅だ...私はァ...不滅だァァァァァァッ !!」

ー崩れゆく屋敷の中で男は...叫んだ

ー成仏したはずのその男は叫んだ

???「ヴゥゥゥンッ !」

『マイティクッキングナビゲートX!!』

???「アハァー...これで...終わったとォ...思うなァァァァァァッ !! ヴェーハッハッハッヴェーハハハッ!!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
 ▼ 893 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/12/31 12:30:12 ID:oSe6hDfg [8/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
ーデデンネ型の部屋の中...

グレイシア「うっわ! 中めっちゃ暗いわ!! ...ってか、すっげえブヨブヨしてて気持ち悪い...」

ヤメチク・リー「ウゥ...グロいアル...気持ち悪いアル...リアルすぎアル...」

城島「イチロウは、何を思ってこんなにデデンネの内臓をリアルに再現した非常口を作ったんやろうか...芸術家の感性っちゅうのはわからん...」

( ・×・)「みんな! 見てフワ! 光が見えてきたフワよ! あれが...出口フワ!」

リーリエ「えっ!? 出口ってことは...お尻ですか!?」

グレイシア「口から入って尻から出るってことは...私たちは...アレってことになるのが嫌な気持ちだけど...行くわよ!!」

(`・×・)「おうフワ!」

ーデデーン!!

城島「やった! 外や! ついに、脱出できたんや!!」

ー屋敷の外へ逃げ出したフワンテたち...

グレイシア「...これで、あの屋敷の呪いも解けて...あの二人やみんなは...成仏したのかしら」

リーリエ「きっと...成仏したはずです! あれを...見てください!」

ーリーリエが指した先には...
 ▼ 894 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/12/31 12:30:55 ID:oSe6hDfg [9/9] NGネーム登録 NGID登録 報告
ボラックス「...」

ライチュウ夫人「...」

城島「ボラックス...ライチュウ夫人...」

ースゥ...

リーリエ「デリィさん、ガエンさん、ミオージャさんにアシレーヌさんとサイゴウさんも...一緒に飛んでいきます...」

グレイシア「他の...従者たちや、殺された子供達も...」

フラダリ「...」

ヤメチク・リー「フラダリに...探索隊のみんなもアル! みんな...安らかに天に昇ってくネ...!」

ボラックス「...」ニコッ

(;・×・)「今、ボラックスちゃんが...にっこりと笑ったフワ...」

リーリエ「えっ!? ...って...あぁ...消えちゃい...ました」

グレイシア「...みんな、成仏したのね」

城島「これで...全部終わったんやな」

リーリエ「えぇ...」

ーガラガラガラ...

ーその言葉を待っていたかのように、フワンテたちが先ほどまで中にいた屋敷は...跡形もなく崩れさった

ー屋敷の呪いは解け...全ては終わったのだ


(今日の本編はここまでです 若干尻すぼみですが...なんとか年中に屋敷編は終わらせられました! しばらくして準備ができたら年末特別編を開始する予定です! そちらもお楽しみに!)
 ▼ 895 ラマネロ@コダックじょうろ 18/12/31 12:45:06 ID:.Lww.Cm2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マジで終わらせたのか…(驚愕)
何か伏線も残してるし来年も期待っすな
そしてデデーンでシメるという…w

クワガノン「サテ、俺モソロソロ行ク準備デモスルカ…」
 ▼ 896 ーランド@バンギラスナイト 18/12/31 17:47:05 ID:qYVEvPyY NGネーム登録 NGID登録 報告
サーバルキャット「行かないとね うーん あそこであっとるよね。アライさんとしゃべり方似てるけど、全く性格違うみたいね。」
 ▼ 897 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/12/31 18:36:42 ID:ZfxMKRSQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
年末うどん屋フワ はじめました。

【大晦日だよ!】うどん屋フワ特別編【だいたい集合!】:ポケモン掲示板(ポケモンBBS) http://pokemonbbs.com/sp/poke/read.cgi?no=929415
 ▼ 898 ーナンスの人◆pkYD8CnCGQ 19/01/01 08:20:28 ID:swzUblvU NGネーム登録 NGID登録 [s] wf 報告
一年間お疲れ様でした!
今年もうどん屋付和を楽しみに待ってます!
・・・今回はノイズメッセージはなし

マホロアとかで手一杯になって呼ぶつもりだったゲーチスのサザンドラとメルタンを忘れてたのは秘密()
メルタンはオリジナルエピソードまで作ったのに何で忘れてるんですかねぇ・・・
 ▼ 899 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 19/01/03 23:30:08 ID:GO4ku4rE [1/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>898
(あけましておめでとうございます こんなssを毎年楽しみにしていただき、ありがとうございます 今年も皆さんを楽しませられるようなssを書いていきたいと思います!)


(・×・)「あけまして、おめでとうフワ!」

リーリエ「特別編を見てくれた方は、二度目のご挨拶です!えへ!」

城島「今年も、うどん屋フワをよろしく頼むで!」

グレイシア「まさか、2回目の年越しだなんてね...下手したら3回目の年越し迎えたりして」

(;・×・)「さすがに、そこまでは...続かないフワよね?」

城島「そうやとは...思うけどわからんで?」

リーリエ「まぁまぁ、続くことはいいことですよ! 継続は力なり! っていいますしね!」

グレイシア「いいことばかりじゃないとは思うんだけどね... ネタ切れとか、そういうのとか」

(;・×・)「まぁまぁ、そう言わないでフワ... みなさんとりあえず、新年第一回のうどん屋フワをどうぞ!」
 ▼ 900 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 19/01/03 23:31:08 ID:GO4ku4rE [2/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
ー屋敷での戦いは全て終わった

城島「...ふぅ、これで夫人の呪いも解いたし、一件落着やなぁ」

(・×・)「フラダリさん...という多大な犠牲は出してしまったフワけど...」

リーリエ「...フラダリさんの分も私たちが頑張って生きていきましょう!」

グレイシア「あいつ、敵で変なやつとはいえ...いいやつだったからね」

ヤメチク・リー「そうアルね... これで、探索隊全滅で脱出できたの僕達だけアルか...」

(・×・)「そう、フワね...」

グレイシア「えぇ、そうね 私達の他に脱出している人物は他にはいないはずよ ...たぶん」

ヤメチク・リー「フラダリサンが死んじゃったのは...ほんとに残念ネ でも...あなたたちいなかったら僕もフラダリサンもあそこで何もできずのたれ死んでたネ! だから、あなたたち僕たちの命の恩人ネ!」

(;・×・)「ま、また命の恩人...フワか」

ヤメチク・リー「ともかく、僕 外に出れたから姉ちゃんたちにこのこと報告しないといけないネ! だから、急いで帰りたいケド... その前にあなたたちにお礼したいアル!」

ヤメチク・リー「ゾンビに追われてた時に助けてくれたのと、屋敷から脱出させてくれたことのお礼ネ! 受け取って欲しいアル!」

ーヤメチク・リーはフワンテにレトルトパックを押し付けた

(;・×・)「あ、ありがとうフワ...」

ヤメチク・リー「受け取ってくれたアルね! シェイシェイ! このご恩、絶対忘れないアル! また、どこかでお会いしたいネー!」

ーヤメチク・リーは中華鍋を背負い、フワンテたちに手を振りながら暗い山道に消えていった

城島「いなくなった...なぁ」

グレイシア「とことん、変わったやつだったわね あいつ...でも、食材もらえたし いいんじゃない? さっきの戦いと私を正気に戻すのに、食材ほとんど全部使っちゃったんだしさ」

(;・×・)「たしかに、そうフワけど...まぁ、色々豪快な人だったフワね...ところで、お礼にくれたレトルトの中身は何フワろうか...」

ーフワンテはレトルトパックのラベルを見た

(;・×・)「これは...>>901フワか?」
 ▼ 901 ガライボルト@キーストーン 19/01/03 23:41:58 ID:829gqb7E NGネーム登録 NGID登録 報告
伊勢海老
 ▼ 902 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 19/01/03 23:43:29 ID:GO4ku4rE [3/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
(;×;)「新年早々誰も来ないフワ...悲しいフワ...自あげフワ...安価下フワ...」
 ▼ 903 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 19/01/03 23:58:38 ID:GO4ku4rE [4/4] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>901
(キテル...)


(;・×・)「これは...伊勢海老フワか?」

城島「うぉっ!? マジかぁ!? あの高級食材...伊勢海老やと!?」

グレイシア「えぇ、マジよ...これは...結構すごい食材かも...レトルトとはいえ伊勢海老...刺身なんかにしたら美味そうね...」ジュルリ

リーリエ「次のうどんバトルで...使えそうな食材ですね!」

(;・×・)「ビックリしたフワね...あいつ、本当に私たちのこと 命の恩人だと思って...とんでもないの寄越してきたフワ...」

グレイシア「でも、あいつを敵に回す...ということを考えると少し恐ろしいものね ...たとえこちらが命の恩人だとしても...ここまですごい食材をあっさりと渡せるっていうのは...」

城島「...あいつが、結構とんでもないやつっちゅうことか」

グレイシア「えぇ、そういうこと ...あいつのうどんの腕も屋敷の中で見たでしょ? あんな腕を持ってて、そしていい食材を持つ...そんなやつがプラズマ団にいるの」

(;・×・)「今日の味方は明日の敵...確実に強敵になる予感しかしないフワ」

グレイシア「...そうね 警戒は...しといた方がいいかもしれないわ」
 ▼ 904 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 19/01/04 00:03:03 ID:NU1Qu46g [1/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
城島「しっかし、今思うと最初は器具や屋台の修理をしてもらえるって聞いて屋敷に来たけど...」

リーリエ「当然ですが、こんなところで修理とか...してもらえませんでしたね...ボロボロのままです...」

(;・×・)「器具はいくつか手に入ったフワし、食材も中々いい食材が手に入ったフワけど...屋台が...フワね」

グレイシア「今のまんまでも一応旅はできるかけど...なんか、屋台がボロボロだと格好がつかないわよね」

(;ー×ー)「どうにかならないのフワろうか...」

????「...そうか、屋台を修理して欲しいんだな」

リーリエ「!? だ、誰ですか!?」

ーリーリエは後ろを振り向いた

老ピカチュウ「...」

ーリーリエたちの背後にいたのは...どこか無愛想な年老いた1匹のピカチュウだった

老ピカチュウ「...わしのことは聞くな 別に面白いポケモンでもない ...わしの家に来い 屋台を修理してやれる」

(;・×・)「しゅ、修理...してくれるのフワか? 本当に?」

老ピカチュウ「...あぁ、本当だ ...わしはあんたらに恩がある ...その分は返さなきゃならん ...ついて来い」

ーピカチュウはフワンテたちを呼ぶような手振りをしてから、どこかへ歩き出した

城島「一応...ついて行くか?」

(;・×・)「そ、そうフワね...」
 ▼ 905 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 19/01/04 00:08:38 ID:NU1Qu46g [2/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
ー老ピカチュウの後をついていったフワンテたち...

