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【安価】帰ってきたうどん屋付和 五店舗目

 ▼ 1 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/08/29 22:40:47 ID:CZvce8eY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
前スレ:https://pokemonbbs.com/poke/read.cgi?no=808597

  _[うどん]__
`/\\\\\\\\
//┏\\\\\\\\
γ三ヽLリリリリリリリリリリリリ」
{ニうニ}|      | 建てるの遅れちゃったフワ ごめんフワ..
{ニどニ}|(・×・) | それにしても5スレ目フワか...
{ニんニ}|(っ=川o)  | ずいぶん長期の連載になったフワね...
ヽ三ノΓ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 最初の頃は一周年なんて行くと思ってなかったフワズルズルズル
`┗┛|       |
"""""""""""""""""""
 ▼ 261 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/06 21:17:24 ID:kTP602zE [1/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
クレベース「...行ったか」

オニゴーバル「...兄貴、あいつ...キュウコンのこと...まだ考えてるのかァ?」

クレベース「...あぁ そうじゃ」

オニゴーバル「...ケッ ...俺もだよ あいつ...昔は俺とかマニューラなんかにいじめられるたびに兄貴に泣きつくような奴だったのに...いつの間にかに強くなっててよ」

マニューラ「あいつがやってた酷いコウチシティの守り方も...兄貴に頼って貰おうとした努力...なんだろうなァ」

オニゴーバル「...思い出すたびにあいつが死んだことが...つらく感じるぜ」

クレベース「...わしらもつらいが...きっとあんなぁらぁ...もっとつらいじゃろうな」

ークレベースはゴーリキーたち、残されたオカマポケモンたちを見る...

ゴーリキー「あぁは言ったものの...キュウコン様がいなかったら...どう美しくいればいいのか...わからないわよぉ...」

オカマポケモンA「うぅ...キュウコン様ぁ...」

オカマポケモンB「な、泣いてる場合じゃないわよ! ...そんなことしてたら...あたしまで...泣きたくなっちゃうじゃない...」

オニゴーバル「...あぁ、そうだなァ ...こいつらは...キュウコンのこと...心から尊敬してやがったんだ... 余計につらいに決まってるな」

マニューラ「...これから、こいつら...どうすンだろな」
 ▼ 262 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/06 21:19:14 ID:kTP602zE [2/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ゴーリキー「うぅっ...」

クレベース「...どうせ、行く当てもないんじゃろう ...わしの所にこないか?」

ゴーリキー「...え...えぇ?」

クレベース「...あんなぁはわしの...弟じゃった ...われらがあんなぁの弟子なら...わしがあんなぁの代わりに引き取っちゃる ...あんなぁの思やぁわしがわれらの次にようわかっとるじゃろうからな」

クレベース「あんなぁの...われらにゃぁ何かのためじゃぁのぉてただほんまの意味で美しゅうなってほしいっちゅう思い...わしが受け継ぐってことじゃ」

ゴーリキー「それじゃあ...もしかして...あなたも...あたし達みたいな女の子に!?」

クレベース「ならんわ!! ...まぁ、もうなっとるやつはいるがの」

オニゴーバル「だから、なりたくてなってるんじゃねぇから...ちくしょー!!」

クレベース「...あんなぁのやり方たぁちぃと違うゆぅて思うが...わしもあんなぁの思やぁ汲むつもりじゃ ...どうか、着いてきてくれんか?」

ゴーリキー「そんなこと言われちゃったら...ついて行くに決まってるじゃない...♥ ウホッ♥」

オニゴーバル「...とんでもない新入りが入ってくることになっちまったなァ」

マニューラ「...まぁ、これで昔みたいな組に少しは近づくんじゃねェか? ...丁度、あいつが組から引き抜いた奴らも中にはいるだろうしよォ」

オニゴーバル「まぁ、そうだなァ...って昔から居る連中は...事情はあるんだろうが、後で組を抜けたケジメつけてもらわねェとなァ...」

オカマポケモンA「ひ、ひぃぃ!! あ、あたし...いや、おれは...その...キュウコン様...じゃなくてキュウコンの兄貴が...その...」

クレベース「まぁ、そのケジメは...わしらと共にこのジムや氷柱組を再興させるために働いて貰う...っちゅう形でさせようじゃないか ...あんなぁの可愛い従者達なんじゃろ ...そがァに傷つけるわけにゃぁいかん」

オカマポケモンA「えっ...えっ!? ...そ、それでいいのなら...キュウコン様や...クレベースの兄貴のために...い、一生懸命働きます...!!」

オニゴーバル「...まぁ、兄貴がそう言うンだったら...しゃあねェな ...それだけで見逃してやろうじゃねェか ...ケッ」

クレベース「ただし...ジムの再建やら治安を守るんをサボったりしたら...げにケジメをしてもらうからなァ...!」

オカマポケモンB「わ、わかったわぁ...」

クレベース「...」

クレベース(われがわしと..."美しい"従者らを愛しとるこたぁわかった... キュウコン...われの思い...わしが受け継ぐぞ ...この街の平和を守り...彼女たちをげに美しい存在に育てる...)

クレベース(じゃけん、わしらのことを...見守っとってくれ... われの願いを叶え...この命を全うしたときにゃぁ...必ずわれに会いにいくからの)

クレベース「...これがわしの...ケジメじゃ」

ークレベースは崩れ落ちたゼンラクジムを見つめ...キュウコンから渡された自分の仮面を握りしめた

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 ▼ 263 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/06 21:20:10 ID:kTP602zE [3/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ー一方ココアたちは...

ー瓦礫が散乱したゼンラクジムの廊下に残り...ココアが瓦礫に押しつぶされたことを嘆いていた...

リーリエ?「う...うぅっ...ココア...さん...ッ」

ティッピー「ココアや...うぅ... 守ってやれんかった...」

リゼ「...あいつだけ...逃げ遅れた...か...ッ! ...くっ! ...私が...急いで助けてやれれば...」

シャロ「...まだチノちゃんだって助けられてないのに...こんな終わり方なんて... 死んでも死にきれないよね...」

千夜「うぅっ...ジャパリマン...ジャパリマン...ッ! あの子...良い子だったのに...うっ...うっ...」

リゼ「...ってお前、なんで1人だけ...ココアじゃなくてジャパリマンのこと悔やんでるんだ...」

千夜「だって...だってうぅ... あの子...良い子だったのに...目の前で瓦礫に押しつぶされて...ぺしゃんこの美味しそうなジャパリまんになっちゃったのよ...」

リゼ「だからといって...あいつの命の方が...」

ータッタッタッタッ...

ー誰かの足音が聞こえる...

ココア「みんなー!! ごめーん!! 私生きてるよー!!」

リーリエ?「コ、ココアさぁん!!」
 ▼ 264 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/06 21:20:37 ID:kTP602zE [4/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リゼ「ココア!! 生きてたのか!?」

ココア「うん、なんとかね!」

千夜「ほら...だから、私心配してなかったの ココアちゃんなら平気だと思って...でもジャパリマンが...」

リゼ「あいつのことはもう諦めろよ...」

ココア「...んー、でもここに来るまでの間に...瓦礫の下から"ジャパリマーンッ!!!"って小さな声が聞こえたような...」

千夜「えぇ!? 本当に!? それじゃ...助けなくちゃ!!」

リゼ「...放っておいていい気がするな」

シャロ「うん、先輩の言うとおりね ...なんか、あんまり必要ない気がするし」

千夜「(´・ω・`)」
 ▼ 265 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/06 21:21:12 ID:kTP602zE [5/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ココア「ま、まぁ...助けるかどうかは別として... 実はね...私...」

ーココアは懐から金色の箱を取り出す...

リゼ「!? そ、それは...」

ココア「ふっふっふっ... なんと、伝説の食材...伝説の甘露煮を手に入れちゃったんだ!! ...なんでも、私がこれの所有者として認められたんだって!!」

S「あら、すごいじゃない! 実物の伝説の食材を手に入れるだなんて...感激! ね」

ココア「ふふん、これだけじゃなくてジムバッジも一緒に拾っちゃったんだから... すごいでしょ?」

リゼ「ヤクゼンの使い方を知らない相手でもあそこまでの力を使える伝説の食材... これがあれば、これからの旅路は楽になりそうだな」

シャロ「あれみたいに大変なことになったら怖いわね ...それでおっきな蜘蛛とか...呼び出さないでよ?」

ココア「大丈夫! 私は一応、ヤクゼンのこと教わってるから...暴走とかしないよ! ...たぶん」

シャロ「...心配なんだけど」
 ▼ 266 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/06 21:21:36 ID:kTP602zE [6/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リゼ「まぁ、これでここに来た目的は果たしたが... もう一つここでしないといけないことがあるだろ」

ココア「...え? 何? 何をしなくちゃいけないの?」

リゼ「...何か、私達を見て...おかしいと思わないか?」

ココア「何も...おかしいところはないけど... あっ! ちょっとリゼさん、寝癖が...」

リゼ「...この格好だ!! ...さっきお前がマジックショーとかいう変なヤクゼンで...私達...みんなこの格好させられてるんだぞ!」

ーそう、ココアたちは...全員ココアのせいでバニースーツを着せられていたのだ

リゼ「...これを着せられたままなせいで...お前が死んだと思ったとき相当焦ったんだ...下手したら一生このままかもしれない...ってな」

シャロ「恥ずかしいし、寒いし... 早く元に戻しなさいよ...」

ココア「えー? ダメ-? ...かわいいと思うんだけど」

リゼ「...いいから早く元に戻せ!」

ココア「仕方ないなぁ...えいっ!!」

ーココアは気合いを入れる...

ーが...

ココア「あ...あれ?」

リゼ「...どうしたんだ? 元に戻らないが」

ココア「...ヤクゼンが発動しない...なんで?」
 ▼ 267 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/06 21:26:12 ID:kTP602zE [7/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
S「そういえば...さっき瓦礫落ちてきたとき...私達のうどんを乗せた審査席の丁度上に...瓦礫が落ちてきたような... もしかしたら、うどん...潰れちゃったのかも!」

リゼ「...は、はぁ?」

シャロ「えっ...じゃあ...」

千夜「どうにかしてヤクゼンを解く方法見つけるか...同じヤクゼン作らないと、一生この服のまんまかもね ウフフ♪」

シャロ「...え...えぇぇぇぇぇ!?」

千夜「でも、みんな似合ってるわ! リゼさんはミリタリーなかっこいいバニーちゃん、シャロちゃんはお仕事の格好に似たかわいらしいバニーちゃんで...私は和風なバニーちゃん! それで、リーリエちゃんは...」

リゼ「似合ってようが似合ってまいが...関係ない!! ...なんとかして...今すぐ戻せ!!」

ココア「ヴェアアアアアアアアアアアアアアア!! そ、そんなことを言っても無理なものは無理だよーーーーーーーーーーッ!!」

吉良吉影(...ふぅ こいつらは... しかし、こんな目立つ格好だと敵にこちらの動きが気がつかれやすそうだ... これからの状況によっては私にとっても不利になるかもしれないな)

S「みんな焦ってるわねー... 私には予備の白衣があるから...それを羽織って隠そーっと...」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 ▼ 268 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/06 21:27:11 ID:kTP602zE [8/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ーウゥゥゥゥッ!!

ーサイレンの音がデパート内に鳴り響く...

ーデパートの客達は慌てて外へ逃げだそうとする...!

(;・×・)「うわぁ...そうとうパニックになってるフワね...」

城島「そりゃそうやろ、あんな爆発が地下で起こったんやから...」

リーリエ「あれでキュウコンさん以上の犠牲者が出ていないといいのですが...」

城島「それに、この状態やったら屋台の修理とかはしてもらえんやろな... 戦いが終わったらここらの店で修理して貰おうと思ってたんやけど...」

グレイシア「朝市のコウチ市場ももう閉じちゃっただろうし... この騒ぎの中修理して貰える店を探すのは難しそうね」

(;ー×ー)「クーラーボックスとか食料庫は無事だから食材はなんとかなってるフワけど...この状態じゃジム巡りや伝説の食材探しどころか旅もろくにできないフワ」

リーリエ「だいぶ、ボロボロにされましたからね... 鍋やフライパンとかの器具もけっこうダメになっちゃいましたし...」

(;・×・)「かろうじて残ってるのはさっき金物店で買った包丁とさっきもらった包丁...それと超合金おたまとスピーディバトルキットぐらいフワか...」

城島「スピーディバトルキットじゃ戦いもうまくできんやろうしな...どうにかせんと...」

???「それなら...あたい、そういうのをしゅうりしてくれるようなところ...しってるよ」

(;・×・)「えっ?」

ーフワンテの背後から突然声が聞こえ... フワンテたちは振り返った

???「ねぇねぇ、あたい... しゅうりしてくれそうなところ...しってるんだよ?」

(;゜×゜)「フ、フワァ!! ...い、いつの間に後ろに...」

城島「さっきまで後ろに誰もおらんかったのに...と、突然現れたで...」

???「そのやたいやおなべ、しゅうりしてほしいんでしょ?」

リーリエ「はい...そうですけど...」

>>270「えへへっ! それなら...ついてきて! ...あたいは>>270 ...やたいをしゅうりしてくれそうなひとをしってるんだ」


(今日はここまでです 今回のうどんバトルのシステム...バトルロイヤル、どうだったですかね? ...なんだか、結局いつものうどんバトルだった気もしますが...)
 ▼ 269 ギア@ひかりのこな 18/10/06 22:04:22 ID:0KY27ahY NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
サーバル(ボロボロ)
 ▼ 270 イリュー@はかいのいでんし 18/10/06 22:04:58 ID:9hroNKXI NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミッキュ
 ▼ 271 ラッキー@てんかいのふえ 18/10/07 00:04:16 ID:v6u.diwo NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
よし、俺がこっそりそのマグロと入れ替わってあげよう
ついでにマグロも頂こう
 ▼ 272 ガース@しんじゅ 18/10/07 00:05:34 ID:wDl6HkX2 [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>271
リーリエファンクラブだけでなくグレイシアとグレイシアファンクラブまで敵に回すとは
逆に尊敬する
 ▼ 273 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/07 22:30:16 ID:a98kw9LY [1/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>271
ルカリオ「...」ギリッ

カミツルギ「...切ラレタイでゴザルカ?」ジャキン

オニゴーバル「...てめェ、グレっちが欲しいもん奪いとるなんてよォ...ぶっ凍らされたいのかァ...ア"ァ"ン"!?」


ミミッキュ「えへへっ! それなら...ついてきて! ...あたいはミミッキュ! ...やたいをしゅうりしてくれそうなひとをしってるんだ」

(・×・)「えっ...ミミッキュ...ってことは...あの時うちの屋台に来てた...」

ミミッキュ「...やたい? あたいはあなたのこと、はじめてみたけど...」

リーリエ「人違い...ならぬ、ポケ違いですね...」

(・×・)「種族が同じなだけの別ポケフワか...」

城島「まぁ、昔の知り合いにさっき会ったし...期待するのはしゃあないか...」

ミミッキュ「そんなことよりー、ねぇねぇー、はやくついてきてよー!」

グレイシア「仕方ないわね、今修理してくれそうな人を知ってるのはこの子だけ...さっさと着いていきましょ」

ミミッキュ「わーい! ついてきてくれるのー? やったー! じゃあ、こっちきてー」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 ▼ 274 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/07 22:30:36 ID:a98kw9LY [2/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ーフワンテたちはミミッキュに連れられてデパートの外へ出た

ー周りはデパート内での喧騒が嘘に思えるほど静けさに包まれている...

