松山市で土砂崩れ 住民3人と連絡とれず消防や警察が捜索

12日朝、松山市で土砂崩れが発生して、複数の住宅やマンションに土砂が流れ込みました。土砂に巻き込まれた住宅に住んでいたとみられる3人と連絡が取れなくなっているということで、消防や警察が現場で捜索に当たっています。

松山市消防局によりますと12日午前4時前、松山市緑町で、頂上に松山城がある山の斜面が幅50メートル、高さ100メートルにわたって崩れ落ち、複数の住宅やマンションに土砂が流れ込みました。
現場では木造2階建ての住宅に住んでいたとみられる3人と連絡が取れなくなっているということで消防や警察が捜索に当たっています。
さらに一時、ガス漏れに関する通報も相次いだため、周辺世帯へのガスの供給を停止し詳しく調べています。
土砂崩れを受けて、松山市は、周辺の清水地区の1万3226世帯、2万2062人に「緊急安全確保」を出しました。
警戒レベルが最も高いレベル5で、近くの建物や自宅の2階以上、斜面から離れた場所など周囲の状況を確認し、少しでも安全な場所で命が助かる可能性の高い行動を取るよう呼びかけています。
松山市では、10日の降り始めから12日朝8時までの雨量が平年の1か月分に相当する213ミリとなっています。
現場は、松山城のふもとにある住宅やマンションが建ち並ぶ地域です。

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