ーあたりはもう暗くなっていたが、霧は晴れ 暗闇だけが広がっていた

(;・×・)「あ、あの...あ、あなたって一体...何者なんだフワか?」

老ピカチュウ「...だから、言ったじゃろう 面白くもないポケモンだって ...強いて言うなら調理器具職人だ ...最近はほとんど作っていないが」

リーリエ「職人...さんなんですか?」

老ピカチュウ「あぁ、そうだ ...昔は色んな人に器具を作ってやったが...あることをきっかけに山に篭って作るのをやめた ...臆病者の情けない老人だ」

グレイシア「...そう で、さっき私たちに恩があるとか言ってたけど...それって?」

老ピカチュウ「...あの屋敷のことだ あんたらが呪いを解いてくれたんだろ? ...わしも、昔あの屋敷に世話になったことがあってな ...そういうことだ」

リーリエ「はぁ...」

老ピカチュウ「...ほら、ついたぞ わしの家だ ...上がってけ」

(・×・)「あれが、ピカチュウさんの家...フワか」

ーフワンテたちの前に現れたのは、今にも崩れそうなあばら家だった
 ▼ 906 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 19/01/04 00:16:04 ID:NU1Qu46g [3/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
リーリエ「えーと、おじゃましまーす」

(・×・)「外観に比べると...かなり綺麗な部屋フワね...」

グレイシア「蜘蛛の巣なんかはあるけど...外に比べるといい感じの部屋ね」

老ピカチュウ「...フワンテの兄ちゃん 屋台貸しな ...わしが夜通しで直しちゃる ...その間、上の部屋を貸してやる ...そこに泊まってけ」

(;・×・)「えっ!? いいんフワか!?」

老ピカチュウ「わしには...そこまでしたいと思えるほど...あんたらに恩があるんだ ...もう遅いだろう、泊まっていけ」

(・×・)「それじゃあ、お言葉に甘えて...」

グレイシア「...いいの? 大丈夫なの? なんか、怪しいんだけど」

リーリエ「大丈夫ですよ! この人、なんかいいポケモンさんっぽいですし!」

城島「あぁ、僕も大丈夫やと思うで それに、もうあの屋敷で身体動かして随分疲れたしなぁ...そろそろ休みたいんや」

(ー×ー)「私も同感フワ 早く寝たいフワ...」

グレイシア「あぁ、そう...なら、私も寝るわ 寝床は...上の部屋? よね」

グレイシア(実際、私もこのポケモンが悪い奴とは思わないわ ...でも、何か気になるのよね ...何かが)

ーグレイシアはその何かについて悩みながら、階段を登り 上の階にある寝室へ向かった

老ピカチュウ「行った...か あの者たちが...あの屋敷の呪いを...解いたのか」

老ピカチュウ「わしはもう、あの事件以来、器具は作らないと決めていた...だが、過去に一人...いや、1匹だけ器具を作ってやった者がいる」

ーピカチュウはある写真を取り出す...

ーその写真には、ヌメラの姿...そして今より若いピカチュウの姿が映っていた

老ピカチュウ「かつてのチャンピオン...ヌメラ あのフワンテと君には、どこか共通点を感じる...それも、あの者はわしには力が足りず、解けなかったあの呪いをやっと解いてくれた...」

老ピカチュウ「きっとあの者は大成する 君のように... わしは、彼の道を職人として応援することしかできないが...わしはわしのやるべきことを全うしよう」

ーカーン...カーン...カーン...

ージーッ ジーッ!

ー老ピカチュウは渡された屋台を金槌や金のこ...溶接機などで加工を始める...
 ▼ 907 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 19/01/04 00:23:23 ID:NU1Qu46g [4/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
ー一方、上の階の寝室に向かったフワンテたち...

グレイシア「上の部屋も...結構洒落たほうなんじゃない? ちょっとボロいけど」

リーリエ「お布団じゃなくて、ベッドなんですねぇ...」

城島「ちょっと古い感じやけど、中々えぇ感じやなぁ...」

(・×・)「でもなんか、あの屋敷の雰囲気に似ている感じフワね」

ー部屋は屋敷と同じヴィクトリアン様式であったが、屋敷よりはどこか質素た雰囲気であった

リーリエ「あの老ピカチュウさん、昔あの屋敷に住んでたみたいですし...雰囲気が近いところに住んでるんじゃないですか? それより、寝る前になんかしませんか!?」

城島「なんかって...まだ元気に遊ぶつもりかぁ? もう僕、疲れてクタクタなんやけど...」

(;ー×ー)「私もフワ...」

グレイシア「あらあら、あんたら ずいぶん疲れちゃったみたいねぇ 私は元気だけど」

城島「お前は操られてただけやからピンピンしとるけど、僕らは大変やったんやぞ!? ...そう考えると、一緒にいたあいつが元気なのがおかしいけどなぁ」

リーリエ「えー? ダメですか? どうせなら、寝る前に>>908したかったんですが...」


(今日はここまでです ちょっとずつ新展開が...! それはそうとして、新年早々、去年買ったfigmaがんばリーリエの腕が折れて宙ぶらりんになる事故が発生しました...何かの身代わりに折れてくれたんだと思わないと辛い...)
 ▼ 908 ックル@ちからのねっこ 19/01/04 00:25:05 ID:xXPAQn2w NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
意味が分かると怖い話
 ▼ 909 タチマル@ほしのすな 19/01/04 23:03:51 ID:Bq0Y73ao NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 910 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 19/01/04 23:30:52 ID:NU1Qu46g [5/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
リーリエ「えー? ダメですか? どうせなら、寝る前に意味がわかったら怖い話したかったんですが...」

城島「また、意味がわかったら怖い話かいな...もう怖いやつはさっきの屋敷で勘弁してくれやぁ...」

グレイシア「そんなこと言ってないでさ、一応聞いてやりなよ ...少しだけでいいからさ」

リーリエ「じゃー...そうですね...これは、私が人づてに聞いた話なんですが...ある人が18歳の時、付き合っていた男性や仲の良かった他のカップルと心霊スポットのトンネルに行ったそうなんです...」

城島「おうおう」

リーリエ「それで、カップルのみなさんは仲良くしていて...あるカップルがキスをしようとした途端、うえぇ! とうめき声が聞こえました」

(;・×・)「フ、フワ...」

リーリエ「騒がしかったみんなもそのうめき声に静まり返ってしまいました...すると、今度は背後から チッ という舌打ちのような音が聞こえました...パニック状態になったカップルたちは急いで逃げ出しました」

グレイシア「ふむふむ...ってこれ、普通に怖い話じゃない?」

リーリエ「なんとか逃げ帰ったその人は、そのトンネルのことが気になり 周りの人に尋ねました その人曰く、そのトンネルは”雌殺しトンネル”と呼ばれる場所で女の人は入ると二度と帰ってこられないトンネルだったのです...」

リーリエ「そのカップルは全員男だったから助かったそうですが...巻き込まれた人の一人は、自分が女だったらどうなっていたか...怖くてたまらなかったそうです...と、どうですか?」

(;ー×ー)「...」

グレイシア「あー...うん」

城島「...おぉ」

リーリエ「...? どうしましたか? みなさん」

城島「...意味がわかったら怖いんやなくて...意味がわかったらアーッ!! な話やないかッ!!これッ!!」

グレイシア「ホモカップル...ね」
 ▼ 911 の夢の人◆IBicVRPTdA 19/01/04 23:34:44 ID:tiS.RE4I [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
多様性があってもいいだろ!
いい加減にしろ!
 ▼ 912 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 19/01/04 23:35:01 ID:NU1Qu46g [6/8] NGネーム登録 NGID登録 報告


リーリエ「...え? あれ? これ...違いますか?」

グレイシア「思いっきり違うわよ ...ある意味怖いけど」

リーリエ「違うんですか...しょんぼリーリエです...」

グレイシア」...それじゃあ、私が本当に意味がわかったら怖い話をしてやるわ ...うちの兄貴が話してたことでさ...ある家族が妻の実家に向かうためにホウエン行きのバスに乗っていたの...それで、山の麓に差し掛かった頃に...」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

グレイシア「...って話よ、どう? 怖かった?」

城島「お、おぉ...そうか...なるほど...なぁ」

(・×・)「そういえば...私も昔、お客さんにそういう感じの話をされたことがあるフワね」

城島「そういや、僕も前に聞いたなぁ...そうゆう感じの話」

リーリエ「えっ!? なんですか!? それぞれ、どんな話なんですか!? 聞かせてください!!」

ーそんな風に意味がわかると怖い話にフワンテたちは花を咲かせ...

ーしばらく、皆がそれぞれの話をすると 気がつけば全員疲れ切ったのか

ー一人、また一人と気絶するかのように深い眠りにつき...

ーやがて、フワンテたち全員が眠りについた...

ーカーン、カーン...

ーそして、下の階で老ピカチュウが屋台を修理する音だけが辺りに響いた...

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 ▼ 913 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 19/01/04 23:37:47 ID:NU1Qu46g [7/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
>>911
(すみません、そこは考慮した方がいいですよね...今のご時世色々とありますし...)

Dr.AB「あぁ、そうだぜ...だからよ、や ら な い か」


ーその頃、コウチシティ ホテル

ココア?「...この姿になってもう、数日...か」

ー真っ暗なベッドルームで少女...いや、一人の男が呟いた

吉良ココア「あの女の人格は今、眠っている... 今の私は...久しぶりの自由を得た ...というところか」

吉良吉影(...しかし、この身体に私の精神だか魂だかが馴染んできたのか...女の身体にも私の身体特徴が出てきたようだ...爪の伸びが早くなっている)

吉良ココア「思えば、この身体になってから 殺人を一度も行っていない あげくにはこのストレスの要因となるような連中と旅をしている...」

吉良吉影(...性は日に日に抑えきれなくなってきている ...人の爪が日々伸びるのを抑えられないのと同じように人の性は抑えられない...私の性は手と顔の美しい女性を殺さずにはいられないということ...)

吉良ココア「思えば、その対象は今の私の周りにたくさんいるじゃあないか...しかし、誰かにこちらの存在に気がつかれて身体を捨てられたりしたら困るからな...そのせいで、誰も殺せない...」

ージャキンッ!

ーココアの爪が伸びる...

吉良吉影(だが、もう...限界だ...)

ー吉良は自分の寝ていたダブルベッドの掛け布団を少しずらす...

リーリエ?「スー...スー...」

吉良吉影(あの女がリーリエと寝たいだとか言って無理やりダブルベッドで一緒に寝させたそうだ...あの女の小さい子を妹にしたいという願望は理解できんが...この子の手と顔の美しさは...理解できる)

吉良ココア「ハァ...ハァ...ッ!」

リーリエ「スー......スー...」

吉良吉影(綺麗な顔と...手を持つ少女だ...!)

吉良ココア「この女...リーリエに...私の性を...打ち明けてやりたい... 打ち明けた...その時の顔を見てやりたい...ッ」ドドドドド...

ー吉良は爪を立て、眠るリーリエの首を絞めようと近づく...

???「...ココアちゃん、あなた ...何をしているの?」

吉良ココア「...ッ!」
 ▼ 914 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 19/01/04 23:45:54 ID:NU1Qu46g [8/8] NGネーム登録 NGID登録 報告
シャロ「こんな時間に...リーリエちゃんに...何してるのよ」ゴゴゴゴゴ...

シャロ?(こんな時間にココアが起きているなんて...想定外よ...まさか、私の活動に気がついている...?)

吉良ココア「こ、これは...その...」

吉良吉影(ま、まずい...! 気づかれたッ! このままじゃあ...私の正体に気づかれるのも時間の問題...か!)

吉良吉影(今...周りには誰もいない...ッ 私の正体を知られたなら...始末しなければならないッ!)

吉良ココア「キラークイーンッ!」

ーグウゥゥゥン!

ーココアの背後に骸骨のようで、猫のようでもある人型の像が現れる

吉良吉影(どうせ殺すのなら...この女もかなり手や顔は綺麗だ...残しておきたい...しかし、証拠が残ると厄介だ...全て始末するッ!)ゴゴゴゴゴ...

シャロ?(何か、わからないけど...この様子、もしかして私に殺意を向けているの...!?)

ラパン(やはり、ココアに私の正体...プラズマ団の怪盗ラパンであることを知られた!? なら...)