(・×・)「なんだか、周りが静かフワね...」

城島「あぁ、デパート内やと爆破事件で大騒ぎやったしなぁ...それに比べると静かすぎや」

リーリエ「...と、言いますか...なんだか、静かすぎるような... デパートの周りだというのに...人影も全然ないですし...」

グレイシア「なんか...不気味ね」

ミミッキュ「んー、そうかなー? あたいはただのぐうぜんだとおもうよ! それより、はやくはやく!!」

城島「そういや、聞いてなかったんやけど...その屋台を修理してくれそうな人が居るところまでどれぐらい歩けばいいんか?」

ミミッキュ「そんなにあるかないとおもう! すぐにつけるとおもうよ」

城島「そうか...ならええわ、今この状態でうどんバトルとかに巻き込まれたらたまったものやないし...それに、長い距離歩くと腰に堪えるしなぁ...」

(ー×ー)「年フワね」

グレイシア「だいぶおじさんだもんね、あんた」

城島「ちょっ...お、おじさんって...まぁ...うん... 否定はできへんけどな...」

ミミッキュ「わーい! おじさんおじさーん!!」

城島「お、お前まで煽るな!! ...ほな、先行くで!!」
 ▼ 275 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/07 22:34:42 ID:a98kw9LY [3/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ーしばらく先まで歩き...コウチシティの街中...

ーここもやはり人の姿は見えない...

城島「なぁ、フワンテ 一つ聞きたいことがあるんやけど...」

(´^×^`)「何フワか? ...おじさん」

城島「ちょっ...お前まで言うな!! ...っつぅかまじめに聞いて欲しい話やから、ちゃんと聞いて欲しいんやけど...」

(・×・)「...わかったフワ、ちゃんと聞くフワよ おじさん」

城島「お前...ほんまにちゃんと聞けよ? ...あの、さっきのジムバトルで...僕らキュウコンにヌメラのこと...聞くの忘れとったよな?」

(・×・)「あぁ...そういえば...そうフワね」

城島「さっき昔の知り合いと出会った...っての聞いて思い出したんやけど...そいつもお前の昔からの知り合いなんやろ?」

(・×・)「知り合いというか...友達兼商売敵フワね ...ライバル...みたいなものフワか」

城島「なるほどなぁ...そんで、それが十何年も前の写真に今と変わらぬ姿で写ってたっちゅう謎を聞こうとしたけど...聞く相手はその前に亡くなってもうたんやな」

リーリエ「あぁ...そうですね... クレベースさんたちはあんまり知らないそうですし...それに、聞けるような雰囲気じゃありませんでしたからね...」

グレイシア「今のところその話は迷宮入り...ってことね」

(ー×ー)「どこかでその話を知っている人やポケモンに出会えたらいいのフワけど...なかなか見つからないフワよね...」

ミミッキュ「あー、ヌメラさんねー あたい、そのひとのことしってるよ!」

(;・×・)「えっ!? そ、それじゃあ...話を聞かせてくれないフワか!?」

ミミッキュ「...」

(;・×・)「お願いフワ!!」

ミミッキュ「...なんてねっ ...じつはてきとうにいってみただけ...あははっ!! だまされたー!」

(;ー×ー)「...」
 ▼ 276 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/07 22:36:09 ID:a98kw9LY [4/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ーフワンテたちはそれから、しばらく歩き続けた...

城島「...なぁ、これ...ほんまにすぐにつくんか?」

ミミッキュ「うん、すぐだよ!」

城島「もう、かれこれ1、2時間は歩いた気がするで... 僕もうクタクタや...」

グレイシア「年のせいじゃないの? それ」

(;・×・)「とは言っても...実際もの凄く歩いた気がするフワ...」

リーリエ「周りの風景も...畑や山ばかりでたまにぽつんと家があるぐらいで...なんだか、街からずいぶん離れちゃいましたけど...」

グレイシア「人は相変わらずいないし...若干霧がかかってるし...不気味な感じねぇ」

城島「なぁ、その修理してくれそうな人って...どこにおるんや?」

ミミッキュ「あれの...むこう!」

ーそう言ってミミッキュは黒い手で高い山を指した

城島「あれって...山ァ!?」

ミミッキュ「うん、やま ...あのやまのむこうにきぐややたいのしゅうりがうまいひとがいるの!」

グレイシア「へぇ...山の向こうの職人か... 確かに、そういうとこに籠ってる人って腕が立ちそうね ...仙人みたいな人かしらね」

リーリエ「あの山の向こうですか...ハイキングというわけですね!」

城島「な、なんでお前らはそんなにのりのりなんや... 僕はこれだけで無理なのにまた山に登るんか...勘弁してほしいで...」

(;・×・)「たしかに、今山登りは過酷フワね...」

城島「あぁ、そうやな... 登るとしてもどこかで休んでから登りたいで...」

グレイシア「それなら...あそこの茶屋で休んでいきましょ」

城島「おぉ、丁度良いでこの辺茶屋があるんか...そこで少しうどんとか食って休んでから山に登るとするかなぁ...」
 ▼ 277 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/07 22:36:32 ID:a98kw9LY [5/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ーガラガラッ!

(・×・)「ごめんくださいフワー」

ー茶屋の戸を開ける...

ー茶屋はまわりの建築と同じく質素であまり飾ってはいなかった

ー店内も同じく、狭い店内にいくつかの机と椅子、それと厨房があるだけのシンプルな場所であった

老ポケモンの声「はーい...」

ーフワンテの声に応えて年老いたポケモンがやってきた

>>278(ポケモン限定)「いらっしゃい...こんなところまでわざわざご苦労様...」
 ▼ 278 ワムラー@キーのみ 18/10/07 22:37:09 ID:Wv7oONGY NGネーム登録 NGID登録 報告
ハヤシガメ
 ▼ 279 ガライボルト@しろいビードロ 18/10/07 22:37:54 ID:DRswxfpE [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
歩く…?
フワンテが…?
 ▼ 280 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/07 22:48:17 ID:a98kw9LY [6/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>279
城島「フワンテって普通歩かへんもんなぁ... そういや、フワンテ お前...飛んで楽してへんか? ...僕らみんな歩いとるのに...お前だけ飛んで...」

(`・×・)「ら、楽なんてしてないフワ!! 普通に歩くのと同じぐらい疲れてるフワよ! 飛ぶのだって疲れるんだフワ!」


ハヤシガメ「いらっしゃい...こんなところまでわざわざご苦労様...」

城島「なんちゅうか...まだまだ若い感じがするなぁ...あんた...」

ハヤシガメ「あらあら、まぁまぁ... 褒められるのはありがたいねぇ...さぁさ、お疲れのことでしょう... 席についてお品書きでも読んで...」

ーフワンテたちはハヤシガメに案内されて席に着いた

城島「ふぅ...やっと休める... あぁ...あしがもうパンパンや...」

ハヤシガメ「品物が決まったりご用があったら呼んでくださいねぇ... すぐに来ますから...」

(・×・)「はーい! わかったフワ! 何食べるか決めたら呼ぶフワよー! ...さてと...何にするフワかな...」

ーフワンテたちはお品書きを開く...

城島「...なんだか、懐かしい気がするなぁ ...こうやって小さな店で一緒に並んでお品書き開いて...飯を選ぶ感じ...」

リーリエ「旅を始めたばかりの時にヤブクロンさんのお店でうどんを選んだときも...こんな感じでしたしねぇ...」

(・×・)「数日前のことなのになんだか、1年くらい前のことに感じられるフワ...」

グレイシア「その時はまだわたしがいなくて...その城島に貼り付いてる奴もいなかったでしょ?」

星の夢「ソウデスネ ・・・ワタシは最近ココニキマシタシね」
 ▼ 281 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/07 22:49:07 ID:a98kw9LY [7/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
(・×・)「仲間も増えたし...友達もできたフワね...」

城島「まぁ、敵も多くなったけどなぁ」

リーリエ「プラズマ団やあの十六夜咲夜とかいう女の人... 手強い敵も増えてきました...」

(・×・)「残るバッジはあと2つ... それで究極のうどんへの道が切り開かれるんだフワ...」

リーリエ「旅の終わりも...もうすぐですね...」

城島「なんだか、寂しいものもあるなぁ...この旅が終わるっちゅうのは」

グレイシア「まぁね、私だって最初は兄弟と合流するまで道連れ...って感じだったのに...いつの間にかに普通に旅について行ってるしさ ...なんだか寂しく感じるわ」

(ー×ー)「そうフワね... あの山を越えて屋台とかの修理をしてもらったら最後の街トクシマシティはもうすぐそこフワしね...」

リーリエ「最後の街...ですか」

城島「まぁ、あの時エヒメに戻らずトクシマに行ってたら最初の街になってたかもしれんがな」

リーリエ「そうなってたら...この旅はどんな旅になっていたのでしょうか...」

城島「さぁな... まぁ、今と大して変わらんやろ 順番が前後するだけで」

リーリエ「...私は...結構変わっちゃうと思います! ...だって...あの時から今に続く選択が別の道だったら... もしかしたら今頃別の場所にいたかもしれませんし...それに、ココアさんやグレイシアさんに出合ってなかったかも...」

グレイシア「...」
 ▼ 282 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/07 22:50:30 ID:a98kw9LY [8/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
城島「まぁ、そうやな あんときあぁいう選択をしたから...今の僕たちがあるんや」

(・×・)「その選択が合っていたのか間違っていたのかは...まだわからないフワけどね」

リーリエ「でも、例え間違っていたとしても...きっと最後には楽しかった...って笑えるような気がします!」

グレイシア「フフッ...確かに、そうね これからも色んな選択をして笑ったり泣いたりするだろうけど...きっと最後にはみんなで笑って終われそうね」

(・×・)「うん、きっと良い旅だ...って思えるフワよ ...そして、忘れられない旅になるフワ」

城島「せやな... まぁ、後のことは今考えてもしゃあないし...今は疲れを癒やすためのうどんでも決めへんとな...」

(・×・)「私はもうどれを食べるか決めてるフワよ ...これフワ」

ーフワンテはお品書きのとあるうどんを指す...

城島「奇遇やなぁ、僕もそれを頼もうかと思っとったんや」

リーリエ「私もです!」

グレイシア「私もね...意外とみんなこういうの食べるのね」

ミミッキュ「あたいも!」

(・×・)「全員同じうどんフワか... なんだか、息が合ってきたのフワかもね! ...ってわけで、すみませーん!>>283うどんを人数分よろしくおねがいしますフワ!」


(今日はここまでです ...とうとうバッジ6つ...だんだん終わりが近づいてきた)
 ▼ 283 ゲツケサル@ももいろはなびら 18/10/07 22:51:14 ID:wDl6HkX2 [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
てんぷら
 ▼ 284 ゼリア@ひみつのカギ 18/10/07 22:53:30 ID:DRswxfpE [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ま、確かに気抜いたら飛ばされるもんね
 ▼ 285 イティオ@こだわりスカーフ 18/10/08 13:12:18 ID:CmEQtfHg NGネーム登録 NGID登録 報告
わたっ○(oωo)○
 ▼ 286 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/08 21:15:15 ID:2vykVYoU [1/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
(・×・)「全員同じうどんフワか... なんだか、息が合ってきたのフワかもね! ...ってわけで、すみませーん! 天ぷらうどんを人数分よろしくおねがいしますフワ!」

ハヤシガメ「あいよ...今作って持ってきますからねぇ...」

ーそう言ってハヤシガメは厨房の方へ消えた

(・×・)「どんなうどんが来るフワかね...」

城島「前みたいに碌でもないうどんばっか来る...ってこたぁないはずや」

リーリエ「楽しみですね!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ー4,50分ほど経った後...

