神戸大教員が「入試問題漏えい疑惑」を告発――出題内容確定後に研究室の生徒限定で行われた“特別講義”を複数が目撃、匿名投書も「身内だけ調査」で幕引き
神戸大学教員であることを示す名刺を手にするA氏(2017年1月撮影)。実名での告発はできないとのこと。日本の大学組織における風通しの悪さ、息苦しい村社会的な閉鎖性がうかがい知れる。 |
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- 伝統ある国立大学に浮上した「入試問題ろう洩疑惑」
- 「あの講義を受けていれば入試で有利に」と複数の関係者
- 神戸大学の見解を徹底検証
- 検証①:「入試指導ではなく研究指導」という主張
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疑惑の的となった平成28年度入試の問題
広報担当者と工学研究課長は、神戸大学本部で取材に応じた
騒動の舞台となった工学研究科の建物
内部調査は、入試を担当する研究科に丸投げされた(画像は研究科HP)
工学研究科の建物の内部。誰も注意できない環境とは異様としかいいようがない
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RT @masa_mynews: 内部の窓口=握りつぶすための窓口になってるから。大学は特に終わってる/当該研究科に丸投げしたもので第三者はおらず記者の心証はクロ。漏洩はなかったことにしたい「身内」だけで幕引きを図った構図だ。 https://t.co/ERyMoBZtCU…
RT @masa_mynews: 内部の窓口=握りつぶすための窓口になってるから。大学は特に終わってる/当該研究科に丸投げしたもので第三者はおらず記者の心証はクロ。漏洩はなかったことにしたい「身内」だけで幕引きを図った構図だ。 https://t.co/ERyMoBZtCU…
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読者コメント
学部入試に比べ大学院入試はあらゆる面(入試問題の作成と点検、管理や実施体制、採点体制など)でかなり酷い場合が多い。教授であれば、ある手法を使えば漏洩は簡単にできるので、成績のかなり悪い学生を合格させることも容易くできてしまう。おそらく、この学科ではこの記事がでた後も漏洩が続いていると思う。この記事がでて、組織的に疑惑が否定されたので、禊ぎも終わり、ますますやり易くなったから。
某地国、工学研究科二次試験の構造工学院試問題を恩師が作ったときも我々
(当時の院生)の居る研究室内のパソコン上で作っていたから、見ようと思えば誰でも見られる状態だった。その場に居た私に「漏らしちゃだめだぞ」と言いながら作っていた。
大学や学歴についていろいろな意見を見掛けるけど、「東大生はバカになったか」(立花隆)を読んでみることを薦めたい。官僚主義、法律職編重主義の問題点も書かれていて理解が深まるでしょう。キャリア官僚たちが本当に優秀で国民のことを第一に想っいているなら、省庁の設置法から創り直して”何よりも省益を優先する慣習や評価”を改善しているじゃないかと思う。
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