ーサッ...

ーシャロに化けた怪盗ラパンはある物を取り出す...

ラパン(怪盗の秘密道具の一つ...>>915...これで大人しくなってもらうわよ...!)


(今日はここまでです 意味がわかると怖い話って考えるの難しいですね... だから、基本は調べたりしてます...こういうの上手く考えられる人って頭の回転とか早いんだろうか)
 ▼ 915 の夢の人◆IBicVRPTdA 19/01/04 23:47:45 ID:tiS.RE4I [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
警察手帳(偽造)
 ▼ 916 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 19/01/05 21:32:02 ID:m0Rs/212 [1/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ラパン(怪盗の秘密道具の一つ...偽造した警察手帳...これで大人しくなってもらうわよ...!)

ラパン「そ、そこのあなた!! わ、私は実はこう見えても...け、け、警察なのよ! み、未成年暴行の罪で...現行犯逮捕するわよ!!」

吉良ココア「...」

ラパン「ほらほら、大人しく付いて来なさい!!」

吉良ココア「脅しの...つもりか? フッ、私には警察なんて怖くないんだよ ...相手が一人ならね」

ーカチッ

ラパン「...ッ!?」

ーキラークイーンのスイッチが起動し...偽の警察手帳は爆発した

ラパン「て、ててて...手帳が...バラバラに...」

吉良ココア「...ふぅ~~...爆死する寸前に手帳を投げ捨てて一命をとりとめた...か 運がいいね...君は」

ラパン(ど、どうしよう...ほ、本当に私を殺す気なの!? や、ヤバいわ...かなりヤバい!! つ、次の道具を...使うべき!?)

吉良吉影(...さて、早めにこの女を...始末するべきか 今、女がつけているうさ耳のカチューシャを爆弾に変えた...このまま爆死させてやる)

ー吉良がスイッチを入れようとした...その時だった

リゼ「ココア...シャロ! こんな時間に何をしているんだ」

吉良ココア「...ッ! リ、リゼ!」

ラパン「リゼさん!?」
 ▼ 917 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 19/01/05 21:35:44 ID:m0Rs/212 [2/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
吉良吉影(くっ...目撃者が二人だと...! 一度に爆破出来るのは一つだけ...このままじゃ、始末しきれないッ!)

ラパン「い、いや...私は...」

ラパン(ど、どうしよう...あ、憧れの...リゼさんの前じゃ...秘密道具なんて使って正体を知らせることなんて...できないわ...ど、どうしよう...)

リゼ「...ん? ココア、リーリエの布団なんてどけて何をしてるんだ? 寝ぼけたのか? ...それとも、何か変なことでも?」

吉良ココア「...」

ラパン「そ、そうだわ! 夜中に目が覚めた所で、ココアちゃんが夜中にリーリエちゃんに変なことをしようとしてたから...それを止めてたの!」

吉良ココア「へ、変なことッ!?」

リゼ「...覚えてないのか? ...また、ココア お前寝ぼけてリーリエにちょっかいでも出してたんだな...ふぅ 二人とも、ちゃんと寝ろ 明日も旅は続くんだ 睡眠するのも訓練の一つだ」

吉良ココア「あ、あぁ...すまない 私の悪い癖だね ...寝ぼけてリーリエに手を出してしまった これからは気をつけるよ ...おやすみ、リゼさん」

ラパン「そ、そうだわ ...私、お手洗いに行きたくて起きたのよ ...ちょ、ちょっとお手洗いにに行ってくるわ...」

リゼ「ん? さっきあんなに出したのにか? ...さっきのアレで体調がおかしくなっているのかもしれない 現状、バニースーツの布ごしだろ? ...タオル渡しておくぞ」

シャロ「ありがとう、リゼさん! じゃ、じゃあ...行ってくるわ!」

ーシャロは急いでトイレに消える...

リゼ「...ココア、お前も早く寝ろよ ...おやすみ」

吉良吉影(逃した...か 仕方ない...あの女が本当に私の正体を知ったの誤魔化したのか...それとも本当に知らずにいつものココアの奇行だと思ってくれたのかはわからないが...前者ならあとで始末出来るときに始末するべき...か)

吉良吉影(それはそうとして、あの女...シャロと言ったか? いつもと様子が違ったな...どうにも変だ 私と同じように、"何かを隠している"としか思えない)

吉良ココア「...だが、今の私にはそんなこと関係はないな ...今はこの性を他の者たちに気がつかれないようにする方法を考えながら眠るだけだ...」

ー吉良はダブルベッドに横たわり、目を瞑る...

ーその頃、怪盗ラパンは物陰に隠れ...

ラパン「追ってこない...わね やっぱり、私の正体には気がついてなかったのかしら?」

ラパン「あれで、なんとかごまかせた...のかな? と、とりあえず作戦は成功したし...上に報告しないと...」

ーラパンは通信機を取り出す...

ラパン「こちら、ラパン 怪盗ラパン...シゲモ・リー様...応答をお願いします...」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 ▼ 918 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 19/01/05 21:36:08 ID:m0Rs/212 [3/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ー同ホテルのとある部屋...

ーツーツー...

ー上司が同じホテルに泊まっているともしらずにラパンがかけた...通信機の音が鳴る

シゲモ・リー「あー、こちら シゲモ・リー シゲモ・リー 聞こえるー?」

ラパンの声「聞こえるわ! シゲモ・リー様 ご命令通り、ちゃんと発信機を取り付けてきました! これで、奴らの情報は...あなた方に筒抜けになりましたわ!」

シゲモ・リー「あー、そう...ちょっと待ってて...えぇっと今...用事あるから」

ヤメチク・リー「お姉ちゃん、またいつものよろしくアルー!」

ラパンの声「...? 今の、女の子の声...どちら様かしら?」

シゲモ・リー「あぁ、ごめん 今、丁度うちの弟が何日かぶりに私の所に戻ってきて... あぁ、ずっと香水つけてなかったから臭いが...少し...」プシュッ 

ラパンの声「...えっ? 弟? ...声が...どう聞いても女の子なんだけど」

ヤメチク・リー「姉ちゃん、これで僕いい香りになったアルか?」

シゲモ・リー「ちゃんとファンデーションもしてあげないと...」パフパフ 

ヤメチク・リー「ゲホッ...ゲホッ... ちょっと煙いアル...」

ラパンの声「...ねぇ、何をしているの?」

シゲモ・リー「あー、これね ...お化粧してるのよ 弟の」

ラパンの声「そ、そんなことしてないで私の報告聞いてくださいよ!! リゼさんと千夜...私達の敵、保登ココアの仲間の服に...発信機を取り付けたんですよ!」

シゲモ・リー「へぇ、そう」

ラパンの声「それも、全然隙を見せないんで...バニースーツ着てお漏らしする芝居まで打たないといけなくなったんですよ...それに、突然ココアに気づかれそうになって...そんなに大変な任務だったんですから...何か報酬でも...!」

シゲモ・リー「とは言ってもねぇ...これやらないとお外出させてあげられないから... やっぱり、私の弟は綺麗じゃないと...んじゃ、またね! どうか、スパイ任務頑張ってよねー」

ラパンの声「ちょっ...待っ...き、切らないで! 電話切らないで...」ガチャッ

ーツー...ツー...
 ▼ 919 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 19/01/05 21:37:44 ID:m0Rs/212 [4/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ヤメチク・リー「...? 姉ちゃん、今の部下の人の声アルかー? 聞いたことない声だケド」

シゲモ・リー「えぇ、そうよ ...うちの部下の怪盗ラパン ココアって悪いやつの仲間にそっくりなんだけど...私達の仲間なのよ」

ヤメチク・リー「へぇ...そうなのカー... それで、スパイさせてるのネ」

シゲモ・リー「あら、あなた...地獄耳ねぇ ちゃんと話聞いてたのね」

いい男「...おっ、ヤメチク・リー 帰ってきたのか?」

ー青いツナギの上に白衣を着たいい男がシゲモ・リーの元にやってきた

ヤメチク・リー「あっ、アーベサン! お帰りアル!」

アーベ博士「おぉ、久しぶりにお前のことを見た気がするな ...前に見たのは1週間前だったか...お前しか戻ってきてないってことは...結局あの探索隊は全滅...か」

ヤメチク・リー「うん、そうネ...フラダリサンが...死んじゃったの...とっても辛かったアル...」

アーベ博士「探索隊にはおれ好みのやつもいたんだけどな...でも、おれはお前が帰ってきてくれただけで十分だぜ」

シゲモ・リー「ちょっと、アーベ うちの弟に手を出さないでよ?」

アーベ博士「へへっ こんな女みたいな子にはさすがに手は出さないさ ...多分な」

シゲモ・リー「...はぁ」

ヤメチク・リー「手を...出す? どういうことアル?」

シゲモ・リー「...あんたは知らなくていいわよ」
 ▼ 920 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 19/01/05 21:38:23 ID:m0Rs/212 [5/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
茶髪の少年「...アーベ...君のその性癖...僕には理解できないなぁ ...どうして男なんか好きになれるんだ、君は」

ー茶髪の少年も同じ部屋に入ってきた

ヤメチク・リー「あー、ケンゴかぁ...おかえりネー」

シゲモ・リー「お前、今までどこ行ってたの?」

ケンゴ「僕の愛の巣で...新たなヒカリと幸せな生活を送ろうとしてたところを...氷漬けにされてね...」

シゲモ・リー「あんた、そうやって氷漬けにした奴が悪いみたいな言い方してるけど...どうせあんた、自分がなんかやらかしてそのせいで凍らされたんでしょ ...性格上」

アーベ博士「まぁ、そうがっつくな...ってことだ」

ケンゴ「好きな男が目の前に居れば何も考えず、相手が嫌がってても襲いかかるような君に言われても...ねぇ」

シゲモ・リー「確かに」

アーベ博士「...」

シゲモ・リー「それにしても...私達全員がこうやって招集されるってことは...」

アーベ博士「今回の任務はそうとうデカい任務...ってことなんだろうな」

ヤメチク・リー「デカい任務カ!? どんな任務か楽しみネー! お給料いっぱい貰えるとイイナ♪」

ーガチャッ

ーまた、ドアの開く音がする

ケンゴ「おや、さっそく...任務の知らせが来たようだ」
 ▼ 921 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 19/01/05 21:38:48 ID:m0Rs/212 [6/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告

アクロマ「...失礼いたします ...今回は、あなた方プラズマ団の幹部方に...ゲーチス様直々の任務が舞い込んで来ましたよ」

アーベ博士「おっ、ゲーチス様が直接依頼...とね」

ヤメチク・リー「ワクワク♪」

アクロマ「こちらのモニターを見てください」
ーアクロマが手に持つモニターにはゲーチスの姿が映し出されている

ゲーチス「プラズマ団の幹部の皆さん... ワタクシから直々の...特殊任務の知らせなのです」

シゲモ・リー「で、どんな任務なの ...ゲーチス様」

ゲーチス「明日、トクシマシティからスタートし...ポケモンに乗って3日でシコクを横断して帰ってくるというレースが開催されます」

アーベ博士「それが...どうしたんだい?」

ゲーチス「そのレースに...ワタクシが参加するのです! ...そして、あなた方にはそのレースでワタクシが優勝するように...他の選手を妨害して貰いたいのです」

シゲモ・リー「妨害...かぁ、随分と荒事になりそう」

ゲーチス「そう難しい任務ではないですよ ...私が反則とならなければどんな方法で妨害しても構わないのですから」

ケンゴ「なるほど...で、一体どうしてそんなレースにゲーチス様ご自身が...参加するんだい」

ゲーチス「それはですね...優勝賞品が...伝説の天ぷら...つまり、伝説の食材だからなのです! そいつを手にして...プラズマ団の力をさらに強大にするためにも、ワタクシはこのレースに絶対勝ちたいのです!」