城島「...なぁ、まだ来ぉへんのか?」

(;・×・)「遅いフワね...」

グレイシア「さすが亀...って感じね」

ハヤシガメ「はいよ...お待たせ... 採れたての山菜たっぷりの天ぷらうどんだよ...」

ーハヤシガメは丼ぶりの上に山のようにアケビやゼンマイ、筍といった山菜の天ぷらが盛られた天ぷらうどんを運んできた

城島「うぉぉッ!? す、すごい盛ってあるで...」

グレイシア「てんこ盛り...ね」

リーリエ「すごく美味しそうです...早く食べたいですね!!」

(;・×・)「...でも、これ...4人分しかないフワよ? ...5人で頼んだのに...」

星の夢「ワタシも入レテ6人デスよ」

城島「お前はロボだから食わんでええやろ... っつぅか変やな...ちょっとハヤシガメのおばちゃん!」

ハヤシガメ「...えぇ? 何でしょうか」

城島「人数分って言ったんやけど...4人分しかあらへんよ?」

ハヤシガメ「えぇ...1,2,3、4...これで全部ですよ?」

城島「いやいや...ちゃんとここに5人目がおるやないか...」

ハヤシガメ「えぇ? ...4人しかいなかったような... 数え間違いかしら...やだねぇ、年をとるってのは...わしもそろそろボケが始まってきたのかねぇ... それじゃあ、もう一つ持ってきますねぇ...」
 ▼ 287 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/08 21:15:30 ID:2vykVYoU [2/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミッキュ「あたいのぶんをわすれるなんて...!」

城島「まぁまぁ、そういうこともあるもんやで ...っつぅか...あの遅さやったら また次のうどんが来るまでかなり待たんといかんなぁ」

(・×・)「すこし可哀想フワね...」

ミミッキュ「...むぅ」

グレイシア「お姉ちゃんの少し分けてあげるからさ...来るまでこれ食べててよ、ね? ...私、冷まさないとうどんとか食べられないから」

ミミッキュ「...わかった すこしもらうね」

リーリエ「それじゃあ、先に私達は食べちゃい... ってあっ! もう来ましたよ!!」

ハヤシガメ「もう一つ持ってきたよぉ... 霧の中旅をしててお疲れでしょう...旅の疲れをこれで癒やしていって...」

城島「今度は早ッ!! ...その早さをさっきやってもらいたかったわぁ...」

ミミッキュ「わーい!! てんぷらだー!」
 ▼ 288 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/08 21:15:48 ID:2vykVYoU [3/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
(ー×ー)「うーん...いい香りフワ...」

グレイシア「本当ね、香りは山菜の野生み溢れる感じで...すごくいいわ ...まだ食べれないけど」

ーグレイシアはうどんに息を吹きかけて冷ましている...

城島「熱々のうどんの方が美味しいのに...猫舌って損やなぁ...」

グレイシア「仕方ないでしょ? こういう身体に進化しちゃってからずっとこうなんだから...」フーフー

城島「体質的なもんもあるけど... やっぱり熱々で衣がサクサクのこの天ぷらの風味を味わえんのはなぁ... うーん、この山菜のほろ苦さとシャキシャキ感がええでぇ...やっぱり天ぷらは出来たてやないと...って熱ッ!!」

グレイシア「あははっ! 本当に熱々なところに当たっちゃったのね... やっぱり冷ましてからの方が断然いいわよ」

城島「あ...あぁ...それも一理あるなぁ...」

リーリエ「城島さん...ふふっ... 唇...腫れちゃってますよ...真っ赤になってます! ...あははははっ!」

城島「ほ、ほんまかいな! ...やっぱり少し冷まそうかなぁ」

(・×・)「やっぱり、一番は自分が安全で美味しくいただける温度...フワかねぇ... 私は熱々の方が好きフワけど...」

グレイシア「そうよね、美味しい温度とかそういうのなんて人それぞれだからね... 私とか私の兄弟みたいに特定の物以外あんまり食べれない奴もいるしさ」

(・×・)「そういう人達がみんな食べられるような丁度良いうどんを作る...そういうのもうどん職人としての夢フワねぇ...」

グレイシア「まぁ、全員は無理だろうけど...できる限り色んな人に食べて貰えるようなのを作りたいわね... おぉ、だいぶ冷めてきたわ」
 ▼ 289 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/08 21:16:07 ID:2vykVYoU [4/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リーリエ「このうどん...天ぷらも美味しいですけど...うどんもコシがあっておいしいです!」ズルズル

グレイシア「スープも出汁が効いててすごく美味しいわね... フワンテ、あんた負けちゃったんじゃないの?」

(・×・)「そ、そんな...さすがに負けは...少しはしてるフワかもね... やっぱり年期が違うんだフワろうか...」

城島「バトルとかをやってない相手やろうと...やっぱりベテランのうどんってのはすごいんやろな... この店、結構昔からありそうやし...」

ハヤシガメ「今年でねぇ...創業から55年なんじゃよ」

(・×・)「55年...フワか」

ハヤシガメ「まぁ、ずっとひっそりとやってるから...そんなすごいもんでもないんですけどねぇ... でも、うちの店にはたびたび昔からすごい職人さんが訪れたりしてるんじゃよ...ほら、あそこの壁をみてよ」

ー店の壁には様々なポケモンや人の写真が貼られている...

(・×・)「あれは...どういう人達の写真フワ?」

ハヤシガメ「そうねぇ...あそこの飾られてる人達は、殆どが後にシコク地方のお偉いさんになった人たちじゃよ 例えば、うどんリーグのチャンピオンじゃとかじゃ ...そういう方はみんなそうなる前に訪れてうちの店で記念に写真を撮っていいかっていうわけよぉ」

ハヤシガメ「そうやって、写真を飾っていくとだね...うどん絡みで大成するわけさ... 偶然だかなんだかわからないけど、わしらが店を開いてからの歴代チャンピオンはみんなこの店に寄ったことがあるんじゃよ」

(・×・)「へぇ...そうなのフワか...」

グレイシア「フワンテ、あんただって究極のうどん見にうどんリーグに挑戦するんでしょ? そこまでいけるように願掛けするには丁度良い場所じゃない、ここ」

(・×・)「そうフワね... 後で写真撮って飾って貰おうフワか...」

城島「まぁ、それもええな! ...旅の記念になるし...もしかしたらこれでお前もチャンピオンになるかもしれんしな!」

リーリエ「そうですね! それも良さそうです!!」

ハヤシガメ「フフ... それじゃあねぇ、カメラ持ってきますからねぇ... すぐに写真が見れるから写真も貼っていけますよぉ...」
 ▼ 290 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/08 21:16:52 ID:2vykVYoU [5/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
(・×・)「うどんリーグチャンピオン...フワか...」

城島「なれたらすごい...よなぁ...」

リーリエ「でも...究極のうどんを見るためには少なくとも四天王を倒してチャンピオンの元までたどり着かないといけないんですよね...」

グレイシア「ってことはその戦いに勝てたらフワンテはチャンピオン...ってわけね」

(;・×・)「チャンピオンが相手となると...勝つ自信はないフワけど...できる限りはやらないとフワね...」

城島「お前の知り合いのあいつやってチャンピオンになっとるんや ...やから、きっと大丈夫やって」

ー城島はヌメラが満面の笑みでうどんを食べながらこちらを見ている写真を指した

(・×・)「ここにもヌメラさんが... やっぱり十数年前のシコク地方にいたのフワかね...」

城島「それも、どういうわけか知らんが年をとらないでなぁ...不思議なことやで」

(・×・)「ハヤシガメさんが何か事情を知らないか...聞いてみるフワか... すみません、この写真のポケモンについて知りませんフワか?」

ハヤシガメ「あぁ...そうねぇ...そのポケモンは1人でうちの店に来て...天ぷらうどんを頼んでましたね...まさか、その時はチャンピオンになるなんて思いませんでしたよ...」

(・×・)「何か...変わったところとか...ありませんでしたフワか?」

ハヤシガメ「変わったところ...うぅん...あんまり覚えていないねぇ、なにせ十年ぐらい前に来たわけだから... 覚えている中で強いて言うなら、うどんを食べたあとに>>291してたぐらいかしら...」
 ▼ 291 ツボット@こないれ 18/10/08 21:19:56 ID:pQoci7is [1/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
トイレに何かを隠したくらい
 ▼ 292 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/08 21:23:37 ID:2vykVYoU [6/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ハヤシガメ「変わったところ...うぅん...あんまり覚えていないねぇ、なにせ十年ぐらい前に来たわけだから... 強いて言うなら、うどんを食べたあとにトイレに何かを隠してたぐらいかしら...」

(・×・)「トイレに何かを隠してた?」

ハヤシガメ「なんだかわからないけどねぇ...トイレに何かを持ってって何かを隠すような素振りをしてたわけよ... そんで、気になったもんでトイレを調べてたら...こんなものが出てきたわけさ」

ーハヤシガメはフワンテに>>293を見せた
 ▼ 293 ロベルト@とんでもこやし 18/10/08 21:31:31 ID:cNdYsPB. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
汚れたエロ本
 ▼ 294 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/08 22:17:32 ID:2vykVYoU [7/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ーハヤシガメはフワンテに汚れたエロ本を見せた

(;・×・)「うわぁ」

ハヤシガメ「十年も経ってるから随分汚いですけど...中身は綺麗ですよぉ ...ほら」

ーハヤシガメはエロ本を開く...中には人間の女性や人間に近い姿のポケモンたちの裸の写真がページいっぱいに載っている...

城島「...これは酷いで」

リーリエ「えっ? な、何がですか? 何も見えないです! 城島さん! やめてください!!」

ミミッキュ「むぅー! みえないー! てをはなしてよー!」

グレイシア「あんたにはまだ早いわ...うん...これは...ね」

(;・×・)「あ、あいつ...こんなもの...隠してたのフワか... 意外とスケベなんだフワね...」

城島「しかも、人間や人間に近いのが好きなんか...はぁ...」

ハヤシガメ「お盛んなお年頃だったんでしょうね...あぁ、そうだ...早くカメラを持ってこないと...」

(;ー×ー)「なんだか、知っちゃいけないことを知っちゃった気がするフワ」
 ▼ 295 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/08 22:17:55 ID:2vykVYoU [8/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ー数十分後...

ハヤシガメ「あぁ、遅くて申し訳ありませんねぇ...カメラを持ってきましたよぉ」

城島「おぉ、来たか! ...なら、さっそく撮って貰ってもええか?」

ハヤシガメ「いいですよぉ... うまく撮れますかね...」

(・×・)「もしかしたら、私達がうどんリーグの偉い人になるかもしれないフワし... ピシっとした感じで撮らないと...」

リーリエ「むしろ、みんなで笑って撮りましょうよ! ...みんなが笑顔の方がいいと思います!」

グレイシア「確かにね... そうだったら例えチャンピオンにならなくても思い出には残るでしょ?」

(・×・)「うぅん...そうフワねぇ...」

ハヤシガメ「笑って撮るのねぇ...それじゃあ...みんな笑ってー... はい、チーズ」

リーリエ「サンドイッチ! えへ!」

ーパシャッ

ーシャッター音が鳴り...フワンテたちが座りながら笑顔で丼ぶりを持つ姿を写した写真が出てきた

ハヤシガメ「うぅん...よく撮れてるわねぇ... みんないい笑顔ね」

城島「おぉ、そうか... で、どんな感じか...うんうん、ええ写真や...みんな仲良しそうな感じに撮れたなぁ」

リーリエ「これなら貼られても全然恥ずかしくない笑顔ですね! えへ!」

グレイシア「へぇ...こんな風にねぇ... もしかしたら、私もこれでいい役職とかにつけちゃったりして! なーんて」

(^×^)「ふふふっ...さっそくこれを飾って...」

(・×・)「って...あれ?」

城島「どうしたんや? フワンテ」

(・×・)「この写真...ミミッキュが写ってないフワよ...」
 ▼ 296 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/08 22:21:37 ID:2vykVYoU [9/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
城島「えぇっ!? そんなはずないで...ってうわぁ!! ほんまや!!」

リーリエ「えっ... それじゃあ、もしかしてミミッキュさんは...」

グレイシア「そ、そんなわけないでしょ ...ありえないわよ...って... せ、席からもいなくなってる!」

城島「う、うわぁ... こ、これは...もしかして...あいつは...ゆう...」

ミミッキュ「ばぁッ!!」

ー城島が何かを言おうとした瞬間に机の下からミミッキュが飛び出してきた

城島「う、うわぁ!! な、なんや!! ...びっくりしたで...」

(;・×・)「な、なんだフワ... ただ机の下に隠れてただけフワか...」

グレイシア「...ほらね、幽霊なんてありえないわ」

ミミッキュ「うふふふふっ! ひっかかったー!!」

城島「...ったく...脅かすなよ... ほんまにびびったわ...」

ミミッキュ「えへへー! あたいねー、むかしからかくれんぼすきなんだー!」

リーリエ「ちょっと驚かされちゃいましたね...」

グレイシア「ちょっと驚かされたで思い出したんだけど... あの写真、チャンピオン以外にも少し驚くような人やポケモンも映し出されてるわよ」

(・×・)「えっ? どんな人フワ?」

グレイシア「まず、うちのリーダーと兄貴たち3人... 私達が入る前の兄弟ねぇ...みんな若いわ」

リーリエ「あと...あっ! ルカリオさんもいます! なんだか、知らない人間の女の子と一緒にいますけど...」

(;・×・)(...ルカリオさんって、昔から人間の女の子が好きなんだフワね ...っていうか...まさか、さっきのエロ本...こいつが隠したんじゃ... と思いたいフワ...)

