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ユーザーアカウント制御(UAC)
Windows11ではセキュリティを高めるため、プログラムをユーザーが意図せず起動できないようにする仕組み、ユーザーアカウント制御(UAC)が備わっています。ショートカットアイコンに盾マークがついているものが、ユーザーアカウント制御対象のアプリです。
アプリを起動するたびに毎回確認が求められて、やや邪魔ですね。
例えば毎日起動するアプリで改変の影響が考えにくいものについては、ユーザーアカウント制御の例外に設定してしまうのもありだと思います。
ユーザーアカウント制御を外す方法
下記手順で少し手間をかけて設定を作成することで、任意のアプリについてユーザーアカウント制御の例外として、無効にして扱うことが可能です。
手順1.管理者としてこのプログラムを実行する
まず、UACを外したいプログラムの起動時に「管理者として実行」するように設定する必要があります。
デフォルトで設定されている場合もありますが、とりあえず確認をします。
プログラムのある場所がわからない場合、ショートカットを右クリックして「ファイルの場所を開く」をクリックすれば、プログラムのあるフォルダを開くことが可能です。
フォルダを開くとプログラムを選択された状態になっているので、そのまま右クリックし「プロパティ」をクリックします。
「互換性」 タブを選択、「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェックが入っていなければチェックし、OKボタンをクリックします。
チェックが入れる、または最初からチェックされている場合は手順2を実施します。
手順2.タスクの作成
デスクトップ等にある該当プログラムのショートカットのプロパティを開き、「リンク先」をコピーします。キーボードで「Windowsキー+R」 を押し「ファイル名を指定して実行」を開きます。
名前(O):に「taskschd.msc」を入力し、OKボタンをクリックしてタスクスケジューラを起動します。
タスクスケジューラが起動したら、ウインドウ右側の操作内にある「タスクの作成」をクリックします。
「操作」タブをクリックし、「新規」ボタンをクリックします
参照ボタン左の項目を選択し、先ほどコピーしたショートカットのプロパティの「リンク先」を貼り付けます。
「開始(オプション)」の項目は、ショートカットのプロパティの「作業フォルダー(S):」の項目となりますので、同様にコピペで張り付けます。
OKボタンをクリックします。
「全般」タブに戻り、名前に任意の名称を付け(ここではTESTとして設定)、「最上位の特権で実行する」にチェックを入れます。
OKボタンをクリックします。
リンク先の変更内容は以下の通りです。
C:\Windows\system32\schtasks.exe /run /tn TEST
最後のTESTについては、先ほどタスクの作成で任意の名称をつけたものを設定します。
これでユーザーアカウント制御を例外に設定することが出来ました。
この操作によりショートカットのアイコンがタスクスケジューラ(schtasks)のものに変わります。
「全般」タブに戻り、名前に任意の名称を付け(ここではTESTとして設定)、「最上位の特権で実行する」にチェックを入れます。
OKボタンをクリックします。
手順3.ショートカットの書き換え
先ほどのショートカットのプロパティで「リンク先」の項目を以下のように書き換えを行い、「実行時の大きさ」を最小化に変更します。リンク先の変更内容は以下の通りです。
C:\Windows\system32\schtasks.exe /run /tn TEST
最後のTESTについては、先ほどタスクの作成で任意の名称をつけたものを設定します。
これでユーザーアカウント制御を例外に設定することが出来ました。
この操作によりショートカットのアイコンがタスクスケジューラ(schtasks)のものに変わります。
アイコンを元に戻したい場合はショートカットのプロパティから「アイコンの変更」を選択し、元のプログラムを選び、アイコンを変更を行います。
試してみたところ最後の 手順3.ショートカットの書き換え で、OKを押すとパスワードの入力画面が出てパスワードを入力後、「タスクスケジューラでタスクを作成できません。ユーザーアカウントが不明であるか、パスワードが正しくないか、またはユーザーアカウントにこのタスクを作成するアクセス許可がありません。」と出てしまいます。
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