シゲモ・リー「へぇ、伝説の食材って... あの、神話の食材...全てのうどん職人が喉から手が出るほど欲しがっているこの世で一番美味しい食物...」

ゲーチス「それを手にするためにはどんな手段でも使うつもりです だから、あなたたちに依頼したのです」

ケンゴ「で...そういう任務をするんだったら...ただ働きというわけでは...ないですよね? ゲーチス様」

ゲーチス「勿論、報酬がないわけではありませんよ この大会では優勝者に賞品だけではなく優勝賞金も出るのですが、その額 確か>>922円... それを全額あなたたちで山分けといきましょうかね」
 ▼ 922 リンリキ@ファイトメモリ 19/01/05 21:41:18 ID:6FXUit56 NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
1000万
 ▼ 923 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 19/01/05 22:58:58 ID:m0Rs/212 [7/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ゲーチス「勿論、報酬がないわけではありませんよ この大会では優勝者に賞品だけではなく優勝賞金も出るのですが、その額 確か1000万円... それを全額あなたたちで山分けといきましょうかね...」

ヤメチク・リー「1000万円!? それってえぇっと...100円が...」

シゲモ・リー「10万枚よ ...結構な額だけど...貰って良いの?」

ゲーチス「ふん、1000万円など今のワタクシにははした金です 優勝した暁にはあなたたちに全額くれてやりますよ」

ヤメチク・リー「ほんと!? ほんとにくれるノ!? 100円が10万枚よネ!? すごいアル...夢みたいアル...」

アーベ博士「ゲーチス様...すごく...(器が)大きいぜ...」

ケンゴ「1000万...1000万...フフフ... それだけあれば...もっとヒカリをそばに...フフフ...」

シゲモ・リー「...うっわ、気持ち悪いわあんた ...でも、山分けでもそれなりな額が貰えるから...気持ちもわからなくはないけど」

ゲーチス「...と、いうわけで...1000万もかかっています 全力で任務に取り組むように」

一同「「「「プラーズマー!!」」」」

ゲーチス「...では、明日 あなた方の健闘を祈りますよ」

ープツン...

ーモニターは消灯した

アクロマ「...とのことですよ」

アーベ博士「これは...全力で頑張らないとな ...本気でイかねぇと」

シゲモ・リー「私達が本格的に動く番ね... ヤメチク・リー 覚悟はいい?」

ヤメチク・リー「アイヤー! 覚悟はもうできてるネ-! 姉ちゃん、僕がんばるアルよ!」

ケンゴ「ヒカリのために...フフフ...」

ープラズマ団の幹部達は胸にそれぞれの思いを秘めながら、明日のレースに向けて準備を始める...

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 ▼ 924 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 19/01/05 23:04:43 ID:m0Rs/212 [8/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ープラズマサブマリン ゲーチスの部屋

仮面のポケモン「...ふぅ、利用できるものはとことん利用する...かい? ゲーチス」

ゲーチス「ほう、わかってきたじゃないですか 四天王さん... こうやってうまい餌を吊してやればあとはあっちが勝手にやってくれるのです!!」

仮面のポケモン「彼らの部下もいい仕事をしているそうじゃないか ...敵にそっくりな姿の子が本人と入れ替わってスパイ活動とかさ」

ゲーチス「ふん、あの女の才能もなかなかいいものですね」

仮面のポケモン「...で、あの子に自分自身の正体は...教えてやったのかい? ゲーチス」

ゲーチス「あいつ...ラパンの正体ですか? いいや、教えていませんとも ...任務の遂行に影響が出たら困りますからね」

仮面のポケモン「そう... それにしても、成り代わった本物の桐間シャロは今頃何をしているのか...」

ゲーチス「本物の行方? そんなことどうでもいいでしょう ...それより、レースでの協力の件はどうなりましたか?」

仮面のポケモン「あぁ、安心して構わない そのレース..."スティールうどんラン"の大々的なスポンサーはうどんリーグだ ...これである程度レースの結果を書き換えることも可能になったわけさ」

ゲーチス「ほぉ、それはありがたいことですね...」

仮面のポケモン「つまり、何か大きな番狂わせでもないかぎり...君が優勝することは間違いないというわけだね ...それでも、優勝に向けて努力する選手どもは滑稽と言わざるを得ないね」

ゲーチス「ふん、当然のことですとも! 伝説の食材は絶対にワタクシが手に入れてやるのです! そして、他の伝説の食材も絶対に奪ってやるのです...」

仮面のポケモン「現在、伝説の食材の持ち主は...フワンテが伝説の出汁 ラパンの情報曰く保登ココアが伝説の甘露煮を手に入れ... グズマという男が君が見つけた伝説のカナブンを奪い取っていて 十六夜咲夜という女が伝説の唐辛子麺を手に入れているそうだ」

仮面のポケモン「あとは、君が持っている伝説のスープと...優勝賞品になっている伝説の天ぷらだけだね」

ゲーチス「...いつか総取りしてやりますとも! 全てはこのワタクシの手の中にあるのですから...フハハハッ!」

仮面のポケモン「意気込むのはいいが、慎重にね ...運命はすでに動き出している ...役者はすでに出揃っているんだ 油断は禁物だよ、ゲーチス」

ゲーチス「油断? ワタクシがそんなことするはずがないですとも! ...ワタクシは常に頂点に立つもの! ワタクシだけが美味しいうどんを作れればいいのです!」

仮面のポケモン「...ふぅん まぁ、僕は君を影からサポートしてあげるよ 約束はできないが...君の優勝を祈ろう」

ゲーチス「フフフ...フハハハハハハッ! 伝説の天ぷらは...必ずワタクシのものとなるのです!!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 ▼ 925 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 19/01/05 23:12:43 ID:m0Rs/212 [9/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ープラズマサブマリン、別室

ー薄暗い明かりに照らされた黒一色に統一されたその部屋にて...

ー黒装束に身をつつんだ少女はたたずんでいた

ダークトリニティA?「...」

ーダークトリニティA...かつては「北上」という名で海の平和のため戦っていた少女だ

ーだが、今はこうして ダークトリニティの欠員を補うために...ゲーチスの影となり、任務をこなしていた

ーそしてこの一時は、彼女にとってつかの間の休息であった

ー片手にタンブラーを持ち、少女はただ深海の青が映る窓の外を眺めていた

ダークキタカミィ「...ふぅ」

ー柄にもなく、溜息をついた

ダークトリニティB「どうした、何か...心配事でもあるのか?」

ダークキタカミィ「いや、別に... あたしはだいじょーぶだよ」

ダークトリニティC「そうはいっても...何か不安そうだなぁ ...明日の任務のことか?」

ダークキタカミィ「...」

ー違う、と言いたかったが口には出なかった

ダークトリニティB「スティールうどんラン...か 我々プラズマ団総員で行う任務のようだが...心配するのも当然だ」

ダークトリニティC「我らダークトリニティですら...少し緊張する任務だよな ...失敗すれば伝説の食材が他の者に渡るからね...怒られる程度で済まされる問題じゃないな」

ダークキタカミィ「...まぁ、そーだけど ...なんとかなりそーな気がするよ だって、あたし...スーパー北か...じゃなくてダークトリニティさまがついているんだしさ」

ダークトリニティC「ハハハッ、いいねぇ ...面白いこと言うなぁ、新人ちゃん ...結構好きになったかも」

ダークトリニティB「やめろ、C ...前のAのことを忘れたのか? 我々ダークトリニティは団内での恋愛は厳禁だ 彼のようにゲーチス様の影という任務を放り投げて恋愛にうつつを抜かすなんてことはしてはならない」

ダークトリニティC「...ふぅ、あぁ そうだったな ...俺達はゲーチス様の影...それでいればいいんだ」

ダークキタカミィ「...うん」

ダークトリニティC「まぁ、そういうわけだ ...俺達も皆緊張している だけど、今ゆっくりと身体を休めて ...明日に備えないといけないな」

ダークトリニティB「今はゆっくりと休むべきだ、A」

ダークキタカミィ「...りょーかい!」

ー明るい顔でそう言ったが...彼女の胸には様々な思いが渦巻いていた
 ▼ 926 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 19/01/05 23:14:38 ID:m0Rs/212 [10/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ーゴクッ

ーダークトリニティの一人がタンブラーから飲料を飲んでいた

北上(部屋の...他のみんなも同じコップを使って...コーヒーやお茶を飲んでる... あたしも、周りから見たら同じように見える...だけど...)

ー少女はタンブラーを傾け、中身を一口飲む

ードロリとしたのど越しと、科学的な美味さ そう彼女は感じる感覚が口いっぱいに広がった

ーそして、鼻から香ばしい...油の香りを感じた

北上(あたしが飲んでいるのは...燃料 ...身体を動かすための...燃料 比喩なんかじゃーなくて、本当の燃料...)

ー少女はただの人間ではなかった

ー艦娘... かの大戦で戦った勇敢なる戦艦の名を持ち、艤装を身に纏い未知なる存在深海棲艦と戦う少女たちの名...

ー見た目、人格、可愛らしさ どれをとっても人と変わらない彼女たちであったが、その身体の構造は人とは少し異なっていた

北上(これ、普通の...他のみんなが飲んだら とんでもないことになるんだよねー... あたしも、普通の人と同じ物を飲んだり食べたりすることはできるけど...一番おいしいのはこれなんだ)

北上(...どうにも、普通の人が飲むものや食べ物は...味が薄く感じるんだよね ...それも、最近だんだんと...普通の食べ物の味が...わからなくなってきてる それとも、忘れてきちゃってる...のかな)

ーもう一口、燃料を飲む

ーやはり、美味しい ...自分にはこれがあっている

北上(...孤独...だなぁ ...周りにみんながいても、あたしは...孤独なんだなぁ ...自分だけ、違う)

北上(昔は、周りに...あたしと同じ子たちがいた...それに、あたしを理解してくれる人も...でも、今は...違う みんな人間やポケモン...でも、あたしは...)

北上(...最近は、任務上大井っちと会うことも少ないよ ...そうなると、どうしても...昔のことが懐かしいって思っちゃうな)

ー少女はスーツの中から一枚の写真を取り出す

ー海軍将校風の格好をした中年の男の周りをいろんな格好の笑顔の少女たちが取り巻いている写真だ

ーその写真の中には、大井と北上...そして、ヴェールヌイに似た少女...響の姿もあった

ダークキタカミィ「...提督」

ー少女は写真を...涙で濡らした

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 ▼ 927 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 19/01/05 23:18:10 ID:m0Rs/212 [11/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ーさらに、別室

大井「...」

ー多くの者が寝泊まりする団員用の寝室...

ーそこにて少女は佇んでいた

大井「...どうして、私は...こんなことに」

ー他の団員の中には、スイレンやカキのように脅されて無理矢理団員として活動させられている者もいる

ー大井...彼女は自らの意志でゲーチスに従い、団員となった

ーしかし、彼女はどこか今の現状を悔やんでいた

大井「...あの人がいなければ、こんなことには...ならなかったのに あの人...いいや、あいつが...ちゃんと指令を...出してくれれば...」

ー大井の脳裏にある光景が浮かぶ

ーセーラー服を着た自分と、北上、その他大勢の少女達が笑いあっている光景...

ー海原で仲間や北上と共に大勢の敵に襲われた時の光景...

ー海上でボロボロになったふたりぼっちの自分と北上の姿...