グレイシア「ギルガルドとヤブクロン...クレベースんとこの連中の写真もあるわね ...キュウコンも一緒に写っているわ」

城島「あの戦いの後やと...その写真は見るのつらいなぁ... 幸せそうに笑ろてるもんなぁ」

(ー×ー)「そうフワね...」
 ▼ 297 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/08 22:21:56 ID:2vykVYoU [10/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
グレイシア「あとは... 何かしら...あの写真...うちのリーダーが写ってるけど...となりにいる人間の女の人...誰かしら?」

城島「あー、なんか見たことあるなぁ...こいつ...」

リーリエ「...あっ! 思い出しました!! 今はココアさんたちと一緒にいる...Sさんです!」

グレイシア「あぁ! あいつね... なんだか、うちのリーダーと楽しそうにしてるけど...知り合いなのかしらね?」

(・×・)「それに、レイでもマリーでもない見たことのないポケモンを連れているフワね... なんだかよくわからない写真フワね」

グレイシア「そうね...まぁ、あの人もポケモントレーナーらしいし色んなポケモン持ってるんでしょ ...で、あとは知らない人ばかりね」

城島「まぁ、そうやな...」

ミミッキュ「...」ジーッ

城島「っておい、お前どうしたんや? 一つの写真ばかりじっと見て...なんかあるんか?」

ーミミッキュがじっと眺めていた古い写真には腕に生まれたばかりの布でくるまれたピチューを抱えたライチュウとピカチュウの夫婦が映し出されていた

ミミッキュ「...なんでもない、きにしないで! ...あっ! そうだ! はやくうどんをたべないと...のびちゃうよ...」

城島「ん? あぁ...そうやな」
 ▼ 298 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/08 22:25:32 ID:2vykVYoU [11/11] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ー少し経ってフワンテたちはうどんを平らげた

(・×・)「ふぅー...食べたフワァ...」

リーリエ「おなかいっぱいです...」

城島「いやぁ...美味しいしいっぱい食べれるのはええんやけど... さすがに山菜の天ぷらとはいえこんなに食ったらさすがに胃がもたれるなぁ...」

グレイシア「年じゃないの? おじさん」

城島「ちょっ...お前...まだ言うんか!」

グレイシア「ふふふっ... 私は本当のこと言っただけですけどそれが問題でもー?」

城島「お、お前ぇ... むぅ...」

(・×・)「まぁまぁ、とりあえず... お金を払わないとフワね...どれぐらいの額になるフワろうか...」

ーフワンテがそう呟いた瞬間...ドスッ...ドスッ...と大きな足音を鳴らしながら和帽子を被ったドダイトスがフワンテたちの席の近くへやって来た

ドダイトス「...」ギロッ

(;・×・)「ど、どうも...」

ハヤシガメ「すみませんねぇ...うちの主人、あんまり喋らない人でして... あんた、早くお客さんからお金貰わないと...」

ドダイトス「...天ぷらうどん5人前 ...合わせて>>300円になる」


(今日はここまでです)
 ▼ 299 544えん】 ひろった! 18/10/08 22:27:43 ID:pQoci7is [2/2] NGネーム登録 NGID登録 報告
 ▼ 300 ワンナ@かわらのかけら 18/10/08 22:32:23 ID:SSNUgVbM NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
賞金五万円
 ▼ 301 リン@ホロキャスター 18/10/09 21:47:35 ID:N0cUbvt2 NGネーム登録 NGID登録 報告
デデンネやイーブイは出たが
ポケモンの主役とも言えるあのネズミがこの世界ではどういう扱いをされているのか気になる
 ▼ 302 ョロゾ@あかいくさり 18/10/09 22:03:43 ID:DOLY.L76 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>301
そーいやあのネズミ未だにちゃんと出てなかったな
 ▼ 303 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/09 23:33:06 ID:RHn26aTE [1/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>301
(そうですね... 彼らに関しては今回の編で進化後や進化前共々重要になる...かもしれないです)


ドダイトス「...天ぷらうどん5人前 ...合わせて賞金五万円になる おめでとう」

(;・×・)「えっ...えぇ?」

ハヤシガメ「ふふっ...やだぁ...あなたったら... あんまり喋らないのに冗談は好きでしてね...」

ドダイトス「...ふん、冗談だ ...合わせて2720円」

(;・×・)「は...はぁ... まぁまぁなお値段フワね... でも、お値段分の価値どころかお値段以上のうまさだったフワよ」

ドダイトス「...それはどうも」

城島「これで少し休んだし...お金も払ったし...行くとするかな...」

ハヤシガメ「行ってらっしゃい...」

ドダイトス「そういえば...お主ら、さっき...ツルギ山を越えて向こう側に行くと言ったな ...気を付けろ」

(;・×・)「えっ? ツルギ山?」

グレイシア「ミミッキュのやつが連れてこうとしてたあの山のことじゃないの?」

(;・×・)「なるほど...でも、どうしてフワ?」

ドダイトス「...この時期...あの山の近くは霧が多いんじゃ ...山道は危険じゃ」

ハヤシガメ「そうねぇ... 毎年この時期はこの辺りみーんな霧に包まれちゃって何も見えなくて困ってるんじゃよ... 最近じゃ、山に入って以来戻ってこない人もおるんじゃよ」

城島「そんな危ないとこなんか... はぁ...余計に怖なってきたわ...」

グレイシア「でもさ、その山の奥行かないと屋台とか修理して貰えないのよ? ...登るしかないわ」

(;ー×ー)「そうフワけど...心配フワ...」

ドダイトス「...気をつけろよ ...わしは忠告したぞ」

ハヤシガメ「霧が深くなったら降りてきて引き返した方がいいわよぉ... この時期のツルギ山は本当に危険だから...」

(・×・)「わかったフワ... 危なくなったら戻るフワよ!」

ハヤシガメ「それじゃあ...お気を付けて... あの写真、ちゃんと貼っておきますよぉ...」
 ▼ 304 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/09 23:33:30 ID:RHn26aTE [2/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ーフワンテたちは茶店の戸を開けて外へ出た

ー外の霧は入る前よりも濃くなっており、先程まで見えていたツルギ山の周りの山々が見えなくなるほどであった

(;・×・)「なんだか...さっそくヤバそうフワね...」

城島「な、なぁ... 今日じゃなきゃ...アカンのか? ...もうちょっと霧が晴れてから行った方が...」

ミミッキュ「だめ! はやくいかないとだめなの!」

城島「...じゃあ、どうしてダメなんか?」

ミミッキュ「だめっていったらだめなの!!」

グレイシア「...ふぅ、まぁこう言うんだったら仕方ないでしょ? ...厳しい霧だけど、なんとかなるわよ ...たぶん」

城島「たぶんって... ...そういや、フワンテ...お前ってきりばらい覚えられるよなぁ... 覚えてないか?」

(;ー×ー)「残念ながら覚えていないフワ...」

城島「あー...そうか... やっぱりこの霧の中登らんといかんのかぁ」

リーリエ「霧ぐらい大丈夫ですよ! すぐに山を登って屋台と器具を修理して貰いましょうよ!」

ミミッキュ「それがいいよ! じゃ、さきいくから...ついてきて!」

ーミミッキュは突然走り出した!

城島「ちょっ...いきなり走るなや!!」

(;・×・)「は、早いフワ! 待ってフワー!!」

ー慌ててフワンテたちはミミッキュを追いかける...
 ▼ 305 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/09 23:34:00 ID:RHn26aTE [3/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ーフワンテたちは走るミミッキュを追いかけ続け...

ー山の入り口を通り越し...足場の悪い山道で追いかけっこをするはめになった

ーそして、ミミッキュにようやく追いついたのは...山の中腹辺りまで辿りついた頃であった

城島「ハァ...ハァ...やっと追いついたで...」

ミミッキュ「あぁ、おいつかれちゃった! あははっ!」

ーミミッキュは布の裾から黒い手を出して頭を抑えて笑った

(;ー×ー)「お、追いつくのが大変だったフワよ...」

城島「お前は飛んでるからあんまり関係ないと思うけど...足元も砂利道や坂道で歩きづらかったしなぁ...はぁ...疲れたで...」

グレイシア「そう? 私はそんなにつらくはなかったけど... まぁ、普段仕事でこういう道通ることがあるからかしらね」

城島「それを言ったら僕だってこういう道はよく歩くで...でもなぁ、あいつが早すぎるんや...」

リーリエ「確かに...私も追いかけるので精一杯でした... 足が速いです...速すぎます...」

ミミッキュ「ふふん、かけっこもとくいなんだ! あたい!」

城島「こんな険しい山道を駆けるのはかけっこが得意でも無理な気がするのやけど...」
 ▼ 306 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/09 23:35:04 ID:RHn26aTE [4/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リーリエ「それにしても...なんか、この辺り...不気味な雰囲気ですね...」

城島「あぁ、そうやな... 霧も麓より深くなってきて、周りも全然見えへん...」

ーフワンテたちが今いる周りの光景は霧が深すぎて僅かに近くの地面、そして周りを覆う木々が見えるだけであった

(;・×・)「な、なんだか...何か出てきそうフワ...」

リーリエ「たしかに、お化けとか出てきそうです...うぅ...怖いです...」

(;・×・)「そ、そんな怖いこと言わないでフワよ... 私も怖くなってきちゃったじゃないフワか...」ガタガタ

グレイシア「何言ってるのよ、お化けとかいるわけないでしょ? ...それに、フワンテ あんただってお化けみたいなもんじゃない ゴーストタイプなんだしさ」

(;・×・)「それはそうフワけど...怖いものは怖いんだフワよ...」

城島「まぁ、お化けではないとしても...霧に隠れて悪い人や悪いポケモンが襲ってこないかが心配やな... この霧の中だったらいつ襲われてもおかしくないで」

(;ー×ー)「そうフワね... だから、早めに屋台を修理してくれそうな人のところに行きたいんだフワけど...あとどれぐらい歩けばいいフワかね...」

「...」

ーフワンテはそう聞いたが、答えは返ってこなかった

(;・×・)「あ、あれ? ミミッキュちゃん、早くどれぐらい歩けばいいか教えて...ってフワァ!? ...ミ、ミミッキュちゃんがいなくなったフワ!!」

城島「な、なんやって!? ...ほ、ほんまにいつの間にかいなくなっとるで!!」

リーリエ「えぇっ!? じゃあ...私達...この霧の中に置いていかれたってことですか!?」

(;・×・)「や、ヤバいフワよ...」

グレイシア「落ち着いて行動して! ...このまま置き去りにする気じゃないわけならこの先の道をまっすぐ行ったはずよ...そこを進んでいけば追いつけるはず! ...早く行かないと余計に見つけるのが遅くなるわよ!」
 ▼ 307 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/09 23:35:22 ID:RHn26aTE [5/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ーザッザッザッ...

ー深い霧の中、砂利や土を踏む音が短い周期で鳴る...

ーザッザッザッ...

ーフワンテたちが霧の中を進めば進むほど...霧は濃く...周りが見えなくなってゆく...

ーそして、やがて周りがほとんど見えなくなった頃...

(;・×・)「ま、まだ追いつかないフワ...」

城島「も、もうダメかもしれへんで...」

グレイシア「...ここまで追いつけないなんて...とんだ早さね」

リーリエ「もうヘトヘトで走れません...それに、周りも霧で何にも見えないです...」

(;ー×ー)「ヤバくなったら引き返せって言ってたフワけど...霧が深すぎてどちらから来たかすらもわからなくなっちゃったフワからそれも無理フワ...」

城島「っちゅうことは...遭難...ってことかいな」

リーリエ「そんなぁ...せっかくここまで旅をしてきて...あの茶店にも写真を飾ってきたのに...こんなところで終わるなんて...酷いです...酷すぎます...」

(;・×・)「こんな状況じゃもう何もできないフワ... 霧が晴れるまで待つしか...って...フワ?」

城島「フワンテ、何か気が付いたか?」

(・×・)「そこに...大きな建物があるフワ...今ちょうど...少し霧が晴れて見えるようになったフワ...」

城島「えっ...どこや? ...おぉ! ほんまや! ...でっけぇ建物があるで...」

ーフワンテたちは今いる場所の近くに...大きな洋風の屋敷が建っていることに気づいた

グレイシア「あいつを追いかけるにしても帰るにしても...霧が深い今じゃまともに動けないだろうし...霧が晴れるまであの建物の中で休んだ方がいいかもしれないわね」

城島「そうやな...雨宿りならぬ、霧宿りをしにいくとすっか」
 ▼ 308 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/09 23:35:50 ID:RHn26aTE [6/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ー霧の中、ぼんやりと見える屋敷の方へ向かったフワンテたちを出迎えたのは...彼らの背丈の数倍はあろうかという巨大な鉄の門だった

ーその重厚な鉄製の格子は所々錆びており...その屋敷がどれ程だれも立ち寄らずに放置されていたかを物語っていた

(・×・)「古いお屋敷フワね...」

城島「なんつぅか、ホラー映画みたいやなぁ...この感じ... 霧の中に突然現れた廃屋敷...その中に入ると中は屋敷で死んだ人々が取り憑いた幽霊屋敷となっていた! ...みたいなやつや」

リーリエ「ひ、ひぃぃ...怖いです...」

グレイシア「バッカねぇ...幽霊なんているわけないでしょ? ...とりあえず屋敷の中に入るわよ」

(・×・)「わかったフワ...」

ーキイィィィィ...

ー鉄製の格子扉を押し込むと軋む音を立てながら開き フワンテたちは庭へ入った

ー庭の草は誰も手入れする者がいなかったのか伸びきっており、中央に据えられた噴水の水は枯れていた

ーまた、噴水の近くにはいくつもの大きな石が転がっていた

リーリエ「うぅ...怖いです... 入りたくないです...」

城島「そんなこと言っててくすぶっててもしゃあないで、中に入るで」
 ▼ 309 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/09 23:36:52 ID:RHn26aTE [7/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ー城島は力一杯屋敷の戸を押し込むと戸は重厚な音を立てて開いた

ー城島に続き、屋敷に入ると一行の目に飛び込んできたのは薄暗く、至る所に蜘蛛ポケモンの巣が張られた玄関ホールの姿であった

(・×・)「本当に...ボロボロフワね... それになんだか...切なくなるフワ」

ー玄関ホールはかつてはヴィクトリアン様式の優雅な大部屋であったのだろうが...今では床がところどころ腐り落ち、壁には黒いシミが付いていて大昔の優雅さはそこにはまったく感じられなかった

城島「ごめんくださーい! 誰かおらんのかー!? ...って聞いても...誰もおるわけないか...このボロボロさじゃ...」

グレイシア「...こりゃあ、何十年も無人で放置されたんでしょうね... 酷い崩れ具合ね...」

リーリエ「うぅ...お化けが出てきそうで怖いです...」ガタガタ

グレイシア「まだ言ってるの? お化けとか幽霊とか、そんなもの出てくるわけが...」

ーギイィィィ...バタンッ!