ーそして、流れ着いた浜辺で緑髪の大柄の老人に助けられた姿...

ー自分がここにたどり着くまでの光景を気が付くと彼女は頭の中に浮べていた

大井「あいつは...私たちを...見捨てた...戻れとも...先へ行けとも..."指令を出さなかった"...みんなも..."突然、居なくなった"」

大井「私と...北上さんは...みんなから見捨てられたの ボロボロになっても退却命令どころか何の命令も来ない...私たちなんて、やっぱりどうでもいい存在だったの...ッ!」ドンッ!!

ー大井は腰掛けていたベッドを思いっきり手で叩いた

したっぱ「おい! あんまり音を立てるな! うるさいぞ!」

大井「...ごめんなさい、気をつける」

大井(...でも、どうして 私はあの裏切り者達に...また会いたいと思っているの...? もう、彼らの顔も...見たくないのに...)

大井(北上さんももう、遠いところに行っちゃって私の手の届く場所にいないの...だから...もう...もう...)

大井「テイトク...ッ」グウッ...

ー大井は、ただ顔を伏せて泣いていた...

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 ▼ 928 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 19/01/05 23:23:11 ID:m0Rs/212 [12/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ーチクリンジムの渡り廊下...

テイトク「...今、私のことを誰かが呼んだような気がする」

ルーデル閣下「んー? 誰も呼んでないぞ! 私も、Nもゼルネアスも、みんな呼んでないぞ! ずっと地下であの小僧の手伝いしてたせいで、気が滅入ったんじゃないか!?」

テイトク「そうなのかもしれないな...まったく、あの男は...」

N「素晴らしかった...とても興味深いものばかりだった...! シコク神話をもっと調べたい...実に面白い数式だ! ...あの壁画のあれはなんだったのか...あそこのあの文章はどういう意味なのか...考えているだけで胸が高鳴るよ...! もっともっと、シコク神話に関する資料を知りたい...!! みんなは、どう思うかい?」ハヤクチ

ゼルネアス「ソノ、小僧...少シ、静カニシナイカ? モウ夜モ遅イノダ...」

N「あぁ...特に興味深いのは伝説の食材についてだ...謎が多い...とても、とても...もっとだ...もっと伝説の食材について知りたい...! もっとアレについて知れれば...!! もしかしたら、ゲーチスやプラズマ団もあれを...」

ゼルネアス「話ヲ聞イテクレ...」

ルーデル閣下「私でも、あいつと一緒にいると五月蝿さで少し疲れるぞ...」

テイトク「ふぅ、同じ五月蝿さでも...あいつらといた時には全然疲れやしなかったんだがな...」

ーテイトクは一枚の写真を取り出す...

ー写真はプラズマサブマリンで北上が取り出した写真とまったく同じで...中央に写っている男はテイトクだった

ルーデル閣下「ん? なんだそれ? 家族写真か!?」

テイトク「あぁ、そうだ 私と娘達の...家族写真だ」

ルーデル閣下「ほーぅ、こりゃ美人な娘さんがいるんだな! それにしても、数が多いなぁ...大家族だな!」

テイトク「...まぁ、私の実の子ではない ...それでも、私の大切な娘達ではあることに変わりはない」
 ▼ 929 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 19/01/05 23:26:42 ID:m0Rs/212 [13/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ルーデル閣下「実の子ではない? 養子とかかー?」

テイトク「いや、少し特殊な事情だ ...彼女達は娘であり、同僚であり...仲間でもあるからな」

ルーデル閣下「へぇ...そうなんだな...っておっ! これは...ヴェールヌイ! あいつもお前の娘なのか!?」

ー写真の銀髪の少女をルーデルは指して言った

テイトク「いや、とても似ているが...違う 彼女は響 私の...最愛の娘だ」

ルーデル閣下「最愛の娘?」

テイトク「私が昔、鎮守府という場所にいた時には溺愛していたんだ ...クールなそぶりを見せるが、どこか自由人な子でな...それがどうにも可愛すぎてつい甘やかしてしまう」

ルーデル閣下「...ほぉ」

テイトク「それだけじゃなく、色々と手伝ってくれたり 尽くしてくれたりする...とてもいい子だよ」

ルーデル閣下「...ふむ」

テイトク「ところで、私には昔 本当の娘がいたのだが...7つのときに海難事故で失ってしまってな...どうにも、そんな響の姿が亡くなった娘と重なってね ...ついつい溺愛してしまうわけだ」

ルーデル閣下「...ほえぇ」

テイトク「こうして見ると、顔も死んだ娘に似ているような気がするな ...まぁ、私のことは...娘ですらないちっちゃい女の子を溺愛する気持ち悪い男だと思ってくれて構わないよ」

ルーデル閣下「...」

テイトク「どうした? 何か、言いたいことでも...」

ルーデル閣下「すまん! 今の話、なぁんにも聞いてなかった! も一回言って?」

テイトク「」ズコーッ!!
 ▼ 930 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 19/01/05 23:30:46 ID:m0Rs/212 [14/14] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
テイトク「お...おい...まさか聞いていないなんて...よ、予想外すぎる...」

ゼルネアス「マァマァ、自分ノ話ヲ聞イテクレナイコトナンテヨクアルコトダ...我モ小僧ニヨク話ヲ聞イテモラエナ...」

ーヒュウゥゥゥゥゥ...

ゼルネアス「ウ、ウォォッ!?」

ー風が吹き、ゼルネアスの顔に何かが貼りついた

テイトク「ゼ、ゼルネアス...」

ゼルネアス「ウ、ウゥ ナントイウコトダ...ゴミガ顔ニ...」

テイトク「なにやら、チラシのようなものが貼りついているな...まぁ、ゴミだろう 捨ててしまうか」

N「...ん? 待ってくれ! その紙を...見せてくれ!」

ーNはゼルネアスの顔に貼りついたチラシを剥がしとった

N「こ、これは...!! きっと、ボクに...伝説の食材について調べよという...知らせなんだ!!」

ルーデル閣下「なんだ!? なにが書いてあったんだ!? なになに..."スティールうどんラン"...優勝賞金は1000万円!?」

テイトク「待て! 見るべきは...そこじゃない!! もう一つの...賞品の方だ!!」

N「そうだ...優勝者には賞金だけじゃなくて...賞品として伝説の食材が授与されるみたいなんだ...! つまり、優勝すれば...伝説の食材を手にし...さらなる調査ができる!」

ルーデル閣下「ほぉ...そりゃすごい ...で、スタート地点はどこだ?」

テイトク「スタート地点は...トクシマシティにある>>932という場所だ そこからスタートして...コウチシティの折り返し地点で引き返し、再びそこに戻るらしい」

N「こんな数式見たら、いてもたってもいられないよ! テイトク、ルーデル! ゼルネアス! 大会が開催される場所...トクシマシティの>>932まで...今から急いで向かおう!」


(今日はここまでです 伝説の食材が景品の大会...スティールうどんラン...なんか、どこかで聞いたことのある名前ですが...果たして...)
 ▼ 931 ドゼルガ@びっくりこやし 19/01/05 23:48:57 ID:5MAMLBHg NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
地方裁判所
 ▼ 932 ミカラス@むげんのふえ 19/01/05 23:49:12 ID:f8QEaK1k NGネーム登録 NGID登録 報告
暗黒要塞ジャマハルダ
 ▼ 933 ラチーノ@すくすくこやし 19/01/06 11:48:49 ID:soZYsJ/A NGネーム登録 NGID登録 報告
けものフレンズの同人ネタ だとしたら。アライさん出番あるかもンね うどんネタも使えばァー
したらか
 ▼ 934 ッタイシ@リゾチウム 19/01/06 12:06:47 ID:NRf2.pW6 NGネーム登録 NGID登録 報告
支援
 ▼ 935 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 19/01/07 00:00:44 ID:6oJkh8Bk [1/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
(スターアライズかぁ...スイッチのゲームのネタは厳しいなぁ... やっぱスイッチ買わないとダメだろうか...)


テイトク「スタート地点は...トクシマシティにある暗黒要塞ジャマハルダという場所だ そこからスタートして...コウチシティの折り返し地点で引き返し、再びそこに戻るそうだ」

ルーデル閣下「なんだ? それ? 聞いたことがないが...」

ゼルネアス「我モ聞キ覚エガナイ言葉ダ...一体、ドウスルノダ? 小僧...」

N「こんな数式見たら、いてもたってもいられない...早くこの場所を探さないと...」

ルーデル閣下「でもなぁ...そんなこと言っても、見当もつかないぞ... 暗黒要塞...うぅむ...」

テイトク「...そういえば、昨日...露天風呂に入った時にちらりとトクシマシティの街中に...やけにとげとげしく、禍々しくもあって、なによりデカい建物が建っていた...というか地面に刺さっていたのを見たんだが...」

N「なんだって!? そうだ! それが...きっとジャマハルダだ!! テイトク、ルーデル! ゼルネアス! 今すぐ、大会が開催される場所...トクシマシティのその建物まで...急いで向かおう!」

ゼルネアス「エッ、マタ...移動スルノカ? 小僧、少シグライ休マセテクレ...」

テイトク「はぁ、やれやれ...」

ルーデル閣下「ハッハッハッ! 元気があっていいなぁ! 私も疲れているだけではいられないな! テイトク、ゼルネアス! 出撃だ! いくぞ!」

ーNたちは急いでチクリンジムを出ようとする...

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 ▼ 936 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 19/01/07 00:06:33 ID:6oJkh8Bk [2/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ーその頃、コウチシティの路地裏...

ー薄暗く、寂れたその場所にそぐわぬ派手な格好をした3人の少女がそこにいた

咲夜「...」グッ...

ー咲夜は拳を強く握る...

パチュリー「...咲夜、あなた...まだ、彼らに逃げられたことを根に持っているようね」

咲夜「これが...落ち着いていられるのかしら あいつらはお嬢様を攫った...張本人だと言うのに...ッ」

ー咲夜は拳を振るわせ、怒りを抑え込もうとしている...!

パチュリー「...はぁ、あなたらしくないわね ...そんなに激しく怒るだなんて」

美鈴「Zzz...」

パチュリー「あいつを見なさい ...こんな状況でもいつもどおり冷静に...寝ているわ」

咲夜「ふざけているのかしら ...こんなときに」

パチュリー「あいつだけじゃないわ」

コジョンド「スースー...」オネンネ 

咲夜「...」
 ▼ 937 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 19/01/07 00:11:06 ID:6oJkh8Bk [3/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
パチュリー「まったく、肝が据わっているというか...」

咲夜「...はぁ」

パチュリー「咲夜、あなたにとっちゃ 先輩の...こんな情けない姿をみるなんて堪えるでしょうね」

咲夜「...えぇ」

ー咲夜が美鈴にむけて喝を入れようとしたその時...

不良男「おぉ! ありゃ...いい女みっけ!」

もう一人の不良男「へへっ...兄貴... あの子たち...肌が白くて綺麗な顔だなぁ... ありゃ、カロスかイッシュ地方出身ですかねぇ?」

不良男「ありゃ...あの美人さなら...カロス出身だなぁ、間違いねぇ! カロスには美人なねーちゃんがぎょうさんいるって噂だぜ! ...さっそくナンパといこうぜェ!」

ー2人の不良男が咲夜たちに近づいていく...