ー城島が開けてきた戸がひとりでに動き...大きな音を立てて閉じた

リーリエ「ひ...ひいぃッ!!」

城島「な、なんや!? 扉が勝手に閉まったで!! し、しかも...どんなに力を入れても...開かないで...!!」

(;゜×゜)「じゃ、じゃあ...閉じ込められたのフワか!? 私たち!!」

リーリエ「お...お化けが出たんですよ! きっと! ...それで、私達を閉じ込めて食べようと...ひぃぃ...」ガタガタ

グレイシア「とりあえずリーリエ、落ち着いて! ...単に建て付けが悪いだけよ...何十年も経っていそうな屋敷だし... それに、これだけ大きな屋敷だったらどこか別の場所に出口があるはずよ」

(;・×・)「そうフワね...それじゃあ、辺りを少し見回して... フワ?」
 ▼ 310 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/09 23:38:07 ID:RHn26aTE [8/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
グレイシア「どうしたの? フワンテ 何か見つけた?」

(・×・)「あの台座の上...なんだか、うどんの丼ぶりみたいなものが乗ってるフワ なんだか綺麗な感じフワ...何十年も経ってるはずのにまったく古く見えないフワ...」

城島「おぉ、そうやな...どれどれ...」

ー城島は近くの台座の上から丼ぶりを拾い上げた

城島「確かになぁ... なんだか、すごく綺麗な丼ぶりや...少し洗えば使えそうな感じやで...」

(・×・)「それに...何か書いてあるフワね...えぇっと..."この...を...我が...に...げる...イチ..."...どういう意味かわからないフワね」

グレイシア「ちょっと貸して、その文字の所に埃が被ってるのよ...これを払えば...っと...」

ーグレイシアは丼ぶりの埃を手で払いのけた

グレイシア「"この器を我が娘 >>311に捧げる イチロウ"...それと、赤ちゃんピチューのレリーフも埃を払ったら出てきたわ... どうやら、このイチロウってのはこの器を作った者のようね」


(今日はここまでです ハロウィンが今月末にあるので...ホラー回ですよ...フフフ 次回からはBGMに"もりのようかん"などをおかけしながらご覧ください... ちゃんとホラーな安価が来るといいな)
 ▼ 311 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/09 23:48:59 ID:RHn26aTE [9/9] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
(T×T)「悲しみの自あげフワ... もしかして、ホラーだとあんまり安価来ないのフワか...? 安価下フワ... あと、今回の安価は娘の名前の安価フワ...」
 ▼ 312 タフリー@こないれ 18/10/10 06:38:21 ID:PKMou6bE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ボラックス

(適当)
 ▼ 313 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/10 22:37:32 ID:fUjc4F0I [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
グレイシア「"この器を我が娘 ボラックスに捧げる イチロウ"...それと、赤ちゃんピチューのレリーフも埃を払ったら出てきたわ... どうやら、このイチロウってのはこの器を作った者のようね」

リーリエ「なんだか変わった名前です... なんというか、耐熱ガラスの材料や洗剤とかに使われていそうな感じですね...」

城島「ホウ砂かぁ...って、お前どないしてそんなこと知っとるんや」

グレイシア「...まぁ、さすがに別の意味でしょ ...自分の娘にホウ砂って名前つけるような奴はさすがに...いないわよね?」

(・×・)「そんなことはともかく...なんだか、このレリーフ...さっきの茶屋に貼られてた写真のピチューに似ているような...」

城島「あぁ、あのミミッキュがじーっと見てた写真かぁ...なんか関係あるんかな...」

グレイシア「もしかしたら、この屋敷...うどん関連のすごい人の屋敷だったのかもね ...あの茶屋に写真貼ってたそうだしさ」

(・×・)「こんなに大きなお屋敷フワし... すごい人が建てた屋敷ってのは...当たってるフワかもね ...こんな広い屋敷普通の人が住めるわけないフワ...」

城島「まぁ、そうやな... そんなに立派な屋敷でも時が経てばこうなっちゃうってのは...悲しいものがあるなぁ」

グレイシア「でも、どうしてこんなに広い屋敷が誰も訪れずに廃墟になっちゃったのかしら... 何か理由がありそうね...」

リーリエ「それってなんですか...? もしかして...お化け...うぅ...怖いです...」ガクガク

グレイシア「確かにこんなに暗くてボロボロの屋敷だったら怖いのはわかる...でも、幽霊なんているわけないわ」

グレイシア「だからさ、とっととこんな薄暗い屋敷出るために屋敷の中を調べちゃいましょ ...ほらほら、早く」
 ▼ 314 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/10 22:42:45 ID:fUjc4F0I [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ー先行するグレイシアの後をつけてフワンテたちは玄関の奥にある廊下に踏み込んだ

ー廊下は外の光が多少は入る玄関よりも暗く...少し肌寒く感じた

ーフワンテたちはスピーディバトルキットの携帯コンロの火を頼りに進むが周りは殆ど見えなかった

(;・×・)「なんだか...真っ暗フワ...」

リーリエ「何も見えません...それに...歩くたびに怖い音が...ヒィィ...」

ーギィ...ギィ...

ー歩くたびに腐った床板が軋んだ音を響かせる...

ーその音にリーリエは震えながら一歩一歩 歩んでいた

城島「...床がえらい腐ってて嫌な音が歩くたび聞こえるなぁ... ところどころ穴も開いてて危険や...みんな、足元気を付けろよ...」

グレイシア「床がそんな状況なわりには...廊下のドアはどれもきっちり鍵がかかってて...中に入れそうにないわ... びくとも動かないわよ」

(;ー×ー)「なんとか出口を探さなくちゃいけないフワのに...このままじゃどの部屋にも入れないフワ...」

ーキイィィィ...

ーフワンテがそう話すことを待っていたかのように...突如、近くにある木製のドアがひとりでに開いた

リーリエ「ひゃ...ひゃあぁぁ!! ...ど、ドアが...ひ、開い...!!」ガクガク

(;゜×゜)「ま、まさか...幽霊フワか!? 幽霊がドアに取り憑いて...」ブルブル

グレイシア「そんなの...いるわけないわ、どんなに言われようたって...私は信じないわよ ...あれは...きっと風とかそういうので勝手に開いたのよ」

城島「まぁ...そうやと思いたいなぁ... とりあえず、今は入れそうな部屋はあそこだけやし...入ってみるとするかぁ...」
 ▼ 315 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/10 22:53:41 ID:fUjc4F0I [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ーフワンテは震える手で携帯コンロで部屋の中を照らしながら部屋に踏みいった

ー赤く照らされた部屋には、大きな暖炉といくつものソファーが置かれ、廊下や玄関とは違い フワンテたちが入る直前まで手入れがされていたかのように見えた

城島「なんだか...綺麗な部屋やなぁ... 誰かの寝室...やろうか」

グレイシア「ポケモンや人の肖像画がいくつか壁に飾られているわね...」

城島「特にメスのライチュウの肖像画が多いなぁ...そんで、どの絵でも微笑みを浮べているで」

リーリエ「カントー地方でよく見かけた方の姿ですね...アローラ地方のライチュウさんではないようです...」

(;・×・)「それと、肖像画だけじゃなくて、装飾された調理器具も壁に掛けられているフワ...」

城島「宝石とかが埋め込まれとって...綺麗な彫刻も彫られとるで 使うんには勿体ないぐらいやなぁ...」

グレイシア「それで、その調理器具には全部"イチロウ”の文字が刻まれているわね...さっきの丼ぶりにもその名前が彫られていたわ」

城島「...っちゅうことは今までの色々から考えると...この屋敷はあの写真の夫婦の家で...夫のピカチュウがイチロウ...ってことやろか」

グレイシア「ここまで色々な装飾調理器具に名前が刻まれてるってことは...イチロウさんは調理器具職人なのかもね」
 ▼ 316 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/10 23:01:14 ID:fUjc4F0I [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ーフワンテは今度は部屋の奥を照らす...

ー照らし出されたのはいくつかの本がつまった本棚と...フワンテたち2人と2匹が並んで寝てもまだ隙間ができるほど大きな天蓋付ベッドであった

城島「大きなベッドがあるなぁ...あれならみんなで一斉に寝てもまだ誰か寝れそうや...」

(・×・)「もう何十年も経っているはずなのにふかふかで、寝心地が良さそうフワ」

グレイシア「暖炉にソファー、ベッドに綺麗な装飾...なんだか、この部屋は綺麗だし落ち着けそうな場所ね...暫くこの屋敷の中を調べるんだったら...ここを拠点にした方がよさそうね」

リーリエ「それだけじゃありません...この部屋...>>317まで備え付けられてます!! これって凄くないですか!?」


(今日はここまでです ...まだホラーとはほど遠い...かな)
 ▼ 317 ュウコン@においぶくろ 18/10/10 23:06:38 ID:Fv7kPJKc [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
使い道はわからないけど鉄の塊
 ▼ 318 メモース@こころのしずく 18/10/10 23:07:04 ID:Fv7kPJKc [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
(鉄の塊‥‥意図は伝わるか!?)
 ▼ 319 ガリザードンX@ヒールボール 18/10/11 22:05:44 ID:iH5U15IQ NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
鉄の塊・・・?
あっ(察し)ハァ・・・
 ▼ 320 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/11 23:31:37 ID:mxDUqSiQ [1/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
(鉄の塊かぁ...少し意図が分かりづらかったので2パターン用意しました...すみません)


リーリエ「それだけじゃありません...この部屋...何に使うかわからないんですけど...鉄の塊が壁に立てかけられていますね...」

城島「鉄の塊?」

リーリエ「そうですよ...あれです!」

ーリーリエが指した先にあったのは...

城島「なんや...? なんか、ものすごくでっかい包丁に見えるんやけど...」

リーリエ「あれは包丁なんかじゃないです! あれは包丁というにはあまりにも大きすぎます! 大きく 分厚く 重く そして大雑把すぎますよ! あれはまさに鉄塊です!!」

(;・×・)「なんだか巨大な"ドラゴン"ポケモンも一太刀で"殺し"てしまいそうなほどの大きさフワね... あんなのが倒れてきたら真っ二つフワ...」

城島「あんなもんも作っとったんか...危ないなぁ...地震とかで倒れたらどうすんのや...」

リーリエ「それだけじゃ...ないです! 上を...天井を見てください!! 天井にも鉄の塊が下げられているんです!」

(;・×・)「天井? そんなところに鉄の塊が...」

ーフワンテは言われるままに上を見た

ーそこには確かに、鉄でできた物体が4本の鎖で吊されていた

ーだが、それは鉄塊というにはあまりに均整すぎた

ー羽がつき プロペラがつき 浮きがつき

ーそして緑色だった。

リーリエ「それはまさに瑞...」

城島「またかいなァッ!!」
 ▼ 321 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/11 23:32:38 ID:mxDUqSiQ [2/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
(;ー×ー)「シコク地方でこれ見るの...もう何度目フワか?」

リーリエ「えー? 何度見てもいいじゃないですか...それなりにいい感じですし」

城島「...ハァ ...もうこれしばらく見たくないなぁ」

グレイシア「それはともかく...これが落ちてきたら大変よね... 結構サイズが大きいし、重たいだろうから... 潰されたら間違いなくペシャンコね」

城島「まぁ、そうやな... 一応鎖で吊されているとはいえ...心配やなぁ」

(;・×・)「これだけ古い屋敷なんだフワから...鎖もボロボロになってそうフワね... なんだか、この部屋も安心できるようで安心できないフワね...」

リーリエ「でも...アレがいつでも見られるってのはいいですね! 凄いじゃないですか!? ...廊下とかは暗くてボロボロで怖いですけど...この部屋なら大丈夫そうです!」

城島「お前のソレに対する信頼性は何なんや... まぁ、趣味がある...ってのはええことやけど」


ーフワンテは暖炉の近くに置かれた薪木を使って暖炉に火を灯した

ー部屋が明るくなり、コンロなしで2つの鉄の塊や数々の芸術品を照らす...

グレイシア「で、これからみんな...どうするの?」

(;・×・)「この屋敷からは出たいフワけど...でも、あんまり廊下とかには出たくないフワ... 暗くて怖いフワから...」

リーリエ「私も同感です... それに、この部屋には天井にアレがつるされていて...それを眺めていたいんです」

グレイシア「あら、もしかして...幽霊とか怖がってるの? 大丈夫よ、そんなのいるわけがないわ ...だから、私が代わりに屋敷ンなかちゃちゃっと調べてくるわ それと、城島...あんたはどうするの?」

城島「僕もあんまり外には出たくないかなぁ...とは言うものの... さっきから僕...腹が痛くてなぁ...なぁ、星の夢...僕の体調とかちゃんと管理してくれてるんじゃなかったんか?」

星の夢「アー・・・サッキ着用シタバカリナノデ・・・ソノ機能の調整ガウマクイッテナインデスよ ・・・ウン」

城島「...なぁ、ほんまにそうなのか? ...なんか、僕に恥ずかしい思いさせるためにわざとやってるような気がするんやけど」

星の夢「イヤァー・・・ソンナワケナイデスよ・・ソンナのアリエルワケナイデスね・・・ト、イウワケでトイレイキマショ」

城島(絶対わざとやっとる...くぅー...最悪や... こんなところでトイレ探さないといけないなんて...)

グレイシア「...まぁ、これで決まったわね フワンテとリーリエがここに残って...城島がトイレ探し...んで、あとは私が出口探し...って感じかしら」
 ▼ 322 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/11 23:34:47 ID:mxDUqSiQ [3/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
(・×・)「グレイシアさん、がんばってきてフワ! 城島さんは...お腹大事にして早めにトイレ探してきてフワ...」

城島「おぉ...そうやな... あぁ、ほんまに腹が痛いで...」

リーリエ「グレイシアさん! 出口を探してきてくれるの...ここで待ってます!!えへ!」

グレイシア「えぇ、任せて頂戴 ...こんな暗い屋敷誰だって嫌なんだしさ、とっとと鍵見つけて出て行ってあの布被った子にこんなとこに閉じ込めた分のお灸を据えてやらないとね」

リーリエ「それじゃあ...グレイシアさん、城島さん...」

(・×・)「行ってらっしゃいフワ!!」

ーグレイシアはフワンテから携帯コンロを受取り...城島と同時に部屋の外へ出て行った

リーリエ「行っちゃいましたね」

(;・×・)「行ってらっしゃい...って送ったのはいいフワけど...単独行動させて...よかったのフワろうか... なんだか不安なんだフワけど...」

リーリエ「大丈夫ですよ! きっと!! それより...このベッド...本当にふかふかですね!!」

リーリエ「ずっいうーん♪ ずっいうーん♪」

ーリーリエはベットの上で飛び跳ねながら歌っている...

(ー×ー)「さっきまでの怖がってたリーリエちゃんはどこへやら... まぁ、この感じがリーリエちゃんらしさフワね...」

ーフワンテは溜息をつく

「...て...け...こ...から...いけ...」

(・×・)「...? リーリエちゃん、今...何か言ったフワ?」

リーリエ「え? 何も言っていませんが...」

(;・×・)「おかしいフワね...今、女の人の声が聞こえたような...」

「でてけ...ここから...でていけ...」

ー部屋の家具が少しギシギシと動いた

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 ▼ 323 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/11 23:37:47 ID:mxDUqSiQ [4/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
城島「あぁ...腹がほんまに痛いで... 早くトイレ見つけんといかんなぁ...といっても...明かりがないから何にも見えへん」

星の夢「明カリナラ・・・ココニアリマスよ」ピカーッ

ー城島の乳首が輝いた

城島「ちょっ...ぼ、僕の乳首が...光っとる!!」

星の夢「・・・ライト機能デス」

城島「い、いや...こんなん...恥ずかしくてたまらんわ... な、なんとかできへんのか!?」

星の夢「ウーン・・・真ッ暗ニナッテモイイナラ消シマスガ」

城島「ほんまにこれしか明かりがないんか...」

星の夢「マァ、仕方ナイデスヨ・・・諦メナサイ」

城島「最悪や...腹も痛いし...乳首は光っとるし...ほんまに最悪や...」
 ▼ 324 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/11 23:39:36 ID:mxDUqSiQ [5/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ーそれから光る乳首の明かりを頼りにして城島は屋敷の中を進む...

ーギィ...ギィ...

ー奥へ進めば進むほど床や壁の損傷は激しくなり...

ーそこら中の床に穴が開いていてまともに歩くのが難しい状態となっていた

城島「おぉ...穴だらけや...慎重にいかんとな... って...くぅ...ゆっくり歩くと...腹が...」

星の夢「最悪漏ラセバイイデスよ」

城島「そ、そんなことできるかぁ!! ...一応、これでも僕...アイドルやからな! こんなところでそんなこと...できるわけないやろ!」

星の夢「マァ、ソウデスね ・・・ッテオヤ、アソコの部屋ニWCノ文字が」

城島「ほんまか!? よし、それなら...さっそくその部屋の中に入るで!!」

ー城島は慎重かつ迅速にWCと書かれた小部屋の戸を開け...中に入って鍵をかけた...

ー小部屋の外にも、中で城島たちが話す声が響いている...

城島「うわぁ...ぼっとんかぁ...しゃあないな...昔のやつやし...」

星の夢「シャアナシデスヨ・・・ウン ・・尻の辺リの開口部を開イテオキマスね」

城島「しゃあなしって...元々はお前が悪いんやからな! ...排泄物の分解とかちゃんとやってほしいで! ...そしたらこんなところでこんなこ...とっ...んんっ...!」

星の夢「オォ、ヤワラカイデスね」

城島「いちいち実況すな! ...あぁ、最悪や...最近、気温の変化も...激しいしなぁ...うぅ...」
 ▼ 325 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/11 23:44:22 ID:mxDUqSiQ [6/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ー城島はしばらくの間トイレに籠って...しばらく呻いたのちに小部屋から出た

城島「はぁ...少しすっきりしたなぁ...」

星の夢「ワタシに眺メラレナガラ・・・スッキリシマシタネ」

城島「なんやろう...今日は僕が脱がされたり...こうなったり...酷い目にばかりあっとる気がするんやけど...」

星の夢「イツモノコトデスよ」

城島「いつものことって...お前なぁ...」

城島「...って...あぁ?」

ー城島はトイレの目の前で俯きながら立っていたグレイシアの姿に気が付いた

グレイシア「...」

城島「どうしたんや? グレイシア...何か見つかったんか?」

グレイシア「...る」

城島「なんや? はっきり言うてみぃや」

グレイシア「...出るの」

城島「なんや...トイレか... お前もトイレか? すまんな、だいぶ待たせて...」

ー城島がトイレを譲ろうとしたその時...

グレイシア「違うの...ッ!! 違うのぉぉぉぉぉッ!! ...出るの!! この屋敷...出るのよッ!! 私...この目で確かめたのよぉぉぉ!!」

ーグレイシアは城島の胸に飛び込んできた
 ▼ 326 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/11 23:45:21 ID:mxDUqSiQ [7/7] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
グレイシア「...ハァ...ハァ」

城島「ど、どうしたんや!? グレイシア!! 何が出るんや!?」

グレイシア「ゆ、ゆゆ...幽霊よ... 信じられないけど...本当にここにいるのッ!! ...大きな身体で...黄色くて透明な何かが...宙に浮いて...私を睨んで...「愚か者」だとか「逃がさない」だとか言ってて...」

城島「ゆ、幽霊!? ど、どういうことや...本当に...そんなのが...ここにいるんか!?」

グレイシア「いるわ!! 確かにこの屋敷にはいるのよッ!! ...奴が...幽霊が...恐ろしい...幽霊が... 私達のこと...恨んでた...勝手に入った...私...達の...こと...を...」パタンッ

ーグレイシアはまるで何かに取り憑かれたように取り乱し...そのまま糸が切れたかのようにプツンと気絶してしまった

城島「ほ、ほんまに...この屋敷は...幽霊屋敷なんか...!? ...ほ、ほんまにグレイシアのやつは...幽霊を...見てもうたのか...? ...い、一体...何が起きてるんや...?」

ー城島は足を震わせて今の状況に怯えていた...

城島「と、とにかく...フワンテたちにも...知らせんと...」


(今日は安価なしですがここまでです ...鉄塊の解釈...合っているだろうか)
 ▼ 327 タージャ@フォトアルバム 18/10/12 00:00:53 ID:APF.VcsQ [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
‥‥タ‥ メ‥‥ン ‥ル‥‥
 ▼ 328 ルンゲル@モンスターボール 18/10/12 22:42:15 ID:APF.VcsQ [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
液体状の金属で作られた体
体の大部分が液体状の金属で構成されていて、その形状はとても流動的。液状化した手足を使い、金属を侵食して体内に取り込むことができるぞ!

このための鉄の塊では?
 ▼ 329 ルズキン@パワーリスト 18/10/12 22:44:11 ID:d7b6GX1c NGネーム登録 NGID登録 報告
キュレム出たけどいつかチノと合体したりするのかな?
 ▼ 330 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/12 23:15:26 ID:D0Jo0K0. [1/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ーギシギシ...ギシギシ...

ー城島は腕に気絶したグレイシアを抱え...足元がおぼつかない足場を慎重に戻る...

城島「ハァ...ハァ...早く...伝えんと...」

ーギギギィ...

ーフワンテの下へ急ぐ城島であったが...彼は背筋に何か奇妙な寒さを感じていた

ー何か...冷たく恐ろしいものが迫るような寒さであった

城島「...ふぅ...ふぅ...な、なんや...この寒さ...せ、背筋が...凍っていく...みたいや...」

ーギィ...ギギィ...

ー一歩一歩前へ足を踏み出すと共にその寒さは強くなる...

城島「早く...行かんと...行かんと...あいつらに...このことを...」

ーギィ...ギィ...!!

ー城島は背中の異常な寒さに気が付き...恐る恐る後ろを振り返ってしまう...!

城島「あ...あぁ....あぁぁ!!」

「カエセ...カエセ...ワタシノコドモヲ...カエセ...!!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 ▼ 331 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/12 23:17:58 ID:D0Jo0K0. [2/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
城島の声「うわぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!」

( ゜×゜)「ッ!」

リーリエ「今の...城島さんの声です...!! 何かあったんでしょうか...!?」

(;・×・)「は、早く助けにいかないとフワ!!」

ーフワンテは部屋の扉を開けようとするが...

(;゜×゜)「と、とびらが...開かないフワ...ッ どんなに力を入れても...全然ビクともしないフワ!!」

リーリエ「それじゃあ...私達...この部屋に閉じ込められ...って...キャァァッ!!」

ーゴゴゴゴ...!!

ー突如、部屋の壁に掛けられていた肖像画や調理器具が動き出し...宙へ浮いてリーリエたちに襲いかかった!!

(・×・)「危ないフワッ!! ...な、何が起きてるんだフワ!? もしかして...ポルターガイスト...フワ!?」

ー間一髪宙に浮いた物をかわしたと思った瞬間...壁を突き抜け、黄色い影がフワンテたちの目の前に現れた

ー影は雷に似た尻尾を振りかざし、憤怒の形相でフワンテたちを睨み付け...しわがれた、怒りに満ちた声で叫ぶ

「ヤシキヲ...アラス...オロカモノドモ...イキテココカラ...ダスワケニハイカナイ...!! ワガウラミ...オモイシレ...!!」

ー部屋に備え付けられた物は全てガタガタと揺れ出し...暖炉は灯を消し...外に鉄格子がついた窓が割れ、床にガラスが飛び散った

ーもはや、部屋はあらゆるものが僅かにしか見えぬ暗闇となった
 ▼ 332 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/12 23:20:00 ID:D0Jo0K0. [3/3] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>328
(あー...メルタンかぁ... そこまで頭回らず瑞雲かと思って普通にホラー用に使っちゃいました...すみません...)

>>329
(果たして、チノクロムと出合うかどうか... いでんしのくさびはすでにプラズマ団が持っていますけど)


(;・×・)「フワワ...!! わ、私は屋敷を荒らすような気はなくて...その...」

「カエセ...カエセ!! ...ワタシノコドモヲカエセ...!! ナゼ...ナゼホウッテオカナカッタ!! ...カエセ!!」

ー黄色い影は話を聞く素振りを見せず、依然フワンテたちを睨みながらおぞましい声で叫んだ

ーそして、その叫びに共鳴するがごとく...部屋にある二つの鉄塊がけたたましい金属音を立てた

ー天井に吊された鉄塊を吊す鎖は一本一本と徐々に切れていく...

ーそして、壁に立てかけられた鉄塊はゆっくりとリーリエの頭を切り落とそうと宙へ浮いて動き出した...

「コロシテヤル...コロシテヤル...!! ミンナ...シンデシマエ!!」

ー影が叫ぶ

(;゜×゜)「や、ヤバいフワ...あ、あの二つの鉄塊が襲いかかってきたら...かわす暇もなく...死んじゃうフワ...」

「シネ...シネェ!! オロカモノ...ドモメ...!! ヤシキヲアラシ...ワタシノシアワセヲ...ウバイトルオロカモノメ!! シンデシマエ!!」

ーゴゴゴゴゴゴ...

ー二つの鉄塊が宙へ浮いてフワンテたちの命を狙う...

(;゜×゜)「フワワァァァァーーーーーーーーーーーーッ!!」

リーリエ「な、なんとかしないと... す、すぐに殺されちゃいます...!!」

(;゜×゜)「どうにか逃れないと...ど、どうすれば...!!」

ーポルターガイスト現象で浮かびだした巨大な包丁と戦闘機型の鉄塊...どちらも当たれば確実に即死だ...

ーこの状況...フワンテはどう回避する? →>>333


(今日はここまでです メルタンは雰囲気に合わないかと思ったので...とりあえず今はまた今度になるかもしれません... それと、安価の意図を理解出来ずすみません)
 ▼ 333 ランセル@ガオガエンZ 18/10/12 23:49:42 ID:WPz6ocjA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マッスルフワンテに変身
1スレ目で使ってからまだ変身使ってないよね?

あと安価のアレは普通に瑞雲だと思っちゃうししゃーない
 ▼ 334 プ・レヒレ@こおりのジュエル 18/10/13 13:11:26 ID:N6rkI3fY NGネーム登録 NGID登録 報告
ところで…このスレでうどん屋付和のストーリー考察や予想なんかを話しても大丈夫なのかな…?
下手するとストーリーのネタバレや勘違いにつながりかねないけど…
 ▼ 335 ニシズクモ@デンリュウナイト 18/10/13 13:23:40 ID:U5do.Zkk NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>334
そこらへんは適当にぼかしときゃ大丈夫じゃね?
ワイも上で伝説の食材について考察してたし
まあ、スレ主の判断次第だが
 ▼ 336 ミロップ@かなめいし 18/10/13 21:04:55 ID:7DFoX2eU NGネーム登録 NGID登録 報告
どうしてこうなった
尚、自分はメルタンや鉄のバイブだと思ってた模様
 ▼ 337 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/13 22:44:31 ID:4PDI80wA NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
(すみません...今日は更新できません... それと、考察は他の読者さんの迷惑にならない程度になら好きなだけしていいです ...むしろ、考察してくれとお願いしたいです)
 ▼ 338 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/14 22:16:18 ID:NvPY3ZRo [1/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
(;・×・)「こうなったら...アレを...やるしか...!!」

リーリエ「アレって...なんですか!?」

(;゜×゜)「昔やった...アレフワよ! アレを久しぶりに...フワァァァァァァァァ!!」

ーフワンテの手がむくむく...むくむくと膨らんでいき...