パチュリー「...」

不良男「なぁなぁ、そこの嬢ちゃん ボンジュール! ...こんな所になんか用でも? 暇だったら、俺達と一緒に遊ばなぁい? 楽しいコトいっぱいしようぜぇ!」

もう一人の不良男「そこの君...チョー可愛いっすね! ちょっとクールな雰囲気に...そのグンバツの足! スタイルもいいし...すっごいイイネ! 君ってさぁ...モデルとかやってるの?」

咲夜「...」

不良男「俺達さ、大昔からあるヒバシラ団っていうチョーいけてるグループのメンバーなんだよ! お陰でいろんなとこ顔パスで入れるんだぜ? 例えばさ...>>938とかさぁ! へへへ!!」

もう一人の不良男「あぁ! そこっスか! いいっすよね! >>938!! すっげぇいい場所だぜ、兄貴も俺も、チョーお気に入り!」

パチュリー「...はぁ」


(今日はここまでです 新世代ヒバシラ団、1スレ越しについに登場)
 ▼ 938 ンメル@スピーダー 19/01/07 00:12:30 ID:Gwe6ffD. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
 ▼ 939 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 19/01/07 22:40:05 ID:6oJkh8Bk [4/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
不良男「俺達さ、大昔からあるヒバシラ団っていうチョーいけてるグループのメンバーなんだよ! お陰でいろんなとこ顔パスで入れるんだぜ? 例えばさ...地方裁判所とかさぁ! へへへ!!」

もう一人の不良男「あぁ! そこっスか! いいっすよね! 地方裁判所!! ...って地方裁判所ぉ!? か、顔パスってことは兄貴...も、もしかして...な、なんか...やべぇことでも...よくバレてるんすか!? そ、それで裁判を...」

不良男「馬鹿野郎! 真面目にとるんじゃねぇよ! ジョークよ、ジョーク! ...ったく、てめぇはそういうところがまだまだダメだなぁ...おい!!」

もう一人の不良男「は、はいっす...」

不良男「っつぅーわけで...俺達、小粋なジョークもできるすっげぇイケてるオトコだぜ!! どうよ、これから...なぁ?」

パチュリー「...はぁ」

不良男「俺たちと一緒に...ナイトプールやクラブでオールナイトで遊ぼうぜぇ?」

もう一人の不良男「そうだぜ! こんな辛気臭ぇとこじゃなくて...さぁ?」

ー不良男は咲夜の肩に手をかける...

咲夜「...ちっ」

ー咲夜は手を払いのけた

もう一人の不良男「おぉう...クールっすねぇ... だけど、それがチョーいい! 俺、気に入っちゃったなぁ...!」

不良男「君もさぁ、そんな格好してるけど... 意外と、スタイルいいじゃん...へへへっ...」

ー不良男が、今度はパチュリーの胸を触る...

パチュリー「む、むきゅ...」

不良男「君、意外とビキニとか似合いそうだねぇ... プール行くんだったらさ、俺達が水着選んで...」

美鈴「アイヤーッ!!」

コジョンド「コジョーーーッ!!」

不良男「うげェェェェェェェェッ!!」ベキィッ!!

ー不良男の腕を美鈴とコジョンドが蹴り上げる...!

もう一人の不良男「あ、兄貴ィッ!?」
 ▼ 940 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 19/01/07 22:43:29 ID:6oJkh8Bk [5/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
パチュリー「あら、美鈴 それにコジョンド... 起きていたのね」

美鈴「パチュリー様たちのピンチを察知して...急いで起きましたよ! こんな不良ごとき...私にお任せください!」

コジョンド「コジョコジョッ!」ドヤッ

不良男「う、腕が...折れ...うぐぅ...」

もう一人の不良男「あ、兄貴が...やられ...くぅーッ! なんて女だ!てめぇーら!! か、仇とったる!! うぉぉぉぉぉーーーッ!!」

ーもう一人の男が今度は咲夜に殴りかかる!!

咲夜「...失せなさい」

ードキィッ!!

ー咲夜の肘鉄が男の腹に炸裂する!!

もう一人の不良男「おごぉぉぉぉうッ!?」

ーあまりの威力に、男は口から血を吐き ブッ倒れた

咲夜「...ふぅ」

パチュリー「むきゅうぅ... 助かったわ 咲夜、美鈴... 私の魔法じゃ唱えるまでに時間がかかって...あいつらを止められなかったわ」

美鈴「いやぁ、凄いパワーねぇ... 私が体術教えたかいがあったわ! ねぇ、咲夜...」

咲夜「...血」

ー咲夜は倒れた男の口から吐き出た血を眺めている...
 ▼ 941 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 19/01/07 22:50:27 ID:6oJkh8Bk [6/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
美鈴「...血? あぁ、咲夜 あなた、お嬢様のために血を集めようとしてるの? でもねぇ お嬢様は生き血の方が好きらしいし...お嬢様が見つかった頃にはきっと血が固まって...」

咲夜「...出せ...出しなさいッ! もっとよ...もっと血をッ!!」ガスッガスッ!!

ーなんと、咲夜は倒れた男の腹を 何度もヒールで激しくつついた!!

もう一人の不良男「んごぉっ!? ごふゥっ!! はぁっ...がァ...ッ!!」

ー男は血をさらに吐き出す...!!

美鈴「アイヤー!? さ、咲夜!? どうしたの!? さ、さすがにやりすぎね! ...は、早く止めて!!」

咲夜「そうよ...もっとよ...もっと...血を吐けッ! 赤く...染まって...惨めに...なれ...ッ!」ゴスッ!! ドグサァッ!!

もう一人の不良男「うげァァァァァァーーーーーーーーッ!! ゴブゥッ!! あぁっ...!」

パチュリー「むきゅぅ!? これは...! もしかして...また...!!」

咲夜「染まれ...染まれ... 堕ちろ...惨めに...堕ちろ...!! 私...みたいに...あの時の私みたいに...ッ 赤く...染まって...惨めに...堕ちろォッ!!」ジャキンッ!

ー咲夜は銀のナイフを取り出し、男に突き立てようとする...!

もう一人の不良男「あっ...あぁ...」

ー男はもう、恐怖に震えることしかできない...

咲夜「キィヤァァァァァァァッ!!」

もう一人の不良男「うわぁぁぁぁぁぁぁーーーッ!!」
 ▼ 942 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 19/01/07 22:51:30 ID:6oJkh8Bk [7/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
パチュリー「...やめなさい! 咲夜!!」ガシッ

ーナイフを突き立てようとする咲夜の腕を掴む!!

咲夜「...ッ!!」

もう一人の不良男「ひっ...ひぃ...ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃッ!!」ダダダダダダ!!

不良男「お、おい...兄貴を...置いていかないでくれ!! 俺を...置いていかないでくれぇぇぇぇぇぇぇッ!」タッタッタッタッ...

ー不良達は自分が助かったことを知ると一目散に逃げていった

咲夜「ハァ...ハァッ...」

パチュリー「...また、"禁断症状"...ね 咲夜、また鼻血が出ているわ...あなたは興奮すると鼻血が異様に出てしまう体質だったわね」

咲夜「ご、ごめん...なさい また、私... は...早く、鼻血を拭かないと...」

ー咲夜はハンカチーフで鼻血を拭く...

パチュリー「...いつもは普通の子なのに...お嬢様と会えなくなってから...少しおかしくなっているわね」

美鈴「いつも、ナイフとか投げられても笑えるのに...今のはちょっと怖かったねー... だ、大丈夫?」

咲夜「え...えぇ...大丈夫...鼻血も...収まった」

咲夜(また...私が..."怪物"になってしまいそうになった... もう...あんな私には...なりたくないのに... "十六夜咲夜"じゃない私には...)
 ▼ 943 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 19/01/07 22:57:12 ID:6oJkh8Bk [8/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
パチュリー「ひぃ...ひぃ...腕を...止めるだけでも...結構...疲れるわね... また、喘息の発作が...ゴホッゴホッ...」

咲夜「パチュリー...大丈夫かしら...? ごめんなさい、あなたに...止めさせてしまって」

パチュリー「いいえ、こちらこそ... まさか、また禁断症状が出ていたなんて...それも、前よりも激しい... どうにか止められればいいんだけど」

美鈴「お嬢様を探し出す...しかないですかねぇ ...止めるには」

咲夜「私だって...あぁはもうなりたくないの 私は、お嬢様といれるのなら..."ヒト"でいられる...でも、その支えが...無くなったら...」

パチュリー「どうにか...しないといけないわね ...さて、どうしたものか...って...むきゅー?」

金髪の少女「...い、今の...は...?」ブルブル

ー路地裏の壁にバニースーツ姿の少女が寄っかかって震えている...

パチュリー「...あなた、いつからそこにいたのかしら?」

金髪の少女「さ、さっきの男たちに私もナンパされて...怖くてここに逃げてきたのよ...! で...あ、あなたたちは...何者なの!」

咲夜「...普通、誰かに自分は何者か...と聞くときはまず自分が何者かって説明しないとね ...で、逆に聞くけどあなたは何者?」

シャロ「私は...シャロ 桐間シャロ... ジムバトル中に色々あって天井が落ちてきた時の混乱のせいで迷子に...いや、仲間がはぐれて...一人で歩いてたら...さっき言われたみたいにナンパされて...で、ここに来たのよ!」
 ▼ 944 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 19/01/07 22:58:28 ID:6oJkh8Bk [9/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
咲夜「そう... まぁ、私は...十六夜咲夜 ...見ての通りどこにでもいる普通の人間よ ...強いて普通じゃあないところを言うならちょっと不思議なメイドさん...って所かしら」

美鈴「私も同じく...普通の門番ね ちょっと気を読む力があるだけね」

パチュリー「私も、普通の...引きこもりの魔法使いよ ...むきゅ」

シャロ「ま、魔法使いって...全然普通じゃないわ! それも、引きこもりって... っていうかどう見ても全員普通じゃないんだけど...」

咲夜「...安心して、あなたが敵じゃないなら...攻撃はしないわ ...それにしても、あなた...結構綺麗な顔ね」

シャロ「えっ...えぇっ!? い、いきなり何を言うのよ!!」

咲夜「そうねぇ...その髪色...結構綺麗な金色ね... こんな感じの髪色...どこかで...」

シャロ「え、えぇっと...」

シャロ(な、何? これ...私、女の人にナンパされてるの? ...でも、どうしてかしら...女の子同士なのに...なんだか、まんざらでもないような... いやいや!! そういうことをするとしても...私には手々座先輩しかいないわ! うん!)

咲夜「...これ、その格好の上からでもいいわ 着てみてくれない?」

ー咲夜は鞄の中から衣服をいくつか取り出し...シャロに渡す...

シャロ「えぇっと...まぁ...うん」

シャロ(...でも、少しぐらいだったら...いいわよね)

ーそう思い、シャロはその服に袖を通す...
 ▼ 945 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 19/01/07 23:00:28 ID:6oJkh8Bk [10/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ー少女着替中...

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

シャロ「え、えぇっと... な、何...この格好...」

ーシャロが着せられたのは赤を基調にした半袖のシャツとミニスカート、それにナイトキャップのような帽子を併せたどこか可愛らしく...そしてどこか奇抜な格好だった

ー髪型も、咲夜の手によってサイドテールに変えられている...

シャロンドール「何コレ...なんか、背中に変な付け羽がついてるし...この変な黒い杖? みたいなのもあるし...これって...魔法少女とかの...コスプレ...なの?」

美鈴「アイヤー...結構...そっくりねー... すごく似合ってるよ...」

パチュリー「妹様によく似ているわ... カラコンもいれたらもっと似るんじゃないかしら」

シャロンドール「な、何!? こ、この格好してる人...本当にいるの? 似てるって...どういうこと? それに、妹様って... また妹の格好なの? この間、誰かのコスプレさせられて...その人のお姉ちゃんに本人と間違われたことがあるんだけど...何、私って...そんなに妹っぽい顔なの?」

咲夜「...素晴らしいわ ...実に...そっくりよ ...あなたなら...代わりになれる」

ー咲夜は鼻血を流している...

パチュリー「あら、また興奮してるわね 咲夜」

シャロンドール「な、何!? なんでそんなに鼻血ダラダラと...そ、それに...代わりって...怖いんだけど...」

シャロ(どうしよう、私...とんでもない人達に...出合っちゃったかも... 先輩...千夜ちゃん...みんな...助けて!!)

咲夜(きっとこの子といれば...お嬢様や妹様の代用として...禁断症状を抑えて...私がヒトのままでいられるかもしれない)
 ▼ 946 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 19/01/07 23:02:40 ID:6oJkh8Bk [11/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
咲夜「...」ジッ...

シャロンドール「...!!」ビクッ!

咲夜「...何をそんなに...怯えているのですか? フランドール様 一緒に行きましょう」

シャロンドール「な、何なの!? フランドール様って...私には桐間シャロっていう名前があるのよ! わ、わけがわからない...」

パチュリー「...フフッ でも...今は...フランドール・スカーレット 紅魔館の主人レミリア・スカーレットの妹として...過ごすべきよ」

美鈴「それにしても、本当にそっくりですねぇ... 実は...吸血鬼だったりして? なぁんて!! アハハッ!」

シャロンドール「もう、何言ってるのかさっぱりよ...もう...」

ーシャロは混乱していると...

ーヒュゥゥゥゥッ!

ー路地裏に吹いた風が運んできた一枚のビラがシャロの顔に貼り付く!!

シャロンドール「ひっ! ...な、何よ...この紙...もう...変な人に絡まれるし...変な紙が顔に飛んでくるし...みんなとははぐれるし...今日は本当に運がないわ!!」

咲夜「妹様、大丈夫でしょうか...息は...できるでしょうか?」

シャロンドール「だから、私は妹じゃないって!! ...ってこれは...」

ーシャロと咲夜はそのビラの内容を見る...

咲夜「スティールうどんラン... ポケモン等に乗って3日間でトクシマシティからスタートしてシコク地方を横断し...帰ってくる長距離レース... 料理、バトル、乗馬...いずれの腕にも自信があるうどん職人よ来たれ」

シャロンドール「優勝者には賞金1000万円と優勝賞品の...伝説の天ぷら!?」

パチュリー「むきゅっ!? 伝説の...天ぷら!?」

美鈴「それって...あの...!!」

シャロンドール「伝説の食材って...ココアちゃんが...なんか欲しいとか言ってたわ... ってことは...もしかしたらこのレースに出れば...みんなと合流できるかも!」

咲夜「伝説の食材...ということはお嬢様を攫ったあいつらもそれを狙い、参加してくるはず... ならば、参加しない手はないわ...」

シャロンドール「...どうやら、目的は違えど...参加するっていうのは...あなたも私も同じようね」

咲夜「えぇ、そうですね フランドール様 ...協力してこのレースに参加いたしましょうか」

シャロンドール「だから、違うって言ってるでしょ!? 私はシャロよ!」

美鈴「いやぁ、似てるから仕方ないねー」

シャロンドール「似てない!!」

パチュリー「むきゅー...乗馬レースかぁ...身体動かすのは...苦手なんだけど...」

美鈴「まぁー、そこは頑張りよ! なんとかなるね!」

ー少女達は闇夜へ消える...

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 ▼ 947 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 19/01/07 23:10:05 ID:6oJkh8Bk [12/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ー見るからに不機嫌そうな男とイカツいポケモンも同じ路地裏の別の道を歩いていた...

グズマ「ちくしょう...!! あの野郎ォ! ふざけやがって...ブッ壊してエ...オレ様に...ひさびさにそう思わせるヤツが表れやがったぜ...!!」

グソクムシャ「ムゥシャァ!!」

グズマ「グソクムシャァ...お前もそう思うか? あの女と...ガキをブッ壊してやりてエ...少し前まで無くなってた気持ちが...また蘇ってきやがった!!」

グズマ(オレ様は、伝説の食材を手に入れた! それなのに、勝てなかった...だが! こいつの力はまだ限界まで引き出されちゃいねえ...!! なにか、引き出す方法があれば...)

グズマ「ん!? ...これは...!?」

ーグズマは壁に貼り付けられていたスティールうどんランのポスターに顔を近づける...

グズマ「へっ...優勝賞品は伝説の天ぷらだと...面白え... あいつらも、絶対にこの大会に出るはずだ...オレ様もこの大会に出場して今度こそあいつらをブッ壊し...優勝してやる!!」

グソクムシャ「ムゥシャシャァ!!」

グズマ「絶対に...伝説の天ぷらを手にし、さらなる力を手に入れてやる...!! お前らも、ブッ壊すのに...協力してくれるよな?」

グソクムシャ「ムシャシャァ!!」

グズマ「良い子だぜ...お前はよお... 腐ったこの地方をブッ壊す第一歩だ...! 参加者全員ブッ壊してやるぜ...!!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 ▼ 948 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 19/01/07 23:13:07 ID:6oJkh8Bk [13/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ーウンペンジム

ミニスカミドロ「ルカリオ! カワサキ! これ見てミドロ!」

カワサキ「ん~? これから寝ようって時に何かなぁ~! ミニスカちゃーん!」

ミニスカミドロ「いいから、これ見てミドロ! すごいミドロよ!」

ーミニスカはルカリオたちにあるビラを見せる...

ルカリオ「なんだ? なんのことだ... ッ!? 賞金1000万円のレース大会だと!? こ、これは...」

ミニスカミドロ「でしょ!? すごいミドロ!! ルカリオの腕があれば、優勝も夢じゃないミドロよね!?」

ミニスカミドロ「もし、優勝したら ジムにもきっと人がいっぱい来るようになるし...1000万もあれば...色んなことができるミドロ!!」

ルカリオ「あぁ、そうだな...」

カワサキ「そうだねー! んー、オレだったらなに買うかぁ~! やっぱり趣味のバイクの改造でもするかな~!」

ミニスカミドロ「カワサキィ...まだあのバイクいじる気なの? 私なら、もっと他のことに使うかなー... 例えば、ジムの拡張や...宣伝とか!! ...で、ルカリオはどうなの?」

ルカリオ「私は...そうだな...」

ルカリオ(1000万もあれば...人間の女の子侍らせて...ずっとずっとイイことをしていたい...絶対に優勝したいなぁ...ポケモンでも金さえあれば人間の女と付き合えるなんて、いい世の中だ...むふふ)

ミニスカミドロ「...ルカリオ? ...また、変なこと考えてるでしょ?」

ルカリオ「...ギクッ」
 ▼ 949 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 19/01/07 23:14:33 ID:6oJkh8Bk [14/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミニスカミドロ「下心ありありなのが見て取れるミドロよ...この変態ポケモン」

ルカリオ「...」

ミニスカミドロ「でも、あんたがいないと優勝できなさそうだから...賞金の半分はあんたにも渡すけど...でも、あんまり変なことしないでミドロよ?」

ルカリオ「...あぁ」

ミニスカミドロ「よし、それなら...明日、朝起きたら急いで開催地の暗黒要塞ジャマハルダへ向かうミドロよ! 参加するなら、絶対に優勝ミドロよ!」

ルカリオ「あぁ!」

カワサキ「オレもがんばるよぉ~!!」

ミニスカミドロ「あっ、コックカワサキ あんたは応援よろしくミドロ 大会には私とルカリオで出るミドロ」

カワサキ「そんなぁ...!!」

ルカリオ「...」

ルカリオ(しかし、この大会...賞金ばかり気にしていたが、よく見れば賞品として..."伝説の天ぷら"なるものが出るようだ...)

ルカリオ(もし、その伝説の天ぷらが...あの、伝説の出汁と同じようなものだとすれば...他の者...特に、ゲーチスのような輩には渡せないな... 金だけでなく、そういう意味でも負けられない戦いだ...)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 ▼ 950 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 19/01/07 23:20:37 ID:6oJkh8Bk [15/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ー閉店後のウツロイドの寄生館にて...

ウツロイド「フェろーチェさン...面シろソうなびラが来テたの...見テほシいな...」

フェローチェ「ナニヨ...ナニヲミツケテキタノ? ナニナニ...レースタイカイ?」

ウツロイド「ドう? おモ白そウでシょ? ちョっとこレにフェローチェサんと出テみたいンだケど...」

フェローチェ「フゥン...ナルホドネェ ワタシ、アシモハヤイシ ...アナタガイウナラ...デテアゲヨウカシラ」

フェローチェ(オオキナタイカイノヨウダシ...ワタシノコトニツイテシッテイルヒトモキテイルカモシレナイワ)

フェローチェ(...ミズキトイウヤツトワタシノカンケイヲシリタイノヨ...ドウシテモ)

ーそして、彼女たちを...物陰から見ている者が居た...

カミツルギ(ウドンの大会で...ゴザルカ ソウイウ大会デアルのナラ...フワンテドノと一緒ニ愛シのリーリエドノも...! コレは、参加セザルをエナイデゴザル!!)

テッカグヤ「あらぁ...カミツルギ...ソノ大会...出たいの? ウフフッ...楽しそうネェ...私も出たいわねぇ...」ズドーン

ーカミツルギの背後にいつの間にかテッカグヤが立っていた

カミツルギ「エッ、イ...イツカラソコに...」

テッカグヤ「ネェねぇ、いいでしょう? ウフフ」

カミツルギ「イ、イヤ...テッカグヤドノは...身体は大キスギルはユエに、出ルノハ...難シイデゴザ...」

テッカグヤ「...ねぇ、イイでしょう? ウフフッ」パァンッ

ーテッカグヤは革製の大きなムチで風を切りながらそう言った

カミツルギ「...イ、イイで...ゴザルヨ」

テッカグヤ「一緒に行きましょうネェ...カミツルギ...ウフフ...ウフフフフ♪」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 ▼ 951 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 19/01/07 23:26:28 ID:6oJkh8Bk [16/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ー暗く、無機質な建物の中...

若い女「あっ...ぅっ...」

ー干からびた若い女が地面に何人も倒れている...

DIO「...今宵の食事はこんなものか」

神父風の男「それが君の食事...というわけだね」

DIO「何か...問題でもあるというのか? プッチ」

プッチ神父「いいや、別に構いやしない 私は君の全てを受け入れよう」

DIO「...ふん まぁ、良いだろう ...それで、あの女は? ...私と同じ能力を持つあの女のことだ」

プッチ神父「十六夜咲夜たちのことか...順調にフワンテたちを始末しようとしているようだ」

DIO「我々が"天国"へ向かうのを邪魔する敵は少ない方がいい あの咲夜とかいう女も使い潰してから始末しよう..."世界"を支配する王の能力を持つ者はこのDIOだけでいい」

ーDIOは背後に機械的で...かつ強靱な肉体を持つ戦士の像を具現化させた

プッチ神父「君のスタンド..."世界(ザ・ワールド)"... 世界という名にふさわしい能力と風貌を持つスタンドだ ...私が今まで見てきたスタンド...その全ても君の能力に敵うかどうか」

プッチ神父「私は自分のスタンドとその能力に自信がある...しかし、それでも君に敵うかどうかわからないな」

ープッチも背後に処刑人のような像"ホワイトスネイク"を具現化させる...

ホワイトスネイク「...ムゥ」

ーホワイトスネイクは片手にコンパクトディスクのようなものを何枚も持っている...

ーその一枚は、よく見るとどこか奇妙に...焦げているように見えた
 ▼ 952 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 19/01/07 23:28:37 ID:6oJkh8Bk [17/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
プッチ神父「...このDISCは...フラダリという男の記憶か ...変わった風貌と雰囲気だからスタンド使いだと思ったが...ただの人であったらしくホワイトスネイクの能力で取り出せたDISCは記憶だけ..