ー徐々に形を変えて人の胴体に似た組織を...作り出す...!!

  ```/ (・×・)<マッスルフワ...再び参上フワ!!
 _, ‐'´  \  / `ー、_
/ ' ̄`Y´ ̄`Y´ ̄`レ⌒ヽ
{ 、  ノ、    |  _,,ム,_ ノl
'い ヾ`ー~'´ ̄__っ八 ノ
\ヽ、   ー / ー  〉
  \`ヽ-‐'´ ̄`冖ー-/


リーリエ「フ、フワンテさんが...またマッチョに! すごいです! これなら...鉄の塊でも簡単に回避できますね!!」

マッスル(`・×・)「やってやるフワよ!!」

「ナニヲ...シヨウト...オロカナ...コトニハ...カワリハ...ナイ... ワガウラミ...オモイシレ...!!」

ー影がフワンテを睨み付け、叫ぶと宙へ浮いた鉄塊がフワンテ達の命を狙って飛び出した...!!

リーリエ「キャァァァァァァッ!!」

マッスル(`・×・)「ふわんぬぅぅぅぅぅぅぅーーーーッ!!」

ーゴゴゴゴゴゴ...!!

ーが、フワンテは鉄塊の勢いをその身体のパワーで受け止め...そのまま鉄塊を片手で掴んで影に向かって投げつけてしまった!!

マッスル(`・×・)「くらえフワッ!!」

「オ...ロ...カ...モ...ノ...メ...!! ムダダ...ムダナノダ... オロカモノメ!! ...オロカモノメェェェ!! カエセ...カエセ...ワタシノコドモヲ...カエセェェェェ!! 」

ー鉄塊を投げ飛ばされたはずの影は無傷で宙へ浮かび、雷型の尻尾を振り回して恨みの言葉を吐いた

ー投げ飛ばされた鉄塊は壁にぶつかってちいさな窪みを作った
 ▼ 339 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/14 22:22:51 ID:NvPY3ZRo [2/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マッスル(`・×・)「なんとでもいうがいいフワ!! 今の私ならどんな攻撃でも受け止めて...受け止めて...」

ーフワンテの背筋が寒気を感じる

マッスル(;・×・)「フ...フワ? なんだか...寒いような...何が起きているんだフワ...」

「イクラ...チカラガアロウト...ムダダ!! シンデ...シマエェェェェェ!!」

マッスル(゜×゜)「ぐっ...ふ、わぁ...かぁ...はぁ...」

ーギィ...ギギィ...ギチギチィ...

リーリエ「フ...フワンテさん!! ど、どうしたんですか!?」

マッスル(;゜×゜)「か、身体が締め上げられて...い、息ができない...フ...ワァ...」

ーマッスル化したフワンテの身体がギチギチと締め上げられていく...

「ツブレロ...ツブレロ...シンデ...シンデシマエ...!!」
 ▼ 340 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/14 22:25:29 ID:NvPY3ZRo [3/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
リーリエ「な、なんだか...私まで息が...く、苦しい...です...」

「クルシメ...クルシンデ...シネ...シネェェェェェ!!」

ー影の叫びと共に締め上げも激しくなってゆく...

リーリエ「か...かはぁ... く、苦しい...誰か...誰かぁ...!!」

マッスル(゜×゜)「な、なんとか...この...状況から...抜けださ...ないとフワ...ッ」

マッスル(;・×・)「...はっ!! 今なら...あそこから...ハァハァ...」

ーフワンテは肩をいからせ、扉に向かってタックルをしようとする...

「オマエハ...オマエダケハ...コイ...! コッチニ...コイ...!!」

ー影はフワンテの足を掴む!!

マッスル(゜×゜)「フワァァァァァッ!!」

リーリエ「フワ...ンテ...さん...ッ んあっ...かはっ...」

「コイ...コイ...!!」
 ▼ 341 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/14 22:31:22 ID:NvPY3ZRo [4/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
マッスル(゜×゜)(ひ、引っ張られるフワ...このままだと...引きずり...込まれる...フワ...!!)

マッスル(;・×・)(...待てよ、さっき投げた...鉄塊を使えば...扉を...!!)

ーフワンテは近くに落ちていた巨大な包丁型鉄塊を見つけた

マッスル(;・×・)(こいつを...使えば...ッ!!)

マッスル(;゜×゜)「フワォォォォォォォォーーーーーーーーーーーーーッ!!」

ーフワンテは締め上げられていく身体で息も絶え絶えになりながら、包丁型鉄塊を扉に投げつけた

ーバキィッ!!

ー圧倒的パワーで投げつけられた鉄塊は扉を完全に破壊した

マッスル(;・×・)「はぁ...はぁ...た、助かった...フワ...」

ー扉が破壊されたと同時に、部屋から影の姿が消え...フワンテたちを締め上げる感触もなくなった

リーリエ「な、なんとか...助かりましたね...」

マッスル(;・×・)「本当、ぎりぎりフワ...まだ解除までの時間はたっぷりあるはずなのに...もう身体がくたくたで...変身を...保てないフワ...」

ーフワンテの筋骨隆々の身体が萎み...普段のフワンテの姿に戻った

(;ー×ー)「フワァ...」

リーリエ「とにかく...この部屋も安全ではありませんね... 早く外へ逃げましょう...」
 ▼ 342 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/14 22:33:37 ID:NvPY3ZRo [5/5] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ーフワンテとリーリエは命からがら廊下へと逃げ出した

(;・×・)「なんとか逃げられたフワね...」

リーリエ「はい...そうですね、フワンテさん... すごく...怖かったです...えぐっ...えぐっ...」

ーリーリエは泣きながらフワンテに抱きついた

(;・×・)「リーリエちゃん...大丈夫...フワか? ...私も...怖かったフワよ...あれが...幽霊...フワろうか...」

リーリエ「うぅ... さっきの...城島さんの声...あれも...さっきの幽霊に襲われて出した声なのでしょうか...」

(;ー×ー)「そうかもしれないフワね... だとしたら、グレイシアさんも少し心配フワ... 2人とも単独行動をしてたフワし...もしかしたら2人とも襲われたのかも...」

リーリエ「えぇ...ッ!! じゃあ...もう...城島さんもグレイシアさんも...」

(;・×・)「い、生きてるって...思わないとダメフワ...信じてあげないと...!!」

リーリエ「そう...ですよね... でも、死んでいないとしても...大変なことになっているのは事実だと思います...だとしたら早く助けにいかないと...」

(;・×・)「そうフワね...でも、どこにいるかどうかわからないフワし...まず、この屋敷の扉にはみんな鍵がかかっていて...フワ?」

ー先程、扉に投げつけた結果扉を突き抜けて廊下の壁に刺さっていた包丁型の鉄塊...

ーそれの気になる点にフワンテは気が付いた

(;・×・)「...これは」

リーリエ「...なんですか? なにか見つけました!?」

(;・×・)「あの大きな包丁の裏に...張り紙がしてあったフワ...」

リーリエ「張り紙...ですか?」

(;・×・)「何が書いてあるか読むフワね..."私の名前はイチロウ この屋敷の主だ この手紙が読まれていると言うことは"彼女"たちがとうとう目覚めてしまったということだろう 出口を探す者たちよ まずはこの鍵を使って>>343室へ向かえ"...だってフワ」


(今日はここまでです 果たして、城島とグレイシアは無事なのか...あの白い影やミミッキュは何者なのか...そして、ハロウィンが近づいたために始めたこのホラー編がちゃんとハロウィンまでに完結するのか...? 乞うご期待!)
 ▼ 343 ディバ@こないれ 18/10/14 22:43:01 ID:PVgwr4ro [1/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
電設
 ▼ 344 ルネアス@ハスボーじょうろ 18/10/14 22:43:49 ID:PVgwr4ro [2/2] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
あ、ちょっと変更
「でんせつ」室
リーリエが伝説室と勘違いする
 ▼ 345 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/15 22:55:01 ID:MXB6IUBo [1/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
(;・×・)「何が書いてあるか読むフワね..."私の名前はイチロウ この屋敷の主だ この手紙が読まれていると言うことは"彼女"たちがとうとう目覚めてしまったということだろう 出口を探す者たちよ まずはこの鍵を使ってでんせつ室へ向かえ"...だってフワ」

リーリエ「でんせつ室...ですか? 鍵も一緒に貼り付けられていますけど...そんな部屋がこの屋敷にあるんですか...」

(・×・)「あるみたいフワね... ここを探索するのに寄っていったらこれから楽に探索できそうな部屋フワし...先に行きたいフワね」

リーリエ「そうですね... でんせつ室ってことは"伝説"に残る部屋...みたいな部屋でしょうし、凄いものがありそうですしね」

(;・×・)「えっ... いや、そのー...でんせつ室ってのは電気に関する...」

リーリエ「電気に関する...ってことは...伝説の電気ポケモンさんがその部屋にいるってことですか...! たしかに、それなら仲間になってくれたら頼もしいですね!」

(;ー×ー)「はぁ...」

リーリエ「...え? 違うんですか?」

(;・×・)「"電設"室ってのは...電気設備室の略で つまり、この屋敷の電気とかを管理する部屋...みたいな所フワ」

リーリエ「あっ...そっちのことですね... 確かに、屋敷に電気が通れば...電灯も灯るようになって探索が楽になりますし良さそうですね!」

(;・×・)「やっとわかってくれたフワか... まぁ、まずはこの暗闇をどうにかした方がいい...ってことフワかね」
 ▼ 346 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/15 22:55:21 ID:MXB6IUBo [2/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ーギィ...ギギィ...

ー全く何も見えぬ闇の中、フワンテとリーリエは震えながら軋む床の上を進む...

(;・×・)「小型コンロもグレイシアさんに渡しちゃったフワから...何も見えないフワね...」

リーリエ「何か明かりになる物が見つかればいいんですけど...」

「...か...けて...くれ...」

リーリエ「ひっ...い、今...誰かの声が...」ガタガタ

(;・×・)「な、何だフワ!? い、今の声は...」ガクブル

「誰か...助けてくれ...」

リーリエ「お、男の人の...声です...た、助けを求めているようです...」ビクビク

(;・×・)「こ、こここ...怖いフワ... も、もしかして...幽...」

「ぼ、僕はまだ死んでないで!! フワンテ! リーリエ!! そ、そこにいるんなら...助けてくれへんか!?」

(・×・)「...って 城島さんの声フワ!!」

リーリエ「えっ!? 城島さんですか!? ...それなら...早く助けにいきましょう!!」
 ▼ 347 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/15 22:59:39 ID:MXB6IUBo [3/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ー城島の声が聞こえる方向に向かうフワンテたち...

ー城島との距離が縮まるほどに遠くに二筋の光...城島の乳首から放たれていた光が大きく見えるようになる...

(;・×・)「城島さん!! 大丈夫フワ!?」

リーリエ「城島さぁん!! ...た、倒れてますけど...」

城島「あ、あぁ...起き上がれへんのや...起こしてくれ...」

(;・×・)「起き上がれないって...どうしたんだフワ?」

城島「あのな...星の夢のやつがあの変な影に出くわした瞬間"危険ヲ察知シタタメシャットダウンシマシタ 再起動ニハ再度電気入力ガ必要デス"とか言ってなぁ...そんでアーマーの中に閉じ込められて動けなくなってたんや...」

リーリエ「それは大変でしたね...」

城島「お陰で指一本も動かせへん... 下手したらこのまんま死ぬんちゃうかと思ったで...」

(・×・)「身動きできないのは辛いフワね... 早めに星の夢さんを起こさないといけなさそうフワね... ところで、グレイシアさんは...一緒に出てったみたいフワけど...どこにいるかわかるフワか?」

城島「あぁ、それがなぁ... トイレ出たら目の前に急に現れてな... 取り乱して気絶したかと思えば...急に変な影が現れてあいつをどこかへ攫っていったんや... 星の夢のせいで身動きがとれんくて...助けられへんかった...」

リーリエ「そう...ですか...」

(・×・)「どこかに攫っていった...フワか... そういえば私も襲われたとき足を掴まれたような...」

城島「えぇっ!? じゃあ...お前らもあの変な影に襲われたんか!?」

リーリエ「はい... 実際、怖かったですし...殺されるかと思いました...」

城島「はぁ...お前らもかぁ... それじゃあ、あいつはやっぱり... ふぅ...とにかく、なんとかしてグレイシアのやつを見つけて...それからこの屋敷の出口を探さんとな...」

(・×・)「それなら、さっき イチロウってポケモンの書き置きで出口を探すならまずは電設室へ向かえ...って書かれてたフワけど...」

城島「電設室...!? それなら、星の夢にも電気を分け与えられそうな設備がありそうや! ...なにはともかくまずはそこに向かわんとな! 僕も一緒に行くで!! ...身動きとれへんからちゃんと運んでってほしいで」
 ▼ 348 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/15 23:02:49 ID:MXB6IUBo [4/4] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
(・×・)「よいしょ...よいしょ...」

リーリエ「んしょ...っと...」

ーフワンテとリーリエは力を合わせて城島を運んでいる...

城島「すまんなぁ...動けへんから...運んで貰っちゃって...」

リーリエ「別に大丈夫です! ...それに、明かりがあるのは凄くいいですし!」

(;・×・)「光ってるのが乳首...ってのがアレフワけどね」

城島「あぁ...確かに少し恥ずかしいなぁ... 星の夢がシャットダウンしてもこの機能だけはまともに動くみたいや」

リーリエ「本当、暗いのは危険ですし怖いし...明かりがあるってのはいいですね...」