DIO「DISCの様子を見ると...死んだか」

プッチ神父「...誰が死のうが君には関係ないことだろう ...そして、"天国"を目指す私にも 天国の前にはどのような犠牲も許される...」

DIO「天国へ向かうための手段...究極のうどんを作るためには...新たな伝説の食材を手にせねばならない ...そのためには、かのレース...."スティールうどんラン"に出なければならないというわけか」

プッチ神父「あぁ、そうだね 我が友よ ...君がそのレースに出るのなら..私は君を助けよう 私にも天国へ向かうための試練を受ける義務がある」

DIO「ふん、このDIOの生まれた時代では乗馬というものはよく使われていたものだ このDIOは例え乗馬だろうとなんであろうと帝王として君臨する...そして、伝説の天ぷらを手にして見せよう...」

プッチ神父「敵を蹴散らすのなら...私にも任せてくれ 友である君の敵は私の敵でもある」

DIO「...ふん、ならばこのDIOと共に来い ...頂点に立つのは私でなければならない その次に来るのは...お前だ」

プッチ神父「あぁ、君の次となれるなら...私は喜んでそれを受け入れよう...」

DIO「明日の10時より大会は始まる... そこで私たちは天国へ向かう第一歩を再び踏み出すこととなる...そして、運命という試練と再び相見えることとなるだろう」

プッチ神父「行こう、我が友よ 今度こそ我々は運命を乗り越え...人類を真の幸福に到達させる...ッ」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 ▼ 953 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 19/01/07 23:37:14 ID:6oJkh8Bk [18/18] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
???「私の...神の才能をォ...示すにはそれ相応のものが必要だァ...!!」

ー長身の男も、スティールうどんランのビラを手にしている...

???「ならば...それを私が手にしてやるッ! ゲームマスターである私こそが...うどん界でも神となるのだァァァァァ!! ヴェーハッハッハッ ヴゥェェェェェハハハッ!!」

ー男はゲームカセットに似た物体を握りしめ、天に向かって叫んだ...

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

???「スティールうどんラン...ねぇ」

ー薄紫色の寝癖だらけの髪型をした少女も、ビラを手にしていた

ー少女は片手に火のついた煙管を煙らせ、目元に大きなクマのある目でチラリと眺める

???「あの子 誰にも気づかれないのに、こういう目立つような場所に行くのが結構好きだから...応援に来てたりするかもしれないわね」

???「もしかしたら、応援どころか参加してたりして...だとしたら、参加しなきゃいけないかもしれないか...フゥ...」

ー少女はため息を一つついて長い煙管をふかすと、口の端を上げる...

???「でも、どうせ出るのなら 優勝でもしようかしら 私の能力なら、絶対に負ける気はしないわ あの子を見つけたら優勝した姿を見せてあげる...フフフ...きっと喜ぶわね...こいし...」

ー怪しく笑う少女の胸元には赤く、気味の悪い目玉のような物がぶら下がっていた

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ースティールうどんラン...その大会に多くの強者が集う...

ーそれぞれ、思惑は違けれども 目指すものは皆、優勝...

ーそして、ゲーチス、そしてDIO...悪のうどん職人たちも伝説の食材を狙い 陰謀を巡らせ、大会に参加する...

ー果たして、誰が伝説の食材"伝説の天ぷら"を手にするのか...

ー新たな戦いが幕を開ける...!


(今日はここまでです 今日は安価がありませんが...次回よりついに新章 スティールうどんラン編が本格始動します! 多くのキャラが参加するこの章...もしかしたら、今までの編を含めても登場キャラクターの数が最大になる...かもしれません それにしても、最後の謎の男女...一体 何黎斗と何明地何とりなのか...見当もつきませんね)
 ▼ 954 ガラティアス@だっしゅつボタン 19/01/08 20:11:59 ID:PAIYrDpo NGネーム登録 NGID登録 報告
大会楽しみになってきた
ちなみにライチュウ夫人に食わせたうどんの安価食材のうまさは…

出汁 媚薬ジュース うまさ2
麺 よくわからないもの うまさ2
調味料 ベンザブロック銀 うまさ8
具材A 塩漬けのニシン うまさ9
具材B 39800円の小型テレビ入りポテチ うまさ6
具材C みょうが うまさ7

総合うまさ 34

それ以外の安価食材

冷凍マグロ うまさ6
てりやきチキンフィレオ うまさ2
飴細工 うまさ2
ゴボウ うまさ7
SEIYU 皆様のお墨付きうどんつゆ うまさ6
うまかっちゃんスープ うまさ6
かき揚げ うまさ2
伊勢海老 うまさ7
 ▼ 955 サナン@ニニクのみ 19/01/08 21:07:25 ID:.eYQXycs NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
予想以上に勢揃いしそうですね…たまげたなぁ
ってあれ、DIOは太陽ダメなんじゃ…何かしらで克服したかそもそも吸血鬼の方じゃないのか

あとスタアラの件だが、キツそうなら三魔官は別件で不在ってことにしちまえばいいと思われ(適当)実況とか見て特徴掴むのもいいですし
 ▼ 956 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 19/01/08 22:30:25 ID:oWvQUA5M [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>954
(結構最近のうどんにしては総合うまさ高いですね... 次のうどんバトルの際にこれぐらいのうまさが出るといいんですが...)


>>955
(勢揃いすぎて、少し大変になる気がしてきた...大丈夫だろうか... また、あの修学旅行みたいになりそう)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ー君はまた、過去を知る

ーこの世界の過去を知る

ー動き出した運命に立ち向かうための

ー断片を君は知る

(;>×<)「フ...フワ? こ、ここは...どこフワ?」

(;ー×ー)「これはまた、夢...フワか? それに、ここは木をくりぬいてつくった家の中...フワか?」

(・×・)「あっ、昨日見た夢の...男の子フワ... 手紙を...書いてるのフワか?」

「    さんへ...おてがみありがとう ぼくのあげたくすりがちゃんときいててうれしいな ...とてもよくきくおくすりだから、きみやみんながつくれるようにつくりかたをおしえてあげるよ」

弟はあの日から仲良くなった女の子と手紙で連絡を取り合っていました

「また、おてがみをくれて ありがとう ぼくのおくったおくすり...いろんなひとにつたえてくれたんだね ぼく、とってもうれしいよ いろんなひとのけがをなおすのにやくでててほしいな」

「それにしても、ぼく きみにあのひからずっとあえないのがさびしいよ きみは、おとうさんがおやしきからだしてくれないそうだけど... いつか、ぼくがおとなになって...ぼくのいるこのばしょをでることになったら...」

「ぜったいにきみをおやしきからつれだして...そして、けっこんしたいとおもってるんだ ...どうかな? おへんじまってるね」

(・×・)「お返事の手紙らしきものが来てるフワ...女の子の文字...フワね ...えぇっと..."ぜったいにです やくそくしてください! いつか、このおやしきをでて...じゆうになりたいんです"...フワか」

(´×`)「幼き日の恋...フワか...いいフワねぇ...」

(;・×・)「でも、どうしてこんな夢を私は...」
 ▼ 957 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 19/01/08 22:30:53 ID:oWvQUA5M [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
手紙でしか連絡ができなかったのは、女の子も弟も 自分の住む土地が少し遠かったからでした

それでも、2人は毎日のように手紙を渡し合い...

そして、何年か経ち、弟の身体もすくすくと成長し やがてりっぱな大人になりました

(;・×・)「フワッ!? お、大きくなったフワ...時が...進んだのフワか? あ、あんなかわいいポケモンだったのに...なんか、ちょっと怖い感じになったフワね...」

「   さんへ、お元気ですか? 僕も元気です 僕は今日から僕の住む   の地を出て、旅をすることになりました」

「兄さんと一緒にこの     を旅して美味しい食べ物を探す旅にでることになりました」

「そこで、きっと君の住む   の地にも行くことでしょう あなたは、あの時の約束...まだ覚えているでしょうか?」

「そちらも、今 悪い人たちに襲われて大変だと聞きます 君は、自由になりたいと言ってたけど...でも、自分の住んでいるその場所を誰よりも愛していることを僕は知っています」

「そこで、僕は   の地に行ったら...君たちを苦しめている悪い人たちを退治して...君の住む   のみんなを救ってから君との約束...結婚を申し込みたいです」

「いつになるかは、わかりませんが...絶対あの日かわした約束は...絶対に果たそうと思ってる だから、僕のことをずっと待ってて...絶対に、絶対に君に会いにいくから ...お返事待ってます」

(・×・)「結構怖い感じの見た目になったのに...昔から変わらず優しい子なんだフワね... でも、どうして毎回夢にこの子が...」

ー君はもっともっと多くのことをこの地方で知るべきだ

(;・×・)「フ、フワ!? ま、またあの声フワ!! も、もう起きる時フワか!?」

ー全てを知り、正しき道を行く

(;・×・)「な、何を言ってるんだフワ?」

ー君のすべきことはそれだけ...簡単なことだ...

(;>×<)「か、簡単なことって...そう言われても全然意味がわからないフワーーーーーーーッ!!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 ▼ 958 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 19/01/08 22:33:36 ID:oWvQUA5M [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
(;>×<)「フワーーーーーーーッ!!」

城島「...ッ!? どうしたんや!? フワンテ!! 朝っぱらからどうしたんや!?」

(;・×・)「って...あ、あれ? ここ...は?」

グレイシア「...なぁに、寝ぼけてるのよ ここはピカチュウの家、あいつに昨日屋台の修理頼んだでしょ?」

(;・×・)「あぁ...そうフワね...」

リーリエ「今日も、フワンテさん起きるの遅かったですねぇ... さっき、寝てるとき幸せそうな顔してましたが...いい夢でも見られましたか?」

(・×・)「あぁ! 夢! そうフワ! ちょっと変わった夢をみてフワね...えぇっと...えぇっと...」

(;ー×ー)「えぇっと...」

城島「なんや、覚えとらんのかいな」

グレイシア「ま、そーよね 夢なんてそんなものよね ...さーてと、もうそろそろ屋台の修理も終わってそうだし...とっとと下に降りるわよ」

(;・×・)「う、うん...わかったフワ...」

(;ー×ー)(うーん...昨日の夢の続きだった気がするんだフワけど...どんな夢だったか...思い出せそうにないフワ...)
 ▼ 959 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 19/01/08 22:38:04 ID:oWvQUA5M [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ーフワンテたちは階段を降りた...

リーリエ「ピカチュウさーん! 屋台...修理できましたか?」

老ピカチュウ「...」コクリ...コクリ...

城島「おーい、じいさん! もう朝やぞ!」

老ピカチュウ「...あぁ、そうか...もう朝...か ...お前達の屋台、仕上げといたぞ」

(・×・)「もう出来たのフワね!! これで、また旅ができるフワね...!」

グレイシア「ひとまず、一安心...かしら?」

老ピカチュウ「...ただ修理するだけじゃ面白くなかったからな、少し手を加えさせて貰った」

(・×・)「...手を加えた?」

老ピカチュウ「...わしとしては、この飾り気のなく、機能にも乏しいこの屋台は気に入らなくてな ...修理するだけでは飽きたらなかった」

城島「それで、改良...してくれたってわけかいな?」

老ピカチュウ「あぁ、そうだ ...わしは、美しさにも機能的にも優れた器具が好きで ...だからな、その屋台を...>>960な感じに改良させてもらった」
 ▼ 960 グロコ@ずがいのカセキ 19/01/08 22:41:36 ID:27RMsYKI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
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