ーリーリエは城島の光る乳首で廊下を照らす...

リーリエ「この辺りには...色んな絵が飾られていますね... さっきのライチュウさんの絵が一番多いですが、他にも人の顔やポケモンの顔...それと風景画とか色んな絵が飾ってあります」

(;・×・)「でも、なんでフワろうか...ここに飾ってある肖像が...みんな目線がこちらを向いているような...」

城島「あぁ、確かに...なんだか睨み付けられてるようや...不気味やで...」

リーリエ「言われてみれば...確かに...うぅ...怖いです...」

(・×・)「さっきの幽霊の怨念...フワろうか... なんだか、怖いフワし...早く先に抜けようフワ...」

リーリエ「そうですね、それじゃあ早く電設室を...って...あれ?」

(・×・)「どうしたフワ? リーリエちゃん」

リーリエ「後ろを振り向いたら...壁際に>>349の石像が立っていたのですが... こんな石像...さっき見たときはありましたっけ...?」

(今日はここまでです)
 ▼ 349 リーン@デルダマ 18/10/15 23:06:06 ID:iiccD1R2 NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
完全に(・×・)と瓜二つなフワンテ
 ▼ 350 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/17 00:05:43 ID:PKw2elj6 [1/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
(遅れてすみません...)


リーリエ「後ろを振り向いたら...壁際にフワンテさんにそっくりな石像が立っていたのですが... こんな石像...さっき見たときはありましたっけ...?」

(・×・)「私にそっくりって? ...あっ、本当フワ...本当に私そっくりな石像フワ...なんだか、不思議フワ...」

リーリエ「この石像...急に現れましたけど...一体どういうことなんでしょうか... フワンテさんに似てるのも気になりますし...」

城島「ただ気が付かんかっただけやないか? ...そんな、石像が急に現れるわけあらへんで ...フワンテに似てるっちゅうのは不思議やけどなぁ」

リーリエ「そう...ですか? じゃあ、先に行きましょう...」

「...」

ーゴゴ...ゴゴ...

ー石と木が擦れるような音が背後から聞こえた

リーリエ「...ッ」クルッ

(・×・)「リーリエちゃん、どうしたフワ? 急に後ろ振り返って...」

リーリエ「いえ...なんか今、後ろで変な音が聞こえた気がして...」

城島「気のせいや、たぶん気のせいやで ...怖がりすぎて気が滅入って幻聴が聞こえただけや ...心配しないで先へ

リーリエ「そう...なんですかね... やっぱり、本当に聞こえたような...」
 ▼ 351 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/17 00:06:43 ID:PKw2elj6 [2/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ーギィ...ギギィ...

ー軋む廊下を一歩一歩歩むフワンテ達...

リーリエ「...」ピタッ

(・×・)「何フワ? リーリエちゃん、また何かあったフワか?」

リーリエ「い、今...背後に何か気配が...」

城島「はぁ、怖いのはわかるけど... 怖がりすぎたりするのはアカンで そうなるとさっきみたいに幻聴が聞こえたりいない存在の気配を感じたりするんや」

リーリエ「そうですか...やっぱり私が怖がりなだけ...でしょうか...」

ー...ゴゴゴ...ゴゴ...

リーリエ「ッ!? い、います! 背後に誰か...!!」クルッ

ーリーリエは背後を振り向く!!

フワンテの石像「...」ゴゴゴ...

ー石像はリーリエの丁度背後に立ち...今にも襲いかかろうとしている体勢で止まっていた

リーリエ「キャッ...キャァァァァァーーーーッ!! せ、せせせ石像が...動いてますッ!!」

ーそう、フワンテの石像は...邪悪な力により動き...リーリエ達に襲いかかろうと迫ってきていたのだった
 ▼ 352 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/17 00:07:09 ID:PKw2elj6 [3/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ーリーリエの声を聞いてフワンテと城島も背後を振り返る...!

(;゜×゜)「せ、石像まで動くのフワか...!?」

城島「こ、これは...気のせいやない!! と、とにかく...逃げんと!!」

リーリエ「に、逃げましょう!! 早くここから逃げないと...あの石像に襲われますッ!!」

ーフワンテたちは急いで振り返るのを止め、その場を離れようと必死で逃げようとした

フワンテの石像「...」ゴゴゴ...

ー先程まで無表情で壁際に立っていたはずの石像は...今ではフワンテたちの背後でニタァ...と邪な笑みを浮べていた

ーゴゴゴ...ゴゴゴ...!!

ーフワンテたちが目線を逸らした瞬間、静止していた石像は再び足を床に擦らせてゆっくりとフワンテたちの後をつけていった...
 ▼ 353 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/17 00:08:27 ID:PKw2elj6 [4/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ータッタッタッタッ...!

ー真っ暗闇の廊下を後ろを振り返らず必死に駆けるフワンテたち...

ーギギギィ...ギギィ...

ー走るたびに年季の入った床が軋んで大きな音を立てる...

リーリエ「ハァハァ...ひっ...ひぃぃ...!」

ーゴゴゴ...ゴゴゴゴ...!!

ー遠くから聞こえる石の擦れる音のペースは段々と速くなる...!

城島「せ、石像の動きが...段々早くなってきとるで!! ...もっと早く走らんと...襲われてまうで!!」

(;゜×゜)「ひぃ...ひぃ... これ以上早く飛べってフワか!? こんな風がない所じゃ厳しいフワよ!!」

ーゴゴ...ッ ゴゴゴゴ...!! ゴゴゴ...!!

ー石の擦れる音が大きくなり...そして、聞こえる音が増えた

リーリエ「な、なんだか...音が二重...いや、三重に聞こえます...まさか!!」

ーリーリエは後ろを振り返る...

フワンテの石像「...」ゴゴ...

リーリエの石像「...」ズリ...

城島の石像「...」ズザァ...

リーリエ「せ、石像が...石像が増えてます!!」

城島「えぇっ!? ほ、ほんまや! リーリエと僕の...裸の石像も...動いてこちらに迫ってきとる!!」

(;゜×゜)「ど、どうして私達の姿を...それに、なんで追いかけてきてるんだフワ!!」

城島「まさか...これもあの変な影の仕業なんか!? 僕らを...殺すためにあぁやって石像を動かしている...っちゅうことなんか!? 3体の石像に追いかけられるって...この状況、どないすればええんや!!」
 ▼ 354 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/17 00:10:33 ID:PKw2elj6 [5/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
フワンテの石像「...」

リーリエの石像「...」

城島の石像「...」

ー石像たちは皆、邪悪な笑みを浮べてピクリとも動かずにたたずんでいる...

リーリエ「で、でも...あの石像たちはみんな... 私達が目線を合わしたら...動かなくなるようです...」

城島「そ、そうか...そうなんか...じゃあ、あの石像をずっと見つめてたら安全...」

(;・×・)「い、いや...そうじゃないフワ!! ...この先...さっきまで逃げていた方向には...床に大きな穴が開いてて...先に進めないフワよ!」

リーリエ「えっ...えぇっ!? ...ま、周りの部屋の扉も開きませんし...それに、さっきまで歩いてきた道は...あの石像達に塞がれちゃいました...!」

城島「ど、どうするんや!? 前門の穴後門の石像や!! ...逃げ場があらへん!!」

ーフワンテたちは話し合うために石像から目をそらしてしまった

フワンテの石像「...ッ」ゴゴッ...

ー石像達はそれに気が付いてフワンテたちに迫る...!

(;・×・)「フワァ!? ...あ、危ないフワ!! せ、石像がまた動いたフワ...!!」クルッ

リーリエ「さ、更に距離を詰められました...」

城島「この穴...底が見えへんぐらい深い穴や...落ちたら即死は確定...かといって石像の方も僕らを殺す射程圏に入った...ってところか... 目の前におるからなぁ」

(;・×・)「も、もう身動きが取れないフワ...だ、誰かどうにかしてくれフワーーーッ!!」

???「うん! あたいが...どうにかしてあげるよ!!」

リーリエ「そ、その声は...!」

城島「ミミッキュ...!? さっきいなくなったかと思ったが...お前、ここにおったんか!?」

ー穴の向こう岸からミミッキュの声が聞こえる...

ミミッキュの声「えへへ... くわしいはなしはあとでする! とにかく、いまはこちらをふりむかないで! あたいが>>355してそこからたすけて...こっちにつれてきてあげるから!」


(今日はここまでです)
 ▼ 355 ォッコ@ボーマンダナイト 18/10/17 02:46:05 ID:bYhg8Z4A NGネーム登録 NGID登録 [s] 報告
フレンズころがり
 ▼ 356 ガギャラドス@いでんしのくさび 18/10/17 13:42:37 ID:2f8sbLrE NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ミミッキュちゃんキター!
また会えて嬉しいなぁ… うへへへ…
パンツの色はなーに?(ピラッ
 ▼ 357 ョロボン@ゲンガナイト 18/10/17 21:39:32 ID:Gepk1Fe. NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>356
安 ら か に 眠 れ
 ▼ 358 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/17 22:34:18 ID:PKw2elj6 [6/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
>>356
(Rest In Peace...)


ミミッキュの声「えへへ... くわしいはなしはあとでする! とにかく、いまはこちらをふりむかないで! あたいがフレンズころがりしてそこからたすけて...こっちにつれてきてあげるから!」

城島「えっ...フレンズころがり!? それってなんや!? ちょっ...おま...!!」

ーミミッキュはは高く飛び上がって城島達のいる岸へ渡ってきた

ミミッキュ「へへへ...!」

(;・×・)「な、なんで来ちゃったんだフワ!! こ、こっちに来たら石像に...」

ーガシッ

ーミミッキュは黒い手でフワンテの片足(?)を掴んだ

(゜×゜)「フワワーッ!! な、何するんだフワ-!!」

ミミッキュ「そのまま、おんなのこのあしをつかんで! ねぇねぇ、はやく!」

リーリエ「えっ...ど、どうして私の足を...掴まなくちゃ...」

ミミッキュ「いいから! はやくはやく! ...んで、つかまれたらおんなのこがおじさんのあしをつかんで!」

城島「ちょっ...またおじさんかいな!!」

リーリエ「ミミッキュさんがフワンテさんの足を掴んで...フワンテさんが私の足を掴んで...それで私が城島さんの...あっ! やりたいことがわかりました!!」

(;・×・)「えっ!? ど、どういうことフワ!?」

リーリエ「だから、とにかくフワンテさんは私の足を掴んで...城島さんはミミッキュさんの足を掴んでください!! それで...全員で輪のようになるはずです!」

(;・×・)「わ、わかったフワ...」ガシッ

城島「な、何を言いたいのかわからへんけど... お、おぉ...」ガシッ

ーフワンテはリーリエ、城島はミミッキュの足を掴んだ

ーそして、全員はじごくぐるまの体勢に似た状態でつかみ合って4人で一つの輪となった
 ▼ 359 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/17 22:59:18 ID:PKw2elj6 [7/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
城島(...掴むとき、少しミミッキュの中身見てもうた... あかん、死ぬかもしれん...)

リーリエ「城島さん? どうかしました?」

城島「あ、あぁ...なんでもあらへん...」

城島(でもなんやろう、普通のミミッキュとはなんつうか色々と雰囲気が違かったような...)

ミミッキュ「よーし、じゃあ...このままいくよー! フレンズー...ころがりー!」

ーミミッキュは少し傾斜のある方向へ身体を動かし...4人の輪が転がり始めた...!

(;@×@)「フワ~! 目が回るフワ~!」

城島「うわぁぁぁぁぁ!! き、気持ち悪く...なるぅ...」

リーリエ「うぅ... それに...この先って...穴が...!」

(;゜×゜)「あ...穴ッ!? よ、よく考えたらそうフワ!! このままだと...穴に落ちちゃうフワーッ!!」

ミミッキュ「フレンズ...ごーごー!」

ーゴロゴロ...

ー4人の輪は止まらないでグルグルと転がり続けている...

リーリエ「き、危険です!! と、止まって...止まってくださーい!!」

(;@×@)「フワワ~!! 死んじゃうフワ~!!」

ミミッキュ「だいじょうぶだよ!! このまま...いっくよー!!」

ーミミッキュは4人の輪を少し上り坂になっている所に乗り上げさせ...ジャンプさせた...!

(;@×@)「フワァァァァァァァァッ!?」

ミミッキュ「さわぐと...おちちゃうよ!! えーい!!」

ーそして、そのまま4人は穴を飛び越えた...!!

城島「ウワァァァァァーーーーッ!?」
 ▼ 360 どん屋フワ◆03cxcuqAnk 18/10/17 22:59:40 ID:PKw2elj6 [8/8] NGネーム登録 NGID登録 wf 報告
ードスンッ!

ーサスペンションのような動きで衝撃を吸収してから向こう岸へたどり着いた

ミミッキュ「ふぅー...おつかれさまー もとにもどっていいよー」

リーリエ「ちょっと怖かったですし...気持ち悪くなっちゃいましたけど...少し楽しかったですね...えへ!」

(;・×・)「この状況で普通に楽しめるのフワ...!?」

フワンテの石像「...」キョロキョロ

ー向こう岸に取り残された石像達は辺りを見渡して慌てている...

リーリエ「さすがに穴は飛び越えられないようですね...一先ず一安心です...」

(;・×・)「すごい飛び越え方だったフワね...」

ミミッキュ「うん、なんかでこういうのみてね...それでね、みんなでつかんでね、まわってるのみてね、かっこういいとおもってね...だからやった!」

城島「僕にとってはかなりキツかったなぁ...あぁ、まだ腰が痛いで...」

(;・×・)「大変だったフワね